野の花が好きで物心ついた時より野の花とのかかわりを深めてきた。
創作での展覧会を続けているが始めは野の花を自由に生けたくフラワーデザインなどを習ったことからだった。
日本のお花、西洋のお花と習ったが納得いく生け方は学べなかった。
でも習たことは無駄でなくお花に聞くのが一番だとわかった。
いろんな表情の花たちを生けているうちにいろんな素材を使った造形をして展覧会を開いていた。
小花をたくさん生けるときは野原に咲いているイメージを生ける。
前面左に出ている葉はサザンカの葉。
椿より繊細で風情があり今気に入って使っている。
ピンク色の小菊は毎年野草(イエツアオ)展のときには咲き終わっていたが今年は咲くのが遅く生けることができた。
シュウメイギクは水揚げが悪いが花が終わり丸い実になると長い枝を生けなければ水が上がるので使った。
白い小花のハルジオンは何時でも採れると思っていたが手に入らず一週間以上前に採っていたのを生けた。
バックに飾っている”クレヨン”に合わせ枯野の雰囲気で生けた。
10月に野外教室の作業場にした場所で採集した紅葉だがやっぱし水揚げが難しい。
アズマギクに生け変えた。
野草を自作の花器に生けるのも展覧会を開く大きな楽しみだ。
お花を楽しみに来てくれる人もいる。