長野県知事は、温厚で誠実な人柄を感じる立派な方です。歯切れのよい物言いと、感情をあまり表に出さずに淡々とテキパキ進めるタイプ。
ところが、昨日TVで中継された件の県石油商業組合(以下、石商)のカルテル調査報告の場では、怒りと苛立ちのあまりノド肉がプルプルしておられましたw。
さよう、報道のとおり石商からの報告はかねてからの予想通り「カルテルがあった事実は確認できなかった」というものでした。報告の期限も延期されて、待ってたのに〜。
まあね、身内のことを身内がどんなに調べたところでなんにも出すわけないぢゃん、というのが当然で、今更驚きゃあしません。しかも相手は補助金を口座に入金してくれて、長年のあいだ、ガソリンをニッポンイチの高値で売らせてくださった恩人です。
新聞にも「実態解明の姿勢なく」と書かれております。
石商の理事のみなさんも厚顔無恥というのでしょうか、のらりくらりとナイナイの一点張りで埒があかない。
公取委から言われて中断した、という事実と異なる言い分の調査ですが、今後の調査についても「んなのやらない」とヘーキな顔していうでわありませんか。
県知事がテーブルを挟んで直接、対面で質問しているというのもかなりなことに思えましたが、なんといっても専門の調査機関が調べているわけではないのは弱いか。
コラァ〜!といってあんまりやると、兵庫みたいにパワハラだなんだとうるさいし、まったく歯がゆいことです。
ここはいっちょ「黒崎検査官(謎)」にご登場願って、「ツブすわよぉ〜」と、パワハラ、セクハラ、モラハラひっくるめてぜーんぶやっていただけばよいのでわ、とぼんやり考えたことでございますw。
この後は、例によって公正取引委員会の調べののち「改善勧告」とやらがきてチャンチャン、ってんぢゃ県民は黙っちゃいないっす。
後世に語り継がれる汚点を残すおとぼけ会見でしたけれど、全国的にガソリン価格が空前の高値を示す昨今、今後の長野県の動向は注目されています。
こんな反社会的なおとぼけはゆめゆめ通してはなりません!