ガマズミという植物があります。
清楚な白い花が咲きます。
秋には赤い実が生り美しく紅葉します。
このガマズミこそ「カリンカ」なのです
正確に言うと、植物の名前はカリーナ、これに指小辞「カ」を付けたものが「カリンカ」となります
ことの始まりは、いつものようにネット検索中、YouTubeで「ガマズミの歌」を発見したことです。
ガマズミの歌
この動画は5月にアップされているので、首都キーウへの砲撃・爆撃が途切れた合間に撮影されたものでしょう。
これまで、ロシア民謡の「カリンカ」が良く知られていましたが、このウクライナ版「カリンカ」も素晴らしいです
しかし、私の殆ど忘れた乏しいロシア語知識では、キリル文字は読めても、濃霧の奥の風景のようにサッパリ分かりません。
それで更に、あれこれ検索しているうちに、日本語Wikiの
セイヨウカンボクに行き当たりました。
この記事に、ウクライナにおけるガマズミ(カリーナ)の重要性も詳しく紹介されています。
ロシアの侵略戦争と関係なく以前から、この説明があったとは思えません。文化的ウクライナ支援と言えるでしょう。
ウクライナ語とロシア語の違いも良くは判りませんが、「H」の発音が違うことは私でも分かります。
ロシア語版の「ハムレット」は「ガムレット」で、その親友の「ホレイショー」が「ガライツォー」となります。
ウクライナ語版では原語通りハムレットだろうと思います。
ウクライナの地名も、例えばルハンシクが、ロシア語ではルガンスクとなります。
そういえば、昔ロシア語が少し読めたころ、知り合いにロシア語の文章を訳してほしいと頼まれて、勇んで取り組んだところ、文字は
キリル文字なのですが、どうも変なのです。結局、それはロシア語ではなくブルガリア語であることが分かり、ブルガリア語の文法書を見ながら何とか訳したことがありました。私がブルガリア語と触れたのは、この時だけです。
スラブ人はヨーロッパの東部を居住地とする大きな民族グループです。詳しくは
日本語Wikiのスラブ人をご覧ください。