二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

サンドイッチなネタ(猫のテンちゃん、シンフォニー、芭蕉)

2011年08月21日 | Blog & Photo
昨日も書いたように、この数日、一足飛びに秋がやってきたような天候がつづいていますねぇ。気温差が一日で12、3℃なんて、このあたりではもうたいして驚かない。 まるで9月の「長雨シーズン」到来のようなお天気で、雨がしとしと降っている。 さて、本日はどんなネタで振ろうかな。 ・・・と考えてみたけれど、サンドイッチな三題噺でいくことにした(^_^)/~ ただし、「お題」はむろん三毛ネコ自身が振っている。 (1)テンちゃん初の一泊 7月はじめにわが家にもらわれてきた白の雄猫テンちゃん。 わが家とはいっても、本拠地は築40年をこえる母屋であ~る。彼のトイレ、餌場はこのあたりでは典型的な農家づくりの母屋、玄関土間に置いてある。 . . . 本文を読む
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天候の激変と「深夜に目覚めて(ポエムNO.45)」

2011年08月20日 | Blog & Photo
昨日から天候が激変。 あれほどの猛暑だったのに、ただいまの室温27℃、湿度71%。 ほっと一息つけるようなすずしさであ~る。 ことしの夏はフィールドへはほとんど出ることなく終わってしまった。 5月にあった地殻変動によって、三毛ネコが詩作を再開したからだが、原因はそれだけではない。9月か10月には、小さな旅に出よう・・・と目論んでいる。 ここにある「北斎館」へいってみたいのである。 http://www.hokusai-kan.com/treasure01.htm 大好きな北斎と、小布施の風光をめでながら、小さな写真旅。 時間があるようなら、もうずいぶんご無沙汰している善光寺詣でもしてみたい。 http://www.zenkoji.jp/about/index.html ご本尊は阿弥陀如来。開基1400年を超えているというから、この近辺ではほかに比べるもののない古刹で、わたしの祖父などがよく出かけていた。 . . . 本文を読む
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mixiとgoo

2011年08月19日 | Blog & Photo
mixiからはアクセスカウンターが消えてしまったが、gooにはこの機能がある。 それによると、わたしのアクセス数は現在、 トータル閲覧数(PV):261910 トータル訪問者数(IP):83380 となっている。 gooにアップされるブログの件数はこのあいだまで161万件/日だったけれど、 つい最近、162万件を突破した。gooだけでこれだけのブログが書かれているのだから、他のサイトをふくめたら、いったいどれだけのブログが毎日書かれているのやら(?_?) mixiはアプリや動画などはまったく使用せず、日記、レビュー、フォトアルバムの3本立て。 近ごろでは、「つぶやき」にも、ときおり参加するようになっている。 . . . 本文を読む
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三毛ネコ新聞「2003年インドの旅」

2011年08月18日 | Blog & Photo
お盆休みを利用して、クルマの後部トランクを整理した。 不動産業なので、いろいろな道具が入っているが、厳密にいえば、ほんとうに必要なものは半分くらいだろう。 メジャー(30m)、脚立、蛍光菅、手袋(軍手など)、鎌(草刈り用)、ドライバー類ははずすわけにはいかないが、タンスのこやしならぬ、トランクのこやしもけっこう入れっぱなしになっている。 40㍑のゴミ袋にいっぱいのゴミを処分(^^;) これじゃ、燃費がよくなるはずないよね。 そんなことをしていたら、なつかしい昔のプリントが出てきた。 「2003年5月 インドの旅」と題してある。 トップの写真と、つぎの2枚がそれ。 . . . 本文を読む
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「日本の大転換」中沢新一著(集英社新書)

2011年08月18日 | エッセイ(国内)
中沢新一さんの「日本の大転換」を、8月17日の発売日に買ってきたので、卒読した印象を少しだけ書いておこう。 わたし自身が2011.3.11の東日本大震災を、日本の転換点となるだろうととらえているので、彼の発言に、耳を傾けてみたくなったのである。 これはご本人が書いているように「マニフェスト」である。日本人として、日本人へ呼びかけ、根底からエネルギー革命(彼は第八次といっている)をおこなわないかぎり、日本社会に未来はないとまでいっている。むろんそこには、中沢さんの文脈に沿った言語がある。 たとえば《燃え盛るあでやかな火の色から、緑の植物への色彩変化》といった表現ひとつ取り上げてもそうである。 . . . 本文を読む
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明日のほうへ(ポエムNO.44)その他

2011年08月17日 | 俳句・短歌・詩集
ブレスされたばかりの真っ白いワイシャツのような物語から抜け出して ぼくは日常のこちら側に帰ってくる。 縁のかけた透明な瓶にもたれて 千里さんと陽子さんが話しこんでいる。 犬をつれたおばさんと 犬につれられたじいさんが通る。 彼らはこの生活のドテっ腹に穴があいていることを知らない。 ぼくがここにいるのを知らない。 水木しげるのお化けなら知っているってのに。 いまや廃屋となって だれ一人立ち入ることのない詩集や画集を長いこと歩きまわったあとで その詩集や画集の入口と出口について考える。 . . . 本文を読む
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なにをするのも物憂い一日&「伝説」(ポエムNO.43)

2011年08月16日 | 俳句・短歌・詩集
昨日で4日間の夏休みが終わった。 ロスから一時帰国した娘まりと遊んだりしていたため、時間はまたたくまに過ぎていった。 今日から仕事。入居者が2人、家賃をもってあらわれた。銀行振込してくれたら世話がないのに、それをやってくれない、やりたがらない入居者が、必ず何人かいる(^^;) 冷たいものを食べ過ぎたせいか、体調があまりすぐれず、体がだるい。 なにをするのも物憂い一日・・・とは、こんな日をいうのか? 市の広報配布と、銀行めぐりが終わってから、詩が一編生まれてきた。 . . . 本文を読む
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詩人の決断 ~宮沢賢治の場合

2011年08月14日 | 俳句・短歌・詩集
今日は近所のファミレスでマイミクケンちゃんと「対談」。 気がつけば、約4時間があっというまに過ぎている。 たいへん礼儀正しく、謙虚なお人柄なので、直接知遇のある吉本隆明さん、中沢新一さんなどをめぐって話題がひろがり、知的な刺激に満ちた愉しいひとときを共有することができ、感謝・感謝である。 わたしの方が不勉強なので、彼にしてみたら、ややもの足りないおもいをしたかもしれない。 わたしは近・現代の詩人について、また近ごろハマっている詩作のことなどを取り上げた。 その場で、もう少し話をつづけ、お伝えしたいことがあったが、必要な詩作品を思い出すことができなかったので、歯がゆさがまだ尾を曳いている。 . . . 本文を読む
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五大に響きあり(ポエムNO.42)

2011年08月14日 | 俳句・短歌・詩集
雨祈から物井川へ おはつ稲荷社へ 源頼政塚へ 臼井八景へ 新妻川から香取浦を通って鹿島大神宮へ ぼくはその人の姿をもとめて今日もさまよう。 地名のくらい淵にたたずんでは また 歩き出す。 倉賀野は遠いな 江戸期には繁栄したという あの河岸への道はもうまるで消えているから。 バッハといえばあの長大な変奏曲をおもいおこすけれど 小さな農家ばかりが点在するこのあたりの風景も 時代の暮色が色濃くなってきて・・・。 . . . 本文を読む
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日本人にとって8月とは?

2011年08月13日 | Blog & Photo
今日は老いた父にかわって、菩提寺の眼聖寺へ「迎え盆」に出かけた。 上の写真が、この日の本堂。高野山真言宗の末寺で、檀家300家あまりを抱えているが、住職はおらず、近隣の寺の住職がこれを兼務している。 迎え盆にいくとは、年間供養料をたずさえ、檀家の役員たちに挨拶にいくということなのである。 村の神社はさびれて見る影もないありさまだから、この眼聖寺こそ、地縁・血縁の象徴たる建築物となる。 これが本尊(大日如来)。 こちらは同じ寺域の毘沙門堂に祀られた毘沙門天。 . . . 本文を読む
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