嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

しまいこんであったTOM FORD TF5116 を引っ張り出しておく

2016-05-10 22:17:37 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

ひさびさの眼鏡道ねた、ご容赦。

トムフォードのTF5116は、とっくに廃盤になったモデル。

気がつけば購入からは12年ほどが経ってしまいますた。

ここへきておりからのウエリントンばやりで、トムフォードの数あるウエリントンの中でも、なぜかこの5116だけニンキが急上昇している模様(狂喜乱舞する)。廃盤モデルだからかな?

ごくまれにオークションなどに出品されますと、ものすごい高値がついて、オーナーとしてもびっくりなのですが、トムフォードの人気が伺われます。オークションをよく見れば、中華の偽物も登場してきちゃってますよ(爆)。

おそらく、トムフォード眼鏡のラインナップ中のウエリントンタイプでは、トムフォード監督映画にミゴトご出演の5178や、5040のような、大型で今風なモデルが主流になってしまい、このモデルのような小さめのやつが、このところリリースされていないせいだと思われます。

個人的には、表面仕上げの見事さと、服に合わせやすい点と、もちろんデザインそのもの。あとは小ぶりのウエリントンタイプが好みなので、もうハマりまくりです。

あるうちに買っておけ~、というわけで関係各方面から直輸入を行ったのが、つい昨日のことのように思い出されます。

ウエリントンは、眼鏡のかけ始めから、ここまでずうっとこのてのやつを探し続けていますけれど、似たようなのがありそうにみえて、唯一無二。

今回は、秘蔵のグレーストライプ。

温存モードで未使用のまましまいこんであった3本目をいよいよおろしますた。画像手前のグレーのモデルにごく薄いブルーを入れたレンズを作って、晴れた日の眼鏡に、というわけっす!

ううむ、オサレ~(自画自賛ご容赦)。

キズがつきまくりだった、ブラックとブラウンの2本は、住友ハード2(仕上げ用極細コンパウンド)を使って、鏡面仕上げとしてあります。今回のグレーでは、ノーズパッドをバネ式のもので試してみたのですが、これが大当たり。

フィット感が向上して、非常に疲れにくいかけ心地になりました。このように、輸入フレームでは、買ったのをそのままかけてベストフィット、というパターンはほぼなく、ある程度手を入れてやらないと思うようにならない、というのが普通です。クルマに似てますね。

だったので、ブラウンとブラックもこのパッドに仕様変更する予定っす。

ううむ、どんだけ気に入ってんだ?と。

この5116には、できればリバイバルして欲しいところですけれど、トムフォードさまは明らかにトレンドを創り出す立場のデザイナーさんですから、ないでしょうなあ~。

 


さらに忙中閑あり(爆)? クイックブライトでレザーシート丸洗いっ!

2016-05-10 11:19:06 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

さて、先日のARさん、ご来訪の折に、プジョー406クーペのフルレザーインテリアをクイックブライト(以下、QB)を、チョー忙しい中、周囲に呆れられつつ「洗い上げた」わけですが、その余韻さめやらぬうちに、というわけで(ばか)、入手からはたしか1度しか行っていなかった、ボクスターのインテリア丸洗いに挑みましたのでご報告。

アンタ、忙しい忙しい、いってたぢゃん、とのツッコミはオッケイでございます(爆)。

ニンゲン、忙しいときほど息抜きが肝心。ほんの数十分の空き時間を利用して(サボりといいます)、非常に簡潔にまとめられたこの空間に身を置くのは、最上のキブン転換というものでございます!

画像は、こんかいお世話になった相棒。

QBはもう10年ほど前に、お掃除のプロからプレゼントされた2.5クオート入り(2.37リットル)!10年使ってようやく5分の1減りました(爆)。

QBの横っちょに見えるのが、個人的秘密兵器「アクリルたわし」でございます。

QBを使った、インテリア洗いの元祖は、もちろん廃刊になって久しい「くるまにあ」終末期に寄稿しておられた、福野礼一郎センセの原稿ですが、QB洗いはよいとして、なにを使って洗い上げるか、という点ではこれといった絶対アイテムは語られずにおりました。

手元の「くるまにあ」2003年12月号「くるまにいいこと無駄なこと」の記事によれば、布切れやスコッチブライトと呼ぶ、食器洗い用のスポンジなどが推奨されているのですが、個人的に試行錯誤の結果、アクリルたわしが最高です(きつぱり)。

レザー、といってもうちのボクスターの場合には、手に触れる部分以外はおそらくビニールレザーなので、それほど神経質にならなくても、とは思うのですが、経年変化というのでしょうか、ほぼ100%屋根あきの状態で使っているこの個体では、汚れも当然ひどいもんです。

ダッシュボードやシート表面、ドア内張りなどには、きっちりとテカリも出てきているし、ステアリングやシフトノブにもハッキリとアブラがこびりついて、これまた醜くテカリはじめています。

水拭き程度のやつは、頻繁にやっていたのですが、入手からは5年、3万キロ超(私としてはヒジョーに少ないです)。まあフツーに汚れてる感じです。

もちろん放っておいても支障ないのですが、そこはそれ(にやり)。

クリーニング後の画像ですけれど、マットな感じが戻っているのがお分かりでしょうか?あっ、ビフォアの画像がないし、わかりゃあしないって(汗)?

コツはただひとつ!焦らないこと。

シートのサイドサポート、特にドライバー側は傷みやすい部分ですから、まあ10回程度に分けてマットな質感が戻ればよし、程度に考えて、やさしくQBを擦り込んで、ナデナデするイメージでよいと思います。

擦りますと、たとえアクリルたわし使用でもダメージになってしまう可能性大あり。

古いレザーなんか特にそう。

なんどとなくQB洗いとすすぎを繰り返しているうちに、バケツの水が信じられないくらい濁ってきて、汚れの凄まじさにたまげるのですが、まあ5年も放っておいたらこんなものでしょうなあ~(とほひめ)。

今回はさらに中古車屋さんに教えていただいた、ペダル周辺も歯ブラシを使って磨き上げたり、幌も軽くナデナデしておきました。

それにしても、987ボクスターの内外装の耐久性は、十分に思えます。

もちろん、ポルシェの車としては本当に安く売られた関係で、コストダウンの跡も散見されるわけですが、質感もけして忘れられてはいない。安っぽさでは世界有数と言われるポルシェのインテリアとしてもギリギリオッケイと思えるあたりはさすが第2世代の熟練というものです。

じつは997ポルシェのインテリアとの共有パーツも非常に多く、基本の造形もほぼ一緒ですから、1000万円超の車のインテリアをこの値段で楽しめるのだから、よしとしましょうや、といって納得することができます。

生産からは8年。これといった傷みは見られず、幌にこびりついていた、汚れもほぼ消えてしまったので、サボりながらの作業にしてはかなりな成果と言えるでしょう。

ここまで小刻みにやって、おおよそ3日(爆)。

そう、この小刻みにサボりながら仕上げる、ってのがまたいいんすよ(あほ)。

QB洗いでは、使ったアクリルたわしや、拭きあげに使ったタオル類などなどまでが、すすぐだけでものすごくきれいになってしまいます。自分の手も洗剤まみれだったはずなのに、一切荒れたりせずに全くフシギ。

天然成分だけで構成されているおかげでしょうか?

ちなみに、このQB洗いは、ホイールなどにも極めて有効です。キョーレツな洗浄力、というのではなく、優しく洗い上げる、というイメージなのがキモっす。

おまけはこちら。20年前にAさんから、アメリカ土産にいただいた、COACHのキーポーチ!

当時のポルシェ乗りのお約束っす。

こいつもお約束通りQB洗いをして差し上げたのはいうまでもありません(ほとんどビョーキだし)。