嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足 松之山温泉再訪

2019-05-12 19:07:47 | 加齢なる遠足(爆)

うちの🅱️子さんは、毎日それはそれはキツい重労働の連続。こんなに酷使したら壊れちゃうんぢゃないか、といって心配になるほどでございます。クルマにとっての酷使というのは短距離での使いっ走りの連続、またわ大事にしまい込まれることの両方を指しますが、B子さんは前者の典型。

ちゃんとアクセルを開けてやらないと、ということで先週に引き続いて(爆)、今度は単独で新潟県十日町の松之山温泉へと出向いてまいりました。ホテルの方は、一年でも一番の忙しさ。なので、もちろん日帰りの半日ドライブです。

前回が混雑のピークといえる5月4日だったのに対して、今回はGW明け。それも日曜日の午後遅くでしたから、その差は推して知るべし。

特に高速道路の交通量の違いにびっくり。前回1時間かかったところを、35分で済んでしまいますた(運転はマナーを守って安全に)。

B子さんの美点は、高速での安定感。あと、抗っている感覚がほぼない加速感です。そりゃエンジンは1.2のターボにすぎませんから、「その範囲での」お話ですけれど、とにかくキモチよくやってくださる。

重めの車重にたいして、トルクの出方がキモチよい。躊躇なく踏んでちょうど良い、というトルクと車重の絶妙のバランス感が持ち味です。

これがより軽量なポロなどですと、トルクがグイグイきすぎてアクセル戻さないと、というレベルになるかと想像されます。

ビートルはこのあたりを知っててやってるのだとしたらお見事。シリーズには中身GTIのターボ、というモデルもありましたけれど、用途限定。楽しさではこちらの方が上でしょう。

マイナーチェンジ後に1.4ターボを積んだモデルがリリースされていますけれど、外観含めてビミョー。ニッポンの路上の環境に照らし合わせた時には速すぎるのではないか、というのが1.2オーナーの想像です。

なんというかうまい落としどころ。

さて、がら空きのR117を快走して、何軒もある十日町のお蕎麦やさんでつなぎに海藻を使ったへぎそばをいただいてから、松之山温泉へと向かいます。

他にない、海藻由来ののど越しがクセになるお蕎麦ですけれど、週末にはお店を選ばないと物凄いギョーレツに巻き込まれますからご用心。米どころ新潟、どころぢゃない、十日町はその名産地のど真ん中。世にいう魚沼産コシヒカリの名産地で麺類が異常なほど発達しているのもまたローカルカラーというものです。

朝夕の食事にはコメがデフォルトなので、ランチくらいは麺類で、というのがその理由。なんだか納得しやすいわ。どうりで新潟にはご当地ラーメンも多数あって、これもまた外せません。

画像は、GWにわざわざ山越えて食べに行った、妙高の名物みそラーメン。通りかかったら必ず寄りたくなる、クセになる味であるとだけ申しておきましょう。飲食店が極端に少ないエリアにあって、この店だけは食事時にはものすごい一極集中が起こります。同エリアに3店舗ありますけれど、3つとも味がビミョーに違えてあって、

さらにお客さんを集める仕組み。

というわけで、2週にわたってお出かけをしてきた私ですが、遠出することでリフレッシュできるのは不思議なほど。ううむ、今週も出かけないと(爆)。

 

 


加齢なる遠足 お客様に懇願して連れ出していただく(爆)

2019-05-07 16:47:34 | 加齢なる遠足(爆)

いやはや、史上空前の10連休が終了いたしました。ミゴトに働き抜いた私でございますが(爆)、そんななか、新潟県の上越エリアへと出向かれるというお客様に懇願して、半日のドライブに繰り出してまいりました!じつに今年最初のお出かけ(脱力)。

画像は、ちょっと寄った、十日町の美人林(びじんばやし、と読みます)。

心洗われる新緑の時期なのに加えてブナの林の整ったさまが殊の外美しく、まさに心洗われる光景でございました。

これの中に身を置けただけでも、行った甲斐があるわいといって満足していたのですが、さらに松之山温泉と名物のへぎそばも組み合わせたうえに妙高高原へもまわって、450kmほどを走ってまいりました。

新潟の山中を貫く県道は、つい先月まで6mの積雪があった場所。路面は流石にこれでもかと荒れておりますが、10連休のピークにも関わらず、だあれもいやしません(爆)。高速道路並みのペースを保てるのですが(運転はマナーを守って安全に)ここでの乗り心地には課題を感じました。

安物のリアサスのせいもありますけどね(爆)。

また、自分のクルマの後席に座ってワインディングを味わう、という稀有な体験もできました。

ニュービートルではほぼ使用不可能だった後席に、前席に170cmの人物が座ったうえで173cmの私が座っても前席シートバックとの間にコブシ2個が入るスペースユーティリティはお見事。ヘッドスペースも十分です。

また、リアシートに座った状態で聴くオーディオが素晴らしいのにも驚愕。標準装備のスピーカーとは思えない抜群の音質でロイハーグローヴが流れます。トクイチのクルマによく見られる現象です。

が、そこわ大衆車(爆)。いかんせんリアシートクッションは不足気味でございます。空気圧が若干高めなせいもあるか、と考えたのですが、トクイチオートのエアソリューションの効果が薄れているのかも、という印象。

さすがに前回の出庫からは6ヶ月以上経過してしまいましたから、お手入れのしどきというやつでしょうか。

距離そろそろ60000km。クルマとしてはまだまだこれからだと思いますけれど、Sモード中心に険しい山を3名乗車、エアコン常時使用のうえ、踏み倒して 縦横無尽に駆け巡って17kmlの燃費はリッパといえるでしょう。

信号停止が極端に少ないルートを選択したのと、5月4日という混雑ピークと言える日でも渋滞にはほぼ遭遇しなかったのも効いたか。

戻りの高速道路では最高速度(法定)のまま10分ほどアクセルを開けることができ、スス払いも完璧におこないましたとさ。

ううむ、それにしても良いリフレッシュになりました。

さて、今日からは連休中とはまったく違う目的のお客様をお迎えして、8月の末までは全館満室が続きます。ウヒ〜(ウレシい悲鳴が上がる)!

 


加齢なる遠足 長湯の土産ばなし

2018-12-17 18:28:34 | 加齢なる遠足(爆)

がーん、画像は大分の杵築郊外の海辺に佇んで、別府湾方面をながめています。今年もまたこのエリアに赴いて楽しんでくることができました。

この杵築沿岸一帯は、牡蠣の大産地。沿道には焼き牡蠣の小屋がたくさんあって、浜焼きを楽しめるようになっています。7〜8個の一盛りで1200円前後ですから、ものすごい観光値段。でも、浜焼きの手数料か。

私にとっては、1月のロンドン以来ひさびさの旅。綿密に計画を練ったうえで出かけたのか、と思いきや、今回も全くの無計画。

ただし、ここだけわという温泉だけはリストアップしておいて、そこを押さえながら移動した結果、総走行距離7日間で1500kmに達してしまいますた(ばか)。

こんかいの相棒は最新のフィットくんでしたけれど、走行距離200kmちょぼのほぼ新車がまわってきたので、いろいろと興味深かったです。

九州の県道、ならびに郊外の国道は例によってまばらな交通量。エリアによりますが、前後にクルマがまったくいない状況が1時間も続くのですから本州とは雲泥の差です。

ベース基地の長湯温泉からクルマで20分も走ると熊本県境に達しますが、そこを超えて小国のスーパーまで往復60km程度の距離があるが、そこを馬刺しを買いに走って、ついでに目についた温泉に浸かる、などというノリがごく普通です。

そりゃあ1500kmいきますわな(爆)。

 恒例の涅槃像。たまたま曇っておりましたが、変わらない、ダイナミックな景色。

ベースは例によって、長湯の図書館つき滞在型ホテルですが、今回はまったくの偶然から、大分道のスマートインターを使ったルートを開拓できて、長湯から空港までドアドアで90分というのを発見したのは大きかった。

飛行機に乗る、というのは時間や持ち物などなど、なにかと気を遣うものですが、この最短ルートには渋滞の要素がまったくないため、時間を読めるのがたすかる。

ANAがJALにつられて始めたといわれる乗客限定、手荷物1000円宅配サービス(!)にも助けられて、旅の様子も随分と変わってまいりますた。国内線、とくに羽田行きなんてえのは、着陸と同時に機内が殺気立って、我先に飛行機を降りようとする人たちが目についたものですが、そんなのも今は昔。

そもそも空港で荷物を受け取る必要がないのですからヨユーっす(爆)。この荷物にまつわる待ち時間を嫌って荷物の機内持ち込みをする方々がおられますが、甚だメーワク。気持ちはわかるけど、んなでっかい弁当箱みたいなプラ箱をコロコロさせてうれしいのかい、と。

画像は由布岳PA。上陸早々、ミゴト長野以上の寒さに見舞われましたけれど、ここから5分のところにある「火口乃泉」と呼ばれる、塚原温泉へのルートを探るうちに長湯への最短ルートが見つかったというわけです。

登山口を経由する県道なのですが、長野あたりでそんな道を冬に使うだなんて、ハナから論外なのに対して、ここは九州。しかも地熱これでもか(完全意味明瞭)のエリアな訳ですから、降雪があったところで、積雪にはならず、もしかして通れるのでわ、と考えてクルマを進めてみたら見事に正解だった、というね。

気がつけば長湯の滞在を年末の恒例行事にしてからはや10年。

いろいろと発見も多く、なによりも沸いているのがあの名泉です。そいつに癒されるのがこのエリアに惹きつけられる理由ですが、半官半民でクアハウスが建設中であるよし。

ううむ、クアハウスときたか〜!久々に聞いた業態ですけれど、つい最近地元で一軒廃業したような。

現在、宿泊棟も建設中で、来年5月の開業を目指す、とのこと。今後の展開が楽しみです。次回は海パン持参ですな。

あれだけの高温の源泉が湧きまくっていれば、クアハウスもまたよし、でしょうが、リピート客をつかめるかどうか。私の地元にあったクアハウスは巡回バスを運行するほかに「永世会員」とかいって、死ぬまで通わせるシステムを導入したあげく、

みごとにコケて、現在では特養老人ホームと化しましたが、定期的にやってくる施設改修ごとにかかる膨大なメンテナンスフィーと途方もない維持管理に竹田の財政が持ちこたえられるのかどうなのか。

長湯も鄙びた、静かな温泉街というだけではダメなんでしょうかねえ〜。

 


加齢なる遠足 もうすぐ年末 今年も長湯温泉へ出かけてまいります

2018-11-21 06:45:54 | 加齢なる遠足(爆)

画像は近所の紅葉。クルマで10分ほど走ったあたりの山。見事に色づいていたのはつい先週までで、現地ではもう冬枯れが始まっております。ところで50億の所得隠し、ってのはどう考えてもすごい。隠せる、と考えた時点で思い切りナメられてたんだな、と悟らないと(爆)。

11月も後半。いい加減にゴールが見えてきたかと思える昨今、と言ってみたいところですが、あまかった!

夏前に申請して、採択された小規模事業者存続化補助金の補助事業の締め切りが12月31日にやってきます。3つある事業のうち一つ目は夏までに完成隅で、書類もすべて書き上げてあるのですが、残りのふたつが協力者の都合で12月に入ってからの見積もり、着工という始末でせっかちな私としては

もうプルプル状態(爆)。んま、これもまた楽しからずや。この補助事業、考えてみると企画の段階から、最終的に補助金が支払われるまでには最長10カ月を要するわけで、それなりの手間暇をかけないとなかなかお金もらえない、というのが現実っす。

ううむ、こうして悩みながら雀の涙のためにがんばっているというのに100億の報酬を受け取ってふんぞり返ってる奴のニュースなど聞いておりますと全くメゲそうになりますぜ(ぼやきご容赦)。

ちなみにこの補助事業は来年もあるということなので、迷わず応募することにいたしました。すでに企画書の下書き始めてるし(爆)。そう、まんざら嫌いでもないんですよ、この作業。

さらに25年前に治療した歯に抜本的な再治療が必要な模様で、この冬はニガテな歯科医院がよいが日課になりそうな予感でございます。

インプラントも視野に入れた治療になりそうで、これで991(いつの間に)がまた遠のくな、と(涙)。恒例のロンドンは、懸案の歯科医院がよいが終わってから、とのんびり構えておりましたら、直行便の特典航空券はとっくになくなってしまい、どうやら温泉通いに化けそうな予感(爆)。

これもまた良し、ですがね。

んま、それでももうすぐ年末。

3月からここまでノンストップで来たのだから、そろそろよいだろうというので12月の上旬からおんせん県大分の長湯温泉へと出向いてまいります(ここファンファーレ)!

気がつけばもう15年も通ってる場所でございますよ(とほひめ)。

 


加齢なる遠足 岩室温泉まで

2018-05-28 19:15:52 | 加齢なる遠足(爆)

画像は、弥彦山スカイラインから望める日本海。弥彦山は新潟近郊にある霊山ですが、抜群の環境と立地から、目的と楽しみ方はそれぞれに違います。

梅雨入り前のひととき、トクイチの最新ソリューションを施したボクスターを見極めるべく、またしてもニイガタへと遠征してまいりますた。

現地は、一般の行楽客に混じって、走り好きな人々も集まっておられ、このご時世にあっては、まっこと希少な絶滅、またわ絶滅危惧種のみなさまとすれ違うことができました(爆)。

もちろん同方向に向かっているクルマにもお会いできたのですが、そのような地元スペシャルの前では障害物にしかなりませんから、素直に道をお譲りして、見学させていただきますた。まったくクルマの楽しみ方はさまざまでございます(爆)。アサハカなようでいて、奥深くもあり、と。

ブラインドコーナーへの急な下り。速度は40のこともあれば、100のこともある。路面もさまざまに印象が変わるのが世の常(爆)。そんなときクルマの安定感がいっさい変わらないのが今回のソリューションです。40でのアプローチと100でのアプローチでクルマの安定感が変わらない〜?

そんなばかな、とお考えになるのは自然なことでございますが、事実。

岩室温泉にはつい先月も訪問していますけれど、独特の油臭をまとった硫黄泉をとことん味わうべく、宿泊してまいりました。

大バコばかりが目立つ温泉街にあって、ひときわ上品なこまつやさんです。アンフィルタードの硫黄系源泉掛け流し、ということわお尻が真っ黒になるアレです。こちらの特徴は、その泉質と受け入れ客を制限して、館内のざわつきを抑えている点。ひっそりと静まり返った空気感がすばらしい。

こまつやの建築は登録有形文化財指定を受けているもので、本当に味わい深いです。苦労してリニューアルを重ねている様がありありとわかるくらいで、同業者としても客としても共感しきり。

岩室温泉からは山一つ越えるだけで日本海ですし、アプローチには海岸沿いのシーサイドラインという道があって、極上。

これから夏に向けたこの季節では賑やかになることでしょうが、日本海のこの辺りではそれも知れています。

ううむ、晩秋あたりの再訪を誓って戻ってまいりましたとさ。

 

 

 

 

 

 


加齢なる遠足 🅱️子さんに乗って、新潟まで靴の手入れに出向く(あほか)

2018-04-07 19:20:00 | 加齢なる遠足(爆)

新潟と長野では、なんと桜が満開。まだ4月前半ですから、異例の早さですが、これもまたよし。梅と桜が同時に、ってのは例年通りか。

そんな中、ローファーの手入れが大成功したのに気を良くした私は、気温上昇のなか、新潟に出向いてまいりました。

新潟は20代の頃から通いあげておりまして、馴染みの深い県です。

平野部分が広大で、クルマでのドライブにはうってつけ、というのが主な理由ですけれど、今回は新潟の街中が目的地です。

理由はなんと靴修理。普段の靴修理なんて、それこそイオンのミスターミニッツで十分なんですけれど、たまにはこだわっているところに行ってみるか、というので出向いてまいりますた。

今回はジョンロブのジョドファーっす。

初めて行ったロンドンで、1週間ほど履き続けたのと、去年の暮れに湯治で九州に渡ったおりにやはり1週間ほど履き続けた以外は、週2、それも冬季のみという使い方だったのですが、かかとの減りとソールの前端がめくれてきてしまったので、修理が必要だろう、という雰囲気です。

お店の方の意見では、カカトはまだいけるが、ソールの方は全体に摩耗が進んでいて、なにかしらの手当が必要な状態、とのこと。

オールソール交換ですか、と色めき立ったのですが、そうではなく、もともと薄いソールながら、支障が出るレベルではないので、ここは補強程度(ラバー貼り)。にとどめて、カカトはトップのみ交換。次にかかとが減ってきたあたりでまたご相談、ということになりました。

個人的にはどんな気象条件でも履き倒せるうえに、フィール極上のラバーソール系に行ってしまいたいところなのですが、「もったいない(発言のまま)」とのことでしたので、従うことにいたしました。

というわけで、一件落着。

もどりには、兼ねてから行ってみたかった岩室温泉でございます。

新潟から少し南下したあたりに位置する、硫黄泉で有名なポイントですが、未開拓だったので興味津々でございます。

画像のような、内風呂が完全貸切。このエリア随一の名泉と言われるこちらでも平日の昼間なので、こんなもんです。硫黄と塩泉が合わさって極上。ほんとうによいリフレッシュとなったのでございますた。

館内には、お寿司屋さんもあって、日本海産の海の幸これでもかのお寿司もいただけます。

もどりの上信越道では、夏タイア装備のB子さんが最高速度(法定)を叩き出す中での帰宅となりましたけれど、本当に楽しいドライブですた。往復600kmほどでしたけれど、日帰りの弾丸ドライブで全然ヨユー。この疲労感のなさはまさにトクイチ謹製でございます。

来月にはタイア交換ですけれど、銘柄どうっすかな、と。

ちなみにB子さんのタイアはコンチネンタルプレミヤムコンタクト2で、大体の寿命は5年ないし4万kmというところ。ジョンロブのレザーソールは、ざっと250km程度、というところでしょうか(w。

 


加齢なる遠足 🅱️子さんに乗って、松之山温泉まで

2018-03-13 10:51:40 | 加齢なる遠足(爆)

B子さんは、トクイチオートから無事に退院。ウォーターポンプの交換のみで済んだのですが、50000kmを目前に今後も消耗パーツの交換が続くことでしょう。バッテリーとタイアの交換が今年6月の車検で推奨されております(汗)。

日曜日に時間ができましたので、シーズンがやって来る前に行ってしまえ〜、というので新潟の松之山温泉へと出向いてまいりますた。

流石の豪雪地帯でも、そろそろ雪解け。ピーク時には5mはあったはずの雪の壁も2mほどにまで痩せて、どこか春を感じさせてくださいます。って、それでもものすごい雪の壁。

松之山温泉は、山あいの秘湯。古代の海水が様々な成分をまとって湧き出しているという稀有な温泉ですが、いちど行くと必ずリピーターになる、というくらいにキャラの立った泉質が特徴。硫黄の他に、石油成分をまとっておられる模様で、乾燥肌やアトピーなどにも効能ありとみました。

私も年に3回かそれくらいづつお世話になっております。宿泊が望ましいが、日帰りもじゅうぶんに可能という絶妙な距離もあるか。

さて、B子さんは歴代最高燃費を記録するコンディションですが、ここへきてThe Beetle生産中止決定(脱力)!売れてねえのか、というのも正しいが、お家の事情から、MQBと呼ばれる新型プラットフォーム採用以前のモデルに関してはモデルチェンジか廃盤を迫られた、というわけですねえ。

でも、ビートルってのはVWの象徴なわけですから、個人的には、ゴルフをはじめとする各モデルはすべて生産中止。

ビートルをVWの主力モデルとして一本化。これでこれまでのディーゼル関連の不正はなかったことにしてもらう(爆)。

VWの原点回帰である、といって華々しくグローバルキャンペーンを打って、ゴルフに割いていた予算をすべてポルシェに投入した上で、新型ビートルの開発を全面委託。

ものすごいレベルのスーパービートル=次期モデル=元祖タイプ1の再来!をリリースして、あらたにビートル単一モデルの1メーカーとして再スタートする、に一票(なわきゃねーわ)。

というわけで、大事に乗らないと後がないぜ、という始末なのでございましたとさ。

 

 


加齢なる遠足 ロンパリ2018−パリ変

2018-01-20 11:16:50 | 加齢なる遠足(爆)

さあて、ロンドン上陸の2日後、今度はユーロスターに乗り込んで、いよいよハナのおパリ突入でございます。決してロンドン滞在が単調であるとか、飽きた、とかそういうことでわなく、ひとり旅にメリハリをつけるため。甚だ贅沢ではございますが、まったくこれ以上の目的地がありましょうかっ!

早割の運賃からゆくと、ちょうど東京と長野の往復程度の運賃でパリとの往復ができてしまうのはまったく夢のよう。ジェイソンボーンみたく、思いつきで乗ると(爆)、片道3〜4万円にもなるというコワイ路線でもありますw

ロンドンのホテルは連泊で抑えると大幅な割引が引き出せますから(今回は6泊で20%引き)、そのままにして、パリは日帰りといたしました。ロンドンの部屋は一晩留守にして、パリのオサレなところへ、というのもまたいいんですけれど、まあひとり旅ですしねえ〜。

Parisでのユーロスターの発着は Gare du Nord 。いわゆる北駅というやつです。つまりセーヌ右岸。作戦としては、去年同様一気にセーヌ川左岸(=サンジェルマン)に渡って、美食三昧ののち北駅にむけて買い物しながら、駅に帰着(って、それだけかよっ)というごくシンプルなものっす。

ルーブルをはじめとするミュゼめぐり(ロンドンと違って、パリのそれは有料だというのもあって=中華、当たり前ですけどね)やその他観光は例によって一切なし(爆)。割り切り、というか興味あることだけしかしない、というわけです。だって年1のお休みですもん。

左岸のサンジェルマン界隈には、それこそ宝石を散りばめたようなスイーツとファッション関連の名店がひしめいています。ブランドの旗艦店というのではなく、パリらしい小さいけれども、シャレたヤツ。ですからたとえばLVのお店でもこじんまりとして、小洒落ているのです。この界隈は靴と甘味好きにはまさに天国。

去年はこれら名店がぜーんぶまとまって、右岸のギャラリーラファイエット(パリのイセタン)というデパートに集合しているところに突入して、15分で買い物を終えてしまったわけですが、そんなの、じつはトーキョーでもできちゃう。今回はサンジェルマンのそこらじゅうに散らばっている店をいちいち訪ねたついでにお散歩し

ゃおうというわけっす。デタラメに近いフラ語も使いまくりで、それなりに(寛容に)きいてもらえたのは嬉しかったっす!

Gare du Nordからメトロの4でOdeon下車。目の前がサンジェルマン通りですが、どちらかというと裏通りの方が高密度なのがこのエリア。

パリの路地は非常に複雑で、直角交差がまずない。角に向かって、多いところでは6本から8本もの通りが合流しているのが普通で、そのそれぞれに名前がついているのです。ちょっとした裏路地でも斜めに交差していて、そこを通り越した瞬間に違う名前の通りに化けている、なんてのが当たり前ですから困ります。

ですからこんな時にはまずi phoneとGoogle Mapナビなわけですが、そこは私(爆)。個人的にはそんなデバイス頼みで街歩きするのなんて大嫌い。予備知識なしに乗り込んできたみたいで、カッコ悪いぢゃないですか!

というわけでひと月も前から、ストリートビューでルートをたどって、暗唱しておりますから無敵(そんなことして楽しいのかい)!

案の定、すれ違うツーリストさんたちは「全員」口半開きにして、スマホとにらめっこしながら看板に激突したりしてますぜ(爆)。フン、ザマミロ。そんなものがないと歩けないかい、とね(どっちもどっちだな)。

Pierre Herme のイスパハンと呼ばれる名作。これは中サイズのマカロンですけれど、ライチーとバラの風味を組み合わせたゲージツ作品です。苦労してロンドンに持ち帰って、買ったその日の晩に食べてみましたけれど、そりゃあうまい。バラの香りがまず口中に広がったのちに、ライチーというかライチー風味のリキュールを効かせ

たクリームがやってきて、赤ワインピタピタ。数年前にホテルニューオータニのガーデンラウンジ向かいにあるサツキというカフェレストランで1700円で売られているのをみて腰を抜かしましたが、パリでは900円程度です。観光値段なのには違いありませんけれど、今やエルメもブランド。許容範囲っす。

赤ワインもマドレーヌのLAVINIAというヨーロッパいちの品揃えであると豪語する店ですすめてもらったメドックの有名どころ。熟成を終えたメドックをお願いします、といって店員さんにお願いしたら、ちょっとダンナ、熟れたメドックならこの店に9000本以上ありますぜ、と言われてしまいますた(爆)。

あっ、これわ申し訳ない。というので、CP重視で選びたいんですけど(pas trop cher)といって、お願いしましたら、出るわ出るわ(狂喜乱舞)。候補が13くらい並んでしまうのがこの店です。

選び出したのはMoulisのこれ。お値段は2500円前後でしたけれど、ものすごいCPっす。このお店では、同じ銘柄でもヴィンテージごとの熟成度合いで値段が違えてあって、レベルが違うなと思いました。

これがエルメのマカロンの通常サイズ。一個400円弱の超高級マカロンですけど、それぞれに趣向が凝らしてあって、納得のお値段、というかむしろ安く感じます。お菓子という名のゲージツですな。

左から2番目がやはりイスパハン。エルメさんは、数年前からブレークしていて、今やANAの機内食にも登場したりするパティシエの王様のような青年(というかおじさん)ですけれど、マドレーヌのフォション出身なのだそうで。うまいことニッポンの商社にひっかかって、世界リリースののちブレーク。日本人がパリ好きだったのも

手伝ったか。今後は、ルイヴィトンに押し寄せておられる中華系に売り込んでゆくのでしょうねえ〜。エルメの月餅とか出るんぢゃね(爆)。

さらに

すでに撤退してしまった銀座のPrintemps(ポントン 爆)にもはいっていたアンジェリーナのモンブラン。銀座では2サイズあって、小さい方がたしか400円くらいで売られていましたね。

これはソフトボール大で巨大なのですが、中に詰まっている生クリームが別物で、一人でペロリ。普段、甘いものなど食べつけないこの私がですよ。800円。エルメのサンジェルマン店はごった返していました(といっても4組程度)けれど、店員も6名程度はいるので無問題。大小様々なゲージツ作品が並んでおりました。

これもまたイスパハン。ただしクロワッサンです。中にクリームが少量注入されていますが、それよりもエルメのクロワッサンというあたりがブランド好きには響く。たしか、エルメのフツーのクロワッサンはクロワッサンのコンクールで世界一になっているはず。やはりニューオータニで食えます。禅、というクラブフロアの朝食に

供されているので、1泊朝食付きで40000円ですが、ぜひW

バターが別物で、これまたスルリといきます。近所のスーパーで買ってきたKrispy Kremeの砂糖グレーズになまらされた舌がシャキッといたします(爆)。

地下鉄を降りてからエルメの店まではほんの10分ですが、僕は色々と見学しながらでしたので、小一時間かかりますた。お店によっては靴やスーツを褒めてもらったりして、結構キブン良かったっす(社交辞令ですけどね)。ここから靴屋通りとも呼ばれるRue Grennelleに進みますと

ユニクロとのコラボに走った(爆)

こちらにはイネス御本尊もいることが多いらしいです。

Aubercyのお店も靴屋通りからはすぐ。大門未知子さまご愛用のクリスチャンルブタンなどもあって、本当に賑やか、というか華やか。かといって歩く人はまばらです。みんなショーファードリブンの黒塗りのドイツ車で乗りつけているんっすよ(脱力)。エスと8、あとわタクシー限定ですね。

そして

おめあてのJohn Lobb Paris St.Germainっ!おおっ、看板がアップデートされていますぜっ!

店内もこの通り

そっけないままです(爆)。去年イエローだった部分がグレーに張り替えられていますね。でもなんだかフツー。

コレクションもどこといって変わったところはなく、昨日ロンドン店に寄ったばかりなので、これといって目新しい話題もございませんが、やはりテンチョーとの話は楽しいっす。靴を取りに来るためだけにパリに来たのかよ(あんたアホか)、といってぶったまげられました。

歓談ののち、Jodhpur1の注文を振ってみたのですが、あえなく撃沈。ううむ、やはりマボロシなのでしょうか?それにしてもplumのjodhpurってかっこよすぎ!ミュージアムカーフのまだら加減は一足づつ違うので、本当に味わい深い。1の一枚革はやはりリッチな印象。

待つことしばしで、ようやく登場でございますっ(ここファンファーレ)!

ガーン!John Lobb 2010 Deep Blue Misty Calfご降臨。このような光線下ではほぼブラックに見えていますね。

Dワイズ7000番の造形が際立ちます。端的にいってかなり細身な印象。すべてが一枚の皮で作られております。磨いてないのに、すでにこのツヤっすよっ!

ミスティカーフの質感も際立っていて、やはりこのモデルはブラック系でないと、という判断が正しかったと思う瞬間です。ううむ、シューツリーつきなので、持って帰るの重そう(そこかよ)。定番のミュージアムよりも一格上のツヤを誇ります。

detaxeの書類によれば、購入価格のちょうど10%程度が返金されるようで、実質日本国内の正規店でCity2を買うよりも安く入手できたことになります。

じつはこのJL2010。歴代イヤーモデルの中でも比較的高価なモデルでした。一枚革を超絶技巧でもって、どうにかこうにか一足の靴にまとめあげていますけれど、皮の選定から始まって、これを仕上げられる職人も限られているはず。日本国内正規販売店、店頭小売価格24万円の一足でございますが(脱力)そこからは9万円前後

安く買えたことになりました。というわけで、今回のロンパリの滞在費はすべてチャラ。あ、これは得したとか損したとかそういうお話ではございません。おもひではプライスレス、っとな。為念。

パリで買った靴でも、物品税の払い戻しはヒースローでOKです。イギリスがEUを離脱するまでの期限つきですがね。

さて、JL2010のあまりの仕上がりぶりにコーフンしてしまい、次の一足など頭に浮かばないところではございますが(本当かよ)、一応Hastingについて伺ってみました。

ああ、あれね〜、といってテンチョーはいろいろ語ってくだるのですが、プレステージでゆくとLuffieldあたりが同程度の洒落っ気を持っているけど、アナタ持ってるもんねーと仰るではありませんかっ?

まったく驚きました。アポどりした上で乗り込んだので、私の過去の履歴をきっと調べておいてくださったのだと思うのですが、それにしてもカンドー。

こんなところからもジョンロブ、ひいてはエルメスの姿勢を感じることができます!ロンドン店も少し見習って欲しいものなり(爆)。ちなみにテンチョーのアドレスは@hermesです。

Hastingはこちらでもi pad pro(店頭に導入されています)の画面上でしかやはり拝めませんですた。

このように、一部にリボンを使ってあったりするのがたまらないところです。Garnier2 などとも共通する意匠ですね。

ちなみにこの日のテンチョーの足元はJL2004(!)。

ソールを5回ほども張り替えてしまったので、原型からはずいぶん形が変わってしまいましたよ、と笑っておられましたが、すばらしい!!それとカッコよかった〜。履き込んだイヤーモデルとバリバリのフレンチトラッド。靴買うならこの店とこのテンチョーからだなっ、と改めて確信したことでございましたとさ(ビョーキだし)。

バイリクエストの折にはかならずお知らせしますよ、という店長に見送られて、固い握手のうえお店をあとにいたしますた。

ちなみに新たにコーポレートカラーとなったバーガンディのボックスは、相変わらずモデル名もなにも記載されていないただのハコ。必要ないので靴のみを引き取って、戻ってきたのはいうまでもございません。

いやあ、本当によかった!ものすごい仕上がりっす。端的にいってサイズが大きくなって、幅が細くなった(6.5E→7.0D)のですからスマートに見えるのはトーゼンとして、そのあたりがこの2010のデザインとミスティのまだら模様ありの革質で際立っているのが理解できます。

画像ではわかりませんが、昼光下ではやはり沈んだブルーです。ネイビーではなくブルーである、というのがワザ。なんかすごいわ、これ(自己満ご容赦)。どうしてJLがこれをネイビーと呼ばないのか、履いているものだけが理解できる仕組み。

さあて、思い切り荷物も増えて来たことだし、というわけでコーフン冷めやらぬまま、念願のブラッスリーに突入です。と、その前にこちら

そう、ユーメーなカバン屋さんでございますね。ただしポリエチレン製(爆)。がやはりそこはパリのブランド。色のバリエーションなんて、迷い始めたら決定に1日かかるほどの在庫量を誇りますから厄介。ピエールエルメの店を出て、右に進み、通りを渡った向こう側にあります。ほんの20mのところです。

幸い

最新コレクションの中にこのような大型トートがありましたので、買い込んでみました。パツキンの北欧系マダムのアドバイスで渋目の色合いを選び出しますた。来期にはない色目であるよし。

マチが大きく、私でしたら、今回の旅にこれひとつでも、というくらいな大容量っす。幅70cm超。え?なに100均で売ってるエコバッグみたいだって、ギャハハ〜。それをいっちゃあおしまいよっ(トラさん調)。

ここまで買ったチョコやらマカロン、靴などもすべて放り込んだ上にワイン2、3本を収納してもゼンゼン楽勝っす。

ちなみに今回の旅にもおなじみのリモワパイロットケースひとつで参りましたが、

このエルベのようなバッグは畳んでしまえるので、今回のように一時的に荷物が増えても、相変わらずバッグ1個で旅が続けられるというのは大きなメリットっす。ちなみにご愛用のリモワは今回またしても空港で大ダメージを食らって、ベコベコ(涙)。それでもだんだんかっこよくなってきました。入手からは15年経過。

さて、いよいよ

典型的なやつですよ〜。んが、どうってことわございません。入店すると、「コニチワー」とか言われて、かっくん、しそうになりそうになりますけれど(爆)ひたすらフラ語で頑張りますと、顔をしかめながらも付き合ってくださいます。そのうちに、こいつやる気だな、話したいんだな、というふうにわかってくれます。フラ語上達

のコツです(うそ)。

この日は

上はネット上からの画像ですが、タルタルのタルティーヌにしてみますた。ちょいと喉が渇いていたので、プロヴァンスのロゼをカラフェでもらって、極楽でございます。

ついさっき引き取ってきたJL2010を、ガマンできずに(爆)こっそり取り出して悦に入っておりましたら、スーツ着たテンチョーがおおっ、シブいの買ったね、というので、そこのジョンロブさ!

といったら、アンタビョーキかっと言われました。ふうん、そういう扱いなのね(爆)。ていうか、あんた知ってるんだ!握手してヨロコビを分かち合いたいところですが(爆)、満員の店内ですから、それもメーワクでしょうから、たしかにビョーキだがそれがどうしたい、と答えておきますた。

このタルティーヌに、ロゼのカラフェでざっと5000円。安くはないが、ここはパリのブラッスリーだもんね。こんなもんだ。

さて、いよいよ右岸。

メトロの12ですぐのマドレーヌ下車。ほんの30mのところにフォションの総本山がそびえておられます。入り口に「みやげ」と書かれていて、吹き出しそうになりますた(苦笑)。熱海かよ、とw

超有名なトリュフ専門店。3290ユーロ/kgのトリュフでも、とは微塵も考えずに、素通りいたしましたが、去年ラファイエットで買って食べたトリュフのタルティーヌはもういっぺん逝ってみたいところなり。

トリュフの乗った、ただのトースト一枚が今のレートでも4000円くらいはいっちゃうけどね。

この界隈には

すぐ上がココシャネルの自宅だというシャネル本店(総本山)。

で、サントノーレに出た途端に、

うへえ、スゲー。1930〜40年代の動態もいいところっすよ!フィルムノワールかいっ?それにしてもこのボディの美しさときたら。しまいこんでいない感じが秀逸。

あと、この界隈だと、それこそ玉石混交ですから、ク◉トヨタかなんかがゴンッとぶつかってくるんだよなあ〜(完全他人事)。レクサスのでかいやつなんかが並んでいたところで、こんなヘリテージの前ではただの鉄箱です。はっきりいって年季と品格が足りない。ヒョンデあたりにバンパーをガツガツやられるのがオチです。

この界隈では、すべてのブランドが旗艦店ばかり。

つまり、トムフォードの店があれば、トムフォードがそこにいるし、ベルルッティがあれば、マダムオルガベルルッティがそこにいる。シャネルでもココ様は死んぢゃったから最高経営責任者がいるし、サンローランの店もそう、そういう重みというものがあります。当たり前ですけどね。

今年は頑張って、ヴァンドームのシャルべにも寄って、

 

ネイビーのシルクニットタイを買いました。まあ、記念ですな(爆)。ロンドンのAnderson & Shepherd やDrake'sでもネイビーニットタイを検分してみたのですが、シャルべ様の色目の方が好みだったので買ってみますた。明るめの今年からの色合いだそうな。16000円。

ワイングラスの背後は、Gare du Nord Paris。1913発のLondon St.Pancras行きのユーロスター発車まであと50分。駅前のカフェ、Terminus Nordの路面席に座って、楽しかったパリに乾杯というわけでございます。ううむ、最高ぉ〜!!!

これから戻る先はロンドン。時差で1時間取り返して、午後8時過ぎの到着ですから、ホテルでシャワーの後、グルメバーガーにでも繰り出してやるか(またか)と考えながら、さっきまでのパリを振り返るだなんて、もうアータ(人間ダメになってますね〜)。

というわけで、長々と綴ってまいりましたロンパリ2018はこれにておしまい。

土台のところはさすがにヨーロッパ、両都市共に変わりませんが、IT方面での変化は凄まじく、スマホを持たされた個人のマナーの凋落ぶりはどこまでも落ちてゆきます。そのうちに極東の島国のように列車ホームからの転落が相次いで、ホームドア需要が伸びてくると見た(まじ)。

今後も加齢なる遠足ではしつこく出かけてこの辺りも含めて見聞したいものでございます。

加齢なる遠足は、このあと豪雪の新潟に出向いて雪国の真冬を味わう計画。それまで実務に邁進するといたしましょう!

画像は、ももちゃん近影。おみやげに差し上げた、英国産キャットフードの濃厚さがクセになったようで、あれはもうないのかい、といってせっつかれる毎日(爆)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


加齢なる遠足 ロンパリ2018−ロンドン変

2018-01-19 10:07:53 | 加齢なる遠足(爆)

ジャーン、みなさまご無沙汰いたしております。

2018年も明けて、ずいぶん経ちますが、本年もぜひよろしくお願い申しあげます。

いい加減になれて飽きがくる頃か、と思いきや、一向にそのようなことはなく、今回もまたひたすらロンドンを楽しんでまいりました。一度行けばもういいや、などという街はありません。そんなのはただのカンコー。お仕着せのパック旅行で訪ねた場所なんて、次から次へと忘れてしまうわけですが、そんな旅はそもそもがムダ。

掘り下げてこそである、というわけで4度目のロンドンなのですた。John Lobb Londonをはじめとした定点観測も含めて、今回もニク、靴、食料品、服飾に偏ったまんまのヲ気楽な旅でございました。

お天気はロンドンらしいそれ。一日のうちに全パターンの天気がやってくるといわれる不安定な気候は名物になるほどですが、さらに真冬のこの時期です。覚悟の上でしたけれど、案にたがわずでした。

が、傘が必要なシーンにはまったく遭遇せずにラッキー。暗めな画像、ご容赦。

画像はセントポール。王室の婚礼にも使われるほどの格式の高い教会ですが、入場はロンドンとしては珍しく有料なのでスルー(けち)。

街歩きも普段から鍛え上げているおかげで、疲れることなく地下鉄駅2つくらいは楽勝です。地名と大まかな位置関係がほぼ把握できている関係で、迷っても楽しい、ここ大事。

パブにもテキトーに寄りはするのですが、例によってひとり旅なので、イギリスに特有の泡立ちの悪いエールを飲んでもあまり盛り上がりません(爆)。というか、この寒いなか、(通称馬の○ょんべんというあだ名の)ぬるいエールてのもビミョーな選択っす。

ここは赤道ではなく、ドーバー海峡を渡って運ばれるフレンチワインをいただきます。パブでワインてのもミスマッチな気がいたしますが、みんな飲んでます。特に女性。

ロンドンでもイギリス産ワインが売られてはいますが、飲むとなればやはりフランスもの。パブでも比較的リーズナブルに売られています。

日本でも飲めるようなやつですけど、味は赤道越してないぶん格段に上。お代わりしたいところですけれど、もう一軒行くので(ああそうかい)。

行きの機内で観た映画 キングスマンは現在劇場公開中の最新作です。

そちらにも登場したSavile Rowの超有名店のHenry Poole様でございます。もちろん王室御用達(へへえ〜)!!

セール中だ、というので、せっかくスーツ着てるんだし〜、というわけで、おそるおそる寄ったのですが、グレーのチョークストライプをお召しの50代マネージャーさま曰く、お仕立てを20パーセントオフで承ります、と。

中華製スーツ着てるのを悟られないように(バレてるって)、お値段を訊けば3ピーススーツで1着30万円より(ハハァ〜っと脱力ののち抜腰)ここが入り口で、上は130程度まで!

ここがSaville Rowのうまいところで、たとえ30スタートだとはいっても、それですと15m先のSUITSUPPLY と変わらない奴ができあがっちゃう。生地をはじめ、縫製の具合で造り上げるショルダー、あとお好みでドレイプと呼ばれる「たるみ」の美を追求しているうちにまあだいたいが50から90程度はいっちゃうのがこの世

界。それの半額ですから、まあだいたいがところこの程度用意していただければ〜(ここ英国執事調)、とおっしゃるので、あっ、用事を思い出しましたので、といって緊急避難いたしましたとさ(完全意味明瞭)。

避難先はSavile Row入り口近くにある

こちらでございますよ〜(やっぱし)!ヘンリープールの80に対して、こちらは5(記事中の金額表示は1GBP=150円程度として円換算しております)!

そいつのセールとくれば、私には現実味を帯びていて非常に美味しいわけですが、UP TO 70%というのにひかれて入店しても、サイズ切れが多かったです。つまりそれだけロンドナーたちが買って行っちゃったわけね。

ちょうどSUITSUPPLY 製スーツを着ていたのでそれを話しますと、お客さん、トクな体型してますね〜、サイズ44で左の袖丈以外はどこも直すところがありやせんぜ。うん、完璧なフィットです。といわれますた。

つまり吊るしのスーツにぴったりのエコ体型だというわけです。

ちなみにSUITSUPPLYのほとんどのモデルの袖は本切羽と呼ばれる手間ひまのかかる仕立てで、お直し不可なのです。そう、あの袖口のボタンホールが本物のやつね。

ううむ、それってホメてるのかっ(爆)。そこのヘンリープールで130万だと言われてビビって逃げてきたところっすよ、と言って笑ったのですが、アチラと比べられてもねえ、と言って苦笑されてしまいますた(爆)。つうかそもそも較べてねえし!

日本にも実店舗進出の機会を窺っているところだが、店舗などなくともスタイルと品質からくるCPの評判だけでそれなりに倉庫の在庫ははけてしまう、とのことでした。まあ、そうでしょうなあ〜、だって、カッコいいもん。

あ、私も去年ロンドンで眺めたときに気に入ったので、ネット通販で入手いたしました。ここ、実は大事でして、実店舗に行った折に良さげなモデルにアタリをつけて試着まではしておいて、生地の質感やフィット感などを記憶しておきます。で、帰国後にネットで買う、と。今や海外ブランドのネットストアでは免税が当たり前ですか

ら、店頭で決済した上でリタックスを受けるのよりも金額上安いのです。持ち帰る手間も省けるし、じつは送料無料なのが多いからね。SUITSUPPLYはもろにこのパターンです。実店舗の役割もこうして変わってゆくのですね。

あと、こちらのスーツは画像のように、遊び着としてのスーツ、のような提案が多数あるので、ポイントが高い。靴の選択もそうですけれど、私の場合は仕事で、というのはほぼゼロ。全て遊び着としてのスーツで良いので、このようなスタイルはドンズバっす。

5分ほど歩いて、こちらにも寄らせていただきました。John Lobb London。1年ぶり。

バイリクエストでお世話になった店員に挨拶しようと考えたのですが、なんとまあ去年末で退職だと!

ちっ、またかよー、てなもんですけれど、困ったもんです。とはおくびに出さずに(爆)、出て着たスーツ姿のおじさんにあいさつして、名前を名乗ったうえで(ここ大事。店員は必ず会話の合間にスキを見て過去の注文履歴調べにディスプレイに走るのです。いうまでもなく客の好みと勧められそうなモデルをチョイスするためで

す)、新作や今後のバイリクエストの話などをいたしましたが、それなりにベンキョーなさっておられるようで、手応えありですが、この店員にしたって、いつまで残ってることやら(まじ)。

このあたり、ヒジョーに物足りないところっす。1足20万の靴を買おう(あ、買わないか)、ってんですから、ねえ。

 

Hasting(画像後日アップ予定)を考えているのですが、サイズに不安があるのでラスト(木型)1105について、知っていることを400字以内で簡潔に述べよ(うそ)、というと案の定しどろもどろ(いぢわる)。

注文は可能ですが、あいにくと店頭に現物がなくてねえ、ということでした。現物がないのはJohn Lobb Londonには非常に珍しいことですが、外羽根のプレーントゥなんてアーカイブに無数にあるわけで、なにも今更これぢゃなくても、ということになりそうです。

Hastingは、遊びゴコロたっぷりのチカラの抜けた一足。画像はミッドナイトスエードですね。本当にオサレ。趣味靴としてはオサレでよいかな、と思いまして、以前から目をつけておりました。

すでに私のコレクションは完成済み。つまり手持ちの服を見渡して、こんな一足があればよいな、というのがほぼ揃ってしまったということです。ロンドンに来たからといって、買わなきゃ、注文しなきゃ、というのは卒業というわけでございます。

別に急がないので、また相談しますよダンナ。ということになりました。

そう、こうやって特に珍しい注文をしておけば、あとからメールしてもきっと思い出してもらえるはず、という作戦。

それに明日はパリに渡って、St.Germainの店に行くわけだし、こちらはテンチョーにアポを取ってあるので間違いなく詳しいお話が聞けるはず。

さらにHastingの他にもうひとつ、Jodhpurというブーツがあるのですが、それのシリーズ1をラスト7000で製作できないか、というお伺いもしてみました。

これ、分かる人にはわかるんですけど、Jodhpur1は、現ラインではJodhpur2に進化してしまっており、廃盤。画像は、2の方ですね。非常にスマートぉー(ばか)。

2では画像のようにフロントがポーション若干小さめの革パーツ2枚で作られるところが、1では全体の造形はそのままにダイタンにフロントに一枚革を非常にゼータクに使って作られていたのです。

が、1は8695と呼ばれる、ポッテリした「ユーモラスな」木型に乗せられており、スタイリッシュさにかけるのです。以前所有していましたからマチガイない(爆)。それを超絶スマートな木型7000で再制作できないか、というスーパーヲタクオーダーっす。

以前、一度バイヤーさんに尋ねたところ、可能であるというご返事だったのですが、当時の為替レートもあって、あまりの高額にひいてしまったキヲクが蘇ります。

ちなみに木型8695はポールスミスとのコラボの折にでたoxfordのWestbourneというモデルで使われていました。ぽってりとした靴らしい木型。抑揚があって、インパクトが強い一足。靴紐までトータルにきてる特別色のミュージアムカーフが印象に残ります。が、パーツのクオリティがイマイチで、靴総体としてみるとまとまりに

かける印象なのが残念。7000のようなスタイリッシュさはまったくありません。空前絶後のコラボものですから、手元に残したかったのですが、Eワイズだったこともあって、はきこごちに難あり。やむなく売り払ってしまった今となっては懐かしいモデルっす。

案の定、店員はそんなオーダー聞いたことねえわ、といって慌てて電話して確認しておられましたが、おそらくNorthamptonの工場直通電話でしょう。ううむ、ここでオッケー出ちゃったら、さすがに後には引けねえわなあ、とソロバンを弾く私なのでした(とほひめ)。

バイリクエスト祭りでもないし、下手すると30行っちゃうんぢゃないか、支払いどうすんの〜、いや待て、それだったらヘンリープール、などと時差もあって気が遠くなりかけたところで(爆)店員が戻ってきて、めでたく注文却下(ホッとする)。ううむ、残念です(うそ)が仕方がないっす。

ただ、これ工場の誰に訊ねるかでビミョーに返事が違うような気がする。さらに言い出す時期もね。

工場長いるかい〜、といって電話に出たいのを我慢するのに苦労いたしますた(爆)。まあ、いいっす。パリでも訊いてみるし。この先もまだまだチャンスがある気がいたします。

最近の売れ筋はどれですか?と訊けばスニーカーだと(脱力)。ふうん、そんな時代だしそんな空気だねえ、といってこれといった収穫もなく戻ってまいりますた。やめちゃった店員のこともあって、まあ、盛り上がりにはかける訪問でございました。ただしスリル満点でしたけどね〜(爆)。

新リリースの革のポーションを小さくして、割安にした売り出し中のラインも眺めてきましたけれど、こんなのわざわざロンドンで買う意味がないっす(個人的な感想にすぎません)。安けりゃいい、ってんでしたらほかにいくらでも並んでますもん。

一枚革をなるべく多用した結果、はき心地と耐久性に優れ、なおかつ木型の美しさが際立つ、そのあたりがJLの真髄であると感じているところなので、パーツが多くて、ステッチばかりが目立つシリーズにはピクリともきません。

クラシックライン(入門ライン)のシティの例でゆきますと、20年前に10万円を切っていたものが、いまや17万円で売られているわけで、靴一足としては自ずと数売れない超高額レンジに入ってしまっており、ジョンロブとしてもクラシックの下にセカンドラインを設けないと工場の稼働に影響が出る、というところではないでし

ょうか?新デザイナーの起用も、ヒット作には恵まれていないし、そもそも目指すところがなんか違う気がする(これまた個人の感想にすぎません) 

本流のラインは完全に完成してしまっていて、例えばフィリップ2をいじるなんてもってのほか。

クラシックなラインのほぼすべてが王道の名作揃いなのが逆に作用しているのです。完成されたイメージは後からはどうやってもいじれないわけで、それが英国ブランド(実質フレンチですが)。私のようなスキモノ向けのバイリクエスト販売だけで成り立つわけもない。

○ロケットジョーンズ売れてるらしいし(爆)。とこんなところが現状ではないでしょうか?

ところで今回の足元は

去年から履いている Saunton君。インディゴスエードにオクトーバーソールというゴム底の組み合わせで、悪天候対策といたしました。

今回もまた、一日に最低でも10kmほどは歩いておりましたけれど、まったく疲れ知らずなのにわたまげます。

10万円越えの超絶スニーカーはそりゃオシャレかもしれませんけれど、どこか金余りのオッさんぽい(オメーもオっさんだろっ!)。こういうゴム靴のコンセプトもありだと思うんすけどねー。ちなみに当然ながら百均で買ったゴム紐に換装してありまして、緩みもしなければキツすぎもしない、という理想の締め付けがつねに得られ

るようにチューンナップしております(爆)。いわれないとわからないでしょ?

海外でもじつは靴の脱ぎ履きってないわけぢゃないんですよねー。ヒースロー空港やユーロスターでも警戒レベルによってはセキュリティチェックで速やかに靴を脱がなければならない場合も多々あって、このゴム紐は非常に便利です。

今回のホテルも、前回と同じBayswater 界隈のアパートメントタイプ。

ご覧のようにフルキッチンにオーブンレンジ、冷蔵庫、アイロン台まで付属しております。食器もフル装備。ワイングラスまであるし。

当然のように無料wifi完備。念のため(爆)FireStickTVも持参しましたけれど(アホか)、一日中放送されているファミリードラマが面白くて(そうです、あの笑い声が入るやつですw)、TVに釘付け。

窓からの眺めもこの通りで、ヒースローに着陸態勢に入った機体が2分ごとに視界に入ります。これだけ集中的に通っておりますと、いかなロンドンのような都会でもあくせくとカンコーしたりせずに、(知った気になって)暮らすように滞在することができます。

Bayswaterは、ハイドパークのすぐ北。お向かいのアパート、と言ってもご覧のような荘厳な建物ですが、その角を左に曲がるとすぐにTUBEの駅がふたつ。バス停まで2分。

その先にショッピングモールを含めた、大小のスーパーマーケットやファーストフードほぼすべて、各国料理レストランほぼ全世界ぶん(爆)が連なっていて、本当に賑やかです。

去年はなかったWaitroseというスーパーの高級版ができており、ハモンセラーノやベルーガのキャビア、プレステージクラスのシャンパン、ワインなどなどもカネさえ払えばいつでも入手可能ですw。

ちなみにどの店舗でも無人レジが常識。

今回も

グルメバーガー(爆)。大したことないサイズに見えますが、全高20cmを超えております。そのままでは顎が外れます。パティは当然ベリーレア。真ん中にオニオンリングが挟んであるのが特徴のTAXIDRIVER(どうして)という名前の名物バーガーです。こいつにreg.friesという呼び名のフライドポテトを添えてもらって、

ちょうど2000円(!)。バーガーのくせに、と一瞬思いましたけれど、これはTakeAway、つまり割安なお持ち帰りのお値段。さらにお店で食べるともうちょっと行きます。ですからこいつと一緒にビールやワインなどを飲んだとして、ざっと3000円コースなわけ。

ううむ、ものすごい物価レベルですね〜。

さて、ニクヤキストを自認する私のことですからして、ステーキも食べておかなければなりますまい、というわけで、評判の店に参上いたしました。

flat ironはロンドンでも評判のステーキ屋。フツーのステーキ屋はロンドンでは高額すぎて敷居が高いのですがここはグルメバーガー屋よりも安い、というので2店舗にそれぞれ違う日に行きました。あ、そんな必要はありませんけど、美味しかったのでリピートしただけです。

店名の由来はこれ、鉄板に乗せられた赤身肉。鉄板はオーブンではなく、ほんのりと温められているだけでほんの2、3分で冷めてしまうような低温です。200g前後のランプ肉はグラスフェッドの柔らかいやつ。火加減はお好みですが、基本柔らかいので、どの加減でも味わい深い。ソースも各種から選べますけれど、

マスタードが辛味の強いイングリッシュタイプでしたので、さらによし。グリーンリーフのサラダが添えられてGBP10はグルメバーガーのスペシャルよりも安いのが助かります。

これら飲食店に食事どきに行ってみますと、店内には大抵バイクライダーがヘルメットをかぶったまま3人から5人は待機しておられます。そう、デリバリーサーヴィス。

日本ではまだピザ屋くらいでしか聞きませんが、ロンドンではどの飲食店でも常識。この高額なメニューにさらにデリバリー代金がプラスされるのですから推して知るべし。

お国柄なのか、スーパーでは無人レジ、がら空きなのに、有人レジ長蛇の列だったのを頻繁に見かけたのですが、カードを持たない主義の人たちなのかな?

今回は、一応去年の訪問の時に残った10ポンド紙幣1枚だけ(大丈夫なのかよ)を持って乗り込んだのですが、パブを含めてどこの店でも現金は一切使わずに済んで、カード払いでした。パリでも事情は同じです。日本のセルフレジが遅れているのは、現金でもカードでも両方可能な非常に高額なタイプを目指すからではないでしょう

か?セルフはクレジットカード専用と割り切れば、イッキに普及が進むとみた。

空港で法外なレートと手数料を払って両替する時代は、目的地にもよりますけれど、終わったと思います。あと、どうしても現金というときには、デビットつきVISAでそこら中にあるCashDrawerから24時間引き出し可能です。手数料知れたもの。デビットだから金利なし。これからお出かけになられる方々、ご参考にどうぞ。

あっ、公衆トイレだけ現金で50pというのがパディントン駅でありましたけれど、持ち合わせがない(爆)からガマンしちゃった、というね(涙)。

後半へつづく〜(ちびまる子調)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


加齢なる遠足(爆)湯治2017−3 大分〜熊本の味わい

2017-12-11 10:59:21 | 加齢なる遠足(爆)

どかーん!画像は、大分県日田市街にある豆田界隈にあるうなぎ屋さんのせいろ蒸し。木の枠にご飯を盛ってその上に焼き上げたうなぎの蒲焼とタレをぶっかけたものを、高温の蒸気で蒸した九州スタイルといえるうなぎの供しかたです。

蒸気で蒸されるうちにうなぎから滲み出た旨味がご飯にまわって他ではない味わいがタマランチ会長!

お店の人によれば、山口以西の食べ方だそうで、私のキヲクでは本吉屋という飴屋が考案したのがオリジナルだったと思います。

湧田山の麓の湯けむり茶屋でも食べられるのですが、あの噴気で蒸されたうなぎもまた最高!九州でしたら、どこで食べてもまず間違いのないメニューと言えるでしょう。

ところで、大分、熊本界隈の食堂のメニューはほぼ画一的なものです。どこに行ってもとり天とだご汁といううどんとお野菜たっぷりのお味噌汁にはじまり、地鶏、豊後牛、そして熊本に入った途端に馬刺しが加わってだいたいのメニューが構成されております。

阿蘇界隈では例外なく赤牛丼というゴーカイな丼ぶりも見かけました。

これらの味の決め手は九州特有の出汁醤油。

別府にあるフジヨシ醤油に代表されるだし入りと、フンドーキンゴールデン紫(ものすごいネーミングですがベストセラーっす)のような「サッカリン」入りとありますが、いずれにしろ極甘の濃口醤油です。

はっきりいってクセになる味わいで、地鶏丼などはおそらくこの醤油主体に味付けされていることが多く、濃いめの味に落ち着きます。

うなぎのタレも当然これベース。うなぎのアブラや牛肉の濃厚なアブラとのマッチング、さらに馬刺しにも好適で、それぞれ思い切りポテンシャルを発揮してくれるので、おいまつえんでもここ15年ほどは欠かせない味付けです。

夏の定番、ガーリックライスの味付けにこれを持ってきますとまた独特な仕上がりで秀逸。

阿蘇内牧では、「がね政」という料理屋でこの味付けを味わったのちにお風呂にはいるという極上の体験もいたしました。

ここのお風呂がまた最高。笹濁りの薄いグリーンにそこはかとない金気と若干の硫黄臭がきて、もうクラクラです(爆)。

温度も低めの適温で、まったく浴槽から上がるのに勇気がいる始末。

お店の方に教えてもらった、近所の馬刺し屋であえて赤身を仕入れて、パノラミックな道を長湯まで超高速移動、と。本当に夢のようなひと時を味わってまいりました。

加齢なる遠足 湯治2017はこれにておしまい。

加齢なる遠足は、このあと年明け早々にロンドンパリの珍道中に続きます。乞うご期待(って、しねえから)。


加齢なる遠足(爆)湯治2017−2 大分県道30号線でベンキョーさせていただく

2017-12-10 20:00:11 | 加齢なる遠足(爆)

さて、今回の相棒は日産NOTEくん。FFのCVTに1200ccエンジン搭載の、ごく当たり前のレンタカーでございます。距離40000kmほどのよくある一台。

ですが、こいつが侮れなかった。若干空気圧をいじらせていただいた以外は、ほぼ満足。長めのホイールベースからくる安定感と、どうやってもシャーシが勝るエンジンをCVTで、となればかったるいでしょうよ、と案じたそこのアナタ、九州のイナカの県道ドライブをオススメいたします。

本州にはまずありえないまばらな感じが秀逸。

例えば、これ。瀬の本と呼ばれる山岳エリアですけれど、こんな感じが普通。信号がほとんどないうえに、交通量もまばら。道幅もご覧のように必要十分ですから、自ずと他人に言えない速度が出てしまいます(運転はマナーを守って安全に)。

や、別に飛ばそうと思って踏んでいるわけではなく、前走車と同等のペースを維持していると、いつの間にかそんな速度に到達してしまう、というだけのことです。

ケーサツいねえのかよ、と心配になるのですが郊外ではほぼ見かけませんでした。

景色もこの通り、遠くまで見通しがきく、どころではないパノラミックと表現するべきな壮大なやつが次々に現れては消えてゆきます。北海道でもこのまばらさとダイナミズムは期待できますが、いかんせん冬にしかこのようなお休みをいただけない私にはそもそもムリ。

こんなところを床まで踏みながら進んでも前走車はどんどん見えなくなるんですから、おったまげるほかありません。普段はトロく感じてしまうCVTですが、操り方を考えながらやりますとリニアな感じが出てきて、こりゃなかなか楽しいぢゃないかっ!

お天気もほぼ毎日、晴天。寒気だけはすごくて、九州としては例外的でしたが案の定、初雪に遭遇いたしました。

九重界隈で、夜間に降雪に見舞われたエリアに踏み込んでしまい、あわやというシーンもございましたが、下りにさしかかる前に踏みとどまって、難を逃れました。九州のレンタカーには基本スタッドレスなど装備されておりませんから、こういう場面では戻る勇気が必要っす。

路面まっしろけなのに、駐車場に避難して、どうするか考えていたみなさまはご無事だったでしょうか?

対向車のみなさまのコーナリングの様子を眺めますと、いろいろなことがわかると思うのですが、ここもすごかった!インギリギリの白線にタイアが乗るかどうかのラインでフルロールで立ち上がってくるピンクのKがいるぜ、といってドライバーを見ると70代と思しきおばあさまだったりして、もう仰け反るしかない!

普段から、荷重がどうのタイアのコンディションがどうの、と騒いでいた自分てなんだったの、と(爆)。

いやあ、本当にすげえ!九州の県道とドライバーさま達。地元のクルマが後ろについたらまあ譲った方がお利口。煽られたりはもちろんしませんけれど、道を知らないうちはそれがマナーっしょ。

いやあ、一年ぶんアクセル開けさせてもらいました(ウソ)。比較的まばらと思える長野のイナカから出向いたこの私ですが、大分で味わったあのまばらさの後の地元の路上では、非常に窮屈に感じられてしまう今日この頃でございます。

基本、運転てのはいかに我慢するかだよなあ、とぼんやり考えていたのですが、九州では違いました。

まあね、どちらがどうではありませんけれど、なんか羨ましいなあ〜。九州の県道だけを味わいに出向いてみても良いかも、とそう思えるくらいに気持ちいいんですよ、いや本当に。

 

 


加齢なる遠足(爆)湯治2017−1 またしても長湯温泉へ

2017-12-10 18:02:30 | 加齢なる遠足(爆)

画像は、別府湾の絶景。例によって貯めたマイルで九州にわたり、晴天にも恵まれちゃって極上の休日を満喫してまいりますた!レンタカーでの総走行距離なんと6日間で1200km超!!私の入れ込みようも半端ではないのがわかるってもんです(ばかと呼んでください)。

 

別府には、各種の泉源がそろっていて、まったくどこに入ろうか迷うわけですが、なあにどこに入ってもそこは別府のお風呂。一定のレベルが保たれているので心配いりません。ですからお風呂の設えだとか、混んでいるか空いているかで印象が決まることも多いです。が、普段はチョー人気のお風呂も12月の月はじめの日曜日だとなればガラすきも良いところ。

夢幻の里という、地表から湧き出る水蒸気ガスを沢水に溶かし込んで造成された、という別府でも特にめずらしいオフロに浸かりました。

こちらは、九州に特有の家族風呂主体の日帰り温泉ですが、当然大浴場もついており、むしろそちらの方が空いている、ときているので迷わず入ります。早速、山口からやってきた、という温泉好きのおじさんに捕まってしまい、ああだこうだと温泉談義をするうちに、これから移動する長湯温泉のマストをご教示いただきました。

個人目線のこういう情報こそが、一番効くわけでして、温泉の効能よりもありがたかったりいたします(爆)。

長湯に移動しますと、すでに夕暮れ。

はや10年も通い続けている、図書館つきの変わったお宿にご到着。

敷地内にあえて風呂を付属させず、長湯にいくつもある外来可能な温泉をとことんあじわってちょうだいな、というコンセプトやよし!それぞれ違う造りの離れを1棟貸しで宿泊できるのですが、料金がリーズナブルな上にオサレなのでオススメです。

シーズンには特に予約困難な宿としても有名。

対岸の大丸旅館のお風呂には無料で、これは去年の画像ですがw、今年入っても全く同じ風景が広がります。泉質も変わらず極上。飲泉可能なものが、画像に見えている芹川にかけ流されているのを眺めるのがまた極上でして、だし入りのサイダーといった趣ですが、これ飲んでると体調が目に見えて変わるのがわかります。

 

有名なこちらのキョーレツな炭酸泉にも100円で入湯です。期間中に何度か出向いてみましたが、全国的に有名なお風呂のわりに浴槽全て貸切状態(w。全国的な低温傾向のせいなのかな?いずれにしてもラッキーっす。夏などに訪れようものなら、押すな押すなの浴槽が、ですよ。

食事もこの界隈に数軒ある敷居が低いわりに味のレベルが高いお店がすでに発掘済みですから心配いりません。

また、付近には竹田湧水群と呼ばれる、名水がそこかしこから湧いており、それらで醸した麦焼酎がまた絶品ときています。お湯だけではなく、水までもというわけです。

極上の地鶏と一緒にぐびっとな、の図でございますが、スピリッツ系に特有の頭スッキリ、足元グラグラ(爆)な酔い心地もまた良しでございます。

というわけで満足して部屋に戻り、しこたま買い込んだビールをさらに飲んで、アマゾンプライム動画ざんまい(旅先でもやってんのかよ)をしているうちに夜が更けてくるのですが、そこは旅先。

なんと言っても私にとりましては年に1度あるかないかの長期休暇=湯治ですからして、再び対岸のお風呂に浸かって、部屋に戻ってはビール、の無限ループが繰り広げられるのでした、嗚呼!

 

 

 

 


加齢なる遠足(爆)秋深し 十日町まで

2017-11-03 08:47:36 | 加齢なる遠足(爆)

いやはや、生きている限り、雑事はつきもの。逃れることもできませんし、そうする必要もない。ひたすら前向きに対処するのみ、というわけでございます。そんなことをしているうちにはや11月。

今日は、晩のお仕事がキャンセルになったので、急遽お出かけをばいたしました。ここらで短い秋を味わっておかなきゃ、というわけっすね。

それでも10時過ぎに出て、夕方には戻る、という慌ただしいスケジュールですから、のんびりもしていられないか、と思いきや、私のおやすみなんてそんなパターンばっかり(涙)。いい加減慣れましたって。

今日は温泉やそばで馴染みの新潟県十日町界隈の山林(爆)に出向いて参りました。タイア、新しいぞ〜!と(爆)。

来月には降雪どころぢゃない、積雪がやってきて、5mは積もるか、というエリアです。そこら中で路面に埋設された融雪パイプの点検やら、交換工事などが行われていて、これまた雪国の風物詩というやつでしょう。

画像のようないかにも新潟らしいひらけた風景に癒されながら400kmほどを楽しんでまいりますた。ニッポンの里山によくあるワインディングでは、ボクスターよりもむしろB子さんの方が楽しい場合が多いのですが、新潟のワインディングは一部北海道、あるいはヨーロッパ並みの道幅とRを誇りますから、やはり

こちらです。お蕎麦食べたり、温泉につかったりとやりたい放題いたしましたが、家からはほんの2時間程度の距離です。

画像は、十日町にある「光の館」という宿泊施設。1棟まるごと1日に2組限定で随所に趣向を凝らしたアート作品を貸り切って一晩楽しめるというユニークな施設です。一遍機会があれば、と思いながら機会があるわけもなく(涙)。

このエリアはこれからの数ヶ月、雪に閉ざされるか、と思いきやむしろ逆。

徹底した除雪具合で、ノーマルタイアでもまったくオッケイな路面が確保されるのです。再来月あたり、また再訪を誓って戻って参りますた。

あっ、そうそう戻りの北陸道で、長い工事区間を抜けたところにオービスがあるのを抜ける頃にうっかり忘れてしまい、あっオービスだっ、とキカイを見てからフルブレーキング(滝汗)。センターのメーターを目視しながらだったので肝心のカメラが光ったかどうか見落としてしまった、というね〜。

ううむ、来るのかっ(完全意味明瞭)。 でもね、ものすごいブレーキングGですた。タイア新+ブレーキ調整済み、ということでなんとか難をのがれていると良いのですが〜。またしても雑事のはじまりなの(爆)?

 

 


加齢なる遠足 トクイチオートに出向いてS660を拝ませていただく

2017-06-17 22:14:00 | 加齢なる遠足(爆)

梅雨入り直後の数日間は、ぴーかんが続く、というのは梅雨時の恒例でございます。そんな中、クルマ関連のお友達がS660を真剣に考えているが、どんなものか、といって相談に来られたのですが、私が答えられるはずもございません。

ちょうどトクイチオートのメカニック=FJさんがS660のオーナーだったね、というのを思い出しましたので、ボクスターをタイア交換で入庫させるついでに緊急出動してまいりました。

車体下部の徹底したフラットボトム化に始まり、NASAダクトやゼータクなアルミ製サブフレームなど、見どころたっぷりのリフトアップシーンや、トクイチのメカニックがオーナーとして、自分の車にどのような整備を行なっているのか、というあたりのお話は全く興味深いの一言。

普段は無口である、と言われている青年メカニックですが、化けの皮が剥がれるのにそう時間はかかりませんでしたとさ(爆)。

楽しげなクルマを前にすると、やはりそのオーナーは寡黙ではいられないということのようでございます。

今日はリフトアップされたS660の向こう側にブレーキ整備のクワトロポルテ。987と981のボクスター2台、レストア中のデルタインテグラーレと好きなクルマがずらりと並んで、全く楽しいひと時を過ごさせていただきました。

981のオーナーに懇願して、運転までさせていただいたのですが、もうね絶句。珍しいスポーツクロノ+6MTの個体でしたけれど、クヤシイの一言でございます。

ボクスターのくせになんだかそこはかとない高級感すら醸していて、明らかにGTの雰囲気なのですけれど、ポルシェってのはしっかりモデルを育てているなあ、と実感いたしました。リリースからははや5年。すでに旧型になってしまった981ですけれど、タイア交換一発50〜70と言われるカレラを無理して買うのではなく、値落ちがいちぢるしいボクスターのリーズナブルさをタイミングよく味わってゆくのはかなりバリューな車選びに思える昨今でございます。

FJさま、今日は本当にありがとうございました。なんか明日にでもハンコつきそうな勢いで盛り上がりながら、無事に戻ってまいりました。今後ともよろしくお願いいたします〜!


忙中閑あり トクイチオートにお参りをしておく

2017-05-27 16:59:10 | 加齢なる遠足(爆)

気がつけば5月も終盤。関係各方面の雑事のほうはともかく、肝心の仕事面では、追われるというのではなく、楽しんでやっているうちに過ぎてしまった、というのが実際のところで、まったくすばらしいわけですが、そんなお仕事で大活躍だったB子さんをねぎらうために岐阜県各務ヶ原市のトクイチオートに出向いてまいりますた。

到着するなり、今回はスペシャルなメニューが用意してあるから、そのつもりでいてくださいね、とのご託宣だ(狂喜)。

4万キロの間にエンジン内部にたまってしまっているはずのカーボンを除去する作業である由。イメージとしてはべったりとこびりつく、というのではなく、オイルの添加剤のおかげで浮遊しながらたまっているだけの状態なのですが、こいつを取り除くことで新車の状態に近いリコンディションをおこなう、というものです。

1時間ほどの間に完成したクルマに乗ってみますと、これがすごかったっ!

現状でもとくに不満はなかったのですが、車がこうなってみますと、ああやはり距離なりのヤレ、というか疲れってのは確実にあったんだなあ、というのを実感することができます。リセットのヨロコビというやつね。

発進時のクルマの動き出しが軽く、さらにDSGの変速具合にまで変化が出るのにはびっくり。変速マップも、適正な燃焼あってこそ、というわけです。ううむ、まったくカーボンおそるべし。

ちなみに、クルマとしては非常にヘビーな使われ方をされているB子さんですが、その割によく頑張っている、とのお褒めの言葉を頂戴いたしました。もちろんこれ、乗り出しから抜かりなく施してある一連の整備の賜物でございます。

これら燃焼の邪魔をするカーボンの発生原因はなんと燃料にあるといいます(!)。

エンジンの設計当初には想定されていなかったバイオ燃料と呼ばれているエタノール添加が引き起こす「問題のある燃焼」が様々な影響をエンジンひいてはクルマ全体に起こしかけているのです。

戻りは、すこし迷ったのですが、やはりおいしい道が展開する東海北陸道経由のルートでございます。速度はもちろん、標高差、ダイナミックな感じ、などなどドライブルートとしては何度通っても飽きません。なんといっても日本有数の山岳地帯を縫って走るんですから!

そんな道をおそろしいほどのイキオイでもって突進するB子さんですが、なんというか距離4万キロにして新車のコンディション、どころかそいつをはるかに凌駕する仕上がり具合にはまったく脱帽でございます。

こういうの、何度か歴代のクルマで実現していただいてまいりましたけれども、ドライバーとしてはなんとシアワセなことか、と感動しながらのドライブとなったのでした。

あまりの見事な仕上がりぶりにコーフンして疲れてしまったので(爆)、今日は途中下車をいたしました。

おなかも空いたことですし、ちょいと食事でもするか、といって郡上八幡に寄りますた。この街には以前にも寄ったことがありましたが、良い水が湧いているのだそうで、それを中心に古い町並みがよく保存されていて、感心しきり。中心街ではコンビニなど地元色をもたない店舗を意識的に排除して、よくガマンしておられます。

細めの通りの両側に残された風情ある街並みは本当に見事なもので、必見です。「郡上おどり」と「肉桂玉(シナモンキャンディーっす)」しか名物のない地味な街と思われがちですが、旅の目的地に十分になり得る大人の風情がたまりません。

良さげな飲食店も数多く、過度に観光地化されていないため、カンコー嫌いの私でもギリギリおっけい(爆)。こんな街には一晩泊まってゆっくり、とシャレこみたいところですが、そうもゆかず。

せっかく清流沿いの町にやってきたのですから、中心部の鰻屋の暖簾をくぐってうなぎをいただいて参りましたが、炭火の加減が強すぎるのか、うなぎそのものが痩せていたのか、干物みたいな印象です(爆)。

行程はまだ3分の1弱。先を急ぎますが、この先はいよいよ山岳地帯です。

それも分水嶺がいくつも連なる日本有数の山岳地帯ですから、この時間ではまさに貸切ワインディング!長野あたりでしたら鹿が気になるところですけれど、山が険しすぎて出られないときている(爆)。

飛騨高山あたりからは、こんなところでなにかあったら一巻の終わりだよなあ、とビビりながらのドライブですけれど、B子さんゼッコーチョー。

18kml近い燃費を維持しながらも、あっという間に太平洋と日本海の分水嶺(ひるがの峠)を越えて、飛騨高山から平湯、上高地をかすめて松本郊外に至ってしまいますた。

前後にはだあれもおらず、本当に貸切で楽しめてしまうのは不思議なほどですけれど、平日の深夜だからこそです。これ、週末の昼間などでしたら、間違いなく最悪のルートですよ(きつぱり)。

まばらなのは良いとしても、なんといっても県境にまたがる一本道なのと、道幅が十分でわないところへ、この季節ですと大型バスからバイクまでペースと目的の合わない連中が繰り出してガマン大会やってる、ってのが路上の現実なわけですから、まあ季節と時間帯を慎重に選ばれることをおすすめいたします。

トクイチオートのみなさま、本当にすごい仕上がりです。ありがとうございました。

このフィーリング、できればボクスターにも、とお願いしたい昨今。

 

 画像は、ライトアップされた郡上八幡城。仕事がひと段落つく秋ごろに、今度こそ泊まりで再訪したいものでございます。