歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

270年説とイギリスの3時代とジャンヌダルク

2013年01月07日 19時38分14秒 | 時代・歴史

先にイギリスが武人の時代=戦国時代に突入すると書きました。つまりマルクスの
先進国の金融帝国主義が崩壊した後の時代です。彼は共産主義が来ると
予言しましたが、歴史は必ずしも共産主義の形態をとらないのは
各国の事例から見てきました。共通するのは、武力を背景に
した独裁が基本の時代だと言う事です。

1760年をイギリスの産業革命の開始として、英の資本主義の崩壊を予言しましたが
これが基本的に歴史にマッチするかどうかを機械的に当てはめてみます。
日本なら明治維新、フランスならフランス革命、アメリカなら
独立戦争とクリアーカットに判断できますが。

1760年ー270年=1490年。1490ー270=1220年。
つまり1490~1760年間は、知恵者の時代=絶対王政の時代。
1220~1490年間は武人の時代=戦国時代と機械的に
分けられます。

1215年は、マグナカルタで貴族の反乱による国王の権利が制限された時代です。
つまり、各諸侯=貴族が力をもち、土地を基本にした封建時代です。
この当時の富は農産物が主体でしたので、力のある貴族の
前では国王の権力は弱められたのです=下剋上。

1337~1453年のフランスとの100年戦争はこの時代に含まれます。
まさに戦国時代にふさわしい時代です。1220年から機械的に戦国時代と
しましたが特に大きなずれは有りません。

逆に1215年を起点にして計算すれば、1215+270=1485年。
1485年+270年≒1755年。1755+270=2025年となります。
つまりイギリスの資本主義崩壊はその過程にあり、1215+270x3=2025年
新たなるマグナカルタ、つまり国民の反乱による中央銀行の国債発行の中止と
増税拒否の革命が起こると言う事です。又は英国の分裂と対外債務支払い
停止が考えられます。いずれにしろイギリス資本主義の崩壊です。
 
1490~1760年は知恵者の時代=絶対王政の時代です。逆に全土は強権で統一された
時代です。日本で云えば、江戸幕府の徳川の絶対権力と士農工商の身分制の時代です。
イギリスではチューダ絶対王朝が1485年に成立しています。1215年の
マグナカルタから270年目です。これも歴史にぴったし当てはまります。

一般的には、資本主義は身分制は廃止され、市民の権利が高まり、議会の開催、投票権の
獲得などが広まり、ブルジョアジーの台頭の時代です。市場としての国と
その担い手の資本家や庶民は富の形成と言う面からは平等になります。

日本で云えば江戸幕府崩壊の明治維新であり、フランスは革命による国王の断罪であり、
ドイツは統一であり、米は独立の時です。

イギリスでは清教徒革命、名誉革命、権利の章典を経て立憲君主制に移行し絶対王政は
崩壊します。これは1689に起こり、1760年の産業革命の勃興からは
少し早いですが、大きな矛盾はないと思います。先に政治体制が出来ますが、
日本でも見方によっては、ペリーの来航以降薩長連合は幕府の権威を
否定し打倒を目指したのですから、時代の移行期としてみれば
理解できます。

この様に270年サイクル説とサーカーのサイクル説は見事に歴史を説明できます。
マルクスは、この絶対王政を、単に封建時代からブルジョア市民国家への移行期と
唱えたと言いますが、これはレキッとした一時代です。ここにもマルクスの
歴史認識の判断の甘さが有ります。江戸時代を単に明治資本主義への
移行過程と見ることは出来ないのと同じです。

江戸時代270年間は、立派な一時代です。単なる移行期では有りません。
英の時代区分は、1215年マグナカルタ戦国時代開始、1485年
チューダ朝絶対王政成立、1755年資本主義勃発、
2025年英資本主義崩壊が良いでしょう。 勝手に決めました。




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マグナ・カルタから見た英国資本主義の崩壊時期

2013年01月05日 23時49分08秒 | 時代・歴史

昔は支配者や国王は、国家の財政を賄うのに増税や民間からの借り入れで
対処してきました。これでは国民からの反発にあい戦争時の資金は
難しくなります。実際増税に耐えかねた貴族により、英のジョン王は
1215年にマグナ・カルタに署名させられたと言います。

つまり勝手に増税は出来なくなったのです。これはある意味下剋上であり、
英の戦国時代=下剋上の始まりとも言えます。

その後は英に中央銀行がが1694年に設立されて、国家の錬金術が完成したと言われます。
つまり、お金が必要になればとりあえず国債を発行し、中央銀行に買い取ってもらえれば
良いのです。この際の担保は勿論将来の徴税からの収入です。

この様にして、国家の財政革命=錬金術が発明されたのです。当時の戦費調達手段として
中央銀行は出来たのです。これが戦争を容易にしその後の世界大戦のような
戦費にも利用されていくのです。

実際第一次大戦の前年1913年に米の中央銀行はだまし討ちの様にして議会の年末に
成立したと言います。その後第一次、第二次大戦、ベトナム戦争等と
紙幣は際限なく国家の政策の為に増発されていきます。

所が戦費を増発し過ぎた米は、日独からの経済的な追い上げにあい、インフレや
金利上昇などで苦しみますが、同時にインフレを起こさない程度の紙幣の増発で
民間の金融危機や経済危機を救えることに気づき、1971年のニクソン
声明によりその戦略が本格発動されます。

つまり金との兌換停止により、紙幣の増発を容易にし、ドルを垂れ流しながら経済の
活性化に取り組みます。つまり、戦前暗殺された高橋是清の政策と同様なものです。
高橋蔵相の下で、金との兌換を停止し円の価値を下げて日本はいち早く
経済危機から回復したと言われます。バーナンキさんは高橋の研究者
とも言われます。この政策が1966~1982年の不況
や今回の2000年からの不況に応用されて、恐慌状態は
予防されていると言われます。=近隣窮乏化策。

今回2000年~は2度目の国際金融機関救済の為の金融緩和・財政出動なのです。
しかしいつも言っているように3度目の正直は、エリオット波動によれば、
一つの区切りであり、崩壊の時期でもあります。

つまり2032年からの3度目の国際金融機関を救う為の金融政策や財政出動が
限界に達し米資本主義が崩壊する事につながるのです。これはエリオット波動
を示します。二度あることは三度ある。そして三度目に崩壊。

イギリスで錬金術の仕組みとして始まった中央銀行システムは、1215年の
マグナ・カルタから810年後の2025年前後に、増税反対の国民の
反乱にあい潰れる可能性が高いのです。又は監査の対象となり
厳しくその活動が制限されることになるのです。

正に270x3=810年後の呪いです。新たな武人の時代は、国債を垂れ流して一部の
金融機関だけを潤す現代の仕組みそのものを破壊するのです。これが
金融帝国主義崩壊と言う事です。マルクスの予言そのものです。

歴史は270x3=810年おきに、似たような時代を繰り返すのです。これがエリオット波動と
サーカー理論と私の270年理論の組み合わせの結果として導かれます。




マグナ・カルタから3時代を経て、英国民は新たなるマグナ・カルタを要求します。
新たなる下剋上=戦国時代の始まりなのです。
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資本主義崩壊・第一波の先陣

2013年01月05日 18時02分11秒 | 政治経済

英国は近代資本主義の最初の勃興国として有名です。しかし第二次大戦後に
完全に米国に主役交代してからは有名な英国病にかかり、サッチャー首相
が登場してからはマルクスの予言通りの事が起こりました。


つまり、シティを開放し金融取引を自由化し、世界から金融機関を呼び込み、
ウィンブルドン現象にて見事に金融帝国として最後の花を咲かせたのです。
しかし見ての通りその金融がニッチもサッチも往かなくなりつつあります。

マルクスの予言、金融帝国の崩壊と先進国からの共産主義の台頭が現実味を
帯びつつあります。武人の時代は何も共産主義だけとは限りませんが、
共産党が喜ぶ時代の到来であることは既定の未来です。

歴史から見た共産党以外の武人の支配の例は有ります。今の韓国の政治状況は
武人の時代ですが、アメリカに取り込まれているために、その荒々しさは
隠されていますが、良く見れば中国や北と似たような性格をしています。

それから、共産主義以前のロシア帝国も軍国主義でしたが、共産主義では
有りませんでした。1917年に共産党に乗っ取られた帝国です。

中国も1911年清が崩壊後しばらくは蒋介石の支配下にありましたが、
最後は共産党が勝利し、1949年今の共産中国が成立しています。

北朝鮮も武人の時代ですが、これは共産主義ではない金王朝独裁と言える状況です。
従って金王朝がたとえ滅びても新たなる独裁者が現れるのみです。
北も共産党が権力を握る可能性は残されています。

この様に武人の時代は下剋上の時代、戦国時代ですので、農民出の足軽の猿=秀吉が
天下を取った様に、庶民の平等共産主義の思想に共鳴しやすいのです。

英国がどのような武人の時代になるかは今のところは分かりませんが、最後は人民の
暴力を得て政権を握る党が支配者になることは予想できます。

既に今までも、王室の乱れ、BBC放送の下半身崩壊、経済の崩壊、金融の最後の兆候などを
全て総合すると、英国の資本主義の崩壊が近いことは請け負います。


問題は何時起こるかです。その英国の崩壊は2つの道筋が考えられます。

1つ目は、米に引きずられて少し崩壊時期が延長することです。2032年からの
   崩壊です。又はその少し前からの崩壊です。
   英国の資本主義勃興が1760年代と漠然としか言えない所に問題が有ります。
   又、最初の近代資本主義国としての歴史的延長があり得ます。

2つ目は、独自に崩壊を始める可能性です。崩壊も最初に起こると言う事です。
   この場合は、第Ⅴ波は今回の2000年で終わり、今の調整は崩壊の過程と言う事に
   なります。その過程をFTSEの株価の動きで予想してみます。


図から2000年に崩壊が始まったのは世界共通です。そして2009年3月に
最初のabc=Aが終わっています。このAはsideway=Horizontalです。米の様に
ポンドを垂れ流していないので、拡大型としては弱い感じです。
日本のZIGZAG低下に比したら、ポンドの垂れ流し十分です。


そして2009年3月からの上向きの波はZIGZAGを呈しています。この上向きの調整波
ZIGZAG=Bはabcのbの最終段階にあります。このaは2009年3月~2011年2月まで
ほぼ2年かかっています。bは2011年3月から今の感じではTriangleを形成し
今年2013年の2月まで続くことが予想されます。これもほぼ2年です。

これから推測すれば、最後のcも2年が考えられます。つまり2015年2月まで
株価が上昇すると言う事です。これはFRBのQE3の終了1年後と一致します。
多分このままの勢いならBの終盤でFTSEは8000の大台に乗ります。

そして最後の調整波Cは2015年3月から暴落の様相が見え始めます。この最後のCも
より小さいabcを形成します。aは第5波形成し、bは第3波を形成し、
cはやはりa同様第5波を形成し底に着きます。

問題はこの今回の最後の暴落の底が何時になるかです。日米独仏は2018~2020年までには
底になることが予想されます。しかし金融帝国のイギリスは、官民含めて膨大な
債務が有ると言われています。金融帝国として儲けた分のその付けが回って
きたのでしょう。ハイリターンはハイリスクなのです。

もし日本の様に失われた30年が来るなら、2000+30=2030年=崩壊と言う事になります。
前半のA波の様にCが9年かかるなら、2015+9=2024年、CがA波の1.618倍なら
2015+9x1.618≒29.6≒2030年と言う事になります。

2030年は、270年説から見た、英の資本主義崩壊の予測時期です。
やはりこのまま英国は武人の時代=戦国時代=下剋上の時代=混乱の時代に
突入する可能性大です。南無阿弥陀仏。    



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マエストロ・グリーンスパンの遺言の真実

2013年01月05日 14時19分59秒 | 政治経済

2007~2009年の米国株の崩壊時、グリーンスパンは100年に一度の
出来事だと言いました。コンドラチェフサイクルなら50~70年
サイクルであり、1929年の世界恐慌以来なら80年ぶり
であり、100年には当たりません。

何故彼は100年と言う言葉を使ったのでしょうか? 今回は恐慌の再来でない
又はアメリカの崩壊の時ではないと敏感に感じ取ってる貴方なら分かるはずです。

言葉その物の正確な意味を歴史に応用してみましょう。100年前とは、1907年
であり、丁度1900年頃から株価は調整の時期に入っています。
現在の株価は実は2000年から調整に入っています。

ほぼ100年前1900年が今の2000年前後の時期に相当します。
つまり1900~1920年前後が調整の時期であり、1920~1929年が
株の暴騰の時期なのです。そして歴史に名高い1929年米国株の大暴落に始まる
世界恐慌が起こる時期なのです。彼はこの事を言っているのです。

1900~1920年の調整は、アメリカのスーパーサイクル第(Ⅳ)波の、その下の
小さいサイクル=サイクルの第Ⅳ波なのです。つまり~1929年までの上昇は
スーパーサイクル第(Ⅳ)波のサイクル第Ⅴ波なのです。

これが解れば自動的に、1929年の崩壊は米のスーパーサイクル第(Ⅳ)波の崩壊と
言う事が解ります。従って調整は少なくとも1942年まで続く、Triangle 調整となり
ます。これは1966~1982年の調整はサイクル第Ⅱ波であることを意味し、
更に今回の調整2000~2020年はスーパーサイクル第(Ⅴ)の
サイクル第Ⅳ波と言う事になります。

つまり、米資本主義の崩壊は今回ではなく次回のサイクル第Ⅴ波の後に起こることは
自動的に予測できます。マエストロはこれを語ったのです。

つまり、予測したサイクル第Ⅴ波=2020年~2032年の後に史上最大の崩壊が
起こり、米の資本主義は2046年崩壊するのです。これをグリーンスパンさんは
語ったのです。崩壊の開始は前回の恐慌からほぼ100年目です。
崩壊の終了は、ほぼ第二次大戦後から100年目です。
100年目の呪いでしょうか。


第二回目の、第一次大戦が起こる前夜祭と言う事でしょうか。米の崩壊は第二回目の
第二次世界大戦が起こる時期なのでしょうか? いずれにしろ戦争は
不景気に起こります。いや、起こされます。

1914年第一次大戦開始→2014年発展途上国の株の崩壊→2015年先進国の株の崩壊→
2016年ゴールドの暴騰暴落→金売却とユーロ危機の終了→史上最大の円高の到来
→経常収支赤字常態化→日本国債崩壊→日本経済敗戦の完了→2020年からの
日本のスーパーサイクル第(Ⅴ)の開始→日本株の投資開始に最高の時期。

マエストロの100年を知っていたなら貴方は既にマエストロです。

 
言葉の解説。TriangleはImpulse では第4波にしか現れませんので、それを見つけることで
全体の波の姿が見えてきます。あちこちに隠れています。



追記、今回は共和党の反対にもかかわらず、QE3は予定通り行われ、金融機関は救われ、FRBの
   監査もなく国際金融機関は救われました。しかしエリオット波動は語っています。

   次回は国際金融機関の勝利はないぞと。共和党の強い反対、又は共和党の大統領の
   登場により、金融機関の甘えは無視され、2032年からの株の調整はあのZIGZAGで
   行われ、FRBは身動きできず、FRBに監査が入り、ここに米の金融帝国主義は
   崩壊します。アーメン。



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