フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月24日(日) 曇り

2017-12-25 13:32:30 | Weblog

9時、起床。

朝食はとらず、10時半に家を出て、墓参りに行く。今夜は雨になるらしい。その雨は夜更け過ぎに雪へと変わるのだろうか。

菩提寺のある鶯谷で下車。

 

菩提寺は下谷にある小さな寺、泰寿院である。

妹夫婦より一足先に着いた。

住職は外出中で、住職の奥さん、お母様とご挨拶。今日はクリスマスイブ。お寺でもクリスマスイブは祝うのだろうか。二人のお子さんは普通の家庭と同じようにクリスマスプレゼントをもらえるのだろうか。そんな疑問が頭をかすめたが、確認はしなかった。

妹夫婦が着いたので、墓参り。

今年も家族つつがなく過ごすことができました。

さて、昼食をどこで食べよう。日曜日なので開いている店が少ない。

根岸に「香味屋」(かみや)という洋食屋があったことを思い出し(昔、父がまだ元気だったころ、行ったことがある)、グーグルマップで調べたら徒歩4分なので、行ってみることにした。

昔のたたずまいを残している建物がそこここにある。

道に迷うことなく、「香味屋」に到着。グーグルマップは本当に役に立つ。 

私の記憶の中にある建物とは違う。建て替えたのだろう。

店内に入ると、「ご予約のお客様ですか?」と聞かれる。あっ、うっかりしていたが、ここは人気店であった。しかも今日はクリスマスイブである。飛び込みではダメかなと思ったが、「1時半までのご利用でしたらご案内できます」とのこと。1時間はある。大丈夫です。


(店内の写真はお店のホームページから拝借)

二階に案内される。広い。天井も高い。レストラン・ウェディングにも使われているようである。

ここの名物はメンチカツだが、めったに来ない店なので、いろいろなものをちょっとずつ食べられる洋食弁当A(3420円)を注文。

私がよく食べる「たかはし」の二重弁当はごはんとおかずの二段だが、洋食弁当は三段だ。

一の重はオードブル。コールドビーフ、車エビ、テリーヌなど。

二の重がご飯のおかずだ。一口カツ、鶏唐揚げ、牛タンコロッケ、エスカベッシュ(白身魚の南蛮漬け)など。

見た目はこじんまりしているが、いろいろな料理がギュッと詰まっていて、朝飯抜きのお腹だったが十分に満足感を味わえた。

お店の方に「いつ建て替えたのですか?」と聞いたら、「25年ほど前になります」と言われて、びっくりした。「ちょっと昔」のことだと思っていたら「25年前」か。4半世紀を「ちょっと昔」と思う感覚はすでに自分も老人である。

妹夫婦とは鶯谷の駅で別れる。どうぞよいお年を。

蒲田に戻ってくる。駅前はクリスマスイブの日曜日らしい賑わいをみせている。

夕方から妻と「パン日和あをや」へ行く。

こんばんは。

毎年、クリスマスの時期に妻とやってくる。 

23日、24日、25日の3日間、一日三組限定のクリスマスディナー(ランチでも可)を楽しむためである。

今日の妻の自作のネックレスは中・上級者用とのこと。

お土産にもってきたバーバリウム(妻作)をお渡しする。

クリスマスディナーのメニュー。

食前酒は、私はカプリ―ス(ノンアルコールのスパークリングワイン)。妻はレモンチェロ(レモンを使ったリキュールのソーダ割り)。

最初の一皿はオードブル。パプリカのレモン漬け、オリーブ、牡蠣のオイル蒸し、チーズ(二種)、枝付干しブドウ。

パン、パン、パン。オードブルとよく合う。

私も妻の飲んでいるレモンチェロを注文しようとしたら(口当たりがよくて私にも飲めそうだったので)、みんなによってたかって制止され、結局、いつも飲んでいるアップルタイザーを注文する。

ビストロソーセージ(歯ごたえたっぷり)、マッシュポテト、紫キャベツのピクルス。パンをお替り。

かぼちゃとコーンのパイ包みスープ。熱々です。

クリスマスクーヘン(サーモンとヨーグルトのケーキサクレ)、グリーンサラダ。

スペアリブの煮込み。ちょっと行儀は悪いが、手にもっていただく。その方が美味しい。

デザートはふたくちプリンとアイスクリーム。飲み物は私はコーヒー、妻は紅茶。

ごちそうさまでした。とてもとても美味しかったです。「年に一度ではなく、毎月一度コース料理を出していただけないでしょうか」と私がリクエストすると、「聞き流しておきます」と奥様。いや、リップサービスなんかじゃなくて、やっていただけたら、毎月食べに来ますよ。

店を出る前に奥様に写真を撮っていただく。

ご夫妻に「どうぞよいお年を」のご挨拶をして、店を出る。お店は明日(25日)が年内最終営業日で、新年は10日(水)から。最初の週末(6日、7日)から始めていただけたらいいんだけどなと思ったが、聞き流されそうなので言わずにおいた。

危惧していた雨はまだ降り出していない。線路沿い(南武線)の道を矢向駅まで歩く。

帰宅して「パン日和あをや」で買ってきたスフォリアテッレ(カスタード、あん入り1個ずつ)を妻と分けあいながら、『陸王』最終回をリアルタイムで観る。「溜飲を下げる」というのはこういうときに使う言葉である。

年賀状の宛名を印刷して、2時半、就寝。