みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

ライラック再び

2015-04-30 | その他

ちょっとゴチャゴチャ仕事があって、また間があいてしまいました

前回の続きでAAI(アフリカ・アジア研究所)への途中に撮ったぴんぼけライラックです

4月後半と言えばライラック(仏語リラ、独語フリーダー)の季節・・・
それは恐ろしい思い出の季節なのです


大学施設の敷地に咲くライラック




道を曲がって逆光



これは赤い花のクリの木


白い花のクリの木


ここらへんのクリは食べられないクリで馬栗(Rosskastanie)と呼ばれます
食べられるクリは高級栗(Edelkastanie)で、ウィーンの場合、大抵イタリア産が売られています。


アラビア語コース:左が先生、右手前の2人が私のクラスの人

右端の人は、あと6週間で「おめでた」とか

私のクラスは参加者6人ですが、この日は私を入れて3人出席。


      


恐ろしい思い出については、この古い記事をお読みください:ライラックの思い出

1986年のチェルノブイリ原発事故以来、毎年ライラックが咲くと、第一報を聞いたときの恐怖が蘇ってきましたが、改めて考えてみると、近年は、その恐ろしさが薄れてきたようです。多分、別の恐ろしい出来事が次々と続いているからでしょう。

このあいだの4月25日(チェルノブイリ事故の前日)ラジオで、原発事故の事後処理をする人たちについての特別番組がありました。もちろん、チェルノブイリ原発の場合と福島第一原発の場合が紹介されました。どちらの場合も殆ど報道されませんが、本当は国民的英雄として賞賛すべきでしょう。


      


去年に続いて今年も100周年、70周年、150周年、650周年など「周年の花盛り」

追々紹介したいと思いますが・・・乞無期待ね





芝生人の季節

2015-04-26 | そこらへん

今年はウィーンの世田谷公園でも日本でも桜を見損ないました

ここらへんも本格的に春です。久々にアラビア語コースへ行きました


1)近所で見た八重桜

もう散り始め

2)近くの広場も新緑いっぱい


市電に乗ってウィーン大学前の市電ターミナルで下ります。

3)早くも裸で日光浴の人


4)芝生人類花盛り


5)撮る角度によって人が少ないことも・・・


6)市公園局のデッキチェアは使用自由

紅色の花がきれいです

7)紅色の花木を木陰からもう一度


8)犬さんを連れた人

バッグみたいに見えるけど黒犬さん

9)いつもの教会


10)タンポポいっぱい


11)横断歩道



関連記事
初芝人
冬の芝生
空(から)の芝生
花便り
夏至の芝生


続きます でも乞無期待






王は踊る

2015-04-24 | おきにいり

今を去る1年前のことでございます(正確には1年と1ヵ月20日ほど前)。
その記事に「今度こそ続けます」と書いたのに、のに、のに・・・
漸く、その「続き」に、のそのそドンブラコと、こぎつけました

「町人貴族」のマーチに魅せられて、あちこち脱線しながらリュリという作曲家のことを調べるうち、リュリが事実上の主人公である映画を発見

それがジェラール・コルビオ監督の「王は踊る」でした。もちろん、独アマゾンでDVD購入。

            「町人貴族」のマーチは「三兄弟の週末」にアップしてあります

DVDの表紙



その1場面:少年王ルイ14世(後の太陽王)が踊ります。


作曲家・指揮者のリュリと王の怪しげな関係も・・・


バイエルン王ルードヴィヒ2世リヒャルト・ワーグナーほどの決定的関係(ルードヴィヒの庇護なしにはワーグナーの台頭は不可能)ではありませんが、ルイ14世が長年リュリを厚遇したことは確かです。

リュリはイタリア人で本来の名前はジョヴァンニ・バッティスタ・ルッリですが、フランスに帰化し、名前もジャン・バティスト・リュリに改めました。彼は以降のフランス・バロック音楽に大きな影響を与えました。
しかし、非常に問題の多い人物で、王の寵愛を背景に様々な陰謀をめぐらしライバルを排除し、モリエールをも追い落としています。バイセクシャルであり(それだけなら「個人の自由」で本人の勝手)、これに関連して殺人もおかしているらしいのです。しかし、リュリの音楽は流麗です。

「王は踊る」は怪しく華麗な映画ですが、リュリが何者かは結局分かりませんでした
ルイ14世が踊る場面は見事で、また王が馬上でポーズするのを宮廷画家が絵画に制作する場面は、王政時代のPRの実態を示していて愉快

母と宰相の「あやつり人形」から自立した支配者となるには色々苦労もあったようです。
そして太陽王と呼ばれ一世を風靡したルイ14世の後、早くも16世はフランス革命の混乱の中、ギロチンで殺されました。

リュリは当時一般的だった槍のような指揮棒で誤って足を傷つけ、傷口の化膿で世を去りました。


DVDは日本アマゾンでも扱われていますが、今は中古品だけかな






死の海

2015-04-21 | その他

長らくご無沙汰いたしました 再開のタイトルとしてはショッキングですが・・・

16日に帰着すると、翌日はケルンで、ジャーマンウィングス機墜落事故犠牲者の追悼式がありました。私はテレビを持っていませんが、シュピーゲル・オンラインで同時中継がありました。

その後は地中海での難民船遭難事故が毎日のトップニュースとなっています。


その事故の現場である地中海西部


もう何年も多くの難民船が、定員をはるかに越える人数のため転覆し、多くの人々が行方不明のままです。
このままでは地中海が巨大な海の墓地になってしまうと、欧州連合で繰り返し論議されながら、抜本的解決策がないまま現在に至っています。
地球上のどこにも戦火や経済危機がなく、安定した暮らしが成り立つなら、誰も難民になる必要はないわけです。
しかも、難民から多額の金を「渡航料」として受け取り、ぼろぼろの小船に定員の倍やそれ以上の難民を乗せ、途中で姿を消す極めて悪質な「密航業者」が存在します。

今回、難民船転覆事故の写真はこちらでご覧ください。

もちろん、地中海は太古から多くの海戦の舞台になってきましたが、現在は、ヨーロッパを目指す難民の、危険な主要ルートのひとつです。

現代の難民ルートについてはこの地図をご覧ください。

地図の説明
2つの主要難民ルートは
アフリカから地中海を渡ってイタリアに属する島ランペドゥーサを目指す海路(赤)
小アジア半島(トルコ)からバルカン半島へ至るルート(オレンジ)

地図の下のグラフは2008年以降の両ルートによる難民数の推移を示しています。
グラフの中でも赤とオレンジ色で、どちらのルートかが分かります。
2014年度、2つのルートでヨーロッパに至った非合法難民は28万3000人、そのうち22万1600人が地中海西部ルートを経ています。
これは生きて到達した人たちの数だと思います。水死体として収容された人々のほか、どれだけの人数が地中海で行方不明になっているかは分かりません。

アフリカ各地から中東を経てアフガニスタンに至るまで、現代の世界は「ジグソーパズルばらばら状態の世界大戦」のようです。





大目小目

2015-04-14 | かりねこ

これも予約投稿です。
帰宅は16日の予定ですが、次の更新は時差ぼけで数日遅れると思います

それはともかく・・・

猫さんの魅力のひとつは宝石のように輝く大きな目

目で殺す」猫さんの中でも大目の代表者が「ゴマグリもなか」のモナ氏

「ゴマグリもなか」から無断流用しております

猫さんは何故、こんなに目が大きいのでしょう。答えは簡単!ほどよく小柄だからです


実証?のため虎さんを紹介

WWFにカンパしたお礼の絵葉書

この大柄の虎さんに、モナ氏と同じ比率の大目を付けたらどうなるでしょう 
目がこぼれる~~~


だから、小柄の猫さんは大目で、大柄の猫科肉食獣の皆さんは小目。
でも、いずれも美形だと思います


      


私は子供の頃トラが大好きで「死んだらトラに食べてもらいたい」と思っていました。
トラに襲われて喰われるのは怖いし痛いから、死んでからのハナシ

ところが、砂漠地帯で暮らす経験をしてから、虎さんの生息地は湿度が高いので、この夢は没にしました。
が、今では「気候帯の好き嫌い」が中和されて、また「虎さんも良いかな」と思っております







コロコロチュラチュラ

2015-04-11 | おきにいり

これも予約投稿です。コメント欄は閉じてあります。

声楽には女声と男声がありますが(当たり前、中声とか男女声とかはありえない)・・・
私は女声なら何でも好き、男声はテノール嫌いで、バリトンやバスが好き

女声のコロラトゥーラには独特の魅力があります。小鳥がさえずっているようにも聞こえます。

詳しくは英語ウィキでご覧ください


その代表的アリア、「ラクメ」の「鐘の歌」をアップしました。





声楽曲には、一般的に「女声用」とか「男声用」とか「高音用」とか「低音用」などがあります。
例えばシューベルトの「冬の旅」は長らくバリトンかバスバリトンの曲でした。例外としてメゾソプラノによる歌唱もありました。
しかし、近年はソプラノ歌手も歌っており、意外にも違和感はありません。

私が長らく聴いてみたいと思っているのは、バリトンやバスが歌う「コロラトゥーラ曲」(「鐘の歌」や夜の女王のアリアなど)
もちろん該当する音域に移すわけです。
どんな風に聞こえるか興味津々ですが、この夢は、いまだに実現していません







猫執事の花祭

2015-04-08 | かりねこ

予約投稿です。コメント欄閉じてあります。


ゴマグリもなか」のスーパースターだったぐりちゃん、4月8日がお誕生日です
毎年、何か記念アップしなければと思いつつ、横着者の私は繰り返しパス

でも今度は、堂々と図々しく横着して、ぐりちゃんの写真を、そのまま拝借





このステキな写真は猫執事の白い手袋から「盗用」いたしました
「猫の手」って本当に愛らしくチャーミングですね
白手袋のぐりちゃんは、まだ若いうちに突然旅立ったのでショックが大きかったです。
でも今は緑茶亭(グリーンティーハウス)で、後から来た仲間たちと楽しく暮らしていることでしょう


「ゴマグリもなか」2006年12月以前で、ぐりちゃんが活躍しています
みみずボログでは「かりねこ」カテゴリーで、ぐりちゃんに繰り返しご出演いただきました







NZZの日本

2015-04-05 | その他

日本は日付変更線の西側で最も早く新日付になる国のひとつ。
と言うことは、プリントメディアのヨーロッパの新聞は、当日のうちには日本に到達しません。
それはともかく・・・

繰り返し登場しているNZZ(新チューリヒ新聞)には、よく日本に関する記事が登場します。
載せようと思っているうちに手遅れ(時期遅れ)になることもしばしば

今回も時期遅れですが、幾つか紹介いたします


2月3日付:ISによる日本人殺害を報じる記事


人質殺害が日本に大きなショックを与えたこと、阿部首相の中東訪問時期と今後の政策に関する日本での論議が紹介されています。


2月4日付:ヤルタ会談70周年

左から、チャーチルルーズベルトスターリン

同日付ヤルタ会談70周年の本記事

写真は会談に参加したソ連軍事使節団

理想主義的なルーズベルト大統領、リアリストのチャーチル首相が、夫々の立場からスターリンに大幅譲歩したこと、それが今のプーチン体制に対する西側諸国の対応に対する警鐘でもあるという内容。


2月19日付:硫黄島の戦闘70周年


軍事史的角度からの分析で、アメリカでは今でも硫黄島攻略が必要だったかどうかをめぐる軍事史研究家の賛否両論があるそうです。
アメリカ兵の戦死者は約7000人、その3倍の日本兵が戦死したと記事にあります。


2月20日付:チューリヒでの展覧会「日本の印象」

タイトルは「ジヴェルニーの菊」

写真をちょっとアップ

1900年の日本人写真家による「亀戸の藤

ここでも19世紀後半ヨーロッパを席巻したジャポニズムがテーマです。
ジヴェルニーにあるモネ邸の庭園は、まるで、この写真から抜け出してきたようだと驚嘆

ジヴェルニーについてはウィキ英語版が詳しく、モネの庭園の写真などもあります


      


以上、時期遅れ記事は2月のものです。経済欄も含めば、頻繁に日本関連記事があると言えます。
NZZの場合、日本を褒めた記事が多いのです。
もちろん日本に関する批判記事もありますが、他の国に関する批判記事もあります。
国内政治の批判、外国の政策批判などは、世界中大抵の新聞に共通でしょう。

これまで読んだNZZの日本関連記事で、最高の評価と最低の評価は「日本の国民は立派(最高の評価)だが、日本の政治家はダメだ(最低の評価)」というものでした



      


7日から遠い日本へ行くので、もう一度アップできるかどうか (できなかったら2週間お休み)

こんな、おんぼろブログですが、どうぞ、たまーに覗いてやってくださいませ 
でも乞無期待


追記:予約投稿しました





晩餐の翌日

2015-04-03 | その他

今日は「今年度の最後の晩餐の翌日で、いわゆる「聖金曜日」(昨日は聖木曜日


古来数多くの画家が「最後の晩餐」を描いています。ダヴィンチの作品が最も有名でしょう。
ここではリアルな描写と劇的神秘的な描写を選びました。


リアル派:バッサーノの「最後の晩餐」

ワンコとニャンコが可愛い脇役

神秘派:ティントレットの「最後の晩餐」


従来、テーブルに「出演者」がズラッと並ぶ「オープンセット風」「記念写真風」描写が一般的でしたが、ティントレットの作品はテーブルを斜めにして奥行きを生み出し、神秘的な光によって劇的効果を出しています。


          


クリスマスは全世界に普及し、「便乗飲み食い」しない国は、あっても極く少数だと思いますが、イースターは不思議と普及しませんね
私は、もともと子供の頃、分からないくせに聖書を読んでいた「前科」がありますが、ここに住んでいるうちに、だんだんイースターとも「なじみ」になりました。
「お水取り」「お彼岸」「お盆」などが季節の節目になっているのと同じようなものですね


以前の関連記事
良い痛い・・・
聖母賛歌

晩餐教会
晩餐の後
マリアの雪



 今日の蛇足

地球温暖化のせいで、ここらへんの平地部では、もう長年「ホワイト・クリスマス」がありません。
現在「寒の戻り」で、山岳地方は「ホワイト・イースター」のようです(イースターは「春の始まり」のはずなのに)。

3月29日の午前2時が午前3時となり、今年もサマータイムが始まりました(日本との時差は7時間)。
節約効果はないし不自然だというので「廃止したら?」という声も増えていますが「惰性の力」は恐ろしい






ハフ救助

2015-04-01 | おきにいり

4月1日ですが、こっちのハフではありません

ここで言うハフは、オーストリアと北イタリア(当時はオーストリアの一部)で19世紀に産出された山岳馬ハフリンガーです
私の好きな馬種のひとつです


ウィキ・フリー画像


この母仔は母親がヴェストファーレンゾンネ(ヴェストファーレンの太陽)、仔馬がアルムフェー(放牧地の妖精)という名前。
母親は以前にも強調した胴長単肢の美形、子供の方は子馬特有の胴短長肢体形ですが、育つにつれ美形になるでしょう

頑丈で耐久力があり落ち着いているので、農耕・馬車・乗馬など、ほぼ万能の馬種で障害飛越などにも活躍しますが、小柄なので、見栄えの必要な馬場馬術(特にオリンピック・レベル)には登場しません。
体色は典型的な「尾花栗毛」です。

ハフリンガーについて詳しくは英語ウィキをご覧ください

日本では普及していないスポーツとしての曲乗りにも使われます。落ち着いていて小柄なので、子供の曲乗り用に最適


オーストリアのハフリンガーが木の蓋を踏み破って地下水層(実は肥溜め)に落ちましたが、消防署の救助隊によって救助されました・・・
という記事をオーストリアの新聞HPで読みました。
それでネット検索したところ、家畜が地下の層(主に肥溜め)に落ちて吊り上げられる事故は結構あるようです
人間のトイレは下水道システムが完備しているので、ここでの肥溜めとは、家畜の糞尿を自然肥料として利用するためのものです


地下のハフリンガー
吊り上げられたハフリンガー

幸い、この馬さん全くケガはなかったそうです