フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月20日(火) 曇り、夜になって雨

2011-09-21 08:25:31 | Weblog

  9時、起床。いっぺんに秋になった。季節のうちベーコン&エッグ、トースト、牛乳の朝食。

  至急対応しないとならない案件が発生した。午前中に小雀を病院に連れて行って、伸びすぎた爪を切ってもらう予定でいたのだが、来週にしよう。昼から大学に出る。

  昼食は「たかはし」の肉豆腐定食。これからは真夏には頼まなかったメニューを注文する機会が増えそうだ。

  午後は教務室で明日の主任会・教授会の準備。合間に至急対応の案件についての相談。

  6時過ぎまで仕事をして、東京オペラシティ(初台)にオーケストラ・アンサンブル・金沢&シュレヴィヒ=ホルンシュタイン音楽祭合唱団の公演を聴きに出かける。本日の演目は以下のとおり。

 

  演奏会のタイトルは「秋愁のモーツァルト」である。まさに今日の気候と私の気分にピッタリのタイトルである。座席は1階の前から3列目中央。バレエの公演ではこの辺りの座席に座る機会が多いが、クラシックのコンサートでは初めてである。ステージが近いこと、近いこと。
  オーケストラ・アンサンブル・金沢(OEK)は1988年に石川県と金沢市が設立した日本最初のプロの室内オーケストラで初代の音楽監督は岩城宏之だった。現在は井上道議が音楽監督を務める。私は金沢に行ったときに一度駅前に建つ石川音楽堂でOEKの公演を聴いた。井上道義のサービス精神にあふれた(もしかしたら素なのかもしれない)トリッキーな指揮者ぶりが印象的だった。OKEの関係者の中に私のブログの読者がいらして、今回の東京公演のことを教えていただいた。
  交響曲第25番ト短調は映画「アマデウス」の中で使われたことで人気度が上がったモーツァルト17才のときの作品である。モーツァルトの交響曲の中で短調とるのはこの25番と40番の2つだけ。どちらもト短調なので25番の方が「小ト短調」と呼ばれたりしている。確かに短い曲で始まったと思ったトタンに終る。
  25番と同じ長さの休憩が入って、次は長いミサ曲。でも、実際にはそれほど長いと感じなかったのは、合唱あり、独唱ありの起伏に富んだ曲だからであろう。
  終演後、カフェでバイオリン奏者のIさんとお話をする。音楽を職業として生きていく人生を選択した方のライフストーリーをうかがっていたら、あっという間にカフェの閉店の時間(10時)になった。

  11時過ぎに帰宅。雨脚がだんだん強くなっていく。台風が近づいている。