またまた御無沙汰いたしまして・・・
ウィーンの最も伝統的なカフェ・シュペール。今回は外側だけ(ウィキ・フリー画像)
左がグンペンドルファー・シュトラーセ、右がレハールガッセ
上の階は事務所や住居です
入り口
夏には上の写真右にシャニガルテン(カフェテラス)が登場
グンペンドルファー・シュトラーセという通りの名前は、この辺りが以前はグンペンドルフという村だったからです。
シュペールはウィーンでは有名ですが、観光客はあまり来ないので、ウィキでも
ドイツ語のほか
英語と
スウェーデン語があるだけです。
そのうち中も紹介する予定・・・
今日の蛇足:一息ついたヨーロッパ
フランス大統領選の決選投票は、EUを支持する無党派リベラルの
マクロンが、EU敵視の極右・国民戦線の
ル・ペンの2倍の票を獲得、次期大統領となりましたので、EU関係者はじめ多くのヨーロッパ人がホッと一息ついたと思います。が、これで安泰というわけではありません。
オーストリアの大統領選挙と同じく、フランスでも、二大政党のはずの共和党と社会党の候補が決選投票に残れないといういう、既成政党凋落の傾向が明確でした(オーストリアでは国民党と社会民主党)。更にリベラルな都市部、極右に流されやすい農村部という図式もオーストリアの場合と同じで、パリでのマクロン支持率は90%に上りました。
「めっくぽむ」記事の蛇足で、フランス大統領の決選投票を「ペストとコレラの間の選択」と言う有権者の声を紹介しましたが、その数日後のラジオ報道で、
メランション候補の発言であることを知りました。メランションは社会党から分離した左翼党の党首で、一般的に極左と評価されています。極左の位置から見れば、極右も中道も等しく「邪道」になるのでしょう。興味深いのは、メランション投票者の中で決選投票ではル・ペンに投票するという人がいたことです。極左から極右への乗り換え?よく言われる「両極は接近する」ということでしょうか。しかし決選投票の結果からすれば、そういう「乗り換え」は少数派だったようです。
マクロンは2大政党の候補とは違うので、フランス議会の動向がどうなるか、まだ不明確です。つまり、今回の決選投票で全てが解決したというわけではありません。
まだ「ゴタ・まばら」が続きます
たまーに覗いてみてくだされ
でも乞無期待