フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月2日(金) 晴れ

2018-03-03 11:04:03 | Weblog

8時、起床。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、紅茶の朝食。

目玉焼きに何をかけるかというのは雑談の古典的テーマの1つだが、私は醤油派です。たまに塩や、ごくたまにソースをかけるが、それは「やっぱり醤油だよな」と確認するためにやっているようなところがある。ちなみにアジフライにも醤油、とんかつには塩(+レモン汁)、牡蠣フライにはソース(+辛子)である。

11時半に蒲田駅で卒業生のサワコさんと(文構、複合文化論系)と待ち合わせ、「マーボ屋」へ行く。

卒業生と会うというと、一文・二文時代の演習の学生や、文化構想学部の論系ゼミの学生がほとんどなのだが、たまにそれ以外のケースもある。今回のサワコさんがそうで、文構の卒業生(2015年卒)だが、ゼミ生ではなく、私のゼミ以外の授業を履修していた。在学中は私のブログの愛読者で、ブログに登場するあちこちのカフェを訪ね歩いていたそうだ。「大久保先生のおっかけをやっていました」とのこと。

卒業後、広告代理店に就職したが、今回、思うところあって会社を辞め、郷里の鹿児島に帰り、公務員になる勉強を始めることにしたそうだ。一応、三月末の退職という形だが、三年間まったく使っていなかった有給休暇をまとめて申請して「春休み」の日々を送っている。東京を離れる前に会っておきたい人たちをリストアップして連絡をとっているが、そのリストに私の名前もあったというわけだ。

 春服や会いたき人に会いに行く たかじ

「マーボ屋」に来たのは彼女の希望。「phono kafe」も「まやんち」もすでに訪問しているので、最近ブログに登場し始め、自分がまだ行っていない店に行ってみたいとのことだった。

まず注文したエビのサクサクフリッターも彼女の希望。「奥様とよく食べていらっしゃいますよね」と彼女。よくご存知で(笑)。

鶏肉とカシューナッツの甘辛炒め。これは私のチョイス。

卵入り回鍋肉。これは彼女のチョイス。

デザートはマンゴープリン(ランチサービス)。

彼女が始めて履修した私の授業は「日常生活の社会学」という大教室での講義だった。入学前の彼女の大学教授へのイメージは、「授業は片手間でやっている人」だったそうだが、私の講義を受けて、「ちゃんと授業をやっている人もいるんだな」と思ったそうである。はあ、そうですか。映像演劇コースの武田先生の講義も印象に残っているという。大教室(38号館AV教室だろう)での講義だったが、受講態度の悪い学生がいて、武田先生は授業を一時ストップして、その学生に注意をしたそうである。学生はふてくされて教室を出て行こうとしたが、武田先生は教壇を駆け下りて、「待ちなさい」とその学生を呼び止めて、縷々説教を始めたそうである。「熱い先生がいるんだな」と彼女は感動したそうである。武田先生は私のブログの愛読者なので、この件、少々詳しく書かせていただきました(笑)。私が一文の学生だった頃、心理学専修に岩下先生という方がいて、似たような「伝説」を残されていたと記憶している。

食後のお茶は「カフェ・スリック」で。もちろんここも彼女の希望である。

 マダムに彼女を紹介する。

彼女はとっても美味しいダージリンをチョイス。

「美味しいです!」と彼女が言ったので、「とっても美味しいです!、でしょ」と注意する。熱い先生でしょ(笑)。

私は美味しいアッサムをチョイス。

シフォンケーキは私は3月限定の桜シフォン。雛あられが散りばめられている。

彼女は基本のプレーン。

マダムとのツーショット。「マダムはブログで見ていた通りの明るくて、お美しい方でした」と彼女。マダムも私のブログの愛読者なので、書き留めておきます。

この後、横浜の美術館へ行くというサワコさんとは蒲田駅のホームで別れる。

どうぞお元気で。公務員試験、頑張ってくださいね。

私は大学へ。事務所へ行って用件をすませる。

出版社から岩上真珠・池岡義孝・大久保孝治編『変容する社会と社会学』(学文社)の重版見本が届いていた。一年前に刊行された論文集で、ファースト・エディターの岩上さんは昨年8月に亡くなられた。岩上さん、重版出来ですよ!

7時、帰宅。私が帰宅して少し後に久しぶりに娘が顔を出した。ずいぶんと思い切って刈り上げたな。『ドラゴンボール』に出てくる界王神みたいじゃないか。

夕食は鯖のおろし煮、蓮根の甘辛炒め、ミモザサラダ、茄子の味噌汁、ご飯。

鯖のおろし煮は娘の好物である。

デザートはアイスクリームと苺。

娘は肉や缶詰をリックに詰め込んで、疾風のように去って行った。

2時、就寝。