地下室に放り込んである本を少しは片付けようとしたら、古いドイツの雑誌を見つけました。
この号はウィンク猫さんに惚れ込んで買ったのです
もちろん「動物は何を考えているのか」という特集記事にも興味がありました。
eBayで今でも売っています
その記事の最初のページ
同じような内容の特集記事というのは、どこの国の雑誌にも良くあると思います。
この記事には、ワンニャンのほか色々な動物が取り上げられていますが
「動物が考えている」と学者が判断する基準は次の3点だそうです。
1)一定の目標を持っている
2)事態を把握している
3)遺伝子的に受け継がれたパターンでなく、事態の変化に対する柔軟性がある
遊んでもらう、オヤツをもらう、などの目標のため、猫さん犬さんが
あの手この手を繰り出す姿は、どこでも良く見かける場面だと思います
GEOのホームページ(ドイツ語)
これはNZZ(新チューリヒ新聞)7月8日の記事
「犬には良心があるか?」というタイトルです。
ある学者は、複数の犬に対し、次のような実験をしました。
愛犬の目の前に犬用クッキーを置いて「おあずけ」を命じた後、飼い主に姿を消してもらう。
飼い主の姿が見えなくなるとすぐ、実験者がクッキーを食べるよう誘惑する。
いくつかの場合には、クッキーを隠してしまう。
戻ってきた飼い主に実験者が結果を報告する(時にはウソの報告をする)。
犬が一番「申し訳ない」という態度を示したのは
「意地悪な」実験者にクッキーを隠された場合だったそうです。
他方、飼い主が不在の間にクッキーを食べてしまったにもかかわらず
実験者のトリックで、飼い主に褒められた犬は、全く陽気にしていたそうな。
ここから、この学者は「良心の呵責を示しているように見えるのは
単に飼い主を怖がっているだけで、犬には良心は無い」と結論しています。
そうかなあ?良心が無かったら怖がりもしないはずなんだけど?
この学者自身「犬が責任を感じることもあり得る」と言ってます。
やっぱり、あるんじゃないかな