嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

恐るべしトクイチオート!ボクスターの車検あがり

2015-08-26 21:07:37 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

今日はひさびさにお休みを頂戴して、岐阜県各務ヶ原市のトクイチオートへと出向き、ボクスターを引き取ってまいりました。

実は、こんかいの整備では事前にマイスターに懇願して長距離ドライブでの検証をしていただいたのですが、これが効いた!!

曰く、通常の試運転とは違って、200kmを越すような距離を乗るうちに、クルマにたいしてドライバーとして慣れる部分が出てくるが、そういった状況下で、意識せずにさまざまな操作した場合に自分のイメージ通りの動きをクルマがしないことがあった。今回の整備はそのあたりのリニアリティを上げる、というか、修復することを主眼にしてある、というわけでございます。

なるほど!

が、この分野は毎日接しているドライバーとしては、はっきり言って意識外の領域。こと自分のクルマとなれば、無意識のうちに現状あるクルマの姿に合わせて同調させてしまうのが常なわけで、ここだけは、オーナー以外の人物、それもプロにしかわからねえ領域なわけです(完全意味明瞭)。

リニアリティという目に見えない性能が落ちてきた段階では、頻繁に接しているオーナーほど気がつきにくいわけ。

直してみて、あとから初めて体感できる、とそんなレベルのお話。

壊れているわけではなく、性能が落ちている、という非常にビミョーな現象にたいして、トクイチオートがどう対処するのか。どうです?非常に興味深いでしょう?

放置しますと、故障につながるが、ここで手を打てば、「修理」ではなく、「整備」でコトが済む。まことに悩ましいレベルのお話ですが、トラブルを未然に防ぐ、というトクイチオートの整備ではよく聞くお話です。

今回のソリューションは油脂類全般の状態を観察して、それぞれ必要に応じて交換。そうやってこの結果を出していただきました。

申すまでもなく、キカイ部分を守るフィルターあるいはクッションの役目をしている油脂類に手をいれることで、本来のレスポンスを取り戻してある、というわけです。

ちなみに油脂類といってすぐに思い当たるエンジンオイルにはこんかい手を入れておりません。

仕上がりはなんというか、すばらしいレベル(自己満ご容赦)。速いとか、鋭いとかそういうことではなく、クルマぜんたいがひたすら上質。

え、なに?新車並み?いえ、新車では残念ながら、このような姿になっておりません。距離を経る以前に、最適化を経た個体のみが実現することのできるクルマ本来のお姿、とでも申しましょうか。と、まあそんなところ(オカルトご容赦)。

ううむ、わからんでしょうなあ(爆)。

そりゃあそうです。この感触だけは、自分のクルマをトクイチオートへと運んで、時間と距離と費用(完全意味明瞭)を経ながら、ようやく垣間見ることのできるクルマの成長、という「ヲトナの」領域なのです。ルートを知った人のみが辿ることができるクルマ趣味の王道、とでも言えば近いか(まだまだ)?

もちろん、油脂類の交換だけではなく、電気、ガス、そして空気方面をトータルバランスさせた整備の相乗効果があってこその、この仕上がりなのですが、わたしにとっては別のクルマみたい(ほんとうです)。

と、ここまで書いて気がついたのですが、このボクスターにしてからが、トクイチオートに入庫させるたびにコンディションが上がっております(きつぱり)。こんな整備工場が他にあるでしょうか?

現在走行距離32000km弱。

まだまだこの先、どう育つのか楽しみでございます。

入手からははや4年。997がどうの、PDKがどうの、となりそうなものですが、とりあえず、現時点で最高のしあがり!今の自分にはぴったりなのではないか、と思える状態でございます。トクイチのみなさま、本当にありがとうございました!

引き続き宜しくお願い申し上げます。

ちなみに、戻りの東海北陸道で、オープンのまま、ワイパー最速でも追いつかないほどのゲリラ豪雨に遭遇いたしましたが、制限速度ですと、ずぶ濡れ(爆)。

危険だと思い、さらに減速いたしますと、雨粒が滝のようになってサイドウインドウからしたたり落ちてまいります。がっ、踏める上限まで速度を上げますと、ポタリともこなかったのはボクスターの設計とトクイチオートの整備の勝利というものでしょうか(完全謎)。