フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月24日(日) 晴れ

2018-06-25 21:11:22 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ(+焼きソーセージ)、牛乳、紅茶の朝食。

 

昼食は冷やしぶっかけ蕎麦。焼き茄子、鶏のササミ、ネギをのせて。

4時を回った頃、散歩に出る。今日はナツはいつもの上でなく、コンクリートの上に寝ている。こちらの方がひんやりして気持ちがいいのかしら。

駅前で大学院生の頃までかかっていたA歯科医院の大院長(いまの院長のお母様)に声をかけられる。彼女は私の母が亡くなるまで歯の治療をしてくださっていた。いまでも週に3回、現役でやっておられるとのこと。「失礼ですが、おいくつになられたのでしょうか?」と質問すると、笑って、「死ぬまで現役よ」と答えられた。恐れ入りました。どうぞお元気で頑張って下さい。

陸橋(環八)の下をくぐって散歩の足を延す。

右手に見えるのは富士通ソリューションスケア。下丸子のキャノン本社と並ぶ大田区に拠点のある大企業だ。

JRの蒲田操車場への引き込み線の踏切を渡る。

京浜東北線と東海道線の線路に沿って歩く。

やがてタイヤ公園が見えてきた。

タイヤで作った大きな怪獣が二体立っている。

名前は付いているのかしら? 私は勝手に二頭は夫婦で背びれがある方がオスで、ない方がメスだと思っていて、オスゴジラとメスゴジラと呼んでいる。

このタイヤ公園は娘の主宰する劇団「獣の仕業」とは縁のある場所で、一種の「聖地」の1つであると思っている。スマホで獲った怪獣の写真を「タイヤ公園なう」とラインで娘に贈ったら、折り返し(夜になってだが)9月の公演のポスター(仮デザイン)の写真が送られてきた。今回は別役実の「象」をやるらしい。場所は江古田の「兎亭」。日程は9月7日(金)・8日(土)・10日(日)の3日間である。

(ポスターは未完成のためアップできません)

タイヤ公園の手前の踏切りを渡る。

しばらくいくと横に長く続く商店街(バス道路)にぶつかる。「仲六郷商店街」とあるが、エリアによって〇〇商店街、△△商店街と違う名前が付いている。

酒屋さんの入口の「ビ―ル券は永久に不滅です」の貼紙。たぶん「このビール券まだ使えます?」と聞かれることがよくあるのだろう。

「中華洋食・中むらや」という看板。これは「中華風の洋食」という意味ではなくて、「中華と洋食」の意味だろう。でも、面白い組み合わせですね。「和食」はないのだろうか?

雑色(ぞうしき)エリアに入ったようである。

「雑色熱帯魚店」。なんだか三原色以外の色が多いみたいな印象だ(笑)。熱帯魚だけでなくて、小鳥や猫などのペットもいる。やっぱり雑多な動物を扱っているんだ。

「富士屋ふとん店」。店頭には座布団が積んである。10枚たまると何かもらえるのだろうか。

鮎飯(土鍋の炊き込みご飯)。これは美味しそうだ。

雑色駅前商店街との交差点。 

アーケードのある左の方へ行ってみる。

「豊花園」。「花は愛のメッセージ」というキャッチコピーは市外局番が4ケタになってから、店主が若い代に替わってからのものだろう。

「尾張屋洋品店」。「花屋さんは代替わりしましたが、この店は私の代で終わりや」と言っていそうな気がする。

京浜急行雑色駅。京浜急行が高架になってからもうしばらく経つ。

第一京浜国道を渡る。

「水門通り商店街」という名前の通りに入る。

すこし行ったところに三叉路があり、そこに懐かしいものを見つけた。

集合住宅の一階に個人経営の肉屋、魚屋、八百屋などが入っている(かつて入っていた)。ここにくればご飯のおかずは一通りそろう。こういうミニ市場は高度成長期の頃の町ではよくみかけた。やがて大手のスーパーマーケットが進出してきて、こうしたミニ市場は衰退していったが、いまでも元気な商店街にはこういうものが健在であるが、残念ながらここはシャッターが下りている。

私の街の理論によれば、自転車屋さんがある商店街はまだまだ大丈夫である。

下校の小学生たち。

かつては通学路にはコクヨの文房具屋さんがあったものだが、いまではめったに見なくなった。ここもシャッターが下りてずいぶん時間が経っているように見える。

「ふないち」という食事処の看板だけが撤去されずに残っている(不動産屋になっている)。

商店街の寄合はここで開かれるのだろう。

シャッターの降りている電気屋さん。

コインランドリー。ひさしはなくなっているけど、やっているのかな。

(食堂たんぽぽ」。伊丹十三監督の映画『たんぽぽ』を思い出す。たぶんそこからとった店名ではないかしら。ただし、あれはラーメン屋さんのだったけれど。

A定食(アジフライとササミチーズフライ、いかと大根のサラダ、冷奴)がいいかな。今日は入らないけれど。

不動屋さんがあった。この街で部屋を借りるとどのくらいするのかしら。

3LDK(徒歩5分)で11,2000円。

2DK(徒歩9分)で85,000円。

1DK(徒歩8分)で60,000円。

私が一人で暮らすならこのくらいがいいな。和室8畳というのがいい。机を窓際に置いて、寝具は布団にすれば(敷きっぱなしはNG)部屋がゆったり使えそうだ。

13平米のワンルーム(徒歩8分)で50,000円。

駅まで引き返して、今度はアーケードのない方の雑色駅前商店街に行ってみる。

ここには以前来たことがあって、元気な商店街という印象があったのだが、だいぶ違っていた。シャッターが下りている店が目に付くのだ。

ここは以前の記憶通り活気のある店である。

でも、あとは・・・

やっぱり駅側に出現した巨大スーパーマーケットの影響だろう。

でも、頑張っているお店もある。

「手作り工房オープンハート」。ここは4年前にオープンした小物のお店である(ネットで調べました)。

「金正堂時計店」。昭和36年(1961年)の創業である(ネットで調べました)。

新しいお店も古いお店も、どうぞ頑張ってください。

この先にJRの踏切がある。

空はすっきり晴れている。湿気もそれほどなくて、いい気持ちで散歩ができる。

踏切を渡って線路沿いの細い道を行くとさきほどのタイヤ公園のところに出る。

公園の入口の辺りに置かれている自販機でカルピスをチョイス。 

公園の片隅のテーブルでひと休み。

まだまだ空は明るいとはいえもう午後6時になろうとしている。

子供たちの数もだいぶ少なくなった。 

三々五々、親に連れられて家に帰って行った。

「また明日な~」と怪獣も言っているみたいだ。

砂場にはロボットが一体。ロボットだよね?

来た道を引き返す。

そろそろ赤ちょうちん(これは黄色だけど)が灯る頃。

私は「カフェドコバ」に寄って行く。店の前で入ろうか真っ直ぐ家に帰ろうか逡巡していたら、仕事を終えて帰るパートの従業員の方が私 を観て「いらっしゃいませ」という感じでニッコリされたので、引き返すわけにはいかなくなった。

テーブルの上には「禁煙」の札が置かれている。分煙システムになったんですね(以前は全面喫煙)。私がよく行くところで「全面喫煙」なのはもう「テラスドルチェ」と「グッディ―」くらいだ(「リオ」もそうだが、あそこは二回しかいったことがない)。

マイルドブレンドを注文。

ここは二杯目がサービス。日記を書いていたら何も言わなくても二杯目を注ぎに来てくれた。

店を出るとき気づいたが、「モーニングドリンクサービス」というのがあるんですね。

「サカゼン」の前では店員さんが声を張り上げている。

何かと思ったらサッカーワールドカップの応援Tシャツを売っているのだった。今夜は日本対セネガル戦がある。

ちょっと「カフェドコバ」でゆっくりしすぎた。時刻は7時半を過ぎている。

大院長が週3日出ておられるA歯科医院の前を通る。

もうすぐ我が家だ。思いかげず長い散歩になったが、空気がさわやかで気持ちがよかった。ただ、普段履きなれない靴を履いて出てしまったので、足が少々痛くなった。

夕食は秋刀魚の干物、蓮根団子、サラダ、味噌汁、ご飯。

デザートは昨日ユカさんからいただいたフルーツゼリー。

白桃をチョイス。

もうすぐピーチメルバのシーズンが始まるな。「まやんち」は金土の週二日のみの営業なのだが、7月の土曜日は私はけっこう用事が詰まっている(合宿、学会、甥っ子の結婚式・・・)。今シーズンは全部で10回行けるかどうか。でも、それだけ行ければ、4シーズン連続の「キング・オブ・ピーチメルバ」は間違いないだろう。

日本対セネガル戦の開始1時間半ほど前にウォーキング&ジョギングに出かけ、帰ってから風呂を浴びて、テレビの前に陣取る。ながら視聴では決定的瞬間を見逃してしまうので、集中して観る。

2-2の引き分け。2度先行されたが2度とも追いついての引き分けは価値がある。

2時、就寝。