フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月21日(木) 晴れ

2018-06-22 16:44:32 | Weblog

9時半、起床。

サラダと紅茶の朝食。トーストを抜いたのは、昨日は夕食をたくさん食べたらから。こういう微調整が大切なのだ。

昼前に家を出て、大学へ。定期券を家に忘れるという失敗をする。忘れ物の中で一番腹立たしい種類のものである(定期券のある区間の電車の切符を購入するなんて!)。急いでいて、机上のライトの笠に貼った「八つ道具」の確認を怠ってしまったのだ。

車中で石原慎太郎の短篇小説「ーある奇妙な小説ー老惨」を読む。村上春樹の短編を読むために買った『文学界』7月号に掲載されている作品だ。「ある奇妙な小説」という本来はメインタイトルの後に置かれるサブタイトルが先に来ている。自分の死のことばかり考えている主人公は明らかに石原本人である。私小説というよりも心境小説というべき色合いが強い。「太陽族の黄昏」の心象風景が描かれている。

3限は大学院の演習。

4限との間の休み時間におにぎり2個の昼食。 いつものミニカップ麺がないのは時間が短い(15分しかない)ためである。

4限はKCさんのゼミ論指導。これから火曜4限と木曜4限は空き時間ではなく、ゼミ論個別指導の時間となる。

5限は講義「日常生活の社会学」。

授業を終えて教員組合の事務所にちょっと顔を出す。

所用をすませて本部キャンパスの中を歩いていたら、仕事終わりのユミさん(論系ゼミ1期生で、国際部の職員をしている)から「大久保先生!」と声をかけられる。いま仕事終わりで帰るところだという。今日は夏至で空はまだ明るい。「カフェ・ゴトー」でちょとお茶をしていくことにした。 

家が遠い彼女は仕事終わりにカフェで一息入れてから帰るという習慣はないので、「でも、こういう時間ていいですね」と店内を見回しながら言った。この時間の「カフェ・ゴトー」はちょっと一息派の人たちで賑わっていた。

 北川悦吏子の『オレンジデイズ』を人生の一番多感な時期に観て、感激した彼女にとって、毎日、帰宅してからその日の『半分、青い』を観るのは至福の時間になっている。加えて、大好きなサッカーの試合を連日観られるいまは最高の日々といえよう、

とはいえ、ルンルン気分の毎日というわけではない。そういう時期は過ぎて、もう少し落ち着いた気分でこれからの人生を考えられる時期にいま彼女は立っている。人生にはつらいこともあれば、楽しいこともあるが、どちらかといえばつらいことの方が多い、それでもみんな笑顔で生きているのだと。 そのとおり、今日は定期券を家に忘れるというつらいことがあったが、こうして広い大学のキャンパスで偶然ユミさんと会って、「カフェ・ゴトー」でアイスココア(彼女はシナモンミルクティー)を飲みながら一息入れる時間を過ごすことができているみたいに(笑)。

8時、帰宅。

夕食はポークソテー、サラダ、茄子の味噌汁、ご飯(味噌汁とご飯の配置が逆です)。 

ポークソテーの付け合せはパプリカ、アスパラ、マッシュルームのソテー。 

デザートは昨日、ユウカさんからいただいた「日本橋屋長兵衛」のあんみつ。 

夏季限定の涼味たっぷりのあんみつである。 

妻が来月の甥っ子の結婚式に身に着けていくためのネックレスが完成した。なかなかの大作である。 

深夜、ウォーキング&ジョギング。

2時半、就寝。