フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月9日(土) 晴れ

2018-06-11 19:25:02 | Weblog

8時半、起床。

サラダ、牛乳、紅茶の朝食。トースト抜きなのは、昼食をガッツリ食べる予定なので。

11時半に蒲田駅で卒業生のカホさん(論系ゼミ4期生)と待ち合わせ、ベトナム料理の『ティティ』へ。12時の開店だが、人気店なので早めに行って一番に並ぶ(ランチの予約は不可)。 

彼女は昨年の11月に結婚式を挙げた。そのときの様子は→こちら。新婚6か月だが、旦那さんは香港に単身赴任中で彼女は実家暮し。独身と既婚の中間のような生活である。先日、香港に行って来たそうで、お土産のウーロン茶などをいただく。

注文する料理は待っている間にメニューを見てだいだい決めておいた。

海老生春巻きと揚げ春巻きでスタートするのは定番である。

海老生春巻き。味噌ダレで食べる。 

 揚げ春巻き。葉っぱで巻いて、甘酢のタレを付けて食べる。

 

 五目フーティウ。ベトナム料理の麺といえばフォーが有名だが、あれはベトナム北部でよく食べられている麺で、ベトナム南部ではこのフーティウがよく食べられている。ツルッとした喉越しのフォー対して、こちらはコシのある麺である。

 

「まだいけそうですね」とカホさん。

カホさんのリクエストは「肉入り餅」。『孤独のグルメ』で井之頭吾郎が注文した料理だが、私も彼女も食べるのは初めて。どんなものが出てくるのだろうと待っていたら、これが出てきた。つきたての餅のような食感で、中にはそぼろ肉が入っていた。添えられているサラダやなますと一緒に食べると美味しさが倍増する。

井之頭吾郎はさらに鶏おこわを食べたのだが、「もうお腹いっぱいです」と彼女。 

腹ごなしの散歩をしてから「スリック」には行きましょ。

真夏日の晴天なので、寺町池上へは電車で。

池上の旧駅舎もいよいよ風前の灯であるが、線路には手をつけないのだろうか?

本門寺通りの路地。ここはTVドラマ『ありふれた奇跡』のロケ地である。

参道にある小寺の庭にきれいな紫陽花が咲いていた。

彼女は来週の水曜日に休みをとって旦那さんと鎌倉に行くそうである。彼は香港に単身赴任中だが、有人の結婚式などに出るためにいま日本に帰ってきているのだ。今日はその結婚式で関西の方へ行っているそうである。

先週の土曜日に卒業生のアリさんと来たときはまだ覆いがかかっていた改修工事中の総門だが、今日はその覆いが取れていた。

「さあ、階段を上りますよ」のポーズを頑張ってしてくれたが、おとなしめである。もうちょっと頑張ってくれると、写真写り(インスタ映え)はいいですよ。

そうです!(笑)

100段の階段は私にも少々きつい。ジョギングで使う筋肉と階段を上がるのに使う筋肉はたぶん別なのだろう。

 階段を上り切っても涼しげな表情は彼女の持ち味である。

今日は真夏日。さすがにまだセミの声はしないが、セミの声がしても何の不思議もない今日の暑さである。

日向の中に踏み出すには気合が必要である。

本殿にお参りする前に手水舎でお清め。

本殿の中は涼しかった。

お線香を供える。「もっときれいになりますように」(心の声なので私の想像です)。

笹部桜の木の下で。 

本門寺公園は本門寺の中にある公園。樹木が多いせいで、周囲とは気温が数度違うように思う。

木洩れ日の下の散歩は街中の散歩とは全然違う。 

軽くジャンプなどしてみる。「本日の浮遊」(初級)。

光(木洩れ日)と緑と奥行きのある空間。 ここはポートレイトがきれいに撮れる条件がそろっている。

さわやかな風の通り道を歩く。

紫陽花が咲いている場所に出た。

彼女の顔よりも大きな紫陽花。

羊歯の生えた石垣の前で一枚。ちょっと面白い構図で。

巨大なタコのような根を張った切り株。

話しかけたら何か答えてくれそうではないか。

噴水のある弁天池。

水面に当たる光が淡い逆光になってここもきれいなポートレイトが撮れる場所である。

弁天池のそばのこども広場。

緑の豚さんに腰を下ろす。 

 オレンジの豚さんに顔を近づける。

「本日の浮遊」(上級)。このジャンプ力を見よ!

カホさんのジャンプを近くで見ていた女の子が、カホさんの真似をしてジャンプを始めた。私は想像する。いつの日か彼女がオリンピックで表彰台にあがり、インタビューに答えて、「私の競技生活の原点は子供のころ本門寺公園で見たジャンプするお姉さんです」と語るときがくることを。

 お疲れ様でした。そろそろ「カフェ・スリック」に向かいましょうか。

 「藤乃屋」で家族へのお土産に葛餅を買う。彼女は子どもの頃、初めて葛餅を食べたとき、「こんな美味しいものがあったのか」と感激したそうである。 

池上駅に戻る途中の商店街のバルーンショップ「マーキーズ」の前で。昨年10月にオープンしたお店だが、「風船屋」さんですよね。そういう商売があるのか(商売として成り立つのか)と驚いた。

蒲田に戻るのも電車で。歩くには暑すぎる。

本門寺から「あと30分ほどで伺います」と電話を入れておいた。ピタリ30分で到着。

「ティティ」を出るときはお腹いっぱいであったが、本門寺でお腹はこなれた。午後のお茶の時間である。紅茶は、私はウバをミルクで、彼女はティーダストをチョイス。

シフォンケーキは私はイチジク。

彼女はプレーン。マダム曰く、「初めてのお客さんがプレーンを注文すると、調査会社の人かなって思っちゃうんです(笑)」のこと。いいえ、彼女はミシュランの人ではありませんよ(笑)。

「プレーンを注文したのは、シフォンケーキそのものをしっかり味わいたかったからです。美味しいシフォンケーキですね」

2人の会話も弾んだようである。ここは「おしゃべりカフェ」だ。マダムの神田さんの社交力のおかげである。いつも卒業生を楽しい気分にさせていただいてありがとうございます。

「カフェ・スリック」には1時間半ほど滞在した。

蒲田駅の改札で彼女を見送る。次の季節のカフェは涼しくなった頃にね。

それにしても今日の真夏日には驚いた。 

夕食は鯵の干物、しらすおろし、サラダ(+ゆで卵)、味噌汁、ご飯。

デザートはカホさんからいただいたお菓子(北海道旅行土産)を食べる。

深夜、しっかりウォーキング&ジョギングをして、一日の終りの体重をコントロールする。

2時、就寝。