アラビア語はちっとも進歩しませんが、いまだに面白くて飽きません
今年は3月半ばからのCovid-19シャットダウンで2カ月コースが無かったので、いつもは6月で終わるコースが7月末まで延長され7月25日に終了式がありました。
10窓になってから、まだ色々不明点も多く、ピンボケ写真の修整をしていないので、本当にピンボケのままです
会場は
アフリカ・アジア研究所(AAI)にあるカフェです。
皆マスクをしていませんが、通りに面した大きなガラス窓やドアが開放されており、準屋外だからだと思います。
主催者の挨拶
後ろの壁の世界地図、よくあるヨーロッパ中心の世界地図と違い、太平洋が真ん中にあります。
ヨーロッパ中心主義だと日本は「極東」にあると言われますが、この地図だと極東は南北アメリカ大陸です。
相変わらずキンドル中毒が続いています。更新が1日遅れたのも、そのせいです
今読んでいるのは下の本です。
私の大好きな作家
ラフィク・シャミ初のミステリ小説です。
「枢機卿の秘密のミッション」というタイトルで、バチカンの枢機卿がシリアで殺され、シリアのキリスト教徒のバルーディ刑事が、ローマから派遣されたマンチーニ刑事とともに犯人(あるいは犯罪組織)を追求する物語です。
中心人物の刑事さんも紋切型ではなく、独裁政権の秘密警察に加え、キリスト教もカトリックばかりでなくシリア正教その他色々、イスラム教もスンニ派、シーア派、アラウィー派など、それにイスラム原理主義のテロリストやイタリアのマフィア等々、複雑な要素が絡んで、面白いです。まだ前半を読んでいるところなので、何とか我慢して中断し、これを書き終わったらドーッと読む予定です
ラフィク・シャミの日本語訳、色々出ているんですね
どの本も面白いのでお勧めです。特に「
夜の語り部」は傑作だと思いますが、ひょっとして絶版
ラフィク・シャミの本は、どれでも面白いです。
ペンネームのラフィクは「同伴者」「友」などの意味があり、「シャミ」はダマスカス(あるいはダマスカスを中心とする地域)を意味します。
ダマスカスの同伴者(あるいは友)という意味ですね。
本に出てくるのは行ったことのある土地だったり、知っている歴史的な人名なども多く、イメージが彷彿として懐かしくなります。
それだけに、終わらない内戦は悲しいです