8時半、起床。朝食は焼き魚(鮭)と御飯。すぐに部屋の掃除。今日は北海道教育大学の内田さん夫婦が昼前に来られることになっている。11時半頃玄関のチャイムがなって、出ると内田さんたちだった。蒲田駅に着く頃に電話をくれたら駅まで迎えにいくことになっていたのだが、電話番号が違っていたようで(私がメールで自宅の電話番号を知らせるときに間違ったのだ。すみません)、駅からタクシーで来られたのだ。内田さん夫婦と私の関係は、奥さんの愛子さんがまだ同志社大学の学生だった頃、1年間、交換留学で早稲田大学に来ていたときに私の演習を履修したのが縁である。彼女は卒業後、東京で就職したのだが、学生時代からの知り合いで若手の社会学者である啓太郎さんと結婚して、いまは函館に住んでいる。私は結婚式に呼ばれて、そこで初めて啓太郎さんにお会いしたのである。100キロを超える巨漢であったが、今日、3年10ヵ月ぶりに再会した啓太郎さんは、愛子さん主導による減量作戦が見事に成功して、70キロ台半ばの引き締まった体型になっていた。お土産に愛子さん自家製のイクラの醤油漬け、ニシンの酢漬け、イカの塩辛、それから函館の洋菓子店「ペイストリースナッフルス」のチーズオムレットと蒸し焼きショコラをいただく。昼食は穴子と菜の花のちらし寿司、海老とタラの芽と人参の天ぷら、蛤の吸い物。食後、啓太郎さんが何やらもじもじしている。「ん?」と思っていると、愛子さんが啓太郎さんに言った。「先生の書斎の写真を撮らせていただきたいのでしょ。だったらちゃんと申し上げないと…。」一種の間接話法である。自分の書斎を構築するときの参考にしたいらしい。「あっ、どうぞ。かまいませんよ。」私がそう言うと、啓太郎さんは嬉しそうにいろいろな角度から書斎の写真を撮った。「これでもう思い残すことはありませんね。」と愛子さんが言うと、啓太郎さんはコックリと肯いた。
午後3時頃、2人を駅まで送りがてら散歩に出る。有隣堂とくまざわ書店で以下の本を購入し、シャノアールで読む。
岡崎武志『読書の腕前』(光文社新書)
レイモンド・カーヴァー(村上春樹訳)『大聖堂』(中央公論新社)
和辻哲郎『古寺巡礼』(岩波文庫)
高橋源一郎『人に言えない習慣、罪深い楽しみ』(朝日文庫)
廣野由美子『批評理論入門』(中公新書)
『NHKテレビ 中国語会話』4月号
中国語会話のテキストを購入したのは、大学の同僚の楊達(ようたつし)先生の写真が表紙に載っていたからである。一緒に写っている美人は、生徒役の白田久子さんで、彼女は2007年ミス・インターナショナル日本代表である。「2007年秋に北京で開催されるミス・インターナショナル世界大会で世界一を目指しています」とのこと。私は学部の学生の頃、中国語を履修していた。テキストは『毛沢東選集』。ゲリラ戦の方法などが書かれていた(!)。平易な文章だったが、あまりに説明がくどいので辟易した記憶がある。大学院の語学の試験も英語と中国語で受けた。しかし、その後は錆び付く一方で、なんだかもったいない気がしていたが、同僚の先生が講師になったのを機会に、少し勉強し直してみようかという気になったのである。たぶん、続かないでしょうけどね。3月、4月は語学のテキストが売れる時期なのである。
夕食は、妻の昼間の労をねぎらって、外に食べに出る。「とん清」でロースカツ定食を食べる。ダイエット? いいの、いいの。スローダイエットだから。「今日の2人、ラブラブだったわね」と妻が言った。「まったく」と私は答えた。
午後3時頃、2人を駅まで送りがてら散歩に出る。有隣堂とくまざわ書店で以下の本を購入し、シャノアールで読む。
岡崎武志『読書の腕前』(光文社新書)
レイモンド・カーヴァー(村上春樹訳)『大聖堂』(中央公論新社)
和辻哲郎『古寺巡礼』(岩波文庫)
高橋源一郎『人に言えない習慣、罪深い楽しみ』(朝日文庫)
廣野由美子『批評理論入門』(中公新書)
『NHKテレビ 中国語会話』4月号
中国語会話のテキストを購入したのは、大学の同僚の楊達(ようたつし)先生の写真が表紙に載っていたからである。一緒に写っている美人は、生徒役の白田久子さんで、彼女は2007年ミス・インターナショナル日本代表である。「2007年秋に北京で開催されるミス・インターナショナル世界大会で世界一を目指しています」とのこと。私は学部の学生の頃、中国語を履修していた。テキストは『毛沢東選集』。ゲリラ戦の方法などが書かれていた(!)。平易な文章だったが、あまりに説明がくどいので辟易した記憶がある。大学院の語学の試験も英語と中国語で受けた。しかし、その後は錆び付く一方で、なんだかもったいない気がしていたが、同僚の先生が講師になったのを機会に、少し勉強し直してみようかという気になったのである。たぶん、続かないでしょうけどね。3月、4月は語学のテキストが売れる時期なのである。
夕食は、妻の昼間の労をねぎらって、外に食べに出る。「とん清」でロースカツ定食を食べる。ダイエット? いいの、いいの。スローダイエットだから。「今日の2人、ラブラブだったわね」と妻が言った。「まったく」と私は答えた。