8時半、起床。
(昨日の「phono kafe」のクリスマスディナーから持ち帰った)パン、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
昼から大学へ。
今年の授業は今日明日で終わる。スロープで行きかう先生方と「どうよおいお年を」のご挨拶。
3限は大学院の演習。
演習を終えて、さて、昼食はどこで食べようか? 3時近くになるとやっている店が限られてくる。
早稲田タワービル15階のレストランも考えたが、どうもそういう気分ではない。
「キャッツ・クレードル」の前を通ったら閉まっていた。閉店したような雰囲気が漂っている。
中を覗くと空っぽだった。ネットで検索したら、9月末で閉店していた。あらま。戸山キャンパスからは離れているので、利用頻度は少なかったが、個性的なブック・カフェの閉店は残念である。7月26日に卒業生のミサさん(論系ゼミ2期生)と来たのが最後の訪問になってしまった。
結局、「早稲田軒」に落ち着く。客はほかにおらず、ご主人とお母様がまかないを食べているところだった。
天津麺(750円)を注文。ここでよく食べるメニューの1つである。天津のあんかけがラーメンのスープと混じってまろやかな甘さを醸し出している。
研究室に戻る前にお八つを買って行こう。
一昨日に続いての「よしかわ」である。
今日はつぶあんとこしあんを1つずつ。
33号館7階の現代人間論系室に顔を出すと助手のKさんがいらしたので、「いろいろ大変でしたね」と言葉をかける。先月、お父様が亡くなられたのだ。私と同じ63歳であったそうだ。ちなみにKさんは私の娘と同い年である。
研究室でお茶をする。彼女の方からもお菓子(栗の和菓子)の差し入れをいただき、なかなかリッチなお茶受けとなった。
「いろいろ大変でしたね」と私が言ったのは、お父様が亡くなったことだけでなく、春にはお子さんを出産し、育児と仕事の両立で苦労されたり、それ以外にも大きな出来事(よい出来事)があったことを知っているからである。よい出来事であれ、不幸な出来事であれ、そこにはストレスが伴う。なぜなら出来事の多くは生活の変化を引き起こすので、その変化に適応していくために頑張らないとならないからである。なのでたとえよい出来事ばかりであったとしても、短期間に多くの出来事を経験すると人は非常にストレスフルな状態に置かれ、心身の健康を損なうのである。
よく頑張りましたね。これからも大変でしょうが、どうぞくれぐれも健康管理には気を配ってください。
5限は講義「ライフストーリーの社会学」。今日は「ワーキングプア」の問題を取り上げた。「自己責任」という市場の論理にとって便利な言葉で「働いても働いても生活が苦しい人々」のことを割り切ってはいけない。「労働力」というのは特殊な商品で、企業が人を雇うことにはそれ相応の責任が伴うのであり、労働して得た賃金でちゃんとした生活ができないような状態はおかしいのである。市場において人は「消費者」であり、「労働者」であるが、「お客様は神様です」と「消費者」としての人間のことばかり考えているような企業はおかしいのである。同じ人間が「消費者」であり、「労働者」であるからだ。「労働者」のことをちゃんと考えない企業は「消費者」のことだってちゃんと考えてはいないのだ。と、そういう話しをしたつもりである。私にしては珍しく少し熱く語った。
8時前に帰宅。
夕食は鶏団子ときりたんぽの鍋。
デザートは苺。
今日はとても眠くて(まるで秋学期の疲れが全部出たみたいに)、12時に就寝。