みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

水上走者

2020-06-29 | ことば

水上走者って、どんな競技の選手

アメンボのドイツ語がWasserlaeufer(文字化け防止でウムラウトなし)で
これを直訳すると水上走者なのです(発音は「ヴァッサーロイファー」)
もっと簡単に訳せば「みずはしり」ですが、日本の古い氏族「みずはい」家と混同しそう

さて、アメンボさんに戻って・・・

そのアメンボさんを撮影した秀逸な写真をドイツ語Wikiで見つけました





一見1匹に見えますが、交尾中の2匹です(写真の説明文で初めて分かりました)。
アメンボさんの肢で水面に歪みができ、そのため水底に影が映っています。



キリストさんも水の上を歩いたと福音書に伝えられています Jesus walking on water

ブーシェの描いた水面を歩くキリスト





      


Sars-CoV-2によるCovid-19危機は、まだまだ続いています


普段ならヨーロッパからのバカンス客でいっぱいになるトルコの海水浴場
地元の人たちが来ているだけ。




病気に加えて、経済危機も大きな問題になっていますね。
観光業を主要財源とする国やリゾート地は世界中どこでも危機です

エボラ騒ぎのときは「ヨーロッパで数人死者が出れば、すぐに薬が開発される」などというシニカルな発言がありましたが、今は全世界的問題なので、猛烈なワクチン開発競争になっているようです。
早く安全・安価なワクチンが登場しますように


日本経済新聞の記事






地球の宝石

2020-06-26 | おきにいり
ネット検索中に発見した素晴らしくファッショナブルで玩具みたいなカエルさん






まるで誰かが絵の具で模様を描いたような姿ですが、これも大自然が生み出した芸術作品

日本語ではアカメアマガエルです。
ドイツ語Wiki英語Wikiにステキな写真があります
「木の妖精」と呼ばれるのも頷けますね

両生類は、地質時代古生代に初めて陸上生活を試みたパイオニアたちの子孫です。

しかし、爬虫類の方々同様、両生類一族の多くがレッドリストに載っています

こんなステキな「地球の宝石」とも言うべき方々が、これからも生きていける環境を護らなければいけませんね



      


Sars-CoV-2によるCovid-19パンデミックで飲食店は2ヵ月以上臨時休業し、経済的に困難な状態にあります。このためウィーン市では、市内の全世帯に25ユーロ(約3000円)のクーポンを送付しました。つまり、ウィーン市の招待で市民が飲食店へ行けるということですね。

これより前、Covid-19流行の最盛期には、特に危険とされる70才以上の市民にウィーン市からタクシー券が送付されました。「どうしても外出しなければならないときは、感染可能性の高い公共交通機関ではなく、このタクシー券でタクシーを利用してください」という主旨でした。

マスクを市民に送付というのはありませんでしたし、これからもないでしょう。マスクの買占めとか価格高騰とかいう現象は全くないからです。

マスク着用も大幅に緩和されましたが、慎重な人たちは今も着用しています。私もお店に入るときは今もマスクしています


24日付NZZにはインドがCovid-19で危機にあるという大きな記事が載りました。それはチフス、結核、狂犬病、マラリア、肝炎、脳炎などの病気が日常茶飯事なので、こうした病気の患者が追加的にCovid-19に感染する確率が高いからということです。同様の問題を抱えた国は他にも沢山あると思います。

NHK特設サイトで、全世界の状況が紹介されています。






静寂の力

2020-06-23 | おきにいり

当ボログ恒例の遅報でございます 
「風立ちぬ」に至っては、映画館で見てから6年、日本初公開から7年も経っています


ドイツ語版「風立ちぬ」のケース



これからにアップした画像と違いますね
映画館で見た後の感想は「風立ちぬ」ポエムに書きました。
DVDを買ったのも、いつだったか思い出せないほど前で、漸く最近になって改めて観ました。
名作に違いないのですが、その内容の重みが、ちょっと息苦しい感じだったのです

再度観てからも、やっぱり印象はショーソンの「ポエム」でした。

「『風立ちぬ』ポエム」にアップロードしたYouTubeのハイフェッツの演奏は、削除されています。この頃YouTubeのアップをしなくなったのは、よく削除されて見られなく(聞けなく)なるからです

「ショーソン詩曲」で検索すれば色々な映像が見られる(聞ける)と思います。



「ねことじいちゃん」



漸く今年になってDVDを買いました。
実は原作漫画は知らないのですが、岩合さんの猫映画となれば、絶対見なければ、と思うのが当然。
ベーコンさんは本当に素晴らしい演技でした。まるでシナリオを読んで、自分で役作りをしたかのよう。岩合監督ならでは、だと思います。
もちろん、他の猫さんたちも自然体で、ゆったりとしていました。
そして、登場人物(を演じた役者さんたち)には、リアルな存在感がありました。
「この島にはいろんなものがありますよ」というセリフの通り、静かな日常生活の豊かさが画面に広がっています。


ここから両作品の共通点です。

いずれの作品にも、派手なアクションやドラマチックな展開はありません。しかし、言わば「静寂の力」に満ちています。
関東大震災太平洋戦争という歴史的大事件はありますが、この作品では背景として扱われています。
計算尺を手にして座る堀越二郎は、死闘の最中なのです。つまり「静の中の動」あるいは「静寂の中にみなぎる巨大なエネルギー」です。

「じいちゃんとばあちゃんと猫の島」では穏やかな毎日が過ぎていきますが、そこにも皆の生きるエネルギーが横溢しています。
日常生活の奥深さがあり、何気ない仕草や言葉の中に、越し方の重みが感じられます。

堀越二郎が設計する零式艦上戦闘機と、じいちゃんが作り始めるレシピ・ノートには、一見大きな隔たりがありますが、いずれも命の発露なのです。


 「零戦」以前の日本の戦闘機は殆ど外国からの輸入品でした。第一次大戦では既に複葉戦闘機による空中戦がありましたが、単葉機が本格化するのは第二次世界大戦からです。こうして見ると航空機史上における「零戦」の重要性が分かります。

ねことじいちゃん公式サイト
風立ちぬ公式サイト


  
私がドイツ・アマゾンでドイツ語版DVDを買うのは、送料無料のせいもありますが、ドイツ語版だと原語(日本語)とドイツ語(作品によっては更に英語)から選択できるからです。外国でも上映される日本作品のDVD(あるいはブルーレイ)には、少なくとも英語が選択できるようになっているのが良いと思います





にゃんもーど

2020-06-20 | かりねこ

ちょっとニャンテージ?が低くなったので、急遽ファッション猫さんです






背中にPLAYとあるので、下僕=下請け(人間)に「遊べ!」と注文(命令)できるようになっているのですね

放っておいて欲しいときには、どうするかと言うと、下僕=下請け(人間)が寄ってきても無視するか、下僕=下請け(人間)の入り込めないところに「引きこもる」のです


ドイツ語の猫さん情報サイトの名前一覧
これは名前を選ぶのに困っている人のための名簿ですが、多過ぎるので、かえって悩むかも・・・

別のドイツ語サイトでは、語尾に「イー」の音が入る名前が良いとのことです。
ラッキー、ミッキー、ロッキー、ミニー、スモーキー、ブラッキーなど、など。

私が思い出す友達のニャン・ネームは、ジャンゴ、ゴンゾ、ヒメ(姫)、ラムセスなど。

日本語サイトでは早くも2020年版猫の名前ランキングが載っています


追記:語尾が「イー」だと「イー」と言うのは、ドイツ語圏育ちの猫さんの場合か、それとも世界的に当てはまるのか不明ですが・・・
世界的セレブ・ネズミの名前をとって「猫のミッキー」なんて面白いかも






ヴィルトゥオーソ

2020-06-17 | その他

19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した風刺画家ヴィルヘルム・ブッシュの「ヴィルトゥオーソ」と題する漫画です。





ヴィルトゥオーソというのは主に、超絶技巧を駆使する演奏家を指す言葉で、その代表例としてはニコロ・パガニーニやフランツ・リストが挙げられます。

パガニーニがウィーンで連続演奏会開催中、ある日、シェーンブルン動物園にキリン(ゾウだったかも)が到着し、市民の大半がキリン(ゾウ)見物にでかけて、パガニーニが演奏会を中止したという話があります。ヴィルトゥオーソも珍しい動物には敵わない、ということですね

リストの演奏会では、失神する女性が続出したと言われます。コルセットなど窮屈な下着で身体を締め付けていたせいもあるかも、かも・・・


それはさておき・・・

上の戯画には、現代の漫画で一般的な表現が見られます。
ピアニストの激しい動きは、1人の人物を複数描くことで表現され、横で聴く人の顔から飛び出た目が、その驚愕を示しています。目玉おやじのようですね
音楽の激しさは、文字通りオタマジャクシと化した音符群が表しています。
こんな素晴らしい先駆者がいるのに、ヨーロッパの場合、現代日本の漫画文化のように多様で高度な発展は見られませんでした。

やはり、日本の場合は、鳥獣戯画や様々の絵巻物北斎漫画などの優れた古典の伝統があるからでしょうか。
加えて、紙芝居という伝統も、日本の漫画文化を発展させる底流になっていると、幕末大海ギャグ「風雲児たち」の著者みなもと太郎氏が語っています。

ヴィルヘルム・ブッシュの代表作「マックスとモーリッツ」はヨーロッパでは良く知られた作品で、日本語訳もあります。

モーレツな悪戯者のマックスとモーリッツが、モーレツな悪戯の数々をした挙句、碾き臼で磨り潰されてアヒルのエサになってしまう、というグロテスクすれすれの物語です


 15日から一般の買い物ではマスク着用義務はなくなりました。念のためマスクをしている人も見られます。衛生施設や薬局、理容・美容院などでは、引き続きマスク着用が義務付けられています。
国境封鎖も大幅に解除され、旅行も自由になりました。まだ警戒区域として除外されているのはスウェーデン、スペイン、ポルトガル、イギリスです。







トルコバト

2020-06-14 | おきにいり

Wikiで見つけた見事な写真





某野鳥文献の著者が「空を飛ぶ以上の進化はないのではないか」と記していますが、この写真を見ると、そう思います。
そして、巣材をくわえて飛翔する一瞬を捉えた写真も見事です。


このハトさんは横顔もチャーミング



このハトさんを思い出したのは、この写真を見たから


いつものHPの記事でした。

日本ではシラコバトとして知られていますね。

ドイツ語フランス語ではトルコバトです。それは、このハトが1930年代にヨーロッパ南東部(つまり小アジア半島=トルコ)からヨーロッパへ進出し始め、ヨーロッパ北西端まで順次広がっていったためです。


トルコバトの小アジア半島から北西方向への進出を示す地図



英語を直訳するとユーラシア襟バト。首に襟のような模様があるからですね。

生息数も安定しているためか、多くの国で狩猟鳥となっています。オーストリアではチロル州でのみ、狩猟鳥から除外されています。

以上、データはドイツ語ウィキが出典です。





優しい大型犬

2020-06-11 | かりいぬ



穏やかで優しく賢い大型犬は、犬さんの理想像と言えるでしょう






5年ほど前にネット検索中見つけた犬さんと仔猫ちゃん

犬さんは多分レディーだと思います。セッターポインターの一族ですね。
仔猫ちゃんは、かしこまったような姿勢ですが、怖がっているわけではないようです。

ひょっとすると、犬さんは仔猫ちゃんの母代わりかも知れませんね



      


私は「四つ足」に振替口座から月ぎめでカンパしていますが、時々緊急カンパもします。
最近は、虐待されているクマさんを救助するために緊急カンパしました。
そのお礼として届いたのが、肉球模様のマスクです。





この時期、とても気の利いたプレゼントだと思います。早速、着用しています


四つ足」はオーストリアで創設された動物愛護団体で、ドイツ、スイス、イギリスなどに支部があります。

以前の「四つ足」関連記事
庭→四つ足→保護施設
まなざし
夢寝子
3つのニュース
秋のおもちゃ
可愛い茶トラ
以下略




平和橋

2020-06-08 | そこらへん

平和橋(フリーデンスブリュッケ)という橋があります。何の変哲もない普通の橋です


下から見たところ


ウィーン9区(アルザーグルンド:手前)と20区(ブリギッテナウ:橋の向こう)を結びドナウ運河の上に架かっています。


アルザーグルンド側には地下鉄U4の駅があります


この地下鉄路線は、20世紀初頭にオットー・ワーグナーが都市交通路線として設計したもので多くの部分が地上を走ります。


上から見た平和橋


駅舎、橋、橋の下にドナウ運河。橋の上には市電の停留所もあります。後ろの大きな建物は災害保険会社です。

ウィーンの北山方面に住んでいたころは、いつも電車でこの駅を通過していました。西山方面に引っ越してからは長年通っていないのですが、平和橋なんて、良い名前だと思っていました。今頃になって、ふと思いつき、ネット検索したところ、第一次世界大戦後のサンジェルマン条約を記念して平和橋になったということです。
それまでヨーロッパの列強のひとつであったオーストリア・ハンガリー帝国が解体され数々の独立国が生まれました。こうした経緯があるので、ナチスドイツによってオーストリアが併合された時期には1941年からブリギッテナウ橋と呼ばれました。第二次世界大戦後は再び平和橋に戻りました。



      


アメリカで警察官の暴力行為によるジョージ・フロイドの死は全世界に大きなショックを与えました。世界各国で連帯や抗議の集会とデモが行われる中、ウィーンでも6月4日に集会とデモがありました。


いつものHPに載った写真





警察への届出には3000人規模の集会・デモとして許可されたのですが、警察の発表によると参加者が見る見るうちに増加し、ほぼ5万人の規模に膨れ上がったということです。
続いて6日にもウィーンでデモがあり数千人が参加したそうです。
プラカードや横断幕は、アメリカ向けに英語が多いようです。公共の場でのマスク着用は今も義務付けられていますが、参加者の多さから警察側も「ゆるやかに解釈」したようです。




      


公共の場、公共交通機関でのマスク着用は引き続き実行されていますが、今やマスク・ファッションが広がり、布製マスクも市販されるようになって、千差万別・百花繚乱で見るのが楽しくなりました











ヴァリスの二色山羊

2020-06-05 | おきにいり

いつもカンパしている動物愛護団体のカレンダーで初めて見た山羊さん(遊ぶ仔山羊)





この団体は、行き所のない(或いはなくなった)動物たちを引き取って世話をしています。
言わば、ホームレスの動物さんの生活施設です。犬さん猫さんよりは農家で飼われる家畜を主要対象としています。
馬、牛、羊、山羊、豚、鶏、アヒル、ガチョウなどが引き取られます。

この団体のHP(ドイツ語)

写真の仔山羊はWalliser Schwarzhalsziege(ヴァリスの黒首山羊)です。
黒首と言うより前半身が黒、後半身が白のツートンカラーですね

ドイツ語ではヴァリス州(フランス語でヴァレー州)には名高いマッターホルンがあります。

ファッショナブルな黒白山羊さんは、高山生活に適応しており、家畜化された山羊の中で最も古い品種のひとつだそうです。
大変丈夫で、山羊乳と山羊肉が利用されます。


ドイツ語Wiki:Schwarzhalsziege
英語Wiki:Valais Blackneck

日本語Wiki:ヤギ

以前に紹介した可愛いめがねひつじさん




フェイクのフェイス

2020-06-02 | その他
以下の画像は全くの賑やかしで、本文とは関係ありません


Mers-CoVの3Dイメージ画像(つまりSars-CoV-2ではありません)



いつものHPにあった「怒る人」



いつものHP記事:Covid-19感染者は0になったけど観光客も0


写真はイタリアのアマルフィ。狭い急坂の多い地形のため、消毒のための器材もラバの背に乗せて運ばれるそうです。観光が主要財源である地域や国は、これからも苦難の道が続きます。



      


Sars-CoV-2によるCovid-19パンデミックを巡るデマ情報(フェイクニュース)もパンデミック状態になっていることは知っていましたが、オーストリア人の友達から「これ知ってる?」というメールが来ました。

添付のPDF文書は「Sars-CoV-2は不自然であり中国で人工的に生産された」という内容の英文による声明文で、ハンガリー語訳が付け加えられていました。しかも、声明を出したのはノーベル賞受賞者で京都大学の本庶佑特別教授となっていました。

びっくりしてネット検索すると、すぐに、同氏の名前を悪用したデマ情報であることがわかったので、友達にもノーベル賞受賞のネームバリューを悪用したデマであることを知らせました。


ネット検索で見つけた次の記事をご覧ください。

人工ウイルス説がデマである様々な理由
本庶佑特別教授とキャスターの対談

加えて私が考えたニセ声明文のいかにもニセらしいところは、Sars-CoV-2が人工の産物であると判断するための科学的データが全く提示されていないことです。まともな科学者なら、自分の発言の根拠となるデータを紹介するでしょう。しかし、そういう科学的論文は専門誌に発表されるはずで、根拠も提示しない声明文として公表するなど、ありえないことです。


追記:友達からはロイターの記事へのリンクが送られてきました。