フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月6日(水) 晴れ (昼の部)

2017-12-07 18:50:58 | Weblog

7時、起床。

今日は1限の授業のある日。ずいぶんと久しぶりのことである。教員にも朝型の人と夜型の人がいるが、私ははっきりと夜型である。とくの文化構想学部の所属になってからは授業は午後の3限から6限(ある時期まで7限もあった)の間に配置されていて、たまに2限の授業を担当することはあったが、1限の授業はこの前がいつのことであったか思い出せないくらい久しぶりのことである。(ただし、先日のゼミ合宿では午前9時から演習を始めたから、あれは1限から授業のようなものであった)。

トースト、ハッシュドビーフ、サラダ、紅茶の朝食。

8時前に家を出て、大学へ。

もしも通勤電車に乗らなくてもよいなら、つまり大学から徒歩圏内に住んでいるのであれば、1限の授業もそれほど辛くないかもしれない。1限の授業の辛さは満員の通勤電車に乗る辛さが半分以上を占めているように思う。だから今回のようにオムニバス授業の1回だけでなく、もし恒常的に1限の授業を担当しなくてはならなくなったら、電車が空いている土曜日の1限に授業をするであろう。

大学には9時15分前に着いた。スロープの左側が東に当たるので、左側の木の影がスロープに落ちている。めったに目にしない風景で、新鮮である。

第二研究棟の横にある公孫樹も朝の光を受けていつもとは違う輝きである。これが朝のキャンパスなのね。

今日の講義のタイトルは「ブログ生活論」。春学期の総合講座1では、リアル空間におけるサードプレイスとしてのカフェについて論じたが、この秋学期の総合講座2では、ブログを非リアル空間(ネット空間)におけるサードプレイスとして論じることを試みた。私がブログ「フィールドノート」を始めたがの2002年の11月1日であったから、もう15年と1か月、「ブログを書く生活」が続いていることになる。その経験を踏まえて理論的かつ実践的に「ブログ生活」を論じた。

講義を終えて、少し雑用を片づけてから、大学を出る。

12時過ぎに蒲田駅で卒業生のエミさん(論系ゼミ2期生)+息子のカズマ君(8か月)と待ち合わせて、池上線蓮沼駅近くにあるカフェ「VARIO」(ヴァリオ)に行く。

ここは2度目の訪問である。9月にエミさん(+カズマ君)とミサさん(論系ゼミ2期生)と来たが、そのときは他の店で食事はすませていたので、お茶だけをした。いい雰囲気のカフェだったので、「次回はぜひ食事を」とそのとき約束したのであった。

住宅街の中にあるカフェである。

念のため予約しておいたのだが、正解だった。ランチタイムはけっこうにぎわっていた。テーブルは低く、板の間に敷かれたマットの上に座る。くつろいだ気分になる。

「本日のいろいろランチプレート」を注文。「次回はこれを注文しようと」決まていたのだ。

「phono kafe」と同じくマクロビ系で、健康的かつ見た目にも楽しい。

そして美味しい。値段も1000円と手頃である。

食後に私は小豆茶。

エミさんは有機アップルタイザー。

お店の方にわれわれ3人の写真をとっていただいた。

すっかりジジ役が板についてきた。

お店の方も一緒に。

スタッフのお一人は娘さんが早稲田の一文の卒業生(演劇映像)だそうである。

ごちそうさまでした。また、来ますね。(この写真だけなぜか白黒)

二軒目のカフェは「スリック」である。今日がちょうど開店一周年の日である。

蒲田駅からお店に電話して、テーブルが空いていることを確認し、駅ビルの花屋でお花を買っていく。

お贈りしたお花はさっそく店頭に飾っていただいた。

妻が制作したバーバリウムもプレゼントする。

バーバリウムとはミネラルオイルにドライフラワーやブリザードフラワーを入れたもので、いま、流行っているそうである。瓶には「Cafe Slik」と書かれたシールが貼ってある。なかなかやるな。

シフォンケーキは私は12月限定のクリスマスジンジャー。焼き林檎が添えられている。

エミさんは定番の紅茶シフォン。

紅茶はマダムのお勧めに従って、ラプサンプーチョン。初めて聞く名前だったが、香りの強い、しかも独特の香りの紅茶である。マダムがいまはまっているそうである。私も引き込もうとしているのだろうか。

エミさんはアフタヌーンティー。

カズマ君はさきほどの「ヴァリオ」でもお店の方やお客さんにたくさんかまってもらったが、ここでもたくさんかまってもらえた。普段は母子二人きりで一緒にいる時間が長いので、「よかったね、カズマ」とエミさんが言っていた。

 

カズマ君とのツーショット。まだ人見知り前なのか、それとも人見知りしない子なのか、上機嫌である。

マダムにも入っていただいてスリーショット。店内は狭いので、ベビーカーは店外に置いてもらうが、赤ちゃんはノープロブレムである。(ペットはテラス席でOK)。

一周年記念で「カフェ・スリック」の名前入りの小さなトートバッグが500円(通所はもっとする)がで販売されていたので購入する。

小さいけれど布地はダンベルを入れて運んでも大丈夫なくらいしっかりした生地である。さて、何に使おうかしら。

3時半ころ、失礼する。私がトイレに行っている間に彼女が支払いを済ませてしまった。すみません。ごちそうさまです。

2人を蒲田駅の改札に見送る。店から駅までの間でカズマ君は寝てしまった。「寝顔は私に似ているんです」とエミさん。今日はずっと頑張って起きていたから、しばらく起きないだろう。「今日は自分の時間がたっぷりもてそうです」とエミさん。

4月から職場に復帰する予定だが、それは2月に明らかになる保育園への入園の可否にかかっている。うまくいきますように。

4時に帰宅。「スリック」でいただいた記念品。ティーバッグのセットだ。

こんなカードが添えられていた。

「あるす」の事実上の閉店、「SKIPA」の閉店(12月末)、「phono kafe」の閉店予告(来年11月末)と淋しい話が続く中で、「カフェ・スリック」は新しい希望の星である。応援しますので、頑張って下さい。

*この後、夜に蒲田で仕事終わりの卒業生と会うのだが、いったんここまでアップします。