フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月24日(水) 晴れ、夕方から雷雨

2006-05-25 01:18:58 | Weblog
  午前中に母と蒲田社会保険事務所に行って遺族年金(厚生年金)の申請手続きをする。待ち時間込みで1時間ほどで終了。帰宅して、共済年金の方の遺族年金の申請書類を揃えて郵送しようと思ったら、年金の証書がないことがわかって、びっくり。厚生年金の手帳と証書は貸金庫に保管しておいたが、共済年金の証書はこれまで一度も見た記憶がないと言う。そ、そんな…。共済組合の事務局に問い合わせたら、紛失届を一筆書いて下さい、それで大丈夫ですとの返事だったので、ホッとする。特定の書式があるわけではないそうなので、私が文案を作り、母に便せんに自筆で書いてもらう。
  お昼に歯科医院へ行く。本当は次回の予約は来週の月曜日なのだが、治療している左上の奥歯の一つ隣の歯の歯茎が腫れて痛いので電話をしたら診てくれるというので、割り込ませてもらうことにした。多少化膿しているが、切開するほどではなく、たぶん今日あたりが腫れのピークでしょうということで、抗生物質と消炎剤が3日分出る。昼食は卵かけ御飯ですます。歯や歯茎が痛いときは食欲もあまりわかない。処方された薬を飲んで、昼寝。いくらでも寝られる感じ。夕方、雷雨。
  夕食は鶏の胸肉の照り焼き。なかなか挑発的なメニューである。もちろん妻にそんな意図があるわけではなく、たんに私の歯が悪いことを忘れているだけなのだ。しかし、意地悪されるより、忘れられる方がつらいことかもしれない。誰かの詩に「この世で一番不幸な女は忘れられた女です」というフレーズがあったのを思い出す。中学生の頃に読んだ詩だ。ひたすら右側の奥歯で鶏肉を噛む。夕食後、『いい旅 夢気分』というまったりとした旅番組をソファーに横になって観ていたら、温泉に行きたくなった。父のお香典(の一部)で家族そろって温泉旅行なんていいのではなかろうか。新緑の林の中の道を散歩し、温泉に浸かり、昼寝をして、夜は持参したアリス・マンロー『イラクサ』を読もう。素晴らしいプランだ。しかし、現実は厳しい。明日は二文の卒論指導と、一文の卒論ゼミと、二文の基礎演習が控えている。いい加減な報告は許さんぞ、と思うのである。