フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月15日(木) 晴れ

2011-09-15 22:56:48 | Weblog

  9時、起床。マーボーナス丼の朝食。

  午後から大学へ。今日も晴天だ。海辺に行きたい気分だが、そういうわけにもいかない。

  東京メトロのマナー広告の今年のテーマは「こんな人を見た。」だ。動物の写真を使っているところがミソである。今月のはとくにいい。よくこんな一瞬を撮ったものだと感心する。ところで、今日はJRの中で私の右隣の席の若い女性がこんな感じで私の肩にもたれかかってきた。もちろん邪険に肩で押し返したりはしない。困った顔ひとつ見せずに、彼女の安眠を妨害しないようにじっとしていた。

   昼食は「メーヤウ」のタイ風レッドカリー(ご飯は普通盛)とラッシー。ナンプラーをいつもより多目に入れて食べる。

  5時半まで教務室で仕事。帰り道、大森で途中下車して、キネカ大森で『海炭市叙景』を観る。佐藤泰志の同名の短篇小説集を映画化したものである。18作品の中から5作品を選んで、オムニバス形式で(5つの作品を細い糸でリンクさせながら)描いた映画だ。重苦しい映画である。やるせないストーリーである。小説よりも一層暗くやるせない感じがするのは、とくにそういう5作品を選んだからだろう。だが、目をそらすことはできない。引き込まれるように見入ってしまう。思うようにならない人生を生きている登場人物たちは、われわれの分身であるからだ。そこにはわれわれの人生が描かれている。あとからパンフレットを読んで知ったのだが、登場人物の一部は現地キャストでほとんで素人だという。「ネコを抱いた婆さん」のトキを演じた中里あきもそうだという。う、嘘でしょ。これには驚いた。

  映画の後、大森駅そばの中華料理店「喜楽」で夕食をとる。初めての店だが、外から見たらサラリーマン客でけっこう賑わっていたので、味は信用できると踏んだ。回鍋肉定食を注文。読みは当たっていた。美味い。いまはなき早稲田の「秀永」を思い出させる味と店の雰囲気だ。スープ代わりにワンタン(400円)を追加で注文したら、ワンタンメン(600円)が出てきた。店員の女性は中国人だったので、たぶん私の発音が悪かったのだろう。定食を平らげた後のワンタンメンは重い。でも、残さずに全部食べた。

 

  帰宅してメールとツイッターをチェックしたら、同僚の長谷先生がツイッターで、「今月末締め切りで50枚の論文があるのだが、なかなか集中できない。気が狂いそうだ。」と呟いておられた。この「50枚の論文」というのは私が依頼した原稿のことだろう。先日、メールで締め切りの確認をさせていただいときは、着実にやっていただいる様子だったが、、そうか、「気が狂いそう」なんだ・・・。でも、少しくらいそうなっていただいた方がよい。なぜなら長谷先生の文章の魅力は狂気的なものを秘めているところにあるからだ。そうツイッターで長谷先生に返信をしたところ、少しして、リツイートがあって、「ひええ」と書かれていた。


9月14日(水) 晴れ

2011-09-15 10:08:01 | Weblog

  7時、起床。朝一番で電話連絡をしないとならない用件があり、いつもより早起き。バタートーストと牛乳のシンプルな朝食。

  9時過ぎに家を出て大学へ。地下鉄に乗っているとき、家を出るときに持って出たはずの手提げバッグがないことに気づいて、飛び上がる。重要な書類がたくさん入っているのだ。いや、待てよ、もしかして、家を出るときにバタバタしていたので、持って出たつもりで家に忘れてきたのかもしれないと思い、家に電話をして妻に探してもらったら、部屋にあった。やれやれ。事務所でいくつかの案件の確認。

  昼食は「高田牧舎」に食べに行く。ひさしぶりでハヤシライスが食べたくなったのだ。行くと、改装工事中だったが、営業はしていた。何の工事をしているのか尋ねたら、オープンテラスを作るのだそうだ。ふ~ん、オープンテラスね。それはいいけど、そのために、入口左側の全面ガラスの窓がなくなって、室内が暗くった(落ち着いた雰囲気ともいう)。ハヤシライスの付け合せの漬物が、福神漬だけになったことも大きな変化である。らっきょうがなくなってしまったのだ。らっきょうの値段があがったせいだろうか。私みたいならっきょう好きがたくさん食べるから採算が合わなくなってしまったのだろう。わびしい気持ちで福神漬を食べる。

 

  1時からカリキュラム委員会事前打合せ。引き続き、3時半から運営主任会・教授会打合せ。6時過ぎまでかかる。ひさしぶりの長時間の会議だった。

  夕食は「メルシー」でチャーシューメン。夏バージョンなのだろうか、いつもよりスープの味が濃いような気がした。 

  

  帰宅の途中で丸善に寄って、モレスキン(数年前まで「モールスキン」だったが最近は「モレスキン」と表記されるようになった)のA4判のデイリーダイアリー(一日一頁)を購入。ハードカバーで400頁はずっしりと重い。4935円なり。高額ではあるが、サイズを考えるとモレスキンとしては割安の方である。これはスクラップブック的な使い方をする。

 蒲田に着いて、「シャノアール」で本日の日誌を付ける。


左から、スケジュール帳(早稲田大学仕様の能率手帳)、日誌(ほぼ日手帳カズン)、本日購入したモレスキン