今日は、本州一帯がすっぽりと高気圧に覆われてしまい、珍しいくらいの秋晴れ。この天気はここ数日続いておりますが、この秋一番ではないか、というくらいに空気も澄んで乾いた感じ。非常に快適でございます。
つい先日、お客様が乗っていらしたゴルフ6TSIの1.4シングルターボに試乗させていただく機会がございましたので、そのインプレッション。
そう、ビートルオーナーとしては、非常に興味ある一台なのです。
なんといっても、ビートルのベースはこれ!
どうりで、フロントの絞り込みなどをじっくりと眺めておりますと、ぼんやりとビートルが浮かび上がってくるではありませんかっ!
ねっ、どことなく、ですが、たしかに中に入ってるわ、とそうなります(爆)。フロントエプロン、と呼ばれるナンバー下の直線なんかは、まさにアニキ(ゴルフ)譲り。レキシから言いますと、ビートルの方がお兄さんのはずなのですが、誕生順ということになれば、まずゴルフ6ありきの現行ビートルは弟ということになるでしょうか。
ちなみにゴルフ6のほうも、きっちりトクイチオート仕立て。これはなかなか高レベルな勝負になりそうな予感(爆)。
が、大きく違うのは実は、話題のイオンブリッジなのです。B子さんの方が一枚上手の、最新バージョンをおごってあり、動き出しがはるかに軽い。エンジンのせいかな、とも思ったのですが、どうもそれだけではなさそう。
ゴルフの方が重い感じで、このあたりがイオンブリッジの違いなのかな、と。B子さんが「すっ」で発進するとすれば、ゴルフは「ズズッ」という感じ、といえば近いか。良し悪しではなく、感覚的な違いっす。
また、エンジン自体にもほんの200ccではございますが、違っていて、このあたりはパワーやトルクというよりも、回転感覚の違いとなってきっちり味わえるようになっている。
一番違うのはなんといっても路面のいなし。
タイアのエアボリュームはB子さんのほうが圧倒的に多いはずなのですが、段差のいなしはゴルフの方がしっとりとお上手な感じ。本当に微妙な違いですが、体感できる違いがきっちりあってクヤシイ~(涙)。ボディの細部にわたる造り込みもいちまい上手な様子なので、ウーム、となってしまいます。お得意のレーザー溶接の賜物でしょうなあ、このあたり。
速度を上げての試乗ではなく、市街地を一回りしただけなので、まことにアレなのですが、大まかながら、明らかに違うこの2台。どちらがどう、ではないのですが、非常に気になる比較でございました。Tさま、ありがとうございました。段差には御注意でっせ(爆)。