みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

小馬にも衣装

2013-01-31 | おきにいり

既にご存知の方も多いと思いますが、私は30日付けのNZZ(新チューリヒ新聞)で発見

但しNZZのは小さなコラム記事なので、YouTubeをアップしました


ニットファッションのシェトランドポニーさん



いずれもファッショナブルでステキですが、黒ポニーさんとカーディガンの組み合わせがシック


NZZの記事要点

彼らの名はフィヴィアとヴィタミンで、シェトランドポニーだから、もともと寒さは平気なのだが、政府観光局「ヴィジット・スコットランド」の今年度のテーマ「ナチュラルなスコットランド」キャンペーンのため、カーディガンを着せられた。もちろん、シェトランド伝統の模様が使われている。モデル自身は全く無頓着だが、反響は素晴らしく、既にFacebookで8000以上の「いいね」を記録している。
ニットウェアの効果は歴史的にも証明されている。1990年の7月15日、コーカサス地方のセレムチュク河畔で、当時のヘルムート・コール西独首相とソ連のミハイル・ゴルバチョフ書記長が散歩をしたとき、コール首相はニットのジャケット、ゴルバチョフ書記長はセーター姿だった。この話し合いの結果、ゴルバチョフ書記長は統一ドイツのNATO加盟を承認。コール首相のニット・ジャケットは、ボンにある「歴史の家」(歴史博物館)に展示されている。


もちろん、記事の後半はジョークです。2人が着ていたニットの組み合わせのおかげで会談が成功したのではなく、コールとゴルバチョフという人物の組み合わせが良かったのです


Wikipedia:ポニー
Wikipedia:Shetland pony(英語)




ニータ星

2013-01-29 | かりいぬ

以前に紹介したことのあるニータちゃん
去年の秋、お星様になりました
当時、猟犬としての仕事は無いと書きましたが、それは間違いでした。飼い主は趣味のハンターなので、猟犬として活躍していたようです。

ニータと毎週末、数時間の大規模散歩を楽しみにしていた知り合いは、散歩の連れがいなくなって寂しいと言っています。
送られて来た思い出の写真から3枚アップします。

先代猟犬シーザー(左)と日光浴するニータ(右)


犬と猫の古典的(敵対)関係


この猫さんは、隣りの空家に住み着いたノラさんだそうで、ニータは猟犬のためか、猫さんを追いかけます。すると猫さんは木の上の安全な場所に陣取って「ここまでおいで」という不敵な態度で、ニータをからかうのだそうです。

猫さんを見上げるニータ


あるときは、木の上の猫さんが下りてくるのを待って、一晩中木の下で粘ったこともあるそうな・・・

ニータは優秀な猟犬だったようですが、番犬としての素質はゼロでした。誰にでも友好的で、見知らぬ人も大歓迎、通りを自動車が通りかかると、出て行って挨拶。車の人が心配して停車することもあったそうですが、ニータは単に挨拶しに行っただけ
但し、猫さんだけは「目の敵」にしていたようです


Wikipedia:ジャーマン・ショートヘアード・ポインター(ニータちゃんの犬種)





多国語の悩み

2013-01-27 | その他

辞書で「国際都市」を見ると・・・

1)世界的大都市、2)世界各国に良く知られている都市、3)多数の外国人が居住している都市

・・・とあります。多数の外国人が居住していると、多数の言語が使われています。

その1例:職業、育児、職業教育に関するメッセの案内

左下に8ヵ国語で「職業、育児、職業教育のメッセ」とあります

これは去年のもので、当時、面白いからアップしようと思っていて忘れたものです

裏側


上段左からドイツ語(この国の公用語)、英語、クロアチア語、アラビア語
下段左からフランス語、トルコ語、セルビア語(多分)、アルバニア語


国際会議、国際学会では色々な言葉が交錯して当然ですが、私の住んでいる街では、近所に買い物に行っても、色々な言葉が聞こえてきます。

あるとき、スーパーで、近くにいた女性が「タアーラ(「おいで」の男性形)」と呼んだので、男の子を連れたアラブ人であることがわかりました。但し、これだけでは国籍は分かりません。アラビア語は国ごとの「方言」が色々違いますが「タアーラ」くらいは共通なのかも知れません。

また、あるとき、地下鉄の中で座って本を読んでいたら、向かいの席の男性が携帯電話で喋り始めました。ちょっとアラビア語に似ているけれど何だか分からない・・・と、その人が流暢な英語で喋り始めたので、アメリカかイスラエル在住のユダヤ人だなと推定しました。本を読むため下を向いていて、その人物の姿は見ていませんが、かなり確かです。あるいはウィーン在住で、たまたま、そのときはドイツ語を使う必要がなかったか、日頃も英語とヘブライ語で暮らしているのかも知れません。

色々な言語が混在しているのは面白いことですが、個々人のレベルでなく行政的にも困ることがあります。その対策のひとつが、上のチラシのように多国語の利用です。

もっと深刻なのは小学校教育で、1クラスの子供たちの出身国籍が20などというのも珍しくありません。この国の国語であるドイツ語で育った子供がクラスの極く少数派ということも多いのです。ドイツ語では授業内容が良く分からないという子供たちのための入学前ドイツ語コースや補助授業なども実施されているようです。

      

ついでに・・・
アラビア語コース帰りに市電停留所から撮ったエフルッシ宮殿(ボケボケ)



そのうち又アップします・・・ 乞無期待




空飛ぶ猫

2013-01-25 | かりねこ

オーストリアの新聞HPに紹介されていた落下傘猫さん


日本語でも紹介されているようなので、既にご存知の方も多いと思いますが・・・

スウェーデンでコマーシャル用に、猫さんの落下傘部隊が撮影されました。




猫さんの可愛い「猫の手」が空中で「触れ合い」
猫さんが意図してタッチしたのではないはずで、猫さん用落下傘を遠隔操作したのでしょうか

初めて落下傘降下を体験する人間は大抵「おもらし(失禁)」するそうで、それに比べ、落下傘部隊の猫さんたちは、全然「おもらし」しなかったそうです。
でも、猫さんが降下を楽しんだということはないと思います。

動物愛護の立場から「どうかな?」と首をかしげるところですが、これ1回きりで、猫さんたちに一切「後遺症」も無いとしたら一応、安心できますね。


追記
Kitcatののちゃんさんのコメントで、なるほど、と思い、新聞HPの記事をきちんと読みました。これはペットのための保険のコマーシャルで、もちろん合成画像なのですが、あまり良く出来ていて本当の実写と思った人も多く(私も)、動物愛護の国イギリスから抗議が殺到、種明かしが行われました。合成映像なので、猫さんは全く平気の安全、ということです。やっぱり、猫さんだけ飛行機から放り出すなんて無理ですよね。
HPには、比較として実写の方も紹介されていますが、これはタンデムです。





ネズミ駆除などの目的による「猫投下作戦」もあったようです。
Wikipedia:猫投下作戦

タンデムで落下傘降下を体験したオーストリア大統領の記事
空飛ぶ大統領





超遅挨拶

2013-01-23 | かーど&手描き

年末に作って、年頭に発送した挨拶カード(実はクリスマス・カードでも年賀状でもない)

小正月も過ぎて、超遅れて、性懲りもなく今頃アップいたします


表紙=表=外側


一応、古い帆船(のつもり)を描いてスキャンし、簡単フォトショップで稚拙加工したものをプリントアウト、紙に貼ったものです。

内側


園芸はいいものだと思いつつも横着でノータッチの私ですが、カレル・チャペックのエッセイ(日本語版「園芸家12ヵ月」)は私の大好きな本で、特に、ここに引用した最後の部分が好きです。園芸家だけでなく、実は誰もが未来に生きているのだと思います。だから新年を祝うのではないでしょうか。今年が良い年であってほしい、来年は更に良くなってほしい・・・
過去ほど良いのなら、新年が来るたびに「ご愁傷様」です。

「ありがたいことに、わたしたちはまた1年歳をとる」という部分には、「やれやれ、また無事に生き延びた」というささやかな喜びと「やれやれ、また1年老いたな」というかすかな悲哀が適度にミックスされ、とてもヒューマンな味わいを生み出していると思います。

この本はエッセイの古典とも言うべきもので、今も多くの言語で読まれています。
愛読書としている人たちは園芸家ばかりではないでしょう。

ドイツ語版


日本語版


日本アマゾンで入手可能です

一時チェコ語を勉強した頃、「チャペックの原文」を目指しましたが、もうとっくに諦めの境地

チャペックの本では「ダーシェンカ」や「山椒魚戦争」も好きです。
ヤナーチェクが作曲したオペラ「マクロプロス事件」も印象的です。
そのうちアップするかも・・・  乞無期待


 無駄なおまけ

帆船の絵はフォトショップ加工なので、かなり多くのバリエーションがあります。
その中から2つアップ。
台紙にも数色バリエーションがありますが省略








うさぎ雪

2013-01-21 | おきにいり

海月さんが送ってくださった可愛いうさぎさん

猫をかぶって、おとなしそうにしている「おれ様」れお君みたい

れお君については海月さんのブログをご覧ください


まず「よだれ掛け」かと思いました

食事のときに便利だなと思ったのですが・・・

・・・うさぎさん付きのお手拭きのようです

でも、長いガウンを着たうさぎさんのようで・・・

ウチのはちわれ猫と並んでもらいました

使うの勿体ないなぁ・・・

海月さん、どうも有難うございます

うさぎさんが来た後、こちらでも久々に、まとまった雪が降りました

ウチの豆ベランダは、こんな具合、でも雪の厚みがわからないので・・・

ベランダの向かいにある設備塔を撮ってみました


久々に雪かき


通りは、こんな具合




ずっと雪模様の曇り空が続いています


      

ばかちょんクロワッサンの追加情報

誰でも(ななみみずでさえ)作れるクロワッサンのパン生地(紙筒による簡易缶詰)
お値段は1ユーロ39セントでした。これで6個出来ます。
大雑把に日本円に換算して約170円です。でも、日本で同じような商品が売り出されたら、もっと高いでしょうね


 本日の蛇足
前回ゴタゴタに挙げた日曜日の「お伺い」国民投票で、現行の兵役制支持が多く、職業軍でなく兵役制軍隊が存続することとなりました。
兵役前の人は、兵役逃れのため、職業軍を支持したかも・・・





ゴタゴタ

2013-01-19 | その他

私のゴタゴタではなく、最近の世の中のゴタゴタを列挙

その1
シリアの内乱:更に各地でゴタゴタし始めたせいで、無視されつつあります。

その2
マリへのフランス軍介入。これも長引きそうです。
住民の被害に加え、トンブクトゥジェンネの貴重な文化遺産が心配です。

その3
アルジェリアでの人質事件:まだ予断を許しません。
日本の企業で働いていたオーストリア人1人も人質になりましたが、今は解放されたそうです。
(事態がどんどん変わるのでリンクなし)

その4
イエメンでアラビア語コースに参加していたオーストリア人1人が、2人のフィンランド人とともに誘拐されました。もう1週間以上経ちますが、多分、内密に交渉が進められているのだろうと想像します。この頃は、身代金目当て、あるいは監獄に入っているテロリスト解放などを要求する手段として、あちこちで誘拐が流行っています。

その5
このボログに繰り返し登場している教会前の広場で、難民収容所の生活条件改善を要求する難民と、その支援者によるキャンプが始まったのが12月初頭。その後、「キャンプ場でない場所の不法キャンプ」という理由で警察がテントを撤去。数十人の難民は教会に「立てこもり」、更にハンガーストライキも始まりました。教会は「苦境にある人は助ける」という立場から、一定の支援をしています。
(難民というのは、本国では生命の危険があるなどの理由で他国へ逃げ、正規の難民として認められる前の収容所にいる人たち)

その6
大雪でウィーン空港の離着陸便に大幅な欠航が続きました。一段落しているようですが、今後の雪の様子では、また欠航がでるかもしれません。

その7
20日の日曜日、オーストリアでは、現在の兵役制軍隊を存続させるか、職業軍制度を導入するかで「国民投票」があります。これは「国民にお伺いする」という意味の投票なのですが、国民党と社会民主党の連立政権は「国民の意向を遵守する」と言っています。


その他探せば地球上のゴタゴタにはきりがありませんので、以下省略


      


付録:上記ゴタゴタとは別世界

バロック時代のダンス:使われている舞曲はフォリア







くろわさん

2013-01-17 | おきにいり

えー、パンを焼きました、クロワッサンです





いい色具合でしょ




でも、横着な私が、手作りパンなんて有り得ないのでありまして



パン種はこれです


以前からあるのは知っていましたが、多分面倒だろうと敬遠
それが、最近、急に試してみる気になって買いました


作り方の説明もあります


矢印のところから紙を引きあけると・・・


ポーンと開きます


形を整えて焼くだけのパン生地が登場


しかも切り目付き



つまり「ばかちょんクロワッサン」です


オープンに入れたところ



便利なので時々利用するようになりました。

ほかにも色々「ばかちょんパン生地」があるようですが、これは明らかに初心者用

日本には、もっと多彩な「インスタント手焼き」があるでしょうね




日々の思い

2013-01-13 | ぴんぼけ

過去に5回シリアに滞在、アラビア語集中コースを受講した私は、もう一昨年からずっとシリア情勢を心配しています。お世話になった人たちはどうしているか、遺跡の数々はどうなったか・・・ウィーンにいる友達や知り合いにも、シリア関係者があります。

本当は別ブログに分類整理して順次アップしていく予定が、もう長らく頓挫
(歴史的に分類して古代から現代まで並べようなどと思ったので挫折中


今回は例外としてシリアの話です。


既に昨年夏NZZ(新チューリヒ新聞)にも大きな記事が載りました

シリアに極めて多い古代の遺跡が内戦で破壊されるのではないかという危惧を述べた記事

写真の部分をちょっとアップ

世界的に名高い遺跡都市パルミュラです


私もパルミュラが好きで3回ほど行っています。当時山ほど撮ったピンボケ写真のごく一部です。


遺跡都市の入り口部分:古代都市の城門

山の上に見えるのはアラブ時代の城塞です

入り口と中央コロネード(メインストリート)、円形劇場などめぼしいものは一定程度修復が進んでいました。


この風景はガイドブックにも登場:これは私の撮った写真です

古代ローマの列柱とアラブの城塞という奇妙なコンビ


ここらあたりから大分荒れています、つまり廃墟のまま


上の写真の遠くに見える2本の柱


古代の彫像も無造作に放置されています



ディオクレティアヌス帝の軍営基地と呼ばれる部分

遺跡都市入り口から一番奥まで来た部分
ベドウィンの家族が石の小屋を建てて住んでいました(多分不法建築)

既にアレッポのスーク(バザール)が戦闘で焼失したことはアップしました。アレッポの名高い城塞やモスクも破壊されています。
パルミュラや他の遺跡、ダマスカスの歴史的建築や国立博物館の膨大な所蔵品などが被害を受けないかと大変心配です。



今通っているアラビア語コースの主催者もシリア出身ですし、私のクラスの人もお父さんがシリア人です。主催者の家族や親戚は移住を考えているということで、クラスの人の親戚は、既に殆どヨルダン、レバノン、トルコに避難しているそうです。私は毎日シリアのことを考えていますが、彼女は辛いので考えたくないと言っていました。
去年までは「早く終息するといいね」と言っていましたが、もう簡単に終息する可能性は少なくなりました。
レバノン内戦は15年続きました。そんなに長引かず早く終わって国内情勢が安定することを祈るばかりです。