嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

50kmh規制のなか600kmのロングドライブに出かけてみる

2013-12-14 09:14:59 | 
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今日は、Aさんのお使いで、トクイチオートまで、ゴルフの陸送のお手伝い。日本海にある強烈な低気圧の影響で、気温が全域で低いほかに、大気の状態も不安定な模様で、突風や突然の降雪などが頻繁に見られます。
ノーマルタイアからスタッドレスへの換装をおこなう、というわけですが、はてさて。

うう~、なにもこんな日に出かけなくても、とは考えたのですが、この日でなくては、とのことなのでゴルフ5GT、通称スーパーゴルフに乗って、往復600km超のドライブに出かけます。

レザーインテリアのこの個体ではお約束のシートヒーターが装備されていて秀逸。が、ほんわか流していると、師走の疲れでしょうか、眠気が波のようにおしよせてきて困る(あぶねえ)。

ポロから乗り換えると、車室のゆとりもそうですが、やはりシャーシの性能が3枚くらい上手な感じで、走りの質のようなものを語りたくなるのがゴルフです(ポロ乗りにしか判らない感覚と思われます)。
特にこの個体では、たしか去年、スポーツダンパーを含む、サスペンションOH済みである由ですから尚更。

変速マナーの良さと、適度なトルク感で高速道路の常用速度域ではまさに水を得た魚のよう。余ることもないし、足りなくもない、絶妙の落としどころであると見ました。
クルマはアクセル開けてナンボ。アクセル開度が大きく、パワーを選び出して使えるこのGTは、GTI よりも楽しいとみた。
いまや入手不能となった、NA2リッター4気筒、車重1400kg前後のまさにちょうどよさを味わっていると、片道の300km強なんてノンストップがあたりまえ。このまま大阪まで、といわれても難なくクリアできそう。

ううむ、ビーエムもそりゃあいいでしょうが、ゴルフの、しかも2世代前でこれ、ってのはやはりすごいデキですぜ。
こんなので、GTIでもあれば、それこそボクスターもいらないし、1台体制でどこへでも、という効率の良い生活(爆)が実現できる、というものです。

気がつけばオンボードの平均燃費も限りなく17に近い16kml台を示している。結構、きびきび走ってこれですから、例えば一番効率の良い130kmhあたりを延々キープできれば、17kml台の燃費を楽々叩き出すことでしょう。
エコランやってるわけぢゃないんですけど、ここまでよいと、どこまでゆくか、伸ばしてみたくなる、てなもんです。
効率の良いところを選んで回す、タコメーターの存在意義を思い出す瞬間ですな。

6ATは賢いし、だいいちキモチ良い。アップもダウンも意識してやるとDのまま踏み分けられるようになって、結果キモチがよい。

今回一番気に入ったのはワイパーの制御。スイッチを下に押し下げると一回拭きなのですが、下げ続けていると、高速で拭き続けるロジックが入っていて秀逸。ポロにはない装備です(2004年モデルとの比較です)。

行きには恵那山トンネルの近辺は雪で真っ白。路面は濡れた状態で済んでおりましたが、もう少し遅かったら、チェーン規制がかかるか、というくらいな危ない路面でした。あんな山中で、そんな目に遭わなくて本当に良かった。
そういえば、今年の夏、やはりこのクルマでこのあたりでチャージランプが点灯!だなんてえハプニングもありましたっけ(とほひめ)。

というわけで、無事に詣でて参りました。ううむ、ゴルフいいなあ、やっぱり。
つまらないの、楽しいの、と言ってブーブーいってるうちはまだまだなのかもね。よくできた機械である、とそんな印象です。
楽しいか、といわれればもちろん、楽しいのですが、地味。ありふれているし、珍しくはない、が良いものは良い、と、まことにオトナなわけです。
いっちょゴルフ7でも乗りにいってみますかね、と刺激をうけた師走のドライブなのですた。

画像はうちのポロ彦さま。ゴルフも同様のブルーのメーターを、この5まで装備していましたが、6からはアウディみたいな白い文字に変わってしまって残念。なかなか良かったのに。


クルマの機種変更に備えておく-8 整備現場のご意見もうかがっておく(爆)

2013-11-28 13:34:08 | 
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さて、ポロ彦さまには新オイル充填。エアソリューションも、4輪同時に注入する最新のものをおごって、一冬どころか、おそらく来年の秋頃までは普通以上のパフォーマンスを維持できるように調整していただきました。
え?なにそんなのムダだろう、って?ごもっとも。

ですが、これが私のやり方。最後までとこっとん可愛がる(しゃぶり尽くすともいいますがね)。これですと、例えば、冬期に次のクルマが決まっても、タイアの心配がいらない関係で予算ギリギリまでゆける(爆)。

というわけで、現場からみた116、というのをトクイチオートで取材してみますたが、これがどうも予測とだいぶ違うみたい。

まずは116の後期型、とされる2010以降の直噴エンジン搭載モデルは、私の使い方には合わないことが判明。
使用環境、というか条件が整えば、素晴らしいフィールと抜群の燃費を叩き出せるでしょうが、近所までのちょい乗りや、低速走行の繰り返しなどではむしろ2009までの前期型に軍配が上がるでしょう、とのこと。
ここが判明しただけでも、大収穫でございます。

また、リセットするとしても、新車からだいたい5年以内が望ましいのでは、というご意見も頂戴いたしました。ゴムパーツの寿命の関係からですが、そうなるともろに前期型の最終=2009モデルが狙い目、ということになります!

来年が2014年で、2度目の車検を機にこの2009年モデルが市場に流出してくるのが予測されますから、やはりポロにはまだまだがんばっていただきませんと(爆)。
4月からの消費増税に惑わされるのか、はたまたそれを乗り越えて9月の車検満了までずれ込むのか、なかなかスリルに満ちた展開が予測されますが、まったく楽しいったらないっす(爆)。

現時点でも08のシルバー、走行8000kmだなんてえのがあるし、そんなのがほぼ毎日、市場に出てきている。この116って、かじり方によっては、ほんとにオイシイのかも(そうみえるだけでしょうけどね)?












クルマの機種変更に備える といいつつオイル交換に走る(爆)

2013-11-28 09:44:52 | 
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さあて、スペイン人画伯ご一行さまも無事にチェックアウト!
みなさまに感謝され、ええっ、こんなに安いの(汗)?と驚かれながら、内心しまった、もっと計上しておけばよかった(うそ)と一瞬後悔いたしましたが、まあこんなものです。利益が目的なのではなく、喜んでいただくのが目的です。「お も て な し (クリステル調)」と(流行語大賞まちがいなし)。

で、気がつけば11月も最終週。師走に入る前になんとか、ということでポロ彦さまをスタッドレスタイアに自分で換装ののち、トクイチオートへとオイル交換に出向いて参りますた。
時間的にあまり余裕はなかったのですが、かといって、拘束道路を往復するだけではつまらない、というわけでまたしても木曽路ルートを選択。こういう忙中閑あり、というのが毎日の生活にはなかなか大切だわい、と気がつく昨今。

平日のR19はそれこそ通称「木曽高速」と呼ばれるだけあって、瞬間的には大台に乗ってしまうくらいな流れ。
高速道路でトラックに拘束されたままイライラするのよりもよほど楽しいし、景色や路上の流れも変化に富んでおります。物流トラックとの間合いを取りながら、赤信号をいかにノンストップでクリアするか、ワザの見せ所、というものです。工夫すると歴代最高燃費レベルが叩き出せます。
塩尻から中津川まで、それこそ通い慣れた道ですが、どっこいそれなりにあらたな発見も毎回あって、楽しいドライブです。

ポロ彦さまも、全体に暖気が済むと落ち着き払って、非常に快調。普段はちょい乗りしかしていないせいで、粗ばかりがめだつのですが、まだまだのれるぢゃん、と。
おそらく最後のオイル交換となることでしょうが、リフトアップの後下部を目視で見て回りますが、別段異常なし。

さすがにアーム類に仕込まれたゴムブッシュなどには疲れが見えるのですが、よくもっている。マフラーもどうってことないし、やはり新車整備の効果は凄まじいです。

工場には最新のGTーRや

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どこかでみた、どころぢゃない、乗ったことがたしかある(爆)、こんなクルマも入庫中。いよいよタイア交換なのだそうですが、ブレーキとオイルにもさらに手が入って、より転がるようにしつけられている最中でした。



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見たこともないタイアサイズに腰を抜かしていたのですが、さらに腰を抜かすべきはタイアに刻印されている
TREAD WEAR 80 の刻印。
これ、いままで存じなかったのですが、タイアの耐摩耗を示す数字なのだそうです。小さければ小さいほど減り易い、というね。たとえば、コンチネンタルエココンタクトの最新型で通常300弱程度はある。
うちのボクスターがはいているミシュランパイロットスポーツ2でも220なのですが、こいつはなんと80(驚愕)。減ってナンボのタイア、というわけです。ううむ、絶句。
どうです、ほぼ1万キロに一度のタイア交換、ざっと70万円(滝汗)。2600万円の911の最重要パーツなんだから当然の対価である、と言ってみたいものですのう(とほひめ)。



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クルマの機種変更に備えておく-7

2013-11-21 21:47:57 | 
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さて、実際に現物をみてみますと、まあね走行16000km。ただし6年落ちなりのものです。

こちら信州レベルのクルマの使い方ですと、ほぼ5万キロは足りない!まったく信じられない走行距離の少なさですが、キホンなくても事足りる、都市部の週末クルマとしてはあたりまえのレベルなのか。ゼータク品のあつかいである、ということもできますね。

Cセグメントでは、内装もDでは合理化されて、ただの「組み付け」に終始してしまうのが常なのと違い、リッパに「作り込み」といえる内容で、随所にワザが盛り込まれているのですが、ビーエムの場合ではその耐久性は、対VW比でゆくと一歩及ばない感じ。

プレミヤムブランドな訳ですから致し方ない、といって片付けられたのは80年代まで。いまやVWグループ内のプレミヤムブランド=アウディのかさ上げがいちぢるしい関係で、もっと頑張らないと、というのが偽りのない感想。
車庫保管をされない限り内装のヤレは早くくるのかな。
ツメが甘い、ともいいますね。

フロントウィンドウの内側に貼ってあるステッカーによれば、○摩ニュータウン近辺のディーラーのご出身だということが判りますが、もろに週末のお買い物低速走行車にマチガイない。
ヘタすると、奥様は店内で買い物する間、駐車場街を2時間路上で行っていた、というパターンも普通にあったか。

ダッシュボードにはお約束の使いやしないポータブルナビの吸盤のあとがきっちりついて内張りがその通りにはがれているし、ダッシュも浮いてきちゃってるところをみると、屋外保管らしい。
Aピラーの内張りもタレてきちゃってるのが目立って、本当に惜しい。復元する気ならすぐにできるところなのに、それをやってないところをみると、この販売店のやる気もまあその程度。

東京モノが名古屋にあるところをみますと、オークション仕入れだとして、このクラスではマージンはせいぜい10万円。そこへなんとかプラン+諸経費込みでプラス15というところでしょうから、ムリもない。

タイアは4輪とも新車からの工場装着もの。刻印は0712で4輪とも揃っていますが、9部山のまま、とっくにおなくなりになっておられます。
終始にこやかにお相手をしてくれたヲニヒさんは、タイアの山もバリバリだがや!といってイバっておられますたが、それ、違う意味でバリバリだがや、と突っ込んでおきたい昨今(爆)。

トレッドには無理なブレーキングのあともみられず(自分がやっているからよく見えるのです)、サイドシルの靴あとや、ドアパンチの食らい方、さらに各えくぼ(爆)などからみると、比較的丁寧に扱ってはきたが、年式なりのごく普通の程度、とみますた(一部謎)。
特に可愛がってもいない代わりにヤレも年式相応にあって、ある意味自然な個体ですた。
なにも手を入れていないが、それが味、と。エンジンも眠たいんだけど、回せばそれなり。タイアが死んでいるので、なにやってもよくわからない。

気になったのはドライバーズシートのヤレ。変形がいちぢるしく、新品でもそっけない形状なので、脱力するほどですが、サイドサポートにシワが入って、型くずれがはじまっている。早晩みすぼらしくなるのが見えている。
前オーナーの体型までが想像される、というものです。うちのポロのシートのほうが、程度がよいのにはたまげますた。おそらく乗降の頻度が高かったのか?
まあね、新車買うわけぢゃあないんですから、このあたりは想定の範囲内。

というわけで、このままなにもせずに3~5年、「駆け抜けて捨てる(爆)」のだったら、まず買い。の一台でございます。手を入れてやれば甦る、ということならば非常にお安いし、色もよい。

が、私のクルマ選びは今後少なくとも8~10年、10万キロはリセット掛けながら新車並みに再生して、「駆け抜けてヨロコブ(爆)」のがコンセプト。その素材としてはちょいと古いか、という結論。

でもね~、こんなのビーエムの本当の姿ぢゃないと思う!
前オーナーさまにはまことに申し訳ないのですが、アナタ、このクルマのポテンシャルの3割くらいしか味わえてないから、と(一部歪曲された表現を含みます)。
が、まあね、こうして7年、16000km。やれてきたなあ、といって下取りに出して、また新車買う、とこれがケーザイの原動力ってものですよね(完全意味明瞭)。その意味では300万円払って、80万円で下取りだったとして、220万円分楽しめたのか、というと甚だギモン。非常に高価な買い物であった、というしかないわなあ(余計なお世話だ)。

07でこれ、ということは、いよいよ後期型直噴エンジン搭載の2010~最終型に目標をシフトせざるを得ないのか。外装やお値段からゆくと本当にシビレル個体だったのですが、世の中甘くないようで。

画像は、戻りにみた名古屋港に架かる橋と夕焼け。ポロの内装って、タレようにも樹脂の張り合わせなんすよね~。ううむ、ドイツっぽいかも(爆)。

以下次号


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クルマの機種変更に備えておく-6

2013-11-20 11:15:32 | 
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さて、その昔、昭和の頃はそれこそ中古車情報なんて雑誌が中心。それこそ文字通りの首っ引きで、モデルによっては暗記するくらいになっていたものです(そのエネルギーが仕事に生かされていれば)。

こいつぁ~出物だ、と喜び勇んで販売店に電話などしたところでとっくに売約済み、となっているか、商談中なのが常。考えてみますと、ただクルマの写真を眺めたい(なぜ)というだけで、分厚い電話帳みたいなのを本屋に買いに走ってたことになりますねえ(とほひめ)。
本屋で、30分も立ち読みすると腕が痛くなったキヲク、あるでしょ~(爆)?
考えてみますと、そうやって、いつかはと夢見ながらザッシを眺めるだけでシヤワセな気分になっていた頃が、本当に懐かしいっす(加齢特有の涙目)。

さて、懐古などしていてもよいクルマは見つかりませんて(爆)。ネット情報で、それこそ、その日の入荷分が逐一報告される昨今。本当に便利だ、なんてえもんぢゃない。紙ゴミでないし(爆)。

じつは今回のターゲットはBMWの116i。2005年の発表から2012年までの7年間に全世界で100万台を超える大ヒットとなったアレでございます。

2012からは現行のぽってりとした新型に切り替わって、洗練の度合いは確実に上がっているらしいのですが、いかんせんそんな予算はない、ときている(当然だ)。だいいち格好わるい(負け惜しみともいう)。

アクセルを少しでも開けて、エンジンを回してどうの、という、クルマ本来の楽しみを味わえるのでは、と期待して、次期FX候補をこの世代の116に絞りました。
あえて120や118でなく、ベースモデルのこれ、ってところがミソっす。

けして軽くはない車体に、小さめのエンジン。ただし、室内スペースを犠牲にしても、可能な限り後方に寄せてマウントされているエンジンやFRレイアウト、この世代のBMW独特のスタイリッシュなボディなどなど。
乗り心地に必ずしも寄与しない、どころか現実には乗り味が非常に硬く、はねる、とされるランフラットタイアも195-55-16の比較的マイルドなサイズを与えられているあたりもポイント高し。118や120では路面へのあたりがさらにキツい、とんでもないサイズがあらかじめついてきちゃう。

ゴルフなどとは対極に位置するのではないか、とも思える趣味性や走り優先の姿勢がうかがえるのが、まことにくすぐってくださいます。対ゴルフ比だとダメダメなパッケージング、つまり狭い車室(爆)もエンジンレイアウトの異様なまでの搭載位置を知ると、かえって、コダワリを感じさせてくれるぞ(すでにメロメロ)。

新車当時の価格は、乗りだしでゆうに300万円超!
だったものが、いまや最初期モデルですと80万円を下回る投げ売りとなっているのですが、ここでさらに116に特有の走行距離の少なさが、旨味でございます。

少なけりゃいいってもんぢゃないから!とU教授の叱責をうけそうですが、ほんの数千キロだ、などという個体がシリーズの他モデルに比べてとくに多いのが目立ちます。

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ご覧ください、このカッコ良さ!
小さめのキャビンに、オサレなウィンドウグラフィッック。えぐれた彫刻的なドア回り。これでもかのショートオーバーハング。
ゴルフみたいに理詰めで押してくる小賢しさのようなものの代わりに、なんというかパッションというか、「駆け抜けるヨロコビ」を期待させるではありませんか(コーフン最高潮)!

さらにポロやゴルフをみてスタイリッシュだ、というお方はまずいないでしょうが(爆)、こいつはスタイリッシュそのものだ。
ビーエムのZ3にあった、Mクーペの再来を思わせる靴のようなサイドヴューがこれまたなんとも。

というわけで、名古屋のとあるお店で発掘されたこの個体。まずはスパークリンググラファイトという2009年までの前期型まであった、私好みの色の一台。走行たったの16000km、ワンオーナー、115万円とキタ!
ただし年式が2007年だ。

どうです、ビミョーでしょう?

以下次号。




クルマの機種変更に備えておく-5

2013-11-19 11:21:06 | 
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さて、晩秋の一日。今日は名古屋方面へと出向いて、クルマの次期FX候補とのご対面でございます。

ううむ、ご縁があるのかどうか、誠にドキドキする場面ですが、まあね。楽しみととらえておきましょう。

ポロ彦さまの後釜となった場合には、なかなか選択が難しいのですが、今回は車格をひとつ上げて、いわゆるヨーロッパCセグメントつまりゴルフクラスの比較的新しめの中古にマトを絞っております。
だいたい3~5年落ちのこのクラスでしたら、ポロクラスの新車程度の予算でも手が届くというわけです。

このクラスでも各ブランドともに、エコ方面での充実がいちぢるしく、乗ってみれば結果的に2リットル程度のパワーとトルクがより小さなエンジンで効率よく再現されている。つまり演出された性能というのがキホン。
VWご自慢のTSIなどがその代表格ですが、今回はあえてNAにこだわってみますた。おそらく最後のチャンス、というものでしょう。

長野のこの環境があれば、ある程度エンジンを回して楽しめるだろう、というのと自分の普段のアシとしての使い方から、北海道のU教授と、それこそ数年前から相談だけはしていたのですが、ポロ彦さまがなかなかヤレてこなかった関係で、今頃になりました。
ポロの車検は来年の9月までありますからして、まだ余裕なのですが、それでもダンパーやブッシュの傷みがいよいよ隠せず、という段階。

冬がくる前に動くかどうか、悩むところですが、まずは実際に検分してみないと、というわけで出向いて参りますた。
予算は例によって、不足気味(またかよ)。果たして、美味しい話はころがっているのか?

詳細次号。






連休終了 その手があったか(爆)!

2013-11-05 15:38:44 | 
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11月には連休が2連発!その連休が明けた、と思ったら途端に秋晴れ!
連休中にはぐずつき気味だったのに、まったく皮肉なお天気ですが、こればかりはしゃーない。
2013年の10月、11月の各週末はことごとく雨にたたられていて、記録的なんぢゃないか、と。

が、そんな悪天候をついて画像のような元気なクルマがやってこられました!

ううむ、退屈なクルマばかりだ、と嘆いていたのはやはり私のアサハカ(爆)。こんなヒリヒリするような激辛のクルマがあったではないですか。
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ヒリヒリどころぢゃない、火傷もの(爆)!ものすごい刺激が乗るたびにやってくるはずで、条件さえ整えば痛快なことこの上ない、ってのはアタマでは理解できても、なかなか踏み出せないもんです。
バイクとクルマの狭間、別段、破天荒な人生を歩まなくとも、ウイークデイには真っ当なサラリーマンを演じておいて、いざ週末ともなれば、荒くれる(爆)というのを合法的にできる、という点で回春剤効果満点だ。

10月と11月にはそんなドライバーさんがたにいらしていただき、お話を伺ううちに妙な毒にやられてしまったかな、と(爆)。硬派なクルマとしては最右翼、といってよいこのスーパーセブン。次回にはぜひ体験試乗をお願いしたいものでございます。

いらしていただきましたみなさま、アツい刺激をありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。



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クルマの機種変更に備えておく-4

2013-10-29 11:06:08 | 
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いやはや、きがつけば10月も終盤。このひとつきも休日なしで、みっちり活動!まことに充実しておりました。

マダムはまだNY! いいなあ~、といいつつ、私も来月の「夢の湯治(完全意味不明)」に向けて、ひたすら働くのみでございます。
お客様のラッシュもようやく一段落、といいたいところですが、そろそろ紅葉が里に下りてくる関係で、まだまだ忙しい。「冬眠(爆)」まであと一息、精一杯がんばるといたしましょう。

そんななか、2004年9月から活躍しまくりのうちのポロ彦さま、徐々に着陸態勢をとっております。

フロントサスペンションの左側からゴム関係のパーツの擦過音と、7万キロ弱でOHを行ってあった4輪のダンパーがだいぶ怪しくなって参りました。距離125000km。
年式からいくと順当な距離ですが、使い方はそれこそハード。
毎日、短距離を複数回、というのの繰り返しをほぼ10年ということですからして、ヤレは相応にある。
その都度、トクイチオートのメニューを投入しながらベストコンディションを維持して参りました。がいまいちど、手を入れて、というよりも、使い尽くした、感の方が強く。次期FX候補の選定に余念がない昨今。

順当にゆけば現行のポロなどが最有力候補ですが、つまらない、といったのはつい先日。
が、研究すればするほどポロの存在は光る。
ぼやぼやしているうちに、現行モデルの新古車や低走行車なんかが新車の6割程度のお値段で市場にゴロゴロでてきているし、アコガレのGTIも良さげな個体が毎日市場に出てきています。GTIなんかですと、ボクスターなんかよりも速そうなので(爆)、一台体制も不可能ではない。が、つまらねえ(爆)。

VWも商品名TSIと呼ぶ、過給エンジン一辺倒ラインナップだし、他を見回してもエンジンを回してどうの、というモデルはほぼ絶滅。ハイブリッド系はなにがエコなのか理解できないので、買うわけもない。

アイドリングストップ、気筒休止、小排気量に低圧ターボをかまして、1.8リットル程度のトルクを「演出」という図は、まことに小賢しく、モンクも付けられないわけですが、ただの辻褄合わせに思える。ああ、つまらないクルマばかりだぁ~、といってぼやいておりましたら、あった、あった!

以下次号








U教授ミーツGT2

2013-10-17 10:15:51 | 
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さて、全世界の(爆)ポルシェファンのみなさま、お待たせいたしました(待ってないから)。
ご存知、北海道のU教授が、たまたま治療会でおいまつえんにいらしていたところへ、顧客のおひとりのNさんが、1年ぶりにポルシェ997GT2に乗ってお見えになり、ひょんなことから試乗会となりましたので、リポート。

といっても、結論から申しますとGT2のポテンシャルは公道で試せるレベルにはなく、アンダーもオーバーもないオンザレールに終始してしまい、試乗というにはまことに物足りない結果となったのでした。

全体にトクイチオートの整備以降は、安定感が増した他に、なんといっても外で聴くエンジン音と排気音が静かなのが印象的。ヘタなカレラ2よりも静かなのは、どうしちゃったの、という感じ。
ターボ車の場合はこの傾向が強いのが普通ですが、たしかに以前聴いたのとは音質が違う(きつぱり)。

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オーナーのNさんによれば、貸し切り状態のビーナスラインで、なにやっても跳ねない(コメントのまま)のが印象的だった由。また、サスペンションが柔軟に動かされるセッティングとなったおかげで、フェンダー前のリップをこするこする(うれし涙)。おそるべしエアソリューション。

というわけで、U教授のコメントは、路上では雰囲気を楽しむ、にとどめておくしかない、本来のパフォーマンスを味わいたいのだったら、サーキットへどうぞ、とまことに真っ当なものでございました。
ううむ、つまらない結論だが事実でしょうなあ~(とほひめ)。

クルマはやはりアクセル開けてナンボ。そういう意味では、うちのポロなんか本当に楽しいのですが、それはまた別の機会に語るといたしましょう(爆)。

さて、Nさんを無理矢理引き止めて、2泊していただき、お見送りした後に、駐車場をのぞきましたら(爆)、あれもう戻ってきたの?忘れ物かな?と思いきや。別のクルマが~(爆)。
内容はともかく、なんだかよく似ている気がするのは私だけ!?



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この秋も濃いぜ! U教授ミーツGT2(爆)

2013-10-12 09:13:37 | 
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さて、この秋何度目かの連休、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

こちらおいまつえんには、おかげさまで全国、いへ全世界からお客様がお越しになられ、毎晩深夜まで語らっておられます(いったいナニヲ)。

連休直前のある晩、うちのマダムが、駐車場に以前見かけたことがあるような気がする、鳥かごというかローヤを後ろに積んだ、車高ぺたぺたのミョーなクルマがきているわよ、といって騒ぐので、あわてて外へでてみますとなんとまあアレがいらしておられたのでした(爆)。

うう、この連休も濃そうな予感(漠然とした期待)。

画像は1960年の発売から連綿と911に受け継がれている、リアクオーターウィンドウ。そこからのぞくローヤ、じゃなかった、バードケージが凄まじい!!





久々に空冷ポルシェ!

2013-09-22 16:15:16 | 
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今日は連休中日。名古屋方面からいらした空冷ポルシェのカホリを楽しませていただきましたので、リポート。

ううむ、なんといってもこの顔が~、連綿と続いた911顔の最後のやつ、といいたいところですが、現行の991もその前の997もきっちり911の顔をしてしまっている(爆)。
そういう意味では、うちのボクスターももろに911顔でございますがなにか(脱力)。

この993で空冷ポルシェがおしまいになって、エンジンも水冷化、それも3.4lにスケールダウン。顔も涙目ライトの996になって、いよいよ911はオワター、といってみんな涙したものです。
同時に993の中古市場価格は暴騰!終末期にリリースされた993RSはいまだに1000万円の大台に乗ったままで、異様な高値を維持しているのが、シリーズの特徴といえばそうか。


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ボディ全長はそれなりですが、ボディ幅には時代を感じます。アンダーにしつけるためにリアトレッドがフロントに比べて大幅に拡げられているのがボディに近寄るだけで実感できるのに驚きます。

直前の964には、なんとこいつと一緒の3.6リットルエンジンが積まれていたのですが、リアサスペンションがそのためにトレーリングアームだったのが、この993からはマルチリンクに変更されて、旋回性能が段違いに向上している、といわれています。
964では、同心円状に膨らんでいたリアフェンダーがブリスターーフェンダーに変わったあたりがこのボディのハイライト。
透視図で詳細に観察いたしますと、ものすごい剛性を持つのが容易に理解できる。

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インテリアも最後の空冷にふさわしく、例の5連メーターがニラミをきかせておられます。
ヘタこいてみろ、(金銭的に)痛い目みせてやるからな(爆)、といわれているようで、イヤになるほど経験済みの私といたしましては、座るとまことに落ち着かない(うそ)空間なわけですが、メーター配置はもちろん、チルト+テレスコピックなど論外の(装着はこのモデルの10年後でした)ステアリング角度や、キホンボクスターでも変わらないシート(レカロのOEMです)、さらにシフトノブの位置関係などなど、試しに目をつぶっていぢってみましたが、きっちりカラダが覚えているぜ(感涙にむせぶ)。外観からは想像ができないほど高い天井にも驚きます。

内装のブルーとボディのホワイトのコンビネーションはまことにオサレ!いやあ、Tさま、ありがとうございました。
また拝ませてくださいね(ぺこり)。


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最後は、連綿と最新型まで受け継がれているリアクォーターウインドウ。ここだけ眺めておりますと、50年間の意地のようなものを感じるひととき。やっぱええわ~(爆)。


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クルマの機種変更に備えておく-3

2013-08-30 19:02:40 | 
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私的ゴルフ論をやっていると、年が明けてしまいますから(爆)やめておきますが、少なくともゴル2に乗っている頃には現在のようなゴルフのラインナップが小排気量+ターボ一辺倒で売られる時代がやってくる、などとは考えもしなかったものです。

これは善し悪しではなく、時代の流れ。
楽しいか、つまらないか、でいったら間違いなくつまらない(きつぱり)。
E-GOLFのプレスリリースも行われるなか、ガソリンエンジンの終焉というか、そういう進化(対応にすぎない、というべきでしょうが)の現場に居合わせたことは、興味深いわけで、作り手でない限り、受け入れるしかない現実です。
考えようによっては内燃機関のピークをまさにいま味わっているのだ、ということもできるでしょう、多分。

少なくとも私の世代ですと、たしかポパイあたりが言い始めの最初だったかと思うのですが、「ボーイズレーサー」というキーワードのもと、小排気量ながらNAハイチューンのエンジンを積んで、エンジンぶち回して大排気量のクルマに競り勝つ(ばか)というノリがあったのはたしか。

まあね、エンジンぶち回したところで自己満にすぎない。すぐに前走車に追いついてしまうし、アクセルなんて開けてもせいぜいが5割程度まで。ですが、少なくともそういうモノを持って(飼って)いる、という気分ははなかなかなものですた。クルマの世界はとことん自己満。勘違いやタダの思い込みもまたご愛嬌の世界(一生やってろ)。

いまの20代あたりのドライバーさんにそんなことを説いたところで、「ばっかぢゃね(嘲笑)」と言い放たれるのがオチというものですが、クルマ選びのキーワードに欠かせない要素のひとつには、たしかに「高回転型エンジン」という要素があった、というのは忘れては逝けない気がする昨今(ばかですがね)。
すでに遠い昔のノリなのですが、MTをスコスコ操りながら、エンジンの雄叫びを耳に回転をあげてゆくのはキモチ良いことにはかわりない。これ、味わわずしてなにがドライバーか、とそれ位なものです、はい。

というわけで、過給器つきのエココンシャスな今のエンジンはバツ!多少、効率が落ちたところでそれがどうした、と今回はそんな選択をかましましょう(予定にすぎません)。

ちなみに画像は世代違いのDOHC16Vできっちり武装(違)したポロ(爆)。
いまでは考えられないような比較的、高回転でトルクが盛り上がる仕立てで、3500rpmから4500rpmにかけて、2次曲線を描くのがきっちり感じられる希有な存在。また同モデルの他の個体にはけしてみられないアイドリングプラスの極低速からも楽しめるドライバビリティを有するのが大きな特徴。

売るか、となって乗ったとたんに機嫌を損ねる、というのは中古車のジンクスのように語られていますが、うちのポロってのはそもそもそういうレベルにない、と断言しておきましょう(きつぱり)。
中華、こうして書いておりますと、特段の手放す理由がないことに気がつく昨今(爆)。ここまで仕上げるのに10年12万キロですもんねえ(とほひめ)。

以下次号




Dsc08394





クルマの機種変更に備えておく-2

2013-08-28 16:12:32 | 
Golf17

私が免許を取得した頃に現役だったゴルフは1(爆)。近所の先輩があのゴルフ1GTIに乗って、ゴルフボール型のシフトノブを操りつつ流しているのをヨダレを滝のように垂れ流しつつ見送ったものです(とほひめ)。

ゴルフ2は隣町に住むあのAさんが2のGTI、それも丸目2灯のヤナセものニッポン上陸第1号車(驚)を乗り回しておられたのをこれもヨダレ滝おとしで見送っては、オレもいつかは、と夢見たものです。

以降、ゴル3はヨーロッパ赴任中の弟に借りて数万km(ヴェントのほうでしたが)も乗りましたし、2はポロの直前に5万km、2のジェッタにもやはり数万km、4はトクイチオートの社有車に数千km(爆)、5も同様(そうくるか)というわけで、一通り変遷を味わって参りました。2以外はキホン借り物だった、というあたりがミソか(爆)。

2003年の秋に走行18万kmのゴルフ2で峠を下っていた折に、Pから飛び出してきたクルマをよけきれず、ガードレールにササって大破。
救急車のなかで、ABSとエアバッグさえあれば、こうはならなかった(うそうそ)、とハンセーする余裕すらあったのですが、事故相手に3ヶ月の入院を強いてしまった、というショックは大きく、事故の翌日にはディーラーに出向いて、ポロ彦さまを契約したのでした(どこがショックだったんだ)。

ポロ彦さまには当時まだ珍しかったルーフにまで及ぶエアバッグやABS 、ESPなどなど、いまでこそ珍しくもないですが、安全装備フル搭載で、これなら救急車いらねえぞ(爆)、と納得して乗ったものです。

ポロ乗りにとりましては、まあ次の目標はゴルフ、となりそうなものですが、いかんせんつい先日リリースの7にしてからが、すべてのモデルで加給エンジン搭載となっております。6はおろか、5の後半からカタログ名「TSI」という呼び名でもって、まさかのツインチャージを行っておりました!

このスーパーチャージャーとターボチャージャーのツイン加給は今を遡ること25年、幻のグループS(でしたっけ)のホモロゲ取得用に200台限定生産のランチアデルタS4以来とキタ!!
発表当時にはゴルフにそんな2段加給なんて、有り得ない!と仲間一同と深夜まで語り合ったものですが(爆)、今やそれも合理化されてシングルターボに落ち着いた模様。

カタログの数値上では1.2や1.4のくせに、まあゴルフらしいトルクも出ているし、パワーだって必要十分。でもね~、演出されたパワーとトルクに感じられるんだよねえ。辻褄合わせ、というかね。

トクイチオートのマイスターがTSIのリリースと同時に動き、GTという呼び名の2リットルNAエンジン搭載のゴルフ5を買ったあたりに実は重大なヒントが隠されております。

画像は歴代のゴルフさま。ぶっといCピラーがアイデンティティである、といわれておりますが、その通り。実はこの部分の幅がリアの荷室の奥行きを示しておりまして、ポロオーナーには一番うらやましい部分。ううむ、クヤシ~となるわけです、はい。

以下次号







祝!新シリーズ こんどはこっちか!?クルマの機種変更に備えておく-1

2013-08-28 13:43:24 | 
Dsc08374

長野県東部の今朝の最低気温なんと9度!ほんの数日で亜熱帯性の気候から急転。非常に快適な空気と入れ替わって、ラクになりますた。

いままでは日中の外出はできれば避けたい、という感じだったのが、ひたすら積極的に夏の残務整理中。

さて、日常のアシに使って参りました、2004年式VWポロ=通称ポロ彦さまには9年12万キロにわたって、活躍を続けていただいておりますが、ここへきてダンパーのへたりや足回りからの異音など車齢は隠せない。
というか、車齢というよりも、日頃の使用条件を考えますと、ムリもない。
一日4回、それも2kmに満たない移動の繰り返し、のような使い方での12万kmですから推して知るべし。

ボディとエンジンが絶好調なので、惜しいところですが、次の車検まであと1年となる昨今。そろそろ次期FXの選定にはいっておきます。

トクイチオートでの新車整備から一貫して、出庫のたびにコンディションが「必ず上がってきた」ことを考えますと、誠にお名残惜しいところですが、クルマってのは道具。
愛着を覚えるのは当然として、一方、キカイとしての寿命もまた現実にあるわけで、その辺りの見極め時がきているのです。
直して乗るのか、新しい個体を買うか、その辺りですが、今回は「しゃぶり尽くした」感が強いので、買い換えることに決定。満足度が高かったぶん、コンディションを保っているうちに手放したほうが印象が良い。という言い訳もできるか。

タイミング的には昨今リリースされたばかりのゴルフ7の美中古が出回る時期に当たるかもしれませんし、現行のポロも美味しい個体の中古がわんさか。

ビーエムにも手頃な良品がたくさんあるし、新車にこだわる必要性をまったく感じない昨今、選択肢はほぼ無限。ただし予算にはものすごい制限(爆)。

消費税騒ぎも絡むタイミングですし、いろいろと踊らされそうですが(爆)、今回のこのお買い物、またしても非常に楽しいイヴェントとなることでしょう!





あのピンクラが本当に発売されるらしい

2013-07-27 15:42:16 | 
Pinkrown

いやはや、発表当初に話題だったピンク色のクラウン、通称ピンクラ(爆)がいよいよ9月から一ヶ月の期間限定で発売されるらしいですね。

ううむ、楽しげ、といいたいところですが、意外なのは認めるとして、いったい似合うのかどうなのかははなはだギモン。
ポップな色に塗るからにはそれなりの内容でないとなあ、と。痛車方面のベースにはぴったりですし、それこそ屋根切り飛ばして、マフラーだけ直棺に換装してやれば、まんま初日の出暴走2014に出走可能で、ヒーローあつかいはマチガイない!

内装はなんとテリー伊藤デザインで、白ベースだというからそれでも期待が高まります。

ゆいいつ、2.5のアスリートになんか塗らずに、トムズでセンチュリーのV12を600hp程度にチューンして叩き込んでおいて、天井までのフルレザーインテリアに、特別ボディ。

フロント25cm、リア30cmのオーバーフェンダー(通称バーフェン)装備でリアトランクにはランチアテーマ8-32ばりの格納式リアスポイラー、ただし、伊勢神宮の鳥居を模した、職人さん手作りで署名入りの白木スペシャルとして、お値段2000万円前後。発売はせいぜい25台限定くらいにしておいてほしかったっす(ばかにしてるのか)。

と、話題を提供してくださるクラウンですが、このピンク系の塗色には、20年も前にすでに前例がございます。

Kanojyonocarrera

93年まであったポルシェ964にはルビーストーンレッドなる塗色が純正でカタログに載っておりました。たしかスペシャルカラーなので450000円のオプション。
エキセントリックの極み、といってよいゲテ物に見える色ながら、結構な人気だったようで、いまだにこの色に塗られたRSなんかが高価なまま流通していたりしてたまげます。一時期、はやってしまって、やはり初日の出暴走方面で、各モデルに塗られたキヲクが(爆)。

これも終わってみれば、すでに忘れ去られている位なもので、オーナーさんはいざ知らず、端を通り過ぎても、おお、懐かしいなあ、こんなミョーなのあったねえ~。という程度で終わってしまう。慣れとは恐ろしいものです、ほんと。

このルビーストーンの実物は実は意外にも落ち着いていて、文字で表現すると沈んだ赤ムラサキ、という感じでございますた。ほんと、これなら何とかなる、という印象(ならないから)。

この964にはじつは素っ頓狂な色が目白押しで、シグナルグリーンと呼ばれるカエル色や、このルビーストーンとよく勘違いされるんだけどさらにド派手なラズベリーピンクという大本命があって、本当に楽しかった。ポルシェは一度車体に塗ったことのある色、というのはどれでも再現が可能で、新車をオーターする際にいつでも受け付けますよ、というのがポリシー、ただしカネさえ払えばね、と(爆)。