天下のゴールドマンの予測に疑問

★　http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N8SHYD6S972E01.html

ゴールドマン、商品価格の下落予想－スーパーサイクル終了で

　　７月16日（ブルームバーグ）：米ゴールドマン・サックス・グループは、鉄鉱石や銅、北海ブレント原油などの商品の価格が向こう５年間に下落するとの見通しを示した。世界的な供給増が要因としている。

為替担当チーフストラテジストのロビン・ブルックス氏らゴールドマンのアナリストは15日付リポートで、一部の金属やエネルギー、バルクコモディティの価格が大幅に下落すると予想。大半の商品の価格が前年比で上昇する局面は終了するとの見方を示した。

中国の原材料需要が急増する一方、鉱山と油井からの供給が逼迫（ひっぱく）していたため、商品価格は2010年までの12年間に２倍以上に上昇した。米シティグループやドイツ銀行などの銀行は商品のスーパーサイクルが終了したと指摘している。今年はブラジルでの降雨不足の影響でコーヒー生豆価格が年初来で46％上昇したほか、インドネシアでの鉱石輸出禁止に伴いニッケル価格が39％上げるなど、商品相場は上昇した。年間ベースの商品相場は３年連続で下落していた。

ゴールドマンのアナリストらは「商品価格の上昇が続いたことが供給面の反応を促している」と指摘。「世界の商品相場の暴落を予想しているわけではない。ただ、多くの主要商品価格が全般に大幅下落すると予測している」と述べた。　　　　

原題：Goldman Forecasts Lower Commodity Prices as Super-CycleEnds (1)（抜粋）

記事に関する記者への問い合わせ先：シンガポール Glenys Sim gsim4@bloomberg.net

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●　ゴールドマン＝GSと私の見解の相違

　　➊　GS→　商品価格のスーパーサイクル終了。これは私の言うサイクルに相当します。
　　　　つまり、今回の２０００年から続く商品のサイクルは終わったという事です。

　　①　私の見解→サイクルはまだ終わっていない。原油と貴金属の相場はPrimary第❺波
　　　　は今から始まる。従って供給が過剰なら、それを阻害する何かが起こると
　　　　いう事です。既にその兆候は、ウクライナに見えます。


　　❷　GS　→貴金属は未だ調整はありうる。

　　②　私　→パラディウムの調整は去年の１２月に終わり、今は第❺波に突入している。
　　　　　　　プラチナも去年の１２月から、第❺波に突入の可能性が高い。
　　　　　　　金銀は調整の可能性はありうるが。

　　❸　GS　→原油のスーパーサイクルは終わった。

　　③　私　→原油も貴金属同様、サイクルは終わっていない。今は第❺波に入っている。

●　向こう５年間下がるという事は、完全にサイクル≒スーパーサイクルが終わったという事を
　　意味しますが、逆に私の見解は、向こう５年間で最後のサイクル第❺波が完成する
　　ことを言っています。勿論商品によっては向こう1年間の調整はあり得ますが、
　　5年間はあり得ないでしょう。サイクルが完成していないのです。

●　逆に、５年後から、2029年まで商品の相場が暴落を開始するのです。つまり5年後から
　　先進国の好景気が始まり、同時に商品が調整時期に入ります。そして再び2029年から
　　先進国の不景気が始まるのです。つまり最後の先進資本主義国の崩壊が始まるのです。
　　先進諸国の崩壊は、同時に商品の上昇時期でもあるのです。

◎　この様に大きく見解が異なります。今からの商品の価格の動きが、全て語るでしょう。