おいしい野菜をつくろう

採れたて野菜は おいしい!

ローラのお母さんは コーヒーミルで小麦粉を作りました

2014-03-01 | 
岩波少年文庫の ローラのお話シーリーズ 『長い冬』は
猛吹雪で 鉄道が動かなくなり 町が 孤立してしまう お話です

燃料にする薪も 石炭も ランプに使う灯油も… 
そしてパンを焼く小麦粉も 手に入らなくなってしまうのです


お父さんとお母さんは いろいろ工夫しながら この難局を 乗りきっていくのですが
お父さんが こんなことを 言います

時代は進みすぎているよ。
 すべてがとてつもない早さで進んでしまった。
 鉄道、電信、灯油、石炭ストーブ、こういうものはあれば便利だが
 問題は、人々がそれに頼りすぎてしまうという点だね。

 

つい最近 私達も 大雪で たった1日2日でしたが 不便な思いをしたところです
ローラが体験した 「長い冬」とは 比較にならない話ですが
お父さんの言葉には 時代を超えて 考えさせられる 真実があるように思います
 


そんな困難な暮らしの中でで 小麦粉がなくなってしまった時 
お母さんが コーヒーミルで 小麦を挽いて粉にするお話に 感動しました

 ネット画像


私も コーヒーミルで 小麦を挽いたことがあるのです
どこから仕入れた知識だったのか 記憶も有りません
挽いた小麦で パンを焼いたわけじゃないんです
ただ 挽いてみただけ…
どうも意味のないことをしたがる 私です

ひょっとして この本は 一度読んでいるので 
このことが 頭の隅に 残っていたのかもしれません



石炭がなくなって 干し草を固くよって 棒のようにして 燃やしたり
ランプの灯油の代わりに 車軸用の油を使って ボタンランプを作ったり

知恵を出し合い 助け合って 長い吹雪の中での生活が続きます
目が言えない メアリーも ミルで小麦を挽く手伝いをします
一度読んでいるはずなのに 初めて読むような思いで ワクワク ドキドキ!

挽きたての 小麦粉で お母さんが焼いた黒パンは 
とりたての木の実のような味わいがあって 美味しかったんだそうです

今で言えば 全粒粉の小麦粉パンですね
これを イーストを使わずに パンにしてしまうんです
サワー・ドゥーという パン種なんだそうです


家族が助け合わなければ 日々の暮らしが成り立っていかない時代
とっても大変そうだけれど ある意味 とっても素敵な時代だったのかも~?




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1 コメント

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こんばんわ (よしこさん)
2014-03-01 18:56:20
考えさせられること 沢山ある物語です
何事にも 諦めない どんな出来事にも「終わり善きはすべて善し」の精神
コーヒーミルですか?日本なら 石臼?
考えつくものですね
今の時代に生きて 良かった~(笑)

今「農場の少年」読んでいます
私の場合 初めの2巻読んで 全部 読んだ心算になっていたように思います
いい機会を 頂いたので
後半の 続きも探して 読んで見たいです
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