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軋みだした中国の統治システム
―― 変化した社会に適応できる政治構造を
(2014年1月号)
デビッド・M・ランプトン
/ジョンズ・ホプキンス大学ポールニッツスクール教授(中国研究)
中国は力強い経済、パワフルな軍隊をもっているかもしれないが、その統治システムは非常に脆い。いまや中国を統治するのは、毛沢東や小平の時代と比べてはるかに難しくなっている。中国の指導者の権力は年を追うごとに弱くなり、中国社会は、経済や官僚組織同様に分裂し、多元化している。しかも、市民社会と民間が大きな力をもちつつある。問題は、政策決定に世論の立場を取り入れつつも、政治構造をそのままに放置していることだ。法の支配への強いコミットメントを示すだけでなく、社会紛争の解決に向けて、司法や立法などの政治制度への信頼性をもっと高める必要がある。優れた政府規制を整備し、より踏み込んだ情報公開を行い、もっと説明責任を果たす必要がある。そうしない限り、今後、中国は過去40数年に経験した以上の大きな政治的混乱に直面することになる。
要旨を読む >>
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追い込まれた中国共産党
―― 民主改革か革命か
(2013年1月号)
ヤシェン・フアン/マサチューセッツ工科大学教授
これまでのところ、中国が民主体制へと近づいていくのを阻んできたのは、それを求める声(需要)が存在しなかったからではなく、政府がそれに応じなかった(供給しなかった)からだ。今後10年間で、この需給ギャップが埋められていく可能性は十分ある。一人あたりGDPが4000―6000ドルのレベルに達すると、多くの社会は必然的に民主化へと向かうとされるが、すでに中国はこのレベルを超えている。さらに、今後、中国経済がスローダウンしていくのは避けられず、社会紛争がますます多発するようになると考えられる。さらに、中国の政治・経済的未来へのコンフィデンスが低下していくのも避けられなくなり、資本逃避が加速することになる。この流れを食い止めなければ、相当規模の金融危機に行き着く危険もある。政治改革に今着手するか、壊滅的な危機に直面した後にそうするかが、今後、中国政治の非常に重要なポイントになるだろう。
要旨を読む >>
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中国との出会いとその後
(2014年1月号)
ジョン・ポムフレット/ワシントン・ポスト紙記者
西洋人は中国を世界から切り離された存在としてロマンティックにとらえがちだ。新しい事実が出てきても、研究者たちは、自分の思い込みにしがみつこうとする。約4000万人が死亡したとされる大躍進、そして約100万人が死亡し、数百万人の人生を狂わせた文化大革命という現実を前にしても、立場を変えない人物もいる。なぜ多くの識者たちは、中国とその革命にかくも大きな期待を寄せたのか。なぜ今も同じように考えているのか。なぜ自分が間違っていたとわかっても、まったく信じられないといった怒りにも似た感情を示すのか。そして、いまやわれわれの目の前にあるのは「気まぐれな愛人」のように、外の世界がどう思おうと気にしないふりをする中国だ。「本当の中国」を探す旅はまだ終わりそうにない。・・・
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靖国で大失態したUSAの識者、今度は中国分析で
① やはり寿命には勝てないのでしょう。先進資本主義国としての命は、まだ33年有りますが、
先に社会のデータが悪化しています。これは仏のエマヌエル・トッドが唱えた説ですが、
彼もUSAのデータの悪化から、彼らの崩壊をも予想しています。
① 黄色人種に対する、無理解は日本に対するだけでなく、対中国にも見られます。市場主義を
取り入れたからと、無条件に中共が資本主義や民主主義になるとの、おめでたい発想は
御笑い種です。そろそろ、世界支配層とやらとのレベルが見えてきました。
① これはソ連に勝った慢心のみでなく、やはり寿命が来たと見るのが良さそうです。
① 現実の中国は、武力で政権を執ったのであり、民主を叫ぶだけで、簡単に殺されたり、牢獄に
入れたりするのが見えないようです。国民の性格もそれに合わせて、悪化している
のが見えないようです。宗教の自由さえもないのです。これが見えないのが
知恵者・宗教家の馬鹿さ加減です。
① 又他国を支配し、弾圧・虐殺しているのも見えないようです。最後の植民地主義者です。
そもそも、国家の現状が見えていないようです。いくら経済的に良くなっても
国家の現状は悪化しているのであり、国民もそれに合わせてきているのです。
つまり、国民も民主主義を叫ばず、ただひたすら暴動をするのみです。
① これを武人主義と言うのです。共産主義と言うのです。もし国民の不満が酷くなれば、
彼らの作戦や未来はこうなります。
●1、前回書いた今後の6つの戦争を次々とやり、国家をまとめる。これは兵法の極意です。
国民の不満は対外的に、ガス抜きするのは共産国の常套手段です。
又実際彼らは、新聞に書いてあるように、望んでいるのです。
●2、地域同士の対決は、実は人民解放軍の対立そのものが主体ですから国が分裂するのです。
その場合、一つ一つの人民解放軍が、小中華となるのです。小と言って平均数億の
国民ですから、馬鹿には出来ません。その方が中共が治めやすいと考えれば、
そうなる可能性が、高いでしょう。
●3、そもそも、資本主義国で民衆が力をある程度持つのは、選挙が有るからです。
共産国家は選挙が無いので、戦いは武力しか有りません。武力では庶民は勝てません。
勝てても、庶民の代表は国家や政治を治める事が出来ませんから、その支配を
委ねられる人は,結局武力のある武人ですから、元の木阿弥となります。
●4、日本の戦国時代で例えれば、主が信玄から謙信に代わるようなものです。本質的な
変化は起こりません。違いは武力弾圧の多少のみです。庶民が権力を持ち続ける
事は出来ません。精々一時的に小規模の地域を支配するのみです。
●5、武人のロシアも残虐なツアーリの支配を脱した革命は、もっと酷い共産党の大虐殺
が待っていたのです。これが武人の戦国時代です。だから戦国であり、武人なのです。
武人を怒らせると、もっと酷くなるのみです。
●6、国が混乱すれば、第二の毛沢東が出て、殺し合いが待っているのみです。これが武人です。
●7、何千万の虐殺は、かの国の前の指導者が言ったように、中国では普通なのです。
勝ったものが天下を取るのが、戦国武人の時代です。USAの知恵者もそろそろ
大崩壊が見えてきそうです。
軋みだした中国の統治システム
―― 変化した社会に適応できる政治構造を
(2014年1月号)
デビッド・M・ランプトン
/ジョンズ・ホプキンス大学ポールニッツスクール教授(中国研究)
中国は力強い経済、パワフルな軍隊をもっているかもしれないが、その統治システムは非常に脆い。いまや中国を統治するのは、毛沢東や小平の時代と比べてはるかに難しくなっている。中国の指導者の権力は年を追うごとに弱くなり、中国社会は、経済や官僚組織同様に分裂し、多元化している。しかも、市民社会と民間が大きな力をもちつつある。問題は、政策決定に世論の立場を取り入れつつも、政治構造をそのままに放置していることだ。法の支配への強いコミットメントを示すだけでなく、社会紛争の解決に向けて、司法や立法などの政治制度への信頼性をもっと高める必要がある。優れた政府規制を整備し、より踏み込んだ情報公開を行い、もっと説明責任を果たす必要がある。そうしない限り、今後、中国は過去40数年に経験した以上の大きな政治的混乱に直面することになる。
要旨を読む >>
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追い込まれた中国共産党
―― 民主改革か革命か
(2013年1月号)
ヤシェン・フアン/マサチューセッツ工科大学教授
これまでのところ、中国が民主体制へと近づいていくのを阻んできたのは、それを求める声(需要)が存在しなかったからではなく、政府がそれに応じなかった(供給しなかった)からだ。今後10年間で、この需給ギャップが埋められていく可能性は十分ある。一人あたりGDPが4000―6000ドルのレベルに達すると、多くの社会は必然的に民主化へと向かうとされるが、すでに中国はこのレベルを超えている。さらに、今後、中国経済がスローダウンしていくのは避けられず、社会紛争がますます多発するようになると考えられる。さらに、中国の政治・経済的未来へのコンフィデンスが低下していくのも避けられなくなり、資本逃避が加速することになる。この流れを食い止めなければ、相当規模の金融危機に行き着く危険もある。政治改革に今着手するか、壊滅的な危機に直面した後にそうするかが、今後、中国政治の非常に重要なポイントになるだろう。
要旨を読む >>
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中国との出会いとその後
(2014年1月号)
ジョン・ポムフレット/ワシントン・ポスト紙記者
西洋人は中国を世界から切り離された存在としてロマンティックにとらえがちだ。新しい事実が出てきても、研究者たちは、自分の思い込みにしがみつこうとする。約4000万人が死亡したとされる大躍進、そして約100万人が死亡し、数百万人の人生を狂わせた文化大革命という現実を前にしても、立場を変えない人物もいる。なぜ多くの識者たちは、中国とその革命にかくも大きな期待を寄せたのか。なぜ今も同じように考えているのか。なぜ自分が間違っていたとわかっても、まったく信じられないといった怒りにも似た感情を示すのか。そして、いまやわれわれの目の前にあるのは「気まぐれな愛人」のように、外の世界がどう思おうと気にしないふりをする中国だ。「本当の中国」を探す旅はまだ終わりそうにない。・・・
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靖国で大失態したUSAの識者、今度は中国分析で
① やはり寿命には勝てないのでしょう。先進資本主義国としての命は、まだ33年有りますが、
先に社会のデータが悪化しています。これは仏のエマヌエル・トッドが唱えた説ですが、
彼もUSAのデータの悪化から、彼らの崩壊をも予想しています。
① 黄色人種に対する、無理解は日本に対するだけでなく、対中国にも見られます。市場主義を
取り入れたからと、無条件に中共が資本主義や民主主義になるとの、おめでたい発想は
御笑い種です。そろそろ、世界支配層とやらとのレベルが見えてきました。
① これはソ連に勝った慢心のみでなく、やはり寿命が来たと見るのが良さそうです。
① 現実の中国は、武力で政権を執ったのであり、民主を叫ぶだけで、簡単に殺されたり、牢獄に
入れたりするのが見えないようです。国民の性格もそれに合わせて、悪化している
のが見えないようです。宗教の自由さえもないのです。これが見えないのが
知恵者・宗教家の馬鹿さ加減です。
① 又他国を支配し、弾圧・虐殺しているのも見えないようです。最後の植民地主義者です。
そもそも、国家の現状が見えていないようです。いくら経済的に良くなっても
国家の現状は悪化しているのであり、国民もそれに合わせてきているのです。
つまり、国民も民主主義を叫ばず、ただひたすら暴動をするのみです。
① これを武人主義と言うのです。共産主義と言うのです。もし国民の不満が酷くなれば、
彼らの作戦や未来はこうなります。
●1、前回書いた今後の6つの戦争を次々とやり、国家をまとめる。これは兵法の極意です。
国民の不満は対外的に、ガス抜きするのは共産国の常套手段です。
又実際彼らは、新聞に書いてあるように、望んでいるのです。
●2、地域同士の対決は、実は人民解放軍の対立そのものが主体ですから国が分裂するのです。
その場合、一つ一つの人民解放軍が、小中華となるのです。小と言って平均数億の
国民ですから、馬鹿には出来ません。その方が中共が治めやすいと考えれば、
そうなる可能性が、高いでしょう。
●3、そもそも、資本主義国で民衆が力をある程度持つのは、選挙が有るからです。
共産国家は選挙が無いので、戦いは武力しか有りません。武力では庶民は勝てません。
勝てても、庶民の代表は国家や政治を治める事が出来ませんから、その支配を
委ねられる人は,結局武力のある武人ですから、元の木阿弥となります。
●4、日本の戦国時代で例えれば、主が信玄から謙信に代わるようなものです。本質的な
変化は起こりません。違いは武力弾圧の多少のみです。庶民が権力を持ち続ける
事は出来ません。精々一時的に小規模の地域を支配するのみです。
●5、武人のロシアも残虐なツアーリの支配を脱した革命は、もっと酷い共産党の大虐殺
が待っていたのです。これが武人の戦国時代です。だから戦国であり、武人なのです。
武人を怒らせると、もっと酷くなるのみです。
●6、国が混乱すれば、第二の毛沢東が出て、殺し合いが待っているのみです。これが武人です。
●7、何千万の虐殺は、かの国の前の指導者が言ったように、中国では普通なのです。
勝ったものが天下を取るのが、戦国武人の時代です。USAの知恵者もそろそろ
大崩壊が見えてきそうです。