今年の”正月ごもり”の連れは赤い実の付くソヨゴの枝にした。
葉の整理もせず田舎から送ってきたまんま大量にバサッと生けると田舎の空気になる。
ソヨゴは(冬青)と漢字で書くが部屋の中でしみじみ眺めると思わず手を合わせたくなるような深い青に見えてくる。
正月を一緒に過ごしたら葉を煮出した汁で草木染をするつもりだ。
ミョウバン媒染だとピンク色に染まる。
正月用の松やひばが田舎から送られてくると店中がさわやかな空気になる。
植物の力はすごいと思うし植物が好きで本当によかった。
元日に採集した鉢植えの野菜です。
カブは直径5センチ、ダイコは直径4センチ、長さ20センチです。
小さな鉢で育ったにしては立派です。
にんじん、カブ、ダイコを薄切りにして毎年いただくイカの粕漬けとフナの佃煮を乗っけて田舎から送られたレモンを飾りました。
本来なら可愛いニンジンの葉なぞ飾るのですが私の育った家では1月7日の七草まで青い野菜は食べないことになっています。
フト気がつくと育てられたように過ごしています。
これらの野菜を肴に今年はナワシロイチゴとさくらの花びらの果実酒で始まりました。
「第9回私の正月飾り展」のことですが、年末の忙しくいろんなことが起こる日常の中各自6~9点も出品してくれました。
全員寝る時間をさいて作ってくれ本当に感謝しています。
いつものように作品を選んでれた人との楽しい物語も沢山生まれました。
次は2月末に開く「第4回クラフト展」です。
よろしくお願いします。
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