みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

周年ラッシュ

2017-11-09 | その他

そろそろ年末に近づきつつありますが、ラジオや新聞やHPなどで、改めて周年ラッシュだなとビックリ 尤も、細かいことを穿り返せば、毎日なにかの周年です


宗教改革500周年



1517年10月31日にマルティン・ルターウィッテンベルクの教会に95ヵ条を貼り出したのは、教会改革のためでしたが、結局プロテスタントの始まりとなりました。


マリア・テレジア生誕300周年



昨年のフランツ・ヨーゼフ皇帝没後100周年と同様、色々記念の特別展があったのですが、気付いてみれば終了した後でした。マリア・テレジアは、各国君主の領土要求と戦って所領を守り、政治改革も行った「国母」的存在ですが、フランツ・ヨーゼフ皇帝のように悲劇的ではないのと、大きなマリア・テレジア記念碑が目だって日頃いつでも一緒にいるという感じなので、つい特別展を忘れてしまいました。


ロシア革命100周年

1917年は第一次世界大戦中です。その中で2月革命が始まりました。


2月革命後の指導者ケレンスキー

ケレンスキーの名前は知っていましたが、亡命後もロシアの政治に参画しようと努力していたことは今になって知りました。この人が主導していたら、ロシア皇帝一家が惨殺されるということもなかったかも知れません。

10月革命ボリシェビキによるクーデター)の指導者レーニン


労働者階級の解放というスローガンのもとに無数の犠牲者を出し、さらにスターリン時代の大粛清も加えると犠牲者の総数は億に達すると思われます。


バルフォア宣言100周年


当時の英外務大臣バルフォア

これが現在も続くパレスチナ問題の発端で、バルフォアは張本人といえます。ほかにもサイクス・ピコ協定が発端のひとつです。
これだけならまだしも、さらにフサイン・マクマホン協定がありました。

フサイン・マクマホン協定では当時のメッカのエミールにアラブ国家設立を約束し、サイクス・ピコ協定ではオスマントルコ治下にあった中東地域をフランスとイギリスの間で分け合い、バルフォア宣言では、同じ土地にユダヤ人国家設立を約束しました。
いずれもイギリスの約束で、三枚舌外交と呼ばれますが、史上初の世界大戦の最中、夫々の立場の担当者が互いに連絡をとることなど無しに、ひたすら戦争に勝つことだけを目標に約束した内容で、後になって気付いてみれば、この3つの約束を実現するのは全く不可能だったのです。
蛇足ながら、2つの世界大戦に勝つことでイギリスは貧しくなりました。

3つのデタラメな約束の最大の犠牲者がパレスチナ難民ですが、常に「存亡の危機」のなかにあるイスラエルも決して幸せとは言えません。






犬の人

2017-11-03 | かりいぬ

この人は絶世の美女と讃えられ、当時のヨーロッパでトップを争う馬術の名手でした。
彼女は犬の人でもあります。





犬は随分「所有」していたようです。飼っていたのではありません。犬の世話は「係りの者」たちが担当していました。
当時の王侯貴族の最大の「余暇」のひとつが猟騎で、多くの猟犬に獲物を追わせ、その後を騎馬で追跡するものです。
とても残酷な狩猟だと思いますが、当時は動物愛護運動も始まっていませんでした。
珍しいものを好んだので、ほかにも動物を「所有」していたかも知れません。もちろん世話は全て「係りの者」の仕事です。

追記:確か原作の「バンビ」に猟騎の残酷さが描かれていたと思います。その後、動物愛護・自然保護の考えも普及し、本物の野生動物さんの代わりに、あらかじめ臭跡というものをつけて、これを猟犬の群れが追い、そのあとを騎馬で追跡する臭跡猟騎というのもあります。

日本からの遣欧使節団が来たときは「日本人て何?人間?」と嫌がって謁見しなかったそうです。ちょうど植民地主義の真っ最中で、そういう発想があったのも仕方ありません。
植民地にした現地の人々を対等な人間と見たら、残酷な植民地政策は不可能です。

彼女はアナーキストに襲われ非業の死を遂げました。でも、殆ど痛みを感じることもなく失神して、そのまま亡くなりました。


猟犬の所有者:エリーザベト皇后
それを殺した人:ルイジ・ルッケーニ

ソースはブリギッテ・ハマンの伝記です。(日本語版は絶版のようです)



向こう数日ゴタ期です。更新は、その後になります 今後とも・・・乞無期待







なんなねこ

2017-11-01 | かりねこ

Nanna(ナンナ)はイタリア語の幼児語(ヨーロッパ諸語には珍しい)で、日本語の幼児語ネンネと同じ意味です。

ナンナのシーンが愛らしいのはなんと言っても猫(寝子)さん



いつものHPから何年か前にダウンロードした猫さん

羨ましいくらい気持ち良さそうに眠っていますね

ハロウィーンは日本でも年々普及?しているようですが、私の住んでいるあたりでは今でも11月1日の万聖節の方が一般的です。
まあ、色々な経緯を経て、ハロウィーンは「万聖節の前日」となっています。

万聖節が休日なので街中での挨拶も「よい祝日をお過ごしください」の方が一般的。

しかも今年の10月31日は、きっかり500年目の宗教改革記念日だったので、ラジオでプロテスタント教会の記念ミサを放送していました。


宗教改革記念日
マルティン・ルター



以前のみみずボログ関連記事
昨日今日明日
万聖みみず
万聖節風景
チトぶナンナ


 今日の蛇足

以前に日本で、子供に「悪魔」と命名しようとして役所で却下されたことがありましたね。
最近ドイツでも、同じようなことがありました。子供に「ルツィフェル」(ルシファー」と名付けようとして、役所で却下されたのです。
役所側の理由は「子供の将来に悪影響がありうる」というもので、日本での却下理由と同じだと思います。
ドイツの両親は役所側の説得に応じ「ルシアン」で妥協したそうです。えーと、確かNZZの記事だったと思います