うっかりしていて数日過ぎてしまったのです
どうもすみませんです
ジャンダルムはジャンヌダルクではありません。でもフランス語です。
その見本と言うか、お手本とも言うべきジャンダルムさん
いつもの
新聞HPから
ちょっと前になりますが、フランスの
カルカソンヌでテロ事件があり、テロリストが人質をとってスーパーマーケットに立てこもりました。
そのとき、女性の人質の代わりに自らが人質となり、犯人に撃たれた傷がもとで亡くなったのが、このジャンダルムさんです。
詳しくは、このフランス大使館HPで御覧ください。
在日仏大使館のHP:
アルノー・ベルトラム大佐の国民追悼式
英語ウィキ:
Gendarmerie
ジャンダルムという言葉を知ったのは、もう昔々・・・
ある会合で、軍服を着ている人が2人いたので「兵隊さんですか」と尋ねたところ「私たちはジャンダルム」ですとの答え。
そのときは勝手に「なるほど、都市警察と地方警察の違いだな」と解釈して、その後追及することはありませんでした。
今回の事件で久しぶりにジャンダルムの言葉に遭遇、改めて検索してみました。
元々は「ジャン・ダルム」で「武装した人」という意味です。
その制度・組織はジャンダルメリーと呼ばれ、ナポレオン時代に採用され、当時のフランス支配下や影響下の国々にも導入されました。
それで、オーストリアにもジャンダルメリーがあり、私はジャンダルムさんに出会ったのでした。
日本では治安部隊という訳も見られますが、憲兵と訳されている場合が多いようです。しかし軍隊とは別組織なので「兵」と呼ぶのもおかしい気がします。
合法的な武装集団・組織が巨大化するのを防ぐため、どこの国でも幾つかの組織に分割されているようです。
例えば、警察、軍隊(陸・海・空)、沿岸警備隊(海上保安庁)など・・・
オーストリアでは2000年以降は警察に統合されたようです。
今でもジャンダルメリーが残っているのはフランスのほか数ヵ国。
イタリアでは
カラビニエリと呼ばれます。
カービン銃を持っていたからでしょうか?
三銃士(トロワ・ムスケティエレ)は
マスケット銃を持っていたのでしょう。
昔はイタリア語勉強のため良くイタリア映画を見ました。すると「カラビニエリ」と叫びながら武装した人々が登場する場面も良くありました。
そのカラビニエリの儀式用正装
ウィキ・フリー画像
以前イタリアのシエナかヴェネチアかトリエステで、この正装集団(徒歩)に出会ったことがあります。失礼ですが、可笑しくて笑ってしまいました。どうも仰々しくて滑稽なのです。
日本人が、いわゆる時代劇で江戸時代や、それ以前の服装・髪型の人々を見ても驚きませんが、幕末の
遣米使節や
遣欧使節の人々を見たアメリカ人やヨーロッパ人は驚いたことでしょう。笑ったかも知れませんね。