今さら紹介する必要の全くない
IwagoCats
最近、イタリアの友達に「
ブルース・キャット」を送りました。
手持ちの岩合写真集の中で一番文章が少なく
しかも世界各国の猫さんが登場、イタリアの方々もいらっしゃいます。
彼女も猫好きで、毎日、猫さんの気持ち想像しながら、ひとりひとりの猫さんをじっと見つめているそうです
世界には「のら猫」さんのいる国といない国があります。まあ、大雑把に言えば大半の国々が「いる国」だろうと思います。
「いない国」というより「都市部で、ひとり歩きの猫さんを見かけない国」は、西ヨーロッパのゲルマン系言語諸国でしょう。
西ヨーロッパでもラテン系言語諸国では「のら猫」さんに出会う機会が多いと思います。
ヴェネチアでは猫さんに出会うのが普通で、まだテレビを持っていた頃「ヴェネチアの猫」というドキュメンタリーを見ました。
このドキュメンタリーの最後の「感謝の言葉」のところで「ヴェネチアの多くの猫さんたち」とあったのが印象的でした。
犬さんの場合は
狂犬病予防のため「のら犬」対策が早くから行き届いていますが、猫さんの場合、古い時代には世界的に「猫は家を出入りするもの」として扱われていたと思います。
今でも「出入りするもの」「人間の周辺で暮らしているもの」という意識が一般的なところでは「外暮らし」の猫さんが多いでしょう。
人間のほうで「猫って、そういうもんだよ」と考え、ヒトと猫さんが「共存」しているところも多いように思います。
ギリシャの島々の猫さんは「共存猫」さんで、写真家のモデルとしても活躍しているようです。
こんな記事がありました
ゲルマン系言語諸国の都市で外歩きの猫さんを見かけることはありません。でも「のら猫」さんは例外的に存在するようで、保護団体が引き取って里親を見つけたり、アニマルホーム(「アニマルファーム」ではない!)で暮らしたり。
保護団体では、犬猫さんのほか、ペットとなる小動物も保護しています。
世界的に「のら猫の統計」などというものは存在しません。
外暮らしの猫さんたちに「自己申告を義務付ける」なんて不可能です
ウィーンの場合は市のHPに猫さんを飼う場合の心得が紹介されています。
その筆頭に挙げられているのが「外に出る猫は避妊・去勢手術をすること」で、その次が「転落事故を防ぐためバルコニーや窓に安全措置をすること」です。
多分、繁殖用でない室内猫さんも避妊・去勢手術する場合が一般的だと思います。
このHPでは猫さんを3カテゴリーに分けています。
家猫さん:完全に室内で暮らす猫さん
自由出入り猫さん:マイホームがあって外出もする猫さん(郊外や農村部に多い)
のら猫さん:マイホームのない猫さん
ウィーン市のHPによると、2018年から、全ての繁殖用の猫さんにマイクロチップをつけ、ペット・データバンクに登録することが義務付けられています。
繁殖用でない場合にも、マイクロチップ装着とデータバンクへの登録を奨励しています。
そのHPの猫さんページ
マイクロチップ埋め込みの動画もあり、注射のように、すぐ終わります。
オーストリアの場合、2010年に制定された法律では、
住宅の賃貸契約で
「ペットを禁止すること」が禁止されていますが、それが100%実行されているかどうかはわかりません。