嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足 秋深し 越後へのグランドツーリング

2016-11-15 08:23:18 | 加齢なる遠足(爆)

画像はR117。長野県と新潟県を結ぶ、まばらな国道。左側は、自宅の裏を流れている千曲川が、県境を越えて信濃川、と名前を変えた同じ流れです。

想像もつきませんが、このエリア一帯は積雪2m〜5m程度で推移する、日本一の豪雪地帯です。ここらで、キョーレツな寒気団でもくれば、一発で1mくらいは、という場所です。

ところで、越後は米どころ。そこへ、山から、あるいは川から染み出す豊富な水の恵み、とくれば日本酒の産地なのは、言わずもがなというものです。

酒蔵の有名どころがガンガン出てくるのもこの沿道の楽しみですけれど、こと販売店となりますと、あまりない。

ただ並べているだけならば、いくらでもありますけれど、うるさいくらいな(爆)ウンチクを聞きながらじっくり選べる、というお店は数えるほどでしょう。○海山だけずらりと並んでいても、お土産屋さんみたいで、触手など動きませんて。

そんな一軒に夏前以来、久々に伺って、仕入れも行いながら(爆)、今度は日本海を目指します。

画像は、R353。松之山温泉から柏崎を目指す、の図。ですが、ここへきてようやく晴れ間がのぞき、ピークを過ぎたかに見える紅葉が映えます。R353は、一部区間ではすれ違いに苦労するくらいの狭小なワインディングですけれど、そこをガマン致しますと、ちびりそうになるくらいに快適なルートです。

Dレンジの学習機能を使いますと、上りも下りも手間いらずの気持ちヨイ走りが手に入ります。

ご覧のような棚田も随所にあって、絵になる。山岳区間を超えるだけで小一時間かかるのですが、その間すれ違ったのは軽トラ2台のみ。あとは、本当に貸切のワインディングです。長野ですと「鹿注意」のところですが、こちらは「なだれ注意」の道路標識が随所にあって、豪雪地帯なのを思い出させてくださいます。

柏崎までは、松之山からほんの1時間ですが、ドライブとしては極上の区間。パノラミック、という点では長野のワインディングもヒケはとりませんけれど、このまばらさは長野にはないか。

一部冬枯れの始まった、紅葉を愛でつつ、じんわり流すのは無常の喜び、というものです。ボクスターのこの低速から高速までつづく、気持ちよさってのは歴代のクルマの中でもピカイチではないか、と思います。

つい先日も、そろそろ買い替えでは?という話になったのですが、替える理由がないんですよ。実弾もありませんが(爆)。

距離もまだ40000km弱だし、タイアはそろそろとしても、他の部分にやれたところも感じない。

こうして一般道と高速道路を組み合わせた、一日700km程度までのニッポンの一般道ドライブにはまさに最良のチョイスではないでしょうか?屋根開くし。

いかがです?画像の多さからは、私の時間的な余裕が窺い知れるでしょう(爆)?

普段では、クルマを降りて写真など撮っているヒマがないくらいだったのが、今回は、あっ、ここいいかも、となればソク停車して、撮影ですよ。

そんなこんなで

日本海岸。すでに夕暮れ。この丘の向こう側には日本海が広がっています。

柏崎には、なぜか「黒羊羹」と呼ぶ、黒砂糖羊羹の老舗が数多くあり、昭和の頃から柏崎土産、といえば黒砂糖羊羹ときまっておりました。現在では、最上屋と新野屋が、しのぎを削って、といいたいところながら、味の方向性は全く別みたい。実は、黒砂糖羊羹にはうるさい関係で(爆)、春のうちに買って、両方とも試していたのですが、このあたりはまあお好みです。

おりしも、原発再稼働の是非を巡って、次期市長選が公示されており、賛成派と反対派が街を2分して争う、という現場でございます(完全他人事)。

さて、晩秋の夕暮れは17時にはおしまい。それ以降もほんのりと明るいのですが、夜の予報はどうやら雨らしいので、早めに撤退いたします。

柏崎ICで一瞬悩んだのですが、今回はさらに遠回りの、関越道経由を選択。北陸〜上信越道が最短ルートなのですが、そろそろ飽きてきたので。もちろんフルオープンのままですが、Barbour のドライビングジャケットの保温性能は素晴らしく、ボクスターの遮風性能とあいまって、気温がプラスのうちは許容範囲。

なにせだあれもいない高速道路ですからして、快適至極。

こんな時にボクスターのほどよさが光ります。制限速度近辺からすでに楽しいわけで、絶妙のいなしと、安定感、さらにくぐもった排気音や頭上を流れる風音などなど、ファンな要素満載。

湯沢の真っ暗になってしまった、マンション街や、水上温泉の倉庫みたいな旅館街などのバブルの遺産の数々を眺めながら流すうちに、いつの間にやら県境を越えてしまいました。

往復600km程度の鼻歌ツーリングでしたけれど、私には十分。お腹いっぱい。

気がつけば、ワイパー連続拭きの雨が降っておりましたが、室内にいる限り、まったく濡れないものですから、結局そのまま帰着してしまいましたとさ。やれやれ。

 

 

 

 


加齢なる遠足(爆)シーズン目前のエリアに詣でておく

2016-11-14 21:13:49 | 加齢なる遠足(爆)

さて、今日は、突然時間が空いて、午前中から、夕方まで時間がある、というので、ギリギリ間に合うか、というタイミングの紅葉をたのしみに、新潟県に突入してまいりますた。

休日ですと、ペースカーに阻まれて、それなりにしか楽しめないルートも、月曜日の今日は事情が違います。ほとんど高速道路並みのペースで流れるのがデフォルト。

たとえペースカーにつかまってしまっても、クルマを脇によせてほんの数瞬、やり過ごすだけで、快適至極なペースを創り出すことができるのは、このエリアのメリットでございます。

じつわ、うちのボクスターを動かすのは、ほんとうに久々。ももちゃんの騒ぎもあって、それどころではなかった、というのが本音なのですが、これから寒さが本格化してしまいますと、どうしてもエリア限定となってしまうので、今のうちにせいぜい走らせておかないと、というわけでございます。

長野県の飯山ICから、R117をたどって、新潟県に侵入するお馴染みのルートですが、平日はほんとうにまばら。

業務用車両しか通行しておりませんから(爆)、それなりのペースで流れるのが美点です。一部、北海道なみのペースを保てる区間もあるのですが、そういうスヰートスポットにハマったら、そいつを逃さないテクも必要というものです(一部意味明瞭)。

踏みすぎると、前車に追いついてしまうし、ノンビリしていると後続車のジャマになる、そのちょうど良い狭間を探し出して、うまく流す、どうです?私もオトナになったでしょう(違うから)?

 

このエリアは、長野と新潟を隔てる豪雪地帯としても有名ですが、そばのマナーも山と海でガラリと変わるのが興味深いです。

信州そばは、のどごしの悪い、というか存在感たっぷりの、ぼそぼそしたアレなのにたいして、新潟県境を越えた瞬間に「ふのり」という海藻をつかった、のどごし重視のチュルチュル系に変わるのです。個人的には、こちらが好みですが、トラッドなそばファンには怒られそう。ぬめぬめした食感は確かに独特で、

私のような日帰りのドライブで、蕎麦屋にちょいと寄って旅情を味わうのにはうってつけ。

以下次号

 

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-11 旅の終わりに

2016-03-05 09:23:35 | 加齢なる遠足(爆)

さて、とめどなく綴ってまいりました、ロンドン2016。

2度目の訪問も非常にたのしくすごすことができました。

ことロンドン中心部にかぎっては、地名からだいたいあの辺り、というのがわかるようになったのと、それぞれの街の空気感が想像できるようになってきたおかげで、気分に応じて行き先が決められるようになってきたのは大きいか。

中心部の密度は相変わらずすごくて、押しやられそうになるのですが、田舎ものが年に一度くらいはその中に身を置いてみるのも、必要な経験というものでしょう。

定番の観光からは一歩遠ざかった感じで、いいとこ取りだけしてかじっているだけなので、一生かかっても核心にはたどり着かないでしょうが、そんな気もまたないときているのでモンダイございません。

 

JOHN LOBB LONDONのスタッフ総入れ替えにはたまげましたけれど、いたしかたない。が、しっかりバイリクエスト方面で「つないでおく」のは今後のためにも重要(きつぱり)。

このあたりはきっちりと念入りにやってありますけれど、約束守ってくれるのかな?

今年も可能なら注文を入れる予定(買わないっていってたでしょうに)ですから、つぎのロンドンゆきもほぼ決定でございますね(真鴨)。

フラ語を磨いて、パリでお買い物、というのもアコガレるんですけど、この手の「嗜好品」の買い物は、ただカネだして買えば気がすむ、というものではなく、会話なり、雰囲気なりを思い切り楽しみながら半日くらいお店に入り浸ってするものなのです(メーワク)。

じゃなけりゃあ、ネット通販でオッケイなんですから。で、その会話レベルまでフラ語を磨くとなると自信ない。

諸条件を比較すると、自分にはやっぱりパリよりロンドンがいいかな、という印象です。ファーストフードが入り交じった食べ物のジャンク具合も私にはちょうどよいし、なんといっても50mに一軒あるパブ(爆)!あと、場所さえわきまえておけば、親切な方々ばかりなので居心地もいいんですよ。

ロンドンに飽きたものは人生に飽きたものだ、といった人がいるらしいんですけど、頷ける。その奥深さは窺い知れませんが、あと数年は、またあの街に出かけるのを目標にしてワクワクするといたしましょう(鴨ともいふ)。


加齢なる遠足 ロンドン2016-8  MICHELIN Bebendam Restaurant@ South Kensington

2016-02-26 18:58:06 | 加齢なる遠足(爆)

ロンドンは美味しい、と近年いわれているみたいですけど。そこまではどうかな、と思います。

どちらかというとあまり期待しないほうが、と言われていたのが、ファッションにも見られるグローバルな流れで、ファストファッションならぬファーストフードが台頭して、一様にならされてしまったおかげで「フツー」になった、と。そんな程度でわないかな、というのが私の印象です。

もちろん、伝統的なイギリス料理のお話ではなく、ロンドンに暮らしている人たちの日常の食、のお話ですから念のため。

この期待しないほうが、ってのは外から流入したいわゆる「外国人」がのたまってるだけ。自国の人々はこれはこういうものだ、ということで納得なさっているはず。つまり誰の口にも合うわけではないよ、と。

ただし、対岸のフランスと違い、味覚あるいは食にそれほど関心がないのではないか、という印象はあります。というかフレンチがすごすぎなんですね。世界遺産認定ですし。

ありとあらゆる人種が集まってきている大都会、というか極端な人口密集地なので、そんな個人の味覚の観点でくくるのがそもそも無理。いち旅行者がノコノコ出かけて行って、ほんの数食しただけでああだこうだ申しますのは、作り手に対しても、食べてに対しても失礼というものです。

旅したものは、せいぜいがその料理とお店が自分の好みに合うかどうか、その辺りを経験と勘でチョイスすれば良い。

実際、レストランのHPなり、歩いていて看板やメニューを眺めていますと、ここで供されている料理がどこのものか、ってのは一発でわかるようになっていますから不安なく食事ができます。

選択肢が無限にあるので、アセって決める必要がなく、迷いっぱなし、てのはありますけどね(爆)。

街に一軒しかない食堂、のような条件があれば判定はいとも簡単ですが、街に5000軒のレストランがあったら、それこそ、この街は美味しいのかどうか、などという判断なんてできやしない、というわけです。

そんな中で、気になった一軒。

画像は、SouthKensingtonにあるミシュラン直営のレストランです。これのすぐ奥はコンランショップ。

South Kensingtonは、そこらぢゅうにアストンマーティンが路駐してあるような、超高級住宅街です。心なしか、歩いている人々もお金持ちに見えてしゃーない(爆)。

ロンドンのミシュランオフィスを改装するにあたって、店内のリニューアルを行った折にはあのコンランさんが全面バックアップだというから、お料理だけでなく建物そのものにも見所多し、ということでわざわざ予約して出向いてみました。

ものすごい空腹というわけではなく、食べてのコンディションは万全というわけではなかったのですが、前菜あつかいのステーキタルターレ(タルタルステーキ)をメイン向けに盛りを増やしてもらったのとチップスというおつまみ系で攻めましたけれど、よかったです。グラスの赤ワインぴたぴた。

メニューのバリエーションが少ないのは英、米のレストランに共通で、芸がないと言えばそうなんですが、逆に安定感もあります。

店内の写真は写しませんでしたけれど、たとえランチでもジャケット着用が推奨されるクラスのレストランなのですから、John Lobbをはいて(そこかい)それなりに振舞いますと、ヒジョーに気持ち良く過ごすことができます。

 

 

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-6 Strolling in the CITY of London

2016-02-24 15:24:36 | 加齢なる遠足(爆)

画像は、CITYの中心部にそびえる保険会社のビル。配管むき出しの斬新なデザインが印象的で、いちど眺めてみたいと思っておりました。

John Lobbの不朽の名作の一足にCITYという Cap toe Oxfordがあるのですが、まさに虎屋の羊羹(爆)。時代の変化に応じて巧妙かつ微妙に変化を続けつつ、王道であり続ける。という靴の1モデルとしてはまさに奇跡のようなモデルですが、今回ひきとる一足も実はCITYのバイリクエストでしたので、出向きました(ターンジュン)

いうまでもなく、金融の中心ですから、街行くメンズは全員スーツ姿。楽しみにしていたのです。がっ、これぞというお方には滅多にどころか全くすれ違わないのがフシギなほどっす。あ、そいうのは平日の昼間にブラブラなんてしてねえのか(爆)。

金融で思い出しましたが(爆)、今回はレートが比較的マシ。羽田空港の出国後の両替屋で10000円がコミッション込みで60GBPほどになりました。50にしかならなかった去年とは大違いです。

ちなみに街角の人通りの多い場所には必ずATMがあって、デビット対応のクレジットカードなどを持ってさえいれば、事前の両替の心配はまずいりません。現地通貨で自分の口座から引き出すことがロンドンでしたら、どのエリアでも可能。でも現金でないとダメなシーン、てのは今やほとんどないんすよね。パブくらいか(爆)。

去年の英国旅行の直後に温泉に出向いた折にコンビニでたまたま見つけたBRUTUSのロンドン特集の1ページにこの界隈の情報が少しあったので、そいつを元にこちら

に出向きました。Fenchurch St.20。なんとも異様な外観は遠くからでも認識できるのですが、あだ名がウォーキートーキー。つまり無線機のような外観だ、というわけです。実はこのビルの屋上に無料開放の屋上庭園がある、というでわありませんか。このロンドンで無料だ、ってのは貴重だ、とばかりネット予約をかまして出向きます。テロ防止で事前申込みとパスポート提示に金属探知ゲートをくぐる必要がありますけど、一度行っても後悔はしないかも。すくなくともLondon Eyeに大枚はたく(5000円強。グラスシャンパンつき)くらいでしたら、こちらでも、と考えるのは私だけではなかったようで、ものすごい大行列でした。平日の朝イチなのに。

Thamesを挟んだ向こう側が一望できる立地に、高級レストランとバーが付属しているあたり、ニクい!ちょいと一杯、とも考えたのですが、お値段もにくい(爆)ので、やめにして、観光に徹します。とかいっても15分くらいいればもう満腹(爆)。

屋上庭園だなどといまさら驚きゃしねえ、というわけでまことにイヤな時代でございますが、しかたがない。

窓外からは

ロンドンの名だたる名所が一望できます。

夜景なんていいだろうな、と思いはするのですが、わざわざひとりで登ってもねえ、と。

いうわけで、早々に撤退。無料というのはありがたいですけど、屋上庭園てのはどうにも白々しいっす。たしか大阪にも空中庭園てのがありましたけど、あちらのほうがもっと斬新な造りだったかな?

このギャップがたまらないんですよ。新旧の色合いが全く違うあたり、興味深いです。

CITYも、通り一本入るとこのようなクラシックなアーケードが待ち構えております。このアーケードはcityで働く人々のランチスポットなのだそうで、すでに一服、という方々で混雑していました。まだ11時前だってのに、ビール飲んでるやつも珍しくないです。おまいら、ちゃんと働いてるのかよ、と(爆)?

ホッとして私もパブに駆け込みそうになりますけど、いくらなんでも飲みすぎ。午前中からやっていたのでわ身が持ちませんて(爆)。

さて、cityで散々、激写したあとは(爆)バスの特等席に陣取って郊外というか中心からちょいと西寄りのところにあるショッピングモールへ向かいます。バスなんて長くても5分に一本はきちゃう。画像のようなこんなパノラマが50分ほども続くんですから極楽。地下鉄に乗っても良いのですが、2階からのこの眺めがあると思うとどうしてもバス優先になっちゃう。雨が降ろうがなにしようが関係ない。ロンドンはこうでなくちゃ。ちなみに混雑する道路にはかならずBus Laneが確保されており、ルールを守らないやつはいません。移動も常にスムーズに確保されます。

Westfield Londonと呼ばれる、こちらにやってまいりますた。とにかく広大。1日あっても半分も回れないはず。が、こんなのをみてもまた驚きゃしねえ。ほんとうにイヤな世の中です。というか馴れ合ってしまっている自分も困りもの。

英国版イオンだな、と気がついた瞬間に萎えちゃう(爆)。ありとあらゆるブランドに各国料理のレストラン、買えないものはなにもない、といいたいところですけれど、ここはロンドン。仮にエルメスをイオンで買えるようになったとして、だれが喜ぶと言うのでしょう。そいうことでしょう(若干違)?

Westfieldで買えるものはトーキョーやサイタマ(爆)でも買えるんです。ロンドンでしか買えないものを探しにやはり出向く先は他にあるとみました。


加齢なる遠足 ロンドン2016-5 Hyde Park Executive Apartment

2016-02-23 20:22:39 | 加齢なる遠足(爆)

画像はHyde Park。ホテルからは3分の距離です。たとえ平日でも広大な敷地内には無数の人々、およびクルマが流入して突っ切っておられます。ただし、迷路のような小径がみっしりと蜘蛛の巣のように通されている関係で迷子必至(爆)。i phoneのマップアプリもってない観光客が徒歩で近づくのはキケンというものです(爆)。

ちなみにこの公園の向こう側に抜けるために仮にCircleLineという環状線を使ったとすると3駅分。バス停で7つほどある、といえばこの公園のデカさがおわかりでしょうか?これでやっと半周、という規模です。

公園内にはひたすらカロリー消費に禿げんでおられるロンドナーのみなさまが無数にいらっしゃるのですが、日頃の超高カロリー食との兼ね合いでゆくと、まずどんなに走ってもムリ(完全意味明瞭)。明らかにカロリー過多に陥っているはずの摂取方面の見直しさえすれば、と考えるのですが、余計なお世話というものでしょう。

こんかいのロンドンの拠点ホテルはBooking.comの口コミではサイアクの評価なので、少し心配だったのですが、全くの杞憂におわりました。どころか画像の左側に見えているのわフルキッチン。しかもロンドンには珍しい(爆)リフリッジ(冷蔵庫)とレンジつきときた!このパターンだと、場合によってはニクも焼ける。わたしにとっては最高のホテルでした。

前回のstylotelの部屋のざっと2倍のスペースにダブルベッド装備なので、むしろゼータク。

料金も前回と同レベルなので、お得感これでもか。

立地がまた最高で、Bayswater  という地下鉄駅までは徒歩1分。こちらは環状線の駅なので、テムズの両岸の探索用に使えるし、もう一つの徒歩4分のところにある地下鉄駅(Queensway)はOXFORD Stというロンドンいちの目抜き通りの直下を貫いているセントラルラインの駅です。銀座線ですね。

さらにバス停へもeastbound、 westboundともに5分以内で到達しちゃう。まさに交通至便です。東京でいえば、新橋、いや戸越銀座(爆)みたいな感じでしょうか(相当違)。

どうりで、口コミの割に混んでいるわけです。みなさま立地で選んでいるのです。が、まさに正解。

ネットの口コミほどあてにならないものはない、の鉄則通りのお宿というわけですがね。

ホテルから徒歩3分のTESCO。まあ、ニッポンでいうと西友というところでしょうか(爆)。ハナもないが、けしてダメなわけでもない。ごくフツー、マジメどころか、各地下鉄駅ごとになにかしらの店舗形態でもって出店中のメジャー中のメヂャー。英国人の日常の食卓を知るのには、たぶんうってつけです。毎日3回、できたてのKrispyKremeも店頭の専用ボックスに届けられますし(爆)。お向かいはwhiteley'sというショッピングモールだし、周辺には同様のスーパーやコンビニ、メジャーなファーストフードすべて。さらに各国料理のレストランなどなどが数知れず。

かなりニギヤカなエリアのなかで互いに競争中なわけで、まさに好きなものをお好きなだけどうぞって感じ。ちなみにレジは無人レジがフツーで、スキャンから決済まで自分で行えるのですが、どこかしらで、かならずブザーが鳴って、店員がすっ飛んでくるのが普通です(爆)。来年あたりに出向いたらカイゼンされているのでしょうか?

ニッポンのスーパーですと大事なのは鮮度。ま、英国でも同様でしょうが、こちらではむしろ品揃えのバリエーションが優先されているようで、同じサラダでも5、6種類のサイズがあります。どうやら英国人シュフてのはいっさい調理をしないご様子で、野菜は基本切れてる。ドレッシングも付属していて、オクサマお手製のドレッシングだなんて夢のまた夢。

サラダの野菜も切り方がこれまたビミョーで、歯応えが全く違うのにびっくり。外国の味。

ピザもPizza Express というチェーン店のオリジナルから、お店のオリジナル、アメリカ風の分厚いやつから純正ナポリ系まで各種、各サイズ揃えてお待ちしております状態。今回の私の部屋にはオーブンレンジも備わっておりますから、これらも出来る限り試してみたのですが、まあビミョー(爆)。

ピザソースの塩味が足りず、味がぼやけちゃうんですよね。ペッパーソースをかければ味が完成したのかな、と思わないでもないが、とにかくなにかが足りない。外国の味(爆)。というか英国の味なのかな?

フルーツ系も基本、切れてる。形のまま売ってるのもありますけど、売り場のメインはプラの容器に切り刻まれたパインやリンゴなどなどがニッポンの2倍程度の価格で売られています。

参考までにリンゴとパインを買ってみましたが、リンゴの味がまたビミョー(爆)。酸味もないし、甘味もよわい。単に品種の違いで、食べ慣れてないからそう感じるだけだとはおもいますけど、いずれにしろ外国の味なのには違いないです。

NYで散々お世話になった、WholeFoodsMarket もロンドンで展開中。

あのピカデリーサーカスの有名な電飾看板から徒歩2分程度の場所に一軒とKensingtonと呼ばれる高級住宅街に一軒あって、大人気。こちらでは、お惣菜が充実していて、店内のスペースで食べることができるようになっていたので、暖かいままの各種料理をボックスに詰め込んで食べてみました。ま、これまたビミョー。きっとね、味覚の違いなんですよ。不味くはないが、かといって忘れられない美味だなんて間違っても言えやしない。

並べられているのは、ココナッツミルク使いのカレーやスパゲティボロネーゼ、ローストチキン、ポーク、サラダ各種、パスタ系サラダなどなど。当たり前のお料理かもしれませんけど、でもけして食べ飽きたとか食べ慣れてはいない料理。ううむ、この味どこかで、と考えたら思い出しました。

そう、空港の航空会社ラウンジで出されているあのレベルです。

まさに可もなく不可もない。外国の味っす~(爆)。

グローバルという単語でくくられるようになって久しい現在でも、かように日常食には明らかな味覚の隔たりが残されているあたり、なにやらほっとするひと時でございましたとさ(苦笑)。


加齢なる遠足 ロンドン2016-4 John Lobb London-1

2016-02-23 16:41:41 | 加齢なる遠足(爆)

画像はボーブランメルさま。服飾を語るのにはまさにお手本のようなサレ者ですから、よっくググってください(爆)。でも、たしかものすごいデブだったはずなのですが、キヲク違いか(爆)?

Jermyn Streetのエドワードグリーン前にひっそりと佇んでおられますので、まずはお参りをしてから向かいます。昼にBrightonのパブで1リットル。Victoriaのパブで500ccほどもいただいてからの訪問(完全意味明瞭)ですから、上機嫌なんてえもんぢゃないっす(サケ臭いともいふ)。

いよいよ今回のメインイヴェント、John Lobb Londonで注文のお品を回収する時がやってまいりますた。

London VictoriaからJermyn Street までは、じつは地下鉄で一駅。

Victoria LineのGreen ParkからRITZ Londonを抜けて歩きます!Londonでももっとも地価が高い一帯ですぜ(関係ないから)。もう、盛り上がりっぱなし(大丈夫かよ)。

さらに、なんとかアーケードをわざわざくぐって参ります(爆)。ロンドンやパリに出向きますと、こういうクラシックなアーケードがあって、圧倒されます。もう盛り上がりすぎてフラフラっすよ(飲み過ぎともいふ)!

土地勘がだいぶ備わってまいりましたので、周辺を探索しつつ、徐々にキブンを盛り上げて行くのも忘れてはなりません(爆)。なんといっても生涯に何度もないわ、というイヴェントなんですから!

というわけでとうとう88 Jermyn Street にたどり着きますた!!

ガーン!!

お気づきでしょうか?店頭からあのレモンイエローがいっさい消え去っています。ううむ、やはり、と思いつつ入店いたしますと。

シックで落ち着いた雰囲気、というのはまあそうですけど、独得なレモンイエローのあの華やぎ、というか茶目っ気(私の解釈はこうです)がなくなっております。まあね、ここまでは想定内。落ち着いて眺めますと、どうやらレモンイエローのパーツをことごとくダークグレーに変更しただけで、比較的安易な感じ(爆)。

高級感はもちろんありますけどね。これだとリーガルやクロケットだといっても(以下自粛)。

ちなみにこちらが去年、上陸早々お店に出向いたときの画像。イエローが効きまくりですね。

去年の12月まではレモンイエローのコーポレートカラーが維持されていたそうですが、例の新ディレクター着任と同時に店内も3日間で改修してしまったそうな。

店内にはメインの吹き抜けの下に件の新コレクションがディスプレイされていますけど、なにコレ(爆)?てなもんですよ。ロンドンで買う靴とは思えないミスマッチな雰囲気なのわマチガイないです。

店員にそれとなく売れているのかい?と訊ねますとヒジョーに曖昧な受け答え。きっぱり言わないところを見ると苦戦してるんでしょうなあ。だって今のファッショントレンドに合わねえもん(ホンネ)。

興味がある、と思われたらしく、ダンナこちらはいかがですか?と言ってスニーカーのコーナーへと誘導してくださいます。ちなみに、今回の旅でわたしが履いているのはDeauvilleのMidnight Suede。もちろんバイリクエストものです。スニーカーってこたあねえだろうよ(思いきり上から目線御容赦)。

くく、まあ少しつきあってやるか、というわけでバイリクエストの件はひとまずこちらへ置いといて、40代と思しき新米店員と話します。

画像は、店頭に群がるみなさま。そういえば、ことしは春節のバイリクエストはミゴトになかったですね。ううむ。経済減速にあわせているのか。

ダメだ~(爆)。あ、いやあくまでも嗜好品ですからね。私がああだこうだいってはなりません。

店員にももうちょいとクラシックでなおかつテイストの新しい(ましな)ラインはありませんか、と言って提案していただくのですが、なーんかレスポンス悪い。モデル名を言っても、ちょいと古いやつの話になるとちんぷんかんぷんらしい。

このような場合、JohnLobb では、ヴィンテージと呼ぶ歴代イヤーモデルがマイルストーンになって、ハナシが深まってゆくのですが、そのマイルストーンをキヲクしていない相手に対しては、お話にならない、というのが本当のところです。

ようやく店の奥のほうにディスプレイされていたクラシックぽいラインにたどり着きます。ホッとしたひとときでございます(爆)。

あれ、これもろにLuffieldぢゃないか、といって件の店員さんに振るのですが、過去のモデルとの関連という観点からはお話できない模様(爆)。そういう解説はするな、という指示が飛んでいるのかもしれませんよ。でも、そういう過去モデルがあってこそのこの新型なんですから、別にいいと思うんですけどね。

ちなみにこのモデルは新モデルも良いところで、

Archerというプレステージラインですた。John Lobb では、過去のアーカイブズを微妙にリファインしてコアコレクションという名前のクラシックラインを立ち上げているそうです。説明はありませんでしたが(というかできなかったんだと思う)ミリ単位で名作Luffield をいじってリファインしてある模様。

若干ロングノーズで、シャープなイメージなのかな、という印象ですが、詳細は不明です。2足並べないとわからない。それくらいビミョーな差異。プレステージラインならではの存在感があって、さすがです。印象は色によって激変する感じ。こいつのレッドミュージアムカーフなんて極上でしょうね。

ちなみに去年もたしか

Tyburnという、過去にあったNasebyとよぶ名作モデルのリファイン版がリリースされていたのでした。

このあたりの新作づくりは現在も地味に進行中の模様。

キミ、いつからこの店にいるの、といって訊ねますとこの新内装と同時だというでわありませんか。その前は、と訊いたら別業種からだ、と(絶句)。

どうやらJohn Lobbはおろか、このギョーカイに入って間もないというお話で、せっかくニッポンから駆けつけた甲斐があまり感じられません(きつぱり)。

まあこの辺りでよいか、というわけでおもむろに(ここから助さん格さんの「静まれ~、静まれ~」の声が響く)

この紋所が目に入らぬか~!

というわけでバイリクエストとスペシャルオーダーの2枚の伝票をかざします。

ななな、なんと~、ハハァ~(いうわけねえって)。というわけで担当の女子にバトンタッチでございます。

じつは、去年お世話になった担当さんは12月のリニューアルと同時に退職してしまったのですた。引き継ぎはこの子にしておくから、というわけで伝言があったのでした。ううむ、まあよいか。美人だし(そこかよ)。

が、この女子もじつは12月入社。初々しいのはよいのですが、あんまり期待できないぜ。

というわけで

ハコもこの通り。ますますフツー。

が、中身は

というのはウソで、画像はウォレスコレクションの17世紀の鎧ブーツっす(爆)。

というわけで、詳細次号(ひっぱってるし)。

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-3 ちょいと郊外へ 

2016-02-23 15:17:32 | 加齢なる遠足(爆)

Brightonは、英国南岸の保養地。

ロンドンからは電車一本、1時間ほどで到達する距離なので、日帰りの気分転換にももってこい。東京近辺で行くと三浦半島くらいな感覚でしょうか?

ロンドン中心部の密度はものすごく、東京の5倍ほどはある感じ。さらに世界中からイナカものが集まっている関係で(爆)空気感も都会そのもの。ちょいと息抜きがしたくなりましてエスケープを試みてみますた。

冬季のロンドン近郊は、天候不順も良いところなのでなるべく晴れた日を選んで、と思ったので午前中の天気を見てから決めればいいや、と余裕で構えていたのですが、ちょうど2日目にそれまで小雨まじりだったのが快晴に転じましたので、それまでブラブラしていたKenshington界隈から急遽、Victoriaに向かいます。

この辺りが一人旅のよいところで、まさに気の向くまま。

もちろんipadに仕込んだ、鉄道とバスアプリを駆使して、ぬかりなし。なにwifi なんかなくても、なんとでもなりますって。

 

英国内の鉄道の料金体制にはオフピークという、混雑する通勤時間帯を避けた割安料金時間帯がもうけられているので、無計画な方がむしろ安くつく、というわけっす(笑)。

海辺の街、というわけで予想通りのんびりとした空気感ですが、さすがに保養地なだけあって、ショッピングその他施設も充実しています。ですがここでも中心街にショッピングモールができたおかげで地元商店街壊滅。

London Victoria Station からのsouthern railwayは伊豆急みたいな観光列車かと思いきや、横須賀線そのもの(爆)。つまり通勤通学列車っす。結構混んでいるのでびっくりですが、途中にGatwickという空港もあって、人口もそれなりにある。

海辺のホテルは夏場にはさぞかし、と思わせる佇まいですが、冬場に訪れますと落ち着いたよい感じです。ホテル代もロンドンの半額程度からあるし、次の英国滞在はこのあたりでも、と考えなくもない。

さて、遅いお昼ゴハンでもとかんがえて、突端のPiarにあるパブにしけこみます(でた)。

今回の旅でもパブには散々お世話になったのですが、ここもまたのんびりとした独特の雰囲気があってよかったです。なんといってもオーシャンビューっす!

abottというカスクエールをチョーシこいて2パイントも飲むうちに、酔ってきたのでここでランチもご所望。

カウンターの近くに立ってヒマそうにしていると、いろいろと話しかけられるのですが、英国内からはるばる海を見に来た、という方が多かったです。わたしゃニッポンから靴を買いに来たんですよ、というとヒジョーに珍しがられますた。

ああ、そうかバイヤーさんか、と言って納得しておられましたが、面倒なのでそういうことにしておきました(爆)。

英国名物、フィッシュアンドチップスはそこら中で看板を見るのですが、どうも食指が動きません。ただのどデカイ白身魚のフライですよ。給食ぢゃないんだからさ(爆)。

このパブにももちろんメニューの一行目にあったのですが、その下にprawn and chips(小エビ)というのが書かれていたので、そいつにしました。んま、揚げすぎでしたけど、許す(爆)。

どうやら英国では魚介類の鮮度は信用されていないようで、完全に火を通した状態で供されるのがルールらしいっす。

ガラすきの列車でロンドンに戻ってもまだ夕方。そういえば London Victoria駅構内にはパブがあるんだわな、当然。

というわけでラッシュ時の最中、またしてもしけこんで一杯(爆)。窓外を見渡しますと、Krispy Kremeの売店も見えるし、M&S Simply Foodというマークスアンドスペンサーがやってるコンビニというか立派なスーパーもある。

さらにitsuという名前の、アヤしい和食屋があったり各国料理店もこれでもかと並んでいます。今晩なに食うかな~、とかぼんやり考えながら、家路を急ぐロンドナーたちを眺める、と。まったく極上のひとときっす。

このように、自分で好きなものを好きな時に食べられる、ってのはキッチン付きホテル滞在ならではの余裕です。ううむ、フシギと旅情を感じるひと時~(笑)。

ちなみにitsuのテイクアウト弁当は、国際線のエコノミークラスで出される和食にそっくりです(爆)。

 

 

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-2 What's Gourmet Burger

2016-02-23 13:16:06 | 加齢なる遠足(爆)

画像はロンドン市中にこれでもかと増殖中のバイロンとよばれるグルメバーガー屋。グルメバーガーってなんだよ、となりますが、まあマックやバーガーキングとはクラス違いの高級バーガーだ、ということになりますかねえ?

ニッポンにもシェイクシャックというやつがすでに上陸済みで、ワインやビールと一緒に楽しめるというわけで話題ですが、それらをいくつか試してみますた。

シェイクシャックもそこら中にお店があって、ガラガラのマックやバガキンをよそ目に大行列なのですが、どっこい客さばきが非常にわるく、手作りをウリにしているのを良いことに故意にギョーレツを作り出しているだけです(きつぱり)。

客もギョーレツしているんだからさぞかし、と言って期待して並ぶ、と。バブルの頃にアイスクリーム屋が散々使った手法ですね。近年ですとKrispy Kremeが使っていたか?

ロンドン界隈の店は、業種に限らず間口が狭めに作られているため小さい店なのか?と勘違いしそうになるのですが、奥行きがあったり上層、地階にもスペースがあったりで。ものすごい規模を有している場合が多いです。

私が寄ったホテル近くのバイロンも客席なんと100以上。ドア一枚なので全然そうは見えないのですが、大きなお店です。

夕食どきというのには遅いんぢゃ、と思ってはいったのですが(2200時頃です)平日なのにほぼ満席(驚愕)。

しかもお値段もものすごくて、画像のような3点セットでいくと20ポンド弱。円換算するとバーガーのくせにとんでもないお値段になっちゃう。

まあね、ポンドを円換算して安いの高いのといったところで始まりませんけど、とりあえず安くはない。

グルメバーガーではとにかくすべて手作り、ってのが基本ポリシーのようで、ニクのコネから店内でやっておられるみたいなのですが、ミンチ具合が強すぎて歯ごたえがイマイチ。しかも機械を使ってるのでうるさい(爆)。焼き加減も当然ですが、ステーキと同様に指定可能なので好みのニク加減が楽しめます。

で、味は?となるのですが、ごくフツー(爆)。マックやバーガーキングとの明確な違いを述べよ、となるとあんまり自信ない、とそんな程度。

僕はクラシックバーガーという定番と思われるやつをベリーレアでお願いしたのですが、はさんであるクリスピーベーコンが分厚すぎて、こいつが段ボールみたいに硬い。噛み切ろうとしてもベーコンがズルズル出てきちゃう(爆)。こんなの全然ダメ。バーガーてのは全体をはむっと頬張って、うまいかどうかなんだから、とかいってわかった風なことを言ってますけど、そうですよね?

この値段レベルですと、求められるものも相応に高いレベルになるわけっすよ。

つけあわせのチップスとよばれるフライドポテトはグルメバーガー屋では例外なく秀逸。大手チェーンバーガー屋との違いはここかも?

ただし、塩なんかいっさいふってありませんから、テーブルの調味料で自分で味付けするのが前提です。フィッシュアンドチップスでやると美味しい、モルトビネガーをジャブジャブ振りかけたり、Colman のイングリッシュマスタードどっぷり、などという食べ方で楽しみますと、山のようなチップスもあっという間になくなります。

揚げたて、ってのもありますけどジャガイモの質や、揚げ方も3度は繰り返す、クリスピーなやつでさすが。年季入ってる感じ。

Covent GardenにあるMEAT Marketというお店にも行きましたが、同様。学校の講堂みたいなホールに長いテーブルとイスが並んでいて、そこへヨーロッパ中から集まっているイナカ物が集まってほぼ同じものを頬張ってる様は圧巻です(爆)。

味の違いはソースの違いくらいで、レベルが不思議なほど同じでした。まあそりゃそうだ。「寿司おんど」と「浜寿司」でどっちがどうの、というギロンにアツくなってみたところで、そりゃーしゃーないわけで(事情違)。

ただ、バイロンあたりではグラス一杯20ポンド程度までの各種赤ワインはもちろん、ボトルワインやカクテル、シャンパンなんかもフツーに注文可能なので、そういうバーガーのタノシミ方もあるのか~、といって感心してしまいました。でも全員がちびちびとぬるーいビール飲んでるだけですけどね。

ふと考えたんですけど、バーガーは食べるのに当然手に持ってワイルドにかぶりつくのがマナー。でワインはグラスのステムと呼ぶ棒の部分を持ってどちらかといえば上品に、というのがマナーでしょうから根本的に合わないんぢゃあ、というのが私の意見。ま、ステムなしのワイングラスも流行ってきてはいますけどね。

ちなみに、おいまつえんではステムなしのワイングラスを徐々に採用中です。

いかがです?グラス一杯4000円近いワインにジューシーなバーガーと揚げたてチップスだって?

ロンドンのCPが悪い、ってのはもう世界認識。

あとはそういうグルメバーガーの世界を、半額でやってるマックやバーガーキングを横目に楽しめるかどうか。食べてのポテンシャルというか単にお財布の中身が試されるところですわねえ~(とほひめ)。

僕はバーガーキングのテイクアウトにコンビニで買ったビールがありゃあ、それで十分ですけど(なさけなや)。

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-1Super Cars in London Central

2016-02-23 11:16:01 | 加齢なる遠足(爆)

行ってまいりますた。ロンドン。

画像は、今回泊まった、Bayswaterとよばれるエリア。2度目のロンドンはキッチン付きのアパートに陣取って、余裕のある滞在を楽しむはず、だったのですが(爆)。

こんかいは前回見逃していた、有名デパートや郊外への遠征。さらには地元民むけのスーパーに入り浸って、ロンドンの暮らしを食べ物サイドからも考察してみました。

画像は、リバティプリントで有名なLIBERTY。老舗デパートもよいところですが、SOHOとよばれる非常にニギヤカというか密集したエリアでは、埋もれがちか。申すまでもなくグローバル化がいちぢるしい一見、華やかなブランド群におされてしまった結果ですが、この古風な外観を保ちつつ、どこまでやれるのか、てのは見ものか。

軍艦のパーツをつかった、というインテリアも見ものですが、リバティプリントのみでどこまでやれるのか。

案の定、内部は巨大お土産やさんの域を出ません。お客さんは服や装飾品を買う、のではなくリバティプリントを買いにいらしているだけ。

画像のように建物内部は見所満載なのですが、売っているのはプリント布地づかいの家具や小物ばかりなので、ある意味本当に贅沢なお店です。

ちょいと離れたSelfridgesを通りかかったのですが、997カブ発見、と思いきや。

なんとスピードスターさまでしたっ!たしか世界限定356台。日本へは6台のみ輸入。お値段、ざっと3000万!ボクスターぢゃダメなんですかっ(ここ蓮舫調)?

純正でこの車高なので、どこか凄みを帯びています。ディーラーでもまず拝めないとおもわれる、こんな一台にはるばるロンドンで、というのは感動。だからって、なんの足しにもなってないっすけど(爆)。

でも、このクラスが街中にはうじゃうじゃ。東京の一部エリアでも見られる光景ですけど、ランボルギーニやフェラーリなど、オトがやたらとでかいクルマが多いのが特徴で、⚪️⚪️まるだし。ドライバーは例外なくアラブの派手なお金持ち。ケタが違うわ、と。

50mごとにある信号で、その都度どえらい派手な発進停止を繰り返してくださるので、街行くみなさまもこれぞロンドン、というわけでニヤニヤ見送っておられます。他人事でよかった~、とね(爆)。

そう、こんなのもまたロンドン。路線バスの赤。タクシーの黒、ときてチョー下品だけど宝石みたいな彩りの「アラビアン」スーパーカーの群れ。

これぞロンドン、というわけですがね(以下次号)

The Great Arab Supercar Invasion in London, Summer 2015  


加齢なる遠足(爆) 甲府で湯治ってなんだよ

2015-12-11 18:13:08 | 加齢なる遠足(爆)

例年、宮城県の鳴子にでむいて楽しんでまいりました、個人的年中行事=湯治なのですが、ことしは10月にお見えになった温泉方面のマイスター、Yosshie師匠にミゴトに触発されてしまい、なんと鳴子温泉ざんまいから、甲府の銭湯めぐりに目的変更いたしました(!)。

当のYosshie師匠にも驚かれてしまう始末ですが、なにヨイものはヨイわけで。

遠くに出かけるばかりが旅でもないし、なにより甲府の市街地に点在する名泉の数々に毎日浸かれる、というのは私にとっては夢のよう。

鳴子ではお宿のお風呂がメインで、移動はあまりせずに宿にこもりきり。毛色の変わった温泉へ赴くのでも徒歩で移動するところが、甲府ではキホン車での移動となって、あちこち試したくなります。甲府ではいわゆる「湯めぐり」のようになってしまうのが大きな違いです。

有名どころを数カ所まわってしまいますと、ものすごい湯あたりに遭ってしまいますから、1日に2湯くらいがじつは限界。

それ以上に入ってしまいますと、あまりの温泉成分から身体にダメージがやってきてしまい、なんのために温泉に入るのか本末転倒となってしまいます。過ぎたるはなんとやら、というわけです。そういう意味でも一定期間滞在して、名泉に少しづつつかりたおす。いかがです?カナーリ贅沢なコンセプトでしょう(爆)。

 

甲府の温泉では建物のB級なところも非常に味わい深くて、維持の苦労や改修の跡などなども注意深く観察できたりして、別のタノシミもございます。

こんかいの湯治の基地は師匠御用達の湯村温泉のホテル。

 

一見、ただのビジネスホテルにしか見えない外観と設備と接客ですが、どっこい源泉掛け流しなのはあたりまえとして、さらに24時間入浴可能。自炊コーナーや図書室、洗濯乾燥設備もあるし、レストランもつねにバイキング全開(爆)。さらにお望みならカップ麺自販機もご利用下さいときた(爆)。

湯村温泉は歴史ある温泉街で、わたしも訪問はそれこそ20代の頃から数知れず。旧来の温泉旅館が点在する、トラッドなタイプですが、バスのチャーターで乗り付ける団体旅行の絶滅とともに、温泉街も壊滅状態です。

甲府の集客力は温泉などにはすでになく、ビジネスユースにあり、といち早く見抜いたシャチョーさんの采配で、このスタイルにシフトしたのはお見事。

資金はたぶん銀行頼みでしょうけれど、湯村温泉の源泉掛け流しありのビジホ、という付加価値が今風ビジホのスタイルにミゴトにあっております。

今回わたしが使わせていただいた部屋には旧来の温泉旅館の形式が残されていて、そのアップデートの跡が垣間見えて興味深い。すばらしいビジネスモデルを見せていただきました~(爆)。

朝からバイキングでやりたい放題やっておいて(勝手にすれば)、昼間はB級温泉群をB子さんにのって探訪しつつ、温泉に飽きたら平日でガラガラの広大なイオンモールにしけこんで、封切直後の007をまばら~な客席で観たり、サイゼリヤで「こっそり」激安イタリヤンを食べたりして、本当に勝手気ままに過ごします。

また、このエリアはワインの産地として有名ですし、地元の隠れた名作に期待して出向いて、買う気満々だったのですが、駅前ビルの2Fに地元ワイン専門ショップがあるのをみて、土地柄を感じて感動。そこで買っておけば良いものを、地下になぜか成城石井さんが出店しているのをみて、甲州産ワインとメドックのブルジョワ級が同価格帯で売られているのに驚愕!申すまでもなくメドックを買ってしまったのは宜なるかな、でございます(爆)。

ワインだって、CPイノチですよ(きつぱり)。産地云々はおいといて、とにかくぶどう酒単体として味わって、おいしいのかどうなのか、それこそが今のワインの味わい方なのです。甲府で、メドック、皮肉たっぷりかもしれませんが、本質を追求すればこうなります。

さらに駅の北側には信じられない規模の予算をつぎ込んだはずの山梨県立図書館がございます。近未来的な外観から内装、さらに一連の設備は建築物鑑賞の対象としてもすごいの一言。寄るだけでIQがあがるんぢゃねえか(ありえね~し)と錯覚するほどの空気感にシビれます(爆)。

 

また、山に囲まれた甲府ばかりにいるのが飽きたら、こんどは意外なほど近い、静岡県の太平洋沿岸地域へと出向き、清水港に水揚げされる本マグロを食べに行くついでにシーサイドドライブ、なんてえ芸当も朝メシ前です。

 

たとえば、これ。駅前のアーケードに埋もれている名店のまぐろづくし。もうね、ゼッピン。

 

R52の対岸には、地元民向けと思われるジェットコースタールートが確保されておりますから、そちらへと渡り、アクセルを思うさま開けることができます。



飽きるほど走って、宿に戻る前に甲府の銭湯でひと風呂。のどが乾いたところで、ホテルの部屋でビール。さらに今度は湯村温泉の源泉。と無限のカイカンループが待っています。

また、このホテルのお向かいにはコンビニががっつりあって、不便は文字通り(爆)ないときている。

開発費これでもか、の最新のトレンド惣菜(爆)をこの際ですから、ホテル備え付けの自炊設備を使い倒して、試食三昧でございます。もちろんメドックは欠かしませんて(爆)。ただし、コップ酒っすがね。

ううむ、こんな湯治もよいものです。

今回の旅では、温泉はじめ、物事なんでも、外見や風評、形式などにとらわれてしまうと、本質を見逃してしまうな、とそんなことを甲府のお湯につかりつつ、強く感じました。臆せず、まずは、身を以て体験する。その大切さっす。

楽しい時間はあっという間に終了。私はこれから、怒涛の年末モードに突入でございます。

つぎの加齢なる遠足は来年2月。通算2度目のロンドン行きが決定しております。ことし1年分の支払いをクレジットカード1枚に集約した成果で、プライオリティクラス決定!またしても靴とパブ三昧なのかっ!ううむ、ソワソワ(爆)。

 

加齢なる遠足(爆)ふたたび山口温泉へ!

2015-10-31 09:42:17 | 加齢なる遠足(爆)

夕方まで、数時間のあきができましたので、またしてもクルマに乗りこみ、甲府盆地の温泉を目指してしまいました。こうなるともはやビョーキかとは思いますが、八ヶ岳界隈はあとひとつきほどで、雪に覆われてしまいますから、ロードスターを楽しむ場合には貴重な晴れ間を見逃すわけにはまいりません。

今日は、野辺山界隈には道路工事が入ってしまい、50kmh程度でしか流れない感じでしたので、急遽リルート。

信州峠を行き帰りに使って、とこっとんマイペースを保つ作戦(爆)。30kmものあいだ、農作業車以外にはまず遭遇しないのではないか、と思われる農道を進んでまいります。

増富ラジウム街道は、まばらな代わりに回り道でもありますが、折からの紅葉で、ご褒美をいただいた気分でございました。

山口温泉では、すでに慣れ親しんだ(爆)、ラムネ温泉を思うさま堪能。こちらも平日のお昼過ぎ、ということもあって完全貸し切り(いいのかい)。

戻りの道路もまたしても増富経由として、思い切り楽しみます。

3、たまに2で旋回する感じのコーナーの連続が40分ほど続くのですが、もうニヤニヤしっぱなし(爆)。距離を重ねれば、重ねただけよくなってゆくトクイチオートの整備が光ります!

ちょうどいい感じの、スポットに入ったみたいで、前後にもクルマはおらず、ひたすら快適。多少遠回りでも、別に急ぐわけではなし。こういうのをゼータクと言うのでしょう、多分!

チョーシこいて、ペースを上げ過ぎると前車に追いついてしまいますから、そのあたりを巧妙に加減するのが愉しむコツ。

県境を越えて、長野に戻りますと、やはり標高の違いからか気温が急低下。甲府では21度あったものが、12度程度で推移するのですから、このあたりの移り変わりを刻一刻と楽しめるのもロードスターの楽しみというものでしょう。

ううむ、よきかな。秋のドライブ。つうか、あまりにも気持ちヨイので一年中やってそうな予感(爆)。

 

 


加齢なる遠足(爆)お仕事一区切り またしても甲府盆地に赴いてしまふ

2015-10-23 09:31:06 | 加齢なる遠足(爆)

画像はR141。ご覧のように、紅葉真っ盛り。だからといって、混み合うようなこともなく、交通の流れは順調至極。時間と場所によっては、おそろしいイキオイで流れてしまひます。

その流れに乗って(爆)、このところのマイブーム。yosshie師匠のブログに触発されて始まったショートトリップとまいります!いざ甲府盆地温泉群を目指して、今日も行ってまいりますた(ばか)!

前回出ばなをいきなりくじかれた山口温泉リベンジ。もうね、最高!再訪してよかった。圧倒的なラムネ温泉。特に露天風呂の泡つきがおそろしいほどで、ココとの比較ですと大分の長湯にあるラムネ温泉など、遠く霞んでしまいます。泡付きという点ではあちらもけして引けは取らないと思いますが、いかんせん冷たい!ほぼゴーモン。こちらはまさに適温ど真ん中。天然の掛け流しでこの温度、というのはまさに奇跡に近い、というわけです。

ボロ加減も良くて、昭和の頃にはお宿としても鳴らしたのだと思われますが、いまはひっそり。平凡な住宅街の中に埋もれつつ、マニヤならびに近所の後期高齢者のみなさまの来訪を待っておられます。近所にあったら毎日通う、の代表。ただし入湯料600円とおやすくはないが、泉質からいってリーズナブル。

だいたい、甲府盆地温泉群では入泉するのに。信州の平均価格500円では足らず、600~700円が中心価格帯。山梨の日帰り施設では、地元住民向けに通常の半額程度の料金設定があるところが多いのですが、維持管理の費用を考えれば、ゼンゼン安い。おそらく、自治体からは補助金なども出ているのかもしれませんけど、そんなものではおいつかないないのも自明。

苦労して維持されている貴重な温泉にぶらりと行って浸からせていただくのですから、この程度は仕方ないか、とも思うのですが、2通りの料金体系、というのは慣れるまでは気になります。

さらに

国母駅前健康ハウス!ビミョーな外観とネーミングで、yosshie情報がなかったらゼッタイに寄らないタイプの施設ですが、どっこい毎分168.2リットルの源泉掛け流し、というか「源泉噴水おとし(爆)」。圧倒的な湧出量(というか、動力揚湯ですけどね)を生かして、迫力満点のグリーンまたはイエローの良泉を思い切り味わえます。

施設はやれきっていますが、まだまだこれからが償却を終えたあとの利益回収の期間(税務上)というもの。館内は昭和の空気。そう、ちょうど東京タワーのフンイキがお好きな方にはよいか(爆)

平日の昼間はなんといってもまばら。この日は、休憩室に後期高齢者が1名いたのみで、浴室は私の完全貸し切りですた。噴水のように注がれた源泉が浴室全体に溢れ出ているのが圧巻です。

いやあ、全く濃いわ~。というわけで他にもまだまだあるのですが、1日にいくつも入っているとさすがに湯あたりも激しく、なんのためにつかっているのかわからなくなってまいりますから、早めに撤退いたします。なあに、また来ればいいんです。温泉、無くなりませんから、多分(汗)。なんといっても1時間半で帰着できるのはありがたいです。

おまけに行きと帰りは曜日によって、ルート選択を行えば、クルマのポテンシャルを思い切り味わえるルートがいくつもあるわけで、まさに私にとってのパラダイスでございます(爆)!

ううむ、次はいつ行こうか。すでにそわそわしてしまうわけですが、甲府の温泉群はいちどつかれば気がすむか、という印象です。

それぞれに泉質が異なっていて、まことに味わい深いのですが、甲府の街中は訪れてけして楽しい街並みなどというものではありません。

山梨県の県庁所在地なんですから当たり前ですが、交通量も多いし、入り組んでいます。

たとえば別府の街中は、交通量多くても、入り組んでいても何度でも通って味わってみたいが、甲府はそうなりにくい。なんか違う。別府に降り立つと、ああ、温泉天国にやってきた、と肌で感じるのですが、甲府に降り立って、温泉天国だ、と感じるのはyosshieはじめ、私も含めてマニヤのみ。

つまり、温泉で食っていこうとしていない。プライオリティ比較的低い。とそんな空気をそこはかとなく感じてしまうあたりが甲府の温泉。キブンがアガらないわけです。

あ、けして良し悪しを論じているのではないです。

そんな街並みにお宝といってよいレベルの温泉がそこかしこに点在しているのですが、街中は「関東」平野から続く平凡なノリで覆い尽くされてしまっているので、味わいとは無縁。温泉情緒などカケラもございません。つまり温泉街としては生かされていない。いわゆるノリの違いだ、というわけです。

極上の温泉に浸かってきて、服を着て、フア~、とか言いながら(爆)屋外に出た瞬間に目に入るのは平凡な地方都市の住宅街。

と、じつにこのあたりが甲府温泉群の味わいどころで、こんなところにこんな名泉が、という意外性が持ち味なのかも、とわかったふうなこと言ってないで、せっせと通いあげるといたしましょう(ばか)。


加齢なる遠足(爆)山梨の温泉がすごすぎる

2015-10-14 19:35:26 | 加齢なる遠足(爆)

またしても連休がやってきた関係なのか、当ホテルには全世界から(爆)ゲストが押し寄せておられますた。

遠くはスウェーデンからいらしたので、和の味と風味を意識して、酒粕に味噌とミリンをあわせたのに漬け込んだ豚肉の低温ソテーに日本酒を煮詰めて作ったソースを合わせた一品をお見舞いいたしました。

同時にお出しした真澄の「ひやおろし」がとまらなくなって、テーブル全員ペロンペロン(完全意味不明)。仕上げに松茸ご飯と自家製のイクラでトドメをさして、ニッポンの秋を満喫していただく作戦、見事に成功。

かようなてんてこ舞いの連続でございましたが、無事に切り抜けて、今日は夕方まで半日のお休みとなりましたので、連休にいらしたyosshie師匠のブログを頼りに、甲府方面の温泉に出向きます。

yosshieほどの温泉好きがなんで山梨の甲府なんだろう、と当初はその意図が全く理解できなかったのですが、コーフン気味に語られるご本人の説明と、web情報を総合してまいりますと、どうやらものすごいポテンシャルな模様。

個人的には20年ほど前から、上京の戻り道などに中央道経由にしておいて、目に付く看板などを頼りにときどき楽しんではいたのですが、yosshieによれば甲府の街中をマークせよ、とのご託宣。

これまでは甲府盆地が一望にできる的なわかりやすい感じを中心に攻めてきたのですが、そうではなく立地や設備などよりも、泉質重視の「地も泉(地元住民向けのお風呂をこう呼びます)」に抜群の名泉が多数見つかるぞというわけです。

まったくノーマークだったわけですが、仔細に調べ上げてまいりますとどうやら街中温泉の宝庫らしい。

大分の温泉も別府の温泉群にはじまって、バリエーションや湯量の豊富さ、あと周辺環境などなどでとんでもなく素晴らしいわけですが

この動画に登場してくるおフロのほぼ全てに浸かり尽くしたミーハーな私にしてからが(爆)、まだまだ!山梨の温泉レベルはこれらと同等か、むしろ、って比較するものでもございませんね。温泉は語るものではなく、浸かるもの(爆)。

というわけでまずは

山口温泉。ガーン!なんと臨時休業な模様!クヤシイ、くやしすぎる。出鼻をくじかれるたあ、このことでい(爆)。

わざわざ大分の長湯温泉にあるラムネ温泉を訪ねたほどの炭酸泉好きな私といたしましては、諦めきれませんので、後日再訪を誓って、ここはいったん撤退。戻り道に別の「ラムネ」を有するという韮崎旭温泉に寄ることにいたしました(レポート後日)。

さて、半日足らずのお休みで、くじけているヒマなどはございません。急遽、こちらへお邪魔いたしました。甲府なのに草津温泉。

キホン、単純泉だというのですが、どっこい豊富なラドンやメタケイ酸その他天然ミネラルこれでもかの含有、さらにものすごい湧出量ときて、浴室内に立ち込める仄かな温泉アロマすらも感じられて秀逸。ほぼ貸切で、広大な浴室を満喫してまいりました。本当によいお湯なのが、スペックなど読まずともカラダで感じられる。こりゃ本物だと。

そのまま山梨市へと移動してさらにウナギ料理と温泉を楽しめる日帰り温泉がある、というので突撃してみますた。裏方向からのアクセスになってしまったようで、どうにも道がわかりにくく、GARMIN君も極端に細い道へと案内してくださるので四苦八苦したのですが、ようやく発見。行かれる方は、一般的な飲食店の立地を予想していると、絶対にたどり着けない仕組みになっております。要、覚悟(爆)。

極上のウナギとよく考えられた清潔な施設。さらにウナギ屋さん経営なだけに(関係ないから)ヌルヌルの浴感を愉しんでまいりますた!

いやあ、よきかな甲府盆地。

自宅からは2時間弱の距離ですけれど、しばらくは、宿泊も視野に入れながら 通いあげることになりそうです(爆)、ううむ。


気がつけば今年も後半っ(汗)!ひたすら働いておく

2015-07-02 11:34:42 | 加齢なる遠足(爆)

画像は、きんじょから浅間連山を望む、の図。梅雨の晴れ間、というわけですが、日によって空気の入り方が違うらしく、からりと乾いている日もあれば、南方由来の湿気まじりの日もあって、着る服に困る毎日でございます。同じ25度でも、前者ですと長袖。後者の場合には半袖というね。

植木屋のお手入れも無事に終了。一連の電気工事も済んで、あとは支払いを待つのみ(ガクブル)。

お客様も夏休み目前ということもあり、通常モードのお仕事の方々が中心ですから、宿の空気は落ち着いたものです。

そんななか、B子さんで買い出しに行きがてら、遠回りをしてすす払いを行っておくのも忘れてはなりません(そっちかい)。

VW謹製のDSG(Direct Shift Gearbox)の制御は非常に細かく、初期のこれを知っている私としましては、感慨深い仕上がりです。

トクイチオートでは、新車整備時にこの制御も調整しておられるようですが、おそらくそれの効果なのでしょう、距離もうすぐ20000kmに届こうか、という段階になっても、なんの不具合も起きてはおりません。

ちなみに、Dレンジ以外はたまにSレンジにお世話になるくらい。レスポンスの良さを誇るMTモードにお世話になったことはほぼございません。

冷静に観察していますと、じつはSレンジもいらないくらいで、Rの大きなコーナーですとDのまま、5速で飛び込んで、3で脱出。場合によっては2に落ちてキョーレツな加速に備える。などというパターンが通常業務(爆)。

ドライバーが勝手に熱くなってマニュアルシフトなどしてみても、じつは燃料のムダでしかない。それだけDレンジの制御が完璧だ、ということです。まったくよくぞここまで、という次元なわけです、はい。

むしろ、アクセルとブレーキングで乗り手の意図をクルマに伝える、くらいのレベルでないとキレイに転がせないかもね、と感じる昨今。

画像のようなルートばかりを走るのがクルマにとっては理想なのでしょうけれど、普段低速オンリーのB子さんには非常にレアな出来事。こんなときにはチャンスとばかり、思い切りアクセルを開けてアタリをつけておきます。ほとんど毎日、低速でのビミョーな領域のドライバビリティばかりを味わっているのですが、高速もまたよし。80kmhくらいから乗り心地が激変して、安定感が増すのがカイカンでございます。

1.2リットルの、それもターボ、さらに軽くはない車重。などというスペックだけで捉えますと、さぞかしつまらないクルマだろうな、と連想されるでしょうが、どっこい、VWも並ではありません。

味わいのあるエンジンだ、などとは間違っても言えませんが、60kmhと100kmhまでの加速を意図して、そこへ到達するまでの時間は一瞬、スポーティな印象すらあるのでたまげます。

あと、この個体ではイオンブリッジ装着の関係で、車両全体が非常に軽く感じられてしまい、とにかくグイグイ前に進もうとする印象が強い。そこへきっちり調教されているDSGの気持ち良いシフトが付いてくるわけですから、かなりサワヤカな印象です。オーナーに似てきたか(うそ)。

このモデルでは、じつはドライビングポジションが非常に大切で、ステアリングとシートの位置決めを慎重におこなって、ボンネットを視野に置ける位置にポジションをとりますと、クルマとの一体感を強く感じられる造りなのに気がつきます。

ステアリングからダッシュボードとフロントウインドウまでの距離と、立ち気味のAピラーとサイドウインドウの角度あたりから構成されるスペースが独特で、なんか元祖ビートルっぽい。

考えてみれば、ポルシェ356ひいては911にも受け継がれたユーティリティなわけで、マニヤな私にもどうりで居心地が良いわけです。このあたりはゴルフに対して特に味付けが違う部分だと感じます。

パッケージ完全無視の先代(New Beetle)はともかく、初代ビートルには強くあった雰囲気なので、まあ、たまたまかもしれませんが、初代へのオマージュを感じるひと時。サイドミラーに映り込むリアフェンダーの眺めはまんま初代のそれですぜ。

というわけで、

夕食の仕入れだというのに、50km近くも流してしまった、私(爆)。なに、たまにはいいよね~!