歴史経済波動学的に言えば
旧ソ連国家は全て賢帝独裁時代・身分制度の国です
独裁者によって時代の様相が変わるとは云えますが
当分独裁国家である事には変わりありません
又1990年に全て新しい国家となっています
言い換えれば若い国家と云うことになりますから
お互いに冒険は大好きと云うことになります
若者が何しでかすか分からないと同じ様に
国家も冒険を求めていきます
歴史の流れを読み違えれば
逆に悲惨な結果が待ち受けています
つまり、2046年に英米資本主義が崩壊して
戦国武人の時代に突入して内乱内戦で当分はカオスとなり
全く世界に関与ができなくなると云うことです
言い換えれば一人でロシアに歯向かうのです
又はウクライナ等と一緒に歯向かうのです
できるかなポーランドさん😎?
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ポーランドのウクライナ戦争参戦に危惧 歴史人口学者エマニュエル・トッドが鳴らす警鐘「問題はアメリカだけではない」〈AERA〉
ポーランドがウクライナに提供した旧ソ連製の戦闘機「ミグ29」(写真は同型機/Getty Images)
終わりの見えないウクライナ戦争。フランスの歴史人口学者であるエマニュエル・トッド氏は、ジャーナリストの池上彰氏との対談で、ロシアやアメリカだけでなく、ウクライナの周辺にある国の動きに注目するべきだという。そこにどんな問題があるのか、『問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界』(朝日新書)より一部を抜粋、再編集し、紹介する。 【図版】上位15カ国の軍事費の推移はこちら
* * * トッド 最近になって私自身が気づき始めたことがあります。アメリカについてよく私は話をするんですけれども、アメリカ以外にも「ロシア・フォビア(ロシア嫌い)」に動かされている自立した地域圏というものがある、という点なんです。 池上 それはどこですか? トッド バルト3国、ウクライナ、ポーランドなんです。これらの国々はですね、ひじょうに「ロシアへの恨み」というものを持っている。必ずしもその恨みは明確なものではないんですけれども、そういったもので形作られている地域圏があるわけですね。
もちろん、ロシアというものを「共産主義を築いた」とか、「独裁者スターリンを生み出した」などというようなことで批判することはできるのでしょう。 あるいは西側は、いまもそのプーチンのことをロシアの伝統の後継者といいますか、つまり帝政ロシア(18世紀から20世紀初め)の専制政治体制である「ツァーリズム」であるとか、スターリンの後継者であるというような見方というのは、いまだにあるわけです。
けれども、実は、ロシアという国は自分たちで共産主義やスターリンというものを倒してきた歴史があるということを忘れてはいけません。 そういうふうに見られることはあまりないんですけども、戦争もせずに、自分たちでそれを倒して、変化を受け入れてきたという歴史があります。 バルト3国や、ウクライナの独立も、少なくとも最初のうちは認めていたわけですよね。 それから、バルト3国とかウクライナの一部の中に、ロシア語を話す人々、つまりそういうマイノリティーを残すことも、受け入れてきたという歴史があります。
確かに、その後に出てきたロシアというのは、いわゆる西洋的な、リベラルな国ではないわけですけれども、かつてのソ連のような全体主義的な国でもないわけですね。 プーチンは市場経済というものに反対はしませんし、むしろ経済をも軍事化してしまうことには反対しています。 たとえば、スターリンのようにしてしまうことには、反対な立場の人間なわけですね。
そして、プーチンという大統領は、ロシアの歴史のなかで、初めて「反ユダヤ主義」というものを持ち出さなかった人でもあります。 さらに言えば、ロシア人も、ある程度ロシアから逃げたければ逃げることができるといったような状況でもあるわけですね。 池上 ではなぜ、そのバルト3国やウクライナ、ポーランドなどは恨みを持ち続けているのでしょうか。なぜ、根深い問題が、そこにはあり続けているのでしょうか。
トッド これは仮説ですけれども、これらの国々が、ソ連から解放されたあと、社会的、または精神的な意味での均衡というものを見いだすことに失敗してしまったからだと、私は考えています。 たとえば、「ポーランド人である」ということはどういうことかといったときに、「カトリシズム」(カトリックの信仰)というのはあったわけですけれども、そんな宗教的な側面も、ポーランドでは崩壊しつつあった。そういった中で、社会的な均衡を見いだすことができなかったと考えます。
また、ウクライナは、ロシアのなかで共産主義が崩壊していくという動きがあったなかで、実はその動きに対しては後れを取っていた、という歴史もありますね。 もしかしたら、ロシアよりも、よりソ連的だったかもしれないというような側面は、あまり知られていない点です。 ですので、バルト3国からポーランドを通ってウクライナまでというあの地域圏は、不安定化の根源と言いますか、ひじょうに不安定な地域圏だと言えると思います。 池上 ポーランドといえば、トッドさんは、ウクライナ戦争の今後の行方を見るうえで、「ポーランドには気をつけろ」と、おっしゃっていますね。どういうことでしょうか。