みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

猫ベンチ

2013-06-27 | かりねこ

猫パンチではありません。猫さんのための猫ベンチです




ベルリン郊外に住む友達のところに滞在し、彼女の親戚の家を訪問したとき
庭の片隅に備えられていたベンチです。きっと手作りですね。
縞々の布は、近所の猫さんが通りかかったときのためだそうです
猫さんは、何かの上に座るのが好きなので、この敷物も良い「休憩所」なのでしょう


その後、周辺を散歩したとき、この三毛猫さんがお散歩中でした。



この猫さんが、あのベンチを利用している当人(とうにゃん)かどうかは不明です

      

ドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス)の都市では、完全室内飼いで、散歩猫さんに会うことはありません。
でも、大都市周辺の緑地の多い町や農村部になると、外出する飼い猫さんも多いようです。

大分以前に書いたことのあるオルデンブルクのジャンゴとゴンゾも、出掛けたいときと帰ってきたときには、扉のところで「ニャン」と鳴いて開けてもらっていました。


ドイツのピンボケ写真は、たかが300枚程度なのですが、「ゴタゴタ」中の
私ノロマでササッと整理できないため、ぼつぼつ少しずつアップいたします


      


海月さんの保護猫さん、「美少猫(びしょうにゃん)」のぴゃーた君、婿入り先募集中です。
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美少猫

2013-06-24 | 猫の里親募集

美少年でなく美少猫と書いて「びしょうにゃん」と読みます

それは、海月さんが保護されたチビッ子ぴゃーた君





アンヨで「はーい!」とお返事?
それとも足で「招き猫」?
両足で「Vサイン」にも見えます

猫さんって大抵、目じりの上がった「吊り目」です。
ぴゃーた君もそうなんですが、ちょっとしたメイクの工夫(出生の神秘?)で
貴重な「猫さんの垂れ目」に見えます

お鼻の両側の小さな「部分染め」がチャームポイント
お鼻と合わせて「三つ鱗」の家紋みたいにも見えるし
成猫さんになったら「チョビひげ」に見えてステキだと思います


 ただいま絶賛お婿入り先募集中 

海月さんの募集記事は、下のバナーをクリックしてご覧ください





     


数日の「突然猛暑」は、そろそろ終わって涼しくなるのですが、今度は平均以下の低温
それは良いのですが、ちょっと又「ゴタゴタ期」に入りました。
簡単更新か、まばら更新になりますが、たまーにチラッと覗いてやってくださいませませ

但し恒例・・・乞無期待 




あし&あし

2013-06-21 | おきにいり

どうも、ご無沙汰いたしました

これから、ベルリン(と言うより、その近所)のピンボケ写真を整理して、順次アップしてまいりますが、先ずは「あし」2題


ベルリン市内のあし(足):猫キックでなくヒトキック?



ベルリン郊外のあし(葦):この湖水、水がきれいで水泳できます



いずれの「あし」現場も、追って詳報・・・ 乞無期待 


      

18日にベルリンから戻りました。ちょうどオバマ大統領がベルリンに来る日で、交通規制その他を考慮し、かなり早く出発しましたが、何事もなく全て定刻通り。オバマ大統領が夜到着だったためでしょう。1日ずれて19日ベルリン発だったら、市内の交通規制などで大変だったかもしれません(オバマ大統領がブランデンブルク門前で演説)。

乗り物は良かったのですが、18日から中部ヨーロッパで猛暑が始まりました。その前までは春か、せいぜい初夏の陽気だったのに・・・
ここらへんの「熱帯夜」は、最低気温が20度以下にならない場合ですが、場所によっては日本の熱帯夜レベルになっているようです(ウィーンは一応、ヨーロッパの熱帯夜レベルに踏みとどまっています)。これも異常気象や地球温暖化現象のひとつでは




女傑の空白

2013-06-12 | おきにいり

私はLondon Review of Booksという隔週刊の書評雑誌を定期購読しています(略称LRB)。
読むのはごく一部の記事ですが、新刊書の広告を見るのが楽しいのです。
2年くらい前、LRBの中で「The Hare with Amber Eyes」という本の広告を見て、強く惹かれました。
日本の根付けコレクションとその所有者の運命を追跡し記録したもの、という紹介が印象的だったからです。
昨年、ウィーン・ミッテ駅の本屋で偶然、英語のペーパーバックが山積みになっていたので購入。空港への直通電車が発着する駅のビルにある本屋なので、英語本の需要も多いのでしょう。

表紙


裏表紙


読んでいる途中、ウィーンの友達がドイツ語訳を読んだことも知りました。深い感銘を受ける優れたドキュメンタリー文学です。読み終わってから大分後に、ロンドンの友達からハードカバーの豪華本が送られて来ました。もちろん、もう読みましたなどとは言わず、心からお礼のメールを送りました。ハードカバーでは、ペーパーバックで省略された図版も含め、カラーの図版が多いのです。

ロンドンの友達から送られて来たハードカバー


この本では表紙・裏表紙の見返しにコレクションの一部が紹介されています。






これは264個の根付けコレクションの履歴書です。

既に日本語にも訳され「琥珀の目の兎」というタイトルで2011年に出版されています
著者と内容の紹介はアマゾンのページにあるので、ここでは特に印象深く感じた3点だけを書きます。

1)19世紀末ヨーロッパに大流行したジャポニズムについては、色々なところで読んでいますが、それを直接扱ったものではない本書から、その大流行振りが確認され、改めて驚きました。

2)根付けコレクションを所蔵していたエフルッシ家の没落は、ナチスの重大な犯罪のひとつです。著者は、あくまで「根付けの履歴」を辿る、という立場で、ナチスの犯罪には立ち入っていません。その控え目で淡々とした叙述から、むしろ、ナチスの犠牲となった人々の悲劇が感じ取れます。

3)この「履歴書」の決定的な事実は根付けコレクションが救い出されたということです。エフルッシ家にあった大半の貴重な文化財がナチスに没収された中で、コレクションが救い出された陰には、ひとりの女傑が存在します。エフルッシ家に長年仕えていた女性が、ナチスの目を掠めて、根付けを少しずつ「救い出し」、自室のベッドの下に隠したのです。当時、エフルッシ宮殿はナチスの施設として利用され、その監視下で、根付けをケースから持ち出すのは命がけでした。彼女の英雄的行為がなければ、この本も成立しなかったことでしょう。著者も、そのことを意識して、彼女の「その後」を調べ出そうとしたのですが、結局何も分かりませんでした。この「女傑の空白」によって、本書は彼女の記念碑ともなっています。

更に、著者が相続する前にコレクションを所蔵していた著者の大叔父が、戦後、仕事で日本に暮らし、幸せな歳月を過ごしたのは、喜ばしいことです。


長らく根付けが「滞在」していたエフルッシ宮殿はウィーンの、私がいつも利用する市電ターミナルのそばにあります。

電停から見上げたところ


入り口


市電通り側ファサード


横の通りの外部


全体


Wikipedia:Palais Ephrussi(英語)
以前にアップしたボケボケ写真はこちら

建物は現在カジノ・オーストリアの社屋となっています。この本が世界的に反響を呼んでいることから、ひょっとしてガイドツアーなどが実施されるようにならないかと期待しています


      

ベルリン郊外の友達を訪問するため、ちょこっと1週間ばかり出掛けてきます。
コメントをいただいた場合には、戻ってからお返事させていただきます




市民庭園のバラ

2013-06-10 | そこらへん

土曜日の午後、アラビア語コースへ行く前、久々に市民庭園に寄ってみました

先ずは市電の停留所がある最寄り駅前広場

1)時々土曜日に蚤の市があります


2)


3)洪水騒ぎの雨続きも終り夏の空


ここから市民庭園。バラは盛りを過ぎていましたが沢山咲いています

4)19世紀に建てられた(ニセ)ギリシャ神殿(テセウス神殿)


5)右後方はブルク劇場


6)


7)


8)


9)


10)バラの下の「雑草」の花も可愛い


11)


12)「裏通り」は静かです


13)


14)向こうに市庁舎の塔


15)後方の建物は自然史博物館


市民庭園から出てきました

16)ブルク劇場


17)通りの向こう市庁舎側の歩道に飾られた「鉢植え並木」


18)


19)ブルク劇場の前の「ロココ人」

コスチュームを着けた楽人によるコンサートの宣伝

20)市庁舎前広場で自転車に関するイベント

省エネと大気汚染防止のため自転車が奨励されています

いつもの教会前

21)芝生が日光浴人で賑やかになりました


22)雲の帽子をかぶった丸い街灯


23)


24)



みみずボログの関連記事
市民庭園
国民庭園
空(から)の芝生
花便り
夏至の芝生





蘭人巡礼

2013-06-08 | その他

久々にNZZ(新チューリヒ新聞:6月1日付け)から

タイトルは「森と物語を行く旅人」



写真をちょっとアップ

上醍醐寺境内の弁天堂

これは、記事ではなく、オランダの作家セース・ノーテボームの西国三十三箇所巡礼紀行の一部を紹介したものです。「Saigoku」というタイトルで出版されたばかり。
ノーテボームは既に2回、西国三十三所を踏破し、札所の風景や様々な伝説などを紀行に織り込んでいるようです。同行の写真家の写真も沢山掲載されているようです。

舞鶴の松尾寺に行ったとき石段で足を滑らして怪我をし、京都で医者に行ったところ、その医師がクリスチャンで、ノーテボームが西国三十三所巡礼中と話したら・・・
医師が「ああ、そう!」と答えたが、これはドイツ語の「Ah,so」ではない。私がヨーロッパで、ルルドサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く日本人に出会ったら、やっぱり「ああ、そう!」と答えることだろう・・・(青字は引用)


ルルドやサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く日本人は沢山いるのではないかと思いますが、西国三十三所を巡るノーテボーム以外のオランダ人がいたとしても、ごく僅かではないかと思います。


      

オランダと言えば、鎖国時代の日本にとって極めて大切な唯一の「西洋への窓」だった国。ある意味で、鎖国時代の日本の「命綱」だった国です。長崎出島のオランダ商館長ティチング(日本に関する本を執筆)、ドゥーフ(蘭和辞書編纂)、クルティウス(開国前の最後の商館長で日本語文法書を執筆)などは、日本の文化に貢献し、日本を外国に紹介する上で大きな役割を果たしています。

ノーテボームの本には日本語訳もあります。
西国三十三所紀行は、まだドイツ語版があるだけですが、日本アマゾンでも扱っています。



 今日の蛇足

6月4日付けNZZ:スイス、ドイツ、オーストリアの水害報道


写真をちょびっとアップ

スイスの洪水(湖水と道路が「一体化」)

2002年に続き、中欧では再び「世紀の水害」に見舞われています。水位も2002年を上回るところがあります。11年目で再び「世紀の水害」なんて変です。河川流域の過度の宅地化、地球温暖化に伴う異常気象などが関係しているのではないでしょうか。
国際河川の上流で増水・洪水が起こると、順次、増水・洪水が下流の国々へと波及していきます。スイス、オーストリアは一段落ですが、ドイツのエルベ川下流、ハンガリーのドナウ川などは今頃が山場
私の住んでいるウィーンなど大都市は、洪水対策が行き届いているので、川岸が水没するくらいで市街地に被害はありません。




ぱるまりーあ

2013-06-06 | ぴんぼけ

前回の続きです

この写真も前回載せようかと思ったのですが・・・

・・・アルファベットが見えるので今回にしました

木で季節が分かります(12月)


これを見れば、キリスト教世界であることが一目瞭然

イスラム圏のキリスト教会はタイプが違います

教会の向こうに海が見えます

地中海です

教会の細部


イェレバタン・サライを思い出させる空間




ヤシに城郭


ヤシの並木が続く大通り



      


猫さんが散歩しているところといえばヨーロッパでは先ず南欧。
教会建築を除けば、とてもアラブ的な街並みの佇まい。

前回と今回のピンボケ写真の場所はパルマ・デ・マリョルカです
古代ローマ時代にはパルマリーア・パルメンシス(Palmaria Palmensis)と呼ばれていました。

十数年前のことで、アルジェリアからの帰り、飛行機乗り換えのため1泊しました。
翌日、飛行機に乗る前の空き時間に、「アラブ地区」とも言うべき歴史地区を散歩したときに撮りました。
当時の資料を見れば詳細データが分かるのですが、引っ越し後、探し出すのが大変なので、詳細データなしでごめんなさい
エンサイマダという名物のお菓子は買ってきました。美味かった~

当時は、アルジェリア内戦の終息期で、多くの航空会社はアルジェへの直行便を取り止めていました。
それで、アルジェ→パルマ・デ・マリョルカ→バルセロナ→ウィーンという、とても面倒な空路で戻りました(行きはウィーン→マドリード→アルジェでした)。

この2~3年の「アラブの春」でも、アルジェリアは、特に政変がありませんでした。
1990年代のアルジェリア内戦で、同様の紛争が続いたため、今回は巻き込まれなかったのかも知れません。



           

「震災で消えた小さな命展」これからも続きます
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怒りの日

2013-06-01 | おきにいり

ヴェルディレクイエムを聴きました(ナマで2回目、ラジオでも良く放送されます)。
鎮魂ミサ曲とも言われるジャンルなので、一般的には悲しい、あるいは静かな旋律なのですが
オペラの巨匠の作品なので、まるでオペラのようにドラマチックなレクイエムです

とりわけ「怒りの日(最後の審判)」に迫力があります

今回聴いた演奏ではありませんが、「怒りの日」の最初の部分をYouTubeからアップ。




怒りの日のイメージを描いた絵画作品のひとつ

Wikiフリー画像:ジョン・マーティンの作品

今回のコンサートのプログラム表紙

男の子が1切れのケーキを手に持っています
(シーズン共通の表紙なので、演奏曲目とは無関係)

ついでにチケット

このチケットは公共交通機関の乗車券にもなっています

ヴェルディのレクイエム初版楽譜の表紙



今年はヴェルディ生誕200周年に当たるので、ヴェルディのオペラが沢山上演・放送されます。
ついでに、ワーグナーも生誕200周年。2人は同年生まれのオペラの巨匠で、互いにライバル意識があったようです。

ヴェルディは晩年に音楽家のための老人ホームCasa di Riposo(カーサ・ディ・リポーゾ=憩いの家)を建設し、「これが私の最も美しい作品だ」と言っています。



           

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