みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

舟歌

2016-09-30 | おきにいり

舟歌というのは、舟の上で歌う歌曲、あるいは舟が水上を行く様子を彷彿とさせる曲ですが、その典型例が「ホフマンの舟歌」で、オペラのストーリーも幻想的です。作曲家も、このオペラも、私のおきにいりです





カウンターテノールフィリップ・ジャルスキーとソプラノのナタリー・デセイが歌っています。

ホフマンの舟歌・歌詞

ホフマン物語

作曲家ジャック・オッフェンバック


      


急ぎの仕事で次の更新は数日後となります。
たまーに覗いてくださいませ でも乞無期待





2つの美術館

2016-09-27 | その他

9月24日付けNZZ(新チューリヒ新聞)で日本の2つの美術館が紹介されていました。


タイトル:空間のコンテナーと輝きのキャビネット


空間のコンテナーと名付けられたのは
大分県立美術館

写真は載っていませんが、その分本文の三分の二が充てられています。
設計者は坂茂で、一見したところミース・ファン・デル・ローエベルリン新ナショナル・ギャラリーを思わせるが、菱形をモチーフとする二層構造は独自のもので、地元の伝統工芸・竹細工を継承しており、提灯のような軽やかさを強調している。内部と外部の流動的な結び付きによって、美術館であると同時に人々の集う文化センターともなっている。また微かに湾曲した内部の木製構造は、建築家の代表作であるメスポンピドーセンターに通じるものがある。



輝きのキャビネットと名付けられたのは
富山市ガラス美術館(新聞記事の写真)

設計者は隈研吾で、ガラス、花崗岩、アルミニウムを用いた外壁は、繊細に分割されたキュービズムのレリーフのように見える。内部には図書館も併設され、木材を巧みに用いたホールには、外光が万華鏡のように演出され極めて快適である。北陸新幹線で東京から僅か2時間にあり、数々のガラス芸術作品が、見事な光の中に演出され、素晴らしい目の保養となる。


      

この記事で読むまで、私は2つの美術館を知りませんでした。ひょっとすると、日本に住んでいても、よほど現代建築に関心があったり、全国の美術館を巡り歩くほどの美術愛好家でなければ、知る機会がないかもしれません。
この記事は、スイスの読者に、日本に旅行して時間があったり足を伸ばしてみましょう、と薦めているように思えます。


大分県立美術館
大分県立美術館HP

富山市ガラス美術館
富山市ガラス美術館HP





猫花火

2016-09-25 | かりねこ

この頃は夜空に猫さんの顔が浮かび上がる打ち上げ花火があるようですね

但し家庭用の花火では、ネズミ花火はありますが、ネコ花火はないようです。
尤も、こんなことを言い出したらきりがないわけで、なぜ犬花火はないの?とか、なぜ象花火はないの?とか、きりがありません。


でも下の写真をネットで見つけたとき、猫さんのひげが、まるで花火のようだと思ったのです




この猫さんは「眠り猫」と「招き猫」の2役を演じヒゲで花火を打ち上げている・・・みたい




大地を護る美形

2016-09-23 | おきにいり

私の敬愛するミミズさんです


とても美形の(若い?)ミミズさん


原画が小さいので大きくしてみたら画質が悪くなったので、結局小さいままです。

地下に住むミミズ軍団が常に土壌を耕しているので、農作物も野草も木々も育ちます。植物が育って草食動物を養い、草食動物が肉食動物を養っています。そして彼らの排泄物や死体などが肥料として大地に還元されます。
ミミズさん自身も、モグラ、ニワトリなどなど多くの小動物や鳥類の大切な食品です。
自然は持ちつ持たれつの生態系として調和が取れています。それを破壊するのは殆ど人間だけです。
でも人間も自然と生態系を護り保存し、あるいは「修復」することができます。大切なのは決意と実行力だけです。


ミミズさんの活躍を紹介する絵本


専門書だと読むのも大変ですが、こういう絵本は、素人のミミズ・ファンには楽しいです


ミミズさんが主人公のお話


ワルターというミミズの子供が地面の上に出て、カラスに食べられそうになったり、蝶の毛虫やハエと知り合ったりするお話。

こういう本を読む子供たちは、自然の大切さやミミズの重要さを理解して環境保護をも意識するようになるでしょう



Wikipedia:ミミズ








宮殿周辺散歩

2016-09-21 | 旧市街

これまでにも数回アップしているホーフブルク王宮の周りを半周散歩しました

ハプスブルク皇帝の住居であり政庁だったので帝宮でもいいのですが、ハプスブルク王朝というのは色々な国を寄せ集めたもの(中央集権化が遅れた)で、ボヘミア王、ハンガリー王の肩書きもあったので、王宮でも良いのです。
そもそも神聖ローマ帝国というのが「絵に描いた餅」のようなややこしい存在でしたが、その説明はウィキでご覧ください。


1)外ブルク門

ライプツィヒの戦い戦勝を記念したもの

2)同じ場所から振り返るとリンク大通りを隔てて自然史博物館


3)ホーフブルク王宮見取り図

左のピンク色がミュージアム・クオーターと自然史博物館と美術史博物館


4)外ブルク門の柱を通して見たミノリーテン教会(工事中らしい囲いあり)

手前はカール大公騎馬像(ナポレオン軍に勝った人)


5)この部分が新王宮(ノイエ・ブルク)と呼ばれます

ノイエ・ブルクだけの説明はドイツ語ウィキしかありません

6)オイゲン公騎馬像

オスマントルコ軍その他と戦って全勝だった帝国軍総司令官

7)古い建物とノイエ・ブルクをつなぐ建物には旗がいっぱい

ここに国際会議場があります

8)振り返って見た外ブルク門:後方は自然史博物館


9)つなぎの建物の下の通路へ向かいます


10)通路のランプ


11)通路にはお土産屋さん数軒


12)次の中庭(正門から入れば最初の中庭)


13)棍棒を振り上げるヘラクレス

以前に殺したネメアーの獅子の皮をまとっています

14)この人はイピトス?気の毒です


15)全体


ヘラクレスはギリシャ神話の代表的な英雄とされ、エルキュール・ポアロの名前もヘラクレスの仏語発音です。でも矢鱈強いだけで、以前にも書きましたが、どうも好きになれません

16)正門(ミヒャエル門のドームの中)


17)ミヒャエル門を通って先へ進みヨーゼフ広場の片隅

左後方はヨーゼフII世騎馬像

上の写真の場所からまっすぐ進んで突き当たりの通路を入った小さな中庭で発見

18)1341年に完成したゴシック教会の回廊の一部

2011年の修復の際、発見されたという説明プレートがありました

ここで電池がきれ、予備を持っていなかったので、ここでおしまいです






チリトンバ

2016-09-19 | おきにいり

ラジオで特集番組を放送していて気がつきました。今年はフリッツ・ヴンダーリヒ没後50年に当たります。
不世出のテノール歌手と言われながら1966年9月17日、階段から落ちて頭蓋骨骨折という不慮の事故で亡くなりました。オペラ歌手の活躍できる期間を30代から60代としても、向こう30年の輝かしい歳月が突然消えてしまったのです。大変残念なことです。
ルチアーノ・パヴァロッティも、歴史上最高のテノールとしてフリッツ・ヴンダーリヒをあげています。

ヴンダーリヒのCDは今でも入手できますが、幸い今はYouTubeもあります。


チリトンバ


歌詞の英訳

ナポリ民謡と言ってよいでしょう。歌詞英訳サイトによれば「チリトンバの意味はいまだに不明」とあります。まあ「エッサホイサ」とか「ヤットコドッコイ」の類と思われます。
「ティリトンバ」というカタカナ表記が一般的のようですが、歌えば「チリトンバ」に聞こえるし、この方が可愛い・・・かな


ヴンダーリヒの録音作品の中で重要なひとつは「グラナダ」だと思います。ドイツ語訳で歌っているのですが、不自然さがありません。

グラナダ


歌詞の英訳


グラナダは、アラビア語の「アル・ハムラ(赤い宮殿)」に由来するアルハンブラ宮殿で知られています。



ルチアーノ・パヴァロッティの歌唱が聞ける以前の記事
再びルチアーノ





前方への逃避

2016-09-17 | おきにいり

9月17日からアラビア語コース新年度が始まります 
ちっとも進歩しないけど 面白いんです

以前にも書きましたが、コースを主催しているのはシリア出身の国連職員で、難民キャンプに子供のための学習・医療施設を立ち上げたり、短編集を執筆したり、スーパーウーマンなのです。

彼女の2冊目の短編集

収録されている短編のタイトルをとって「前方への逃避」

本のタイトルとなっている短編は、女囚用の監獄の話です。「私」の入っている監獄に、汚れて獣のような女囚が連れてこられます。同室の女性たちが、何とか洗ってやり、少し人間らしくなります。その数日後、所長がやって来て「明日は国際赤十字の視察団が来るから、新しい服を支給する。質問があったら、この国や大統領を愛していることを話なさい。政治的な質問には絶対答えてはいけない」と指示(命令)します。翌日、赤十字の視察が終わり一段落すると、例の女囚はすっかり落ち着き、「私」に打ち明けます。「私の監獄では何人も死んだわ。私も正常なままなら死んでいたわ。」

どういう監獄かは語られていませんが、政治犯と察せられます。筆者が実際体験したことか、あるいは国連の関係で、体験者から聞いたのかは知りません。多分後者だと思いますが、彼女も結構危ない橋を渡ってきたようです。

裏表紙

「前方への逃避」から所長の訓示の部分が紹介されています。



これまでの関連記事抜粋

希望の星
修了証書
人間的状況
ルーラの解決
新しい教科書で笑う





クラポテツ

2016-09-15 | その他

突然思い出したので紹介します。クラポテツというのは、「カタカタ鳴る」という意味のスロヴェニア語に由来し、オーストリア南部シュタイヤマルク州とスロヴェニアのワイン産地で使われている「音の出る案山子」です。ブドウの熟す頃に、鳥が食べに来ないようにする「鳥避け装置」です。
近頃は便利で、YouTubeを探してすぐ見つけました


スロヴェニアの村でクラポテツを設置するお祭のようです。




これもスロヴェニアの映像で風で鳴るクラポテツ




風力による打楽器というような趣きがあります。
私は以前シュタイヤマルク州に行ってクラポテツを見たのですが、風がなくて音は聴けませんでしたし、写真も撮りませんでした。
当時は、モグラやノネズミ避けの装置と聞いたように思うのですが、鳥、モグラ、ノネズミのいずれにも効果があるでしょう。
このとき5分くらい、当時のユーゴスラヴィアを通っています。道路の真ん中に国境が通っていて、誰でも嫌でも、越境しなければならないのです。
今は、道路の半分はスロヴェニア領になっています。



英語ウィキ:Klopotec(ドイツ語はKlapotetz







ひきこもり記念碑

2016-09-13 | 旧市街

散歩に便利なので何回か登場している市民庭園 今回は初めて「ひきこもり記念碑」にも行きました。
もう2週間ほど前なのですが、このところゴタりましたので、やっとアップいたします


1)いつもの門から入ると見えるテセウス神殿


2)花壇には花がモリモリ(後方はブルク劇場


3)中に入ってみます


内部には、いつも最新のモダンアート作品が展示されていますが撮影禁止なのです(ちゃんと監視員が見張ってます)。
もともとカノーヴァのテセウス群像を展示するためのニセ神殿(庭園装飾用)なのですが、群像は美術史博物館中央階段踊り場にあります。

4)離れてみたところ


5)バラもまだ咲いています


6)日差しが強いので日陰が快適(日向のベンチには誰もいません)


7)


8)後方に見えるのは新王宮


9)鳥さんがお散歩(カラスさん?ハトさん?)


10)クリの実が沢山

食べられないクリでドイツ語を直訳すると「馬栗」

11)私の好きな教会の屋根


12)ブルク劇場に近い庭園の隅に、この記念碑コーナーがあります


13)花壇のベゴニア


14)記念碑の装飾


15)エリーザベト皇妃の記念碑


夫のフランツ・ヨーゼフ皇帝記念像がひとり寂しく王宮庭園に佇んでいるのに対して、妻の方は随分良い待遇です。
実際、皇帝夫妻は殆ど別々に暮らしたので、後代の記念碑を立てた人々も、離れたところに別々に、と考えたのかもしれません。
但し、カプツィーナ教会の皇帝墓所には、皇帝、皇妃、ルドルフ皇太子の棺が一緒に置かれています。

16)記念碑脇の泉水


17)記念碑前の池


18)池の向こうのエリーザベト皇妃


人前に出るのが嫌いで、とりわけ堅苦しい公式行事を嫌ったエリーザベト皇妃が旅から旅へ過ごしたのは、一種の「引きこもり」だったと思います。
それを配慮して、記念碑も庭園の片隅に設けられたのかも知れません。

19)もう秋の気配







続旧ドナウ

2016-09-11 | そこらへん

ちょっと遅れましたが、旧ドナウ実写の続きです


1)岸辺は砂浜にしてあります


2)向こう岸に見える教会の塔


3)市営河浴場の中には、こんな広い芝地も・・・


4)桟橋もあります


5)橋から見ると鯉さん、他の小魚さんもいっぱい


6)ここから泳ぎ始める人もいるでしょう


7)橋から見た岸辺



8)帰りの地下鉄駅ホームから見た国連施設


9)ホームの反対側の端からヨットが沢山見えました


10)ちょっとアップ



ドナウ川
New Danube(新ドナウ、つまり本流の放水路)
Nationalpark Donau-Auen(ドナウ水郷国立公園)


以前のボログ記事抜粋
水辺の市民
夏の映像
最小市民
犬の日