7時、起床。朝食をとってからチェックアウトの準備。
ロビーで集合写真を撮る。椅子の上に載って撮ったのだが、この直後、椅子から転げ落ちる。三本脚の椅子で、座面に立つには不安定なのである。落ちていく瞬間は、スローモーションな感覚があった。これが自動車にはね飛ばされた瞬間とかであれば、これまでの人生が走馬灯のように甦るのであろうか。(左の臀部から落ちたので尾骶骨は打たなかったが、左手を床に着いたときに痛めたのか、キーボードを叩いていると左手の小指の周辺に痛みがある)。
これが問題の一人用の三本脚の椅子
9時半にタクシーを呼んで、安房鴨川駅前に行き、10時発の高速バスに乗る。都内に入ってから少し渋滞したが、大した遅れはなく12時半頃に東京駅前着。ここで解散。お疲れ様でした。
蒲田に着いてから昼食を「満月」でとる。前回(23日)と同じ鍋焼きうどんを注文したが値段が違う。前回は1500円で、今回は900円。写真を比べていただくとわかるが、海老の天ぷらが前回は2本入っていた。蒲鉾も鳴門も2枚入っていた。たぶん夜は鍋焼きうどんの「上」しかメニューにないのだろう。贅沢ではあるが、まあ、海老天は一本でもいい、いわんや鳴門は1枚あれば十分だ。今日は少し肌寒い。
食後のコーヒーは「グッディ」で。窓の外の小雨の街を眺めながら、日誌を付ける。
帰宅して不在中の新聞を広げたら、「光より速い素粒子観測」という記事が24日の新聞の一面に出ていて、吃驚仰天する。相対性理論によれば、質量のあるものは光の速度を越えることができない。それはこの世界(宇宙)の根本原理(の1つ)である。観測が正しければ、それが覆されたわけだから、一大事である。株価が暴落するわけでも、戦争が勃発するわけでもないが、世界(宇宙)に対する認識が根本から変るわけだから、一大事というべきである。しかし、俄かには信じられない。アインシュタインが特殊相対性理論を発表したのは1905年、私の研究テーマである清水幾太郎が生まれる2年前である。「清水幾太郎と彼らの時代」は相対性理論の時代でもあったのだ。