みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

また冬時間

2023-10-29 | その他


もう長年「廃止しよう」「1年中夏時間にしちゃえ」という声も多い「夏・冬時間制度
未だにダラダラ続いています。3月末の週末に1時間進めた時計(夏時間)を10月末の週末に1時間戻して又冬時間になりました。

オーストリアの場合、夏時間開始のときは午前2時を午前3時とし、1時間が消えてしまうのですが、夏時間の終わりには午前3時を午前2時に戻し、このときだけ1日が25時間になります。他の国々も同様と思います。冬時間に戻ると、当然のことながら日暮れが一段と早くなります。

夏・冬時間制度は無意味だという意見も根強いのに、一向に夏・冬切替制度が廃止されないのは、ひとつには、公共機関や企業のコンピューターが切替式に設定されていて、それを又切り替えるのが面倒臭いし金もかかるせいではないかと思います。

犬さんの日課(散歩など)は、人間の生活リズム変動に連動すると思いますが、猫さんは常に独自の「猫時間」で過ごしているのでは・・・







下の写真はウィーンのユダヤ広場に設置されたインスタレーション。
ハマースによって拉致され行方不明になっている222人のイスラエル人(二重国籍者も含む)の存在を世に訴え、早期解放を祈るものです。






イスラエルとパレスチナの新たな戦争状態によって、ロシアのウクライナ侵略戦争が軽視される傾向があります。
ウクライナ、イスラエル、パレスチナに早く「正しい平和」が訪れますように






自然史博物館

2023-10-26 | おきにいり


久しぶりに自然史博物館へ行ってきました。年間パスを買って、これから重点的に通いたいと思います。
今まで何回も行っているのに、展示品の一割見ているかどうか・・・
これから意識的に毎回重点を決めて、眺めるのではなく見つめてこようと思います。


ミュージアムショップも面白いです。








英語Wikiに詳しい記事があります



どうも落ち着きません。ウクライナだけでも憂鬱だったのに、イスラエルとパレスチナの戦争状態で更に不安が増しています。
各国首脳が連隊表明のためイスラエルを訪問しています。オーストリアの首相も行きました。オーストリアとイスラエルの二重国籍を持つ人が、拉致されたのか行方不明になっています。

前にも書きましたが、自然災害と違って戦争は人間の意志で止められます。早く「正しい平和」が訪れますように





ザアタルの香り

2023-10-23 | おきにいり


5回にわたり合計半年くらい滞在したダマスカス
中でも繰り返し通ったのはウマイヤ朝のモスクスーク・アル=ハミディアです。
そして毎回ザアタルを買ってきました。






スパイス専門のスーク・アル=ブズリア
ハミディアと並行するスーク・ミドハド=パシャ
ミドハド=パシャは古代ローマのヴィア・レクタ(直線通り)以来の歴史的な通りです。
何しろ世界最古の都市のひとつですから、聖書をはじめ様々な歴史的文献に登場し、様々のエピソードを挙げたらきりがありません。

ザアタルは多分ナッシュマルクトやブルンネンマルクトにもあると思うのですが、まだ探していません。
それに、いつも上の写真のような店で量り売りを買っていたので、パックや瓶詰は、どうもシックリきません

ブルンネンマルクトはほぼ地元民のための市場なので、ドイツ語Wiki記事しか見当たりません。





ウイスキー猫

2023-10-20 | かりねこ


この猫さんはウイスキーを飲むわけではありません。
いわばウイスキーを守っているのです。






図書館や博物館などでネズミ捕獲専門家として活躍している猫さんのことは知っていましたが、ウイスキー工場(蒸留所)でも、原料の穀物を守るため猫さんが「雇用」されているということです

ギネスブックに登録されたネズミ捕りの名人(名猫)さんはウイスキー工場で、24年の生涯に2万8899匹のネズミを捕らえています。
ウイスキー工場の猫さんについて、私はこのHP記事で初めて知ったのですが、日本語Wikiでもウイスキーキャットという記事があります



著名な鼠族撃退員の皆さん

図書館猫
エルミタージュの猫
首相官邸ネズミ捕獲長
偉大なるティブス





ハイファへの帰還

2023-10-17 | その他


イスラエルパレスチナの間の武力衝突が再発し、イスラエルは「公式に戦闘状態」であることを宣言しました。
この思いがけない(実は当然の)国際情勢の展開で、ある意味で大きな被害を受けているのはウクライナだと思います。
新聞HPを見ても、ちょっと前まで常に国際面の最大テーマだったウクライナが影をひそめ、もっぱらイスラエルとパレスチナの動向が大きく報道されています。

世界各地でイスラエル支援とパレスチナ支援の集会やデモが行われています。
私の場合は、イスラエルとパレスチナとウクライナ3国を全部、応援したいのです。
そしてダマスカス滞在中のことなど思い出したりしているうち、久々にカナファーニを思い出しました。
カナファーニについては太陽の中の男たちで紹介しています。


ドイツ語訳されている「ハイファへの帰還」原語版




もう100年を超えるイスラエル・パレスチナ紛争の中で、パレスチナ難民の故郷への一時帰還(一時的な訪問のみで住めるわけではない)が認められていた時期がありました。
この機会を利用してあるパレスチナ難民の夫婦が故郷のハイファを訪れます。この夫婦はハガナーエツェルの奇襲で、着の身着のままの状態で逃げる途中、幼い我が子を見失ったのです。
ハイファへ戻ってみると自宅は無事でしたが、そこにはユダヤ人夫婦が住んでいます。しかも、ユダヤ人夫婦が拾って育てたという若者は、難民夫婦が見失い生き別れになった息子だったのです。息子はイスラエル軍の兵士で「祖国」を守る強固な信念を持っています。その若者は本当の両親の登場で混乱します。難民夫婦は失意のうちに去ります。
この物語の最大の被害者は、アラブ人でありながらユダヤ人夫婦に育てられ、自分をイスラエル人と信じていた息子ではないかと思います。

イスラエル、パレスチナ、ウクライナに一刻も早く「正しい平和」が訪れますように・・・


一番罪深いのは第一次大戦中に相互に相いれない3つの約束をし、委任統治領パレスチナを逃げるように放置したイギリスだと思います

3つの相いれない約束
サイクス・ピコ協定
フセイン・マクマホン協定
バルフォア宣言




父・甘粕

2023-10-14 | その他


赤と虎で紹介し、わたしの名は赤で期待外れと書いた大博打Grosses Spiel、やはり気になるのでモデム不通期間に読みました。大杉栄には全く関心が無かったのですが、大正天皇もチラホラ登場し、当時の社会状況も描かれているので、読みだしたら面白くスラスラ読めました。何よりも、一人称の語り手として登場する甘粕正彦が全くニュートラルな存在であることに好感が持てました。
いわゆる甘粕事件では主犯とされていますが、明らかに真相を隠蔽するための「隠れ蓑」だったと思います。






物語は甘粕が1945年満州国で自殺するところで終わります。
本書には出てきませんが、甘粕の辞世の句は「大ばくち 身ぐるみ脱いで すってんてん」という洒脱なものです。
この「大ばくち」が本書のタイトルに使われています。
「あとがき」によれば、著者ハンス・プラッツグマーの父親(2019年没)が謹厳実直・愛国心溢れる警察官で、まさしく甘粕のような人物であったということです。この本も父親に献呈されています。

以前に紹介した松吉伝によれば、甘粕は満州国建国にも大きく関与しているらしいのですが、本書ではその部分が欠落しています。公になっている文献や史料も殆ど無いからでしょう。

ついでに・・・大杉栄より伊藤野枝が凄いなぁと感心しました。

更についでに・・・私のコンピュータードクターがダウンロードしてくれたので「I am a Cat吾輩は猫である」も読み始めました。子供の頃日本語で読んだときの記憶はないのですが、とにかく笑えます。
Golden Demonって何だと思います?「金色夜叉」ですよ、ハハハ
英語版「吾輩」についても、そのうち書きますが・・・恒例、乞無期待






2024今年の鳥

2023-10-11 | おきにいり


2024年度の「今年の鳥」が決まりました


オーストリアの来年度の「今年の鳥」はハタホオジロ



地味ですが、自然体系を構成する大切な存在です



ドイツの来年度の「今年の鳥」はタゲリ



この見事な飛翔は繁殖期のが行う「求婚の舞い」だそうです


ハタホオジロもタゲリも日本語WikiではLC(低危険種)となっていますがオーストリアとドイツでは近年激減しているそうです


某鳥学文献著者が「空を飛ぶ以上の進化ありえない」と看破している通り、自前で飛翔する鳥さんは「地を這うものたち」の憧れの的であり、しかも恐竜の由緒正しい子孫なのです
それにしても鳥さんは美しく愛らしいですね


      


ロシアのウクライナ侵略戦争だけでも重苦しいのに、第一次世界大戦から既に100年以上続く中東紛争も新たな危機を迎えています。他にも武力紛争があり大規模な自然災害も続いています。
自然災害は防止できませんが、戦争や紛争は人間の意志で止められるものです。
一刻も早く「正しい平和」が訪れますように






再開します

2023-10-08 | その他


長らくご無沙汰いたしましたが、病気や事故ではありません。モデムの交換でした。


「賑やかし」の写真は、景勝地ヴァッハウ渓谷デュルンシュタインです。




普通はモデムの交換後に古いモデムが失効するのですが、私が横着して新モデムを受け取りに行くのが遅かったためか、旧モデムが機能しなくなり、インターネットとメールが使えなくなりました。しかもメカ原始人の私は自分で交換できません

私が、まだウィーンの北山地区に住んでいた頃、私のコンピュータードクターも近くに住んでいて、連絡すれば30分後には来てくれるという便利さでしたが、その後結婚した彼は家族とともにニーダーエステライヒ州に転居。勤務先はウィーンですが、片道1時間の遠隔通勤者になってしまい、仕事が早く終わる金曜日にしか来られないというわけで、漸く10月6日にモデムを交換してもらいました。

その前週に手紙を出し10月6日に来てくれるよう頼みました。どうやらモデム更新とともに固定電話も不通になったらしく「6日に行く」という返事も郵便で来ました。
私の住んでいるビルは、ビル全体でひとつのプロバイダーと接続しているためプロバイダーの選択はできません。

それは兎も角、金曜日の仕事帰りに寄ってくれたコンピュータードクター(本職のコンピューター技師)が僅か30分でモデムを交換し、更にキンドル本体に入っていなかった電子書籍数冊もダウンロードしてくれました。

というわけで、みみずボログ再開いたします。でも・・・乞無期待


デュルンシュタインについて詳しくは英語Wikiをご覧ください
町の後方、山の上には中世の城塞の廃墟があります。この城塞には、第三回十字軍からの帰途、イギリスのリチャード獅子心王が幽閉されていました。つまらない内輪もめから、オーストリア公レオポルト5世の恨みを買い、ウィーン近くで変装を見破られて捕虜となったのです。
レオポルト5世はリチャード釈放と引き換えに多額の身代金を獲得し、この資金で造幣局を創設しウィーン市壁の拡張・強化を行いました。