フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月15日(金) 小雨

2018-06-17 17:18:30 | Weblog

10時半、起床。

気づいたらこんな時間まで寝ていた。たっぷり寝て体調は回復したが、就寝前に途中まで(全体の4分の1くらい)観た『そして父になる』を午前中に最後まで観るというのはできなくなった。

朝食はとらず、11時半に卒業生のサキさん(論系ゼミ3期生)と蒲田駅で待ち合わせ、「phono kafe」でランチをする。朝から小雨模様だが、彼女のストライプ柄の紺のワンピースと空色のカーデガンは爽やかで、「phono kafe」にお似合いである。

ご飯セット(ご飯は軽め)で、おかずは6品注文し、シェアしていただく(ただし、玄米ビーフンの春巻きは2人前注文した)。

 ベジミートの唐揚げ。

揚げ茄子の梅しそ和えに新玉ねぎを添えて。 

さつま芋ときな粉のサラダ(左) 玄米ビーフンの春巻き(右)

 

大根とレンズ豆のスパイスマリネ(左)  玄米ビーフンの春巻き(右)

料理に手を付ける前に大原さんに写真を撮っていただく。

たまたまなのか、意図したものなのか、彼女とは毎年父の日の前後に会うことが多い。今日もお土産のお菓子を「父の日のプレゼントです(笑)」といって手渡される。どうもありがとう。

「phono kafe」には2時間ほど滞在した。最後の方は大原さんを交えてのおしゃべりになった。

食後のお茶は「カフェ・スリック」で。「phono kafe」を出る前に電話をして、空席があることを確認し、いまから伺いますと伝える。

紅茶は私はダージリン、彼女はイングリッシュブレックファースト(アーマッド)を注文。

 

シフォンケーキは私は紅茶。

彼女はイチジク。

雨の日の午後の紅茶。少々梅雨冷がするので、暖かい紅茶にホッとする。

サキさんの陰になっているが、途中から常連のマユミさんがいらした。明日からマダムと二人で一泊二日(でしたっけ?)の韓国旅行に出かけるそうである。マダムはお店を休んで遊びにいくことにためらいがあったようだが、人生に息抜きは必要です。どうぞ楽しんで来てください。

 

3時過ぎに「カフェ・スリック」を出る。私はこれから大学でゼミがある。彼女は蒲田の駅ビルで買い物をしてから帰るそうである。彼女に「次のカフェはいつごろにしましょうか?」と聞いたら、「ピーチメルバをご一緒したいです」というので、8月の上旬の金曜日を約束した。今シーズンのピーチメルバ・カフェの予約第一号だ。「まやんち」の看板メニューといえばアフタヌーンティーだが、それは通年メニューで、季節限定メニューとしてはなんといってもピーチメルバである。毎年、7月中旬から8月下旬までのメニューだが、今年は桃の出来が早いので少し早目に始めるかもしれませんと店主のまゆみさんが言っていた。

5限・6限はゼミ。

5限は『そして父になる』を素材にしたグループ発表。病院での赤ん坊の取り違え事件をめぐって、親子は「血か(一緒に過ごした)時間」かを問う作品である。図式にすると単純だが、取り違えが発覚するまでに6年という時間が経過していること、その6年の時間を双方の母親はしっかり子供と過ごしているが、父親については、一方の自営業(電気屋)の父親(リリー・フランキー)は子供と親密だが、一方のサラリーマン(建築士)の父親(福山雅治)は子育ては妻任せであったことが、事態への対処の仕方をめぐって、双方の家族、夫婦、親子の間でぎくしゃくする。最終的には(といっても途中経過ではあるが)、「時間」を「これまで一緒に過ごしてきた時間」といういう意味だけでなく、それに加えて、「これから一緒に過ごす時間」を考慮すれば、「血+(これから一緒に過ごす)時間)」vs「(これまで一緒に過ごした)時間」ということになるわけで、時間とともに前者が優勢になっていく(もちろん一緒の過ごし方によるが)ことが予想される。映画もそのことを予感させて終わりを迎える。

休み時間のスイーツはフルーツゼリー。一人一個ではものたりないなと思っていたら、二巡目が回ってきて、ニッコリする。

6限は学年で教室を分かれてのゼミ。私は3年生の方(テキストを読んで来てのディスカッション)に出る。

8時半過ぎに大学を出る。ゼミで使った教室のAVラックの鍵を教員ロビーに返し忘れ(すでに閉室になっていた)、守衛さんに預かってもらう。

夕食は神楽坂で途中下車して「トンボロ」に食べに行く。

タラコのスープパスタ。

食後の飲み物は、コーヒーでなく、チャイを注文。「SKIPA」の看板メニューだったもので、宙太さん直伝のものである。もっとも私はいつもチャイはアイスで飲んでいたので、梅雨冷の夜に合わせて飲んだホットチャイは「懐かしい味」というわけではない。「あのアイスチャイをホットで飲んだらこんな味がするだろうな」という屈折した味わい方だった。

あんぱんはチャイにも合う。

隣接する旧「SKIPA」。

入口の横に「トンボロ分室」という札が掛かっていた。これから土日限定で「トンボロ」の分室として使われるのだ。

10時半、帰宅。

1時半、就寝。