中国の「麻薬犯罪」を暴露した米下院報告書がヤバすぎる…!ついに明らかとなる「21世紀版アヘン戦争」の非道な中身
ブリンケン訪中で鮮明となった「新たな火種」
米国のブリンケン国務長官は4月26日から28日にかけて中国を訪問したが、これが今後の米中関係に深刻な影を落とす可能性があると筆者は懸念している。 【写真】大胆な水着姿に全米騒然…トランプ前大統領の「娘の美貌」がヤバすぎる! 前編「「中国の麻薬犯罪」がアメリカ議会の調査でついに明かされた…! 米国社会を敵に回した習近平が支払う「底なしの代償」」で説明したように、米中関係を改善したい中国側は融和ムードを演出しようと必死だった。 ブリンケン氏は4月上旬に訪中したイエレン財務長官と同様、中国が「デフレ輸出」を行わないよう、強く求め、西側諸国の制裁を尻目に規模を拡大しているロシアへの輸出についても釘を刺した。 これに対し、中国側は反論したものの、4月26日にブリンケン氏と会談した習氏は「世界の2大経済大国である米国と中国はライバルではなくパートナーであるべきだ」と述べた。 ブリンケン氏の訪中について筆者は、同氏が4月26日に中国共産党公安部長の王小洪氏と面会したことに注目した。 中国メディアによれば、王氏はブリンケン氏との会談で「両国間の麻薬取締まりにおける法執行の協力を進める」と述べたという。 この発言の背景には、米国議会の最近の動きが関係している。
米下院の報告書が示した「中国政府の関与
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アメリカでは、フェンタニルの過剰摂取による死者が急増している
米連邦下院の中国共産党に関する特別委員会は4月16日、「中国政府が麻薬鎮静剤(オピオイド)の一種であるフェンタニルの生成につながる化学物資の製造に資金的援助を行い、米国のフェンタニル中毒危機をあおっている」とする内容の報告書を公表した。 報告書は「中国政府はフェンタニルの前駆体を製造する企業に対し、海外で販売する場合に限って最大の13%の付加価値税が還付しており、今年4月も同様の措置がとられた」と記載している。 フェンタニルは史上最悪の麻薬だと言われている。その効果はモルヒネの100倍、ヘロインの50倍とされ、安価に入手できることから闇市場で大量に流通している。米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では2021年にフェンタニルの過剰摂取で7万人以上が死亡している。