このデザインを見れ(爆)!!のルノーメガーヌ、それもRSに一瞬乗らせていただきましたので、忘れないようにインプレッション。
トクイチのエアソリューションはこのたび「単体で」販売されることが決定した模様ですが、これについては後日詳述。そのエアソリューションはもとより、新車整備から一貫してトクイチのファインチューンを施してあるこの個体。フラ好きな私にはデザインからして響きまくり。リアウインドウを見ている限り普通だ、と思わせておいて、テールゲートのこの直角斬りはフレンチ以外のなにものでもないっす。アヴァンタイム譲りの曲面ガラスがハイライト。テールレンズまわりの造形、さらに2本出しのマフラーなどなどじつはリアからの眺めがハイライトなこのクルマですが、端正なフロントデザインとの対比が見どころ。よくやった!の★★★★★。
さて、ドライバーズシートに乗り込みますとこれがまた不安になるくらいにそっけない(爆)。名物のプラスティックパネルの洪水は韓国の安売りTVあるいはMDステレオみたいでいつまでもなじめませんが、これこそがフラ車名物というものでしょう。韓国車でこれだと「なんでえ」となるところですが、フラ車のこれはエルメスコンプレックスの国民には響くのでつ(爆)
随所にレッドを効かせたスポールテイストは控えめで誠にシュミがよいのですが、控えめすぎて周囲の洪水並みのプラスティックに飲まれています。せっかくなのでフンイキだけでももっと押しまくってほしいものですのう、と思いつつシートポジションをあわせようとするのですが、ペダルとステアリングの両立が難しい「恒例の」(一部意味明瞭)ラテンレイアウトです。
ここはステアリングではなく、ペダルに合わせるのがルール。つまりはステアリングではなく、「アクセルで旋回せよ」、との設計者からのメッセージ。スコスコきまりすぎて、まるで運転がうまくなったかのような(ないない)シフトを操りながら軽く吹けるエンジンを操って、といいたいところですが、3500rpmを越えたあたりからどうにも「不自然な」トルクが立ち上がってリズムが崩れます(爆)。ノーマルならばこのあたりの立ち上がりはフツーなはずですが、ニッサン製だ、というトリプルコーンシンクロ採用のシフトがあまりにもイージーなのに比して、エンジンからの怒涛のトルクはタダモノでわない。このあたりの兼ね合いをうまく計算してあやつってやれたときに、独特のドライビングテイストが醸される仕組み、と見たっ!
世間イパーンにいうターボの爆裂弾なわけですが、直線でこいつが効いてくる分には対応可能なんですが、旋回時にこいつがキタらどうしよう、と警戒してしまい、おのずと踏み込みを「計算」して攻めるようになる。ターボトルクはトクイチオリジナルの油脂類に寄って嵩上げされているわけで、このあたりがオーナーのタノシミといったところでしょうが、トクイチの脚をもつこの個体に関しては愉しみ方は自由自在。思いっきり攻め込んでジマンのブレンボを味わうのもよし、とこっとん粘りまくるタイアを利してひとつ上のギアでタイアのエアソリューションを愉しむもよし・・・冷静に観察してみますとターボトルクも直線的に立ち上がっているので慣れれば「読める」。・・・ううむ、ドライビングファンという面ではTTなんかをはるかにしのぐメガーヌRS。羨ましいぞ(爆)!!ニッサンティーダのGTIである、という解釈をすると見えてくるものもあるわけですが、そこはそれ。ゴルフGTI嫌いにはうってつけのシャレものとみました。ベルルッティが似合いそう(爆)。Tさま、ほんとうにありがとうございました。秋にも乗っけてね(一部意味明瞭)。