嗚呼、オーベルジュへの道

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履き道楽2019 あらたにフライニット を買い増しておく

2019-11-06 19:53:05 | 履き道楽

フライニット はご存知、ナイキの®︎。ランニングシューズを中心に、バスケットシューズにも落とし込んで、靴そのもののパフォーマンスを上げる、という離れ業をやってのけているナイキの誇るスーパーウエポンでございます。職人さんが履いている地下足袋のハイテク版だと考えると近いか。

スニーカーの性能は、ソールはもとより、アッパーの性格にも左右されるのは明白ですが、プリミティブな靴紐の張りと紐そのものの伸縮で制約されるアナログな世界だったところへ、シミュレーションで足周辺の動きをさまざまに計算しつくしておいて、飛躍的に性能を上げてあるニットの伸縮性を落とし込むことで性能を限界まで高めたのがフライニット だと思います。

ニットなので季節に応じて通気性を持たせたものと、気密を優先して防水と防寒性能を持たせたものと2タイプリリースされているのがまたニクイw。

こんかい私がハマっておりますのは、フライニット ルナレピック と呼ばれるマラソン専用シューズ。ソールとアッパーにそれぞれハイテクの最先端を落とし込んであるという靴の最先端といえるわかりやすいモデルです。ルナレピック はそ靴底につけられた愛称でございます。

1日に15km程度を歩いてしまう私でございますから、大事に温存していたつもりのフライニット ルナレピック もほんの1年でこの通りです。画像は冬季専用のシールドタイプのものですがほんの5ヶ月程度の使用で、こんな感じでございます。濡れた路面では危険なレベル。

履き心地にはまだ影響は出ていませんけれど、そろそろ温存モードにするか、という状態。

夏バージョンのほうはまだこの程度ですが、このルナレピック の寿命は概ね700km程度が良いところだと思われます。性能のピークは、という意味でございますから靴の寿命ということでわありませんが、クッション命、つまり路面からの反発を味わってナンボのこのモデルではそんなところ。

減りかたが目に見えてわかりやすいのですが、実はゴムの硬化の方がサイン。

Gyakusouは、このフライニット ルナレピック のバリエーションですけれど、色使いが特にオサレ。目立ちすぎず、アスファルトとの相性も考えられた、さすが、と思わせるデザインを誇ります。実勢価格は普通のルナレピック の倍近いのですがその価値はあるか。

今回仕入れましたのは一番手前のブルーのバージョンです。フライニット はこれで4足目ですけれど、うまくローテーションができている感じ。ミゴトにフライニット にハマった感がございますが、はっきり言ってこれ名作。ルックスもイマイチですし、合わせる服装も思い浮かばない、デザイン的にはアレなモデルですけれど

歩くことや靴そのもののパフォーマンスに興味がある方にははオススメです。絶版となった現在ではまさに空前絶後。実勢価格はコンバースに毛の生えた程度ですから、ぜひ。

明日も歩くど〜(たまには走ってみれば)。