旧市街の一角にユダヤ広場Judenplatzがあります。
Wikipedia:
Judenplatz(英語)
これは旧市街で最も古い家のひとつ
但し、外壁中央に見られるレリーフは「ユダヤ人を沢山殺して清々した」という恐ろしい「記念碑」で、当時の人たちが取り付けたもの。この大量虐殺(
ポグロム)が起こったのは1420~1421年です。歴史の一こまとして保存されているわけです。
その家の前に立つ
レッシング記念碑
レッシングは啓蒙主義時代を代表する作家で、三大一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)相互の寛容精神を説いた「
賢者ナータン」が特に有名です。
反対側、広場の中央に立つ大きな
ホロコースト記念碑
全ての本の背表紙が内側を向いていて読めない図書館という設定
四方全て読めない本
花輪の置かれた正面
「1938年から1945年までに殺された6万5000人以上のユダヤ系市民の犠牲者の冥福を祈って」とあります。この人たちの人生は、突然断ち切られ、言わば逆向きに並べられた本のように、内容が読めないのです。
その奥突き当たりには、ユダヤ博物館があります
窓に見える
ダビデの星
博物館側から見た広場
この広場の下には、かつて中世ヨーロッパで最も大きなものに数えられるシナゴーグがあり、地下にある基部が、ユダヤ博物館の一角として公開されています。
この日は土曜日だったので、ユダヤの伝統(土曜が休日)のためか閉館。
ユダヤ博物館の英語のサイトは
こちら