これね。B子さん近影(爆)。ご存知、グランツーリスモでのお話で恐縮でございます。
お恥ずかしいんですけど、いやはや、ここまでハマるとは、自分でもびっくりです。クルマ好きにこそ響く、ゲームと呼ぶよりはシミュレーターといって良いでしょう。グラツリでは、ガレージに収納されているクルマはこのようにボディ色やエアロ、ホイール、デカールなどなども自由自在にいぢれる。
周回を重ねるうちにタイアの摩耗もちゃんと起きてきて、各サーキットにあるピットで常にミシュランのスポーツ、レーシング、インターミディエイト、レインのそれぞれソフト、ミディアム、ハードが無料で何度でも履き替え可能です(のけぞる)。
私なんか、ニュルの周回は毎回、ニュータイヤですもん(爆)。最近はグランプリコースを含む、深夜のニュルにハマっております。夜景とか本当にキレイなんですよ〜。コース上の様子もかえってよくわかる。
内部の改造方面も許容範囲こそあれ、自由自在。後付けパーツなどという低次元のものは一切排除されており、パワーと軽量化のみグラフで選択できるように扱われています。ノウハウやプロセスはともかく、結果全て、と。なるほど。
各ギヤレシオはもちろん、ファイナルもいじれます。最初はどう楽しんだものか、といってコンテンツのあまりの豊富さに途方に暮れておりましたけれど、いくらなんでもニュルばかりぢゃ飽きがくる、ってもんです。
それこそ世界中に点在するサーキットを巡って、旅行キブン満喫w。サーキット攻略教室もディスクには含まれていますから、それこそ区間内の各コーナーごとのブレーキングポイントやクリッピングポイント、コツなどが1分程度の動画で紹介されていて、直後にご教示いただいたワザを駆使して、区間タイムを測ります。
苦労して金銀銅どれかのポイントをゲットする頃には、区間ごとにコーナーやそのクルマのクセがつかめてしまっているという寸法。で、最後に一周するころにはもうホームコースか、というくらいに馴染みが出てきて、気がつけば速くなってた、となるわけですね。
これがざっと30コース近く収録されているんですから、時間がいくらあっても足りませんw。サーキットでの教習は、グラツリ内だけでなく現実にコースを覚えるためにプロのレーサーがマジに使っているというから驚きます。それくらいの精度です。
クルマをひたすら眺めるモードや、世界中のさまざまな風景の中にお気に入りのモデルを自由に配置。ののち念入りに露出を補正して撮影したあと、保管するモードまであったり、自分の走りが走行直後に再現される、リプレイモードには伴走車やドローンを使った画角のものが組み合わされていたりしてたまげる。
ちょっと他にない感じ。もうね、あらゆるカテゴリーのクルマ好きに響くように構成されているのです。
スティーブマックイーンの映画LE MANS をご覧になった方もいらっしゃるでしょうけれど、作品中に登場する917Kとフェラーリ330Pの壮絶なバトルを劇場で観てコーフンのあまり眠れなくなったキヲクありませんかw?
ううむ、オレもいつかはレーシングカーを運転してみてえ、と。これこそが、当時の叶わぬ夢(爆)。1970年くらいのことだったでしょうか。クルマに夢を持てた時代です。それが今、このように姿を変えてものすごい完成度でリリースされているのです。
デパートの屋上にあったゲームコーナーでよく触ってたレーシングゲーの完成形が提供されている印象。この分野はまだまだ進化するでしょうけれど、とりあえずこの世界に出会えたのはラッキーだったと思います。
クルマ好きにもいろいろいて、読む派、眺める派、磨く派、暴走派、高額散財派w、サーキット専属派などなど、いろいろというかその人物ごとに流儀があって、いちいちカテゴライズされるものでもございません。
また、それぞれがちんまりまとまってしまっていて、自分だけの世界にこもりがちなのもこの世界。まさに私のことですけれど、このグラツリを手にしてからは世界が随分と広がりますた。
これまで、やはりクルマといえば現実味を帯びるものでなければなりませんでした。そう、公道をきちんとガマンなく走れて、速度が上がらなくともそれなりに楽しめるもの、というような現実をみて、妥協点ばかりを探すのが私のクルマ選びというか、楽しみなのですた。
公道を、道路交通法に縛られながら、周辺にこれでもかとあふれているドラレコの視線を意識して運転しないと、あっという間に通報ののち検挙される世の中ですw。そういう中で地味な楽しみを見出してゆくしかないのが現代の運転というやつ。いや、別に文句いってるわけではないですw。
そもそも実弾が常に足りないんだから、ガマンする以外しゃーない(爆)。そりゃそうだw。
ですから、グラツリ買った当初も、自分には現実味を帯びないレーシングカーを転がすよりも、比較的、身近な市販車をサーキットに持ち込んでは、ああこんな感じなのか、といって毎週、毎周w、死亡事故を起こしておりましたw。
ところが、だんだん慣れてきて、コースも覚えた頃にレーシングカーで一回りするとこれがカイカン。サーキットでこそ生きるのがレーシングカーなのだ、という当たり前の事実に気がつく訳。順番が完全に逆ですね、こりゃw。
市販の911GT3が乗用車に思えちゃうw。このグラツリのタイトルはグランツーリスモ スポーツというのですが、こういうことだったか、と(おせーわ)。ちなみに私のように、市販車で練習しまくって、何度も帰らぬ人となってからレーシングカーに乗り始めた場合には、
運転がデリケートですから、最初からレーシングカーありきでやってた場合よりも上手くなっているはずw。レーシングカーに対する憧れは今もさほどありませんけれど、どういう乗り物なのかは感じることができました。テクノロジーとクリエイターさんの情熱の賜物。
Gが発生しない、疑似体験に過ぎない仮想現実とはいえ、このグラツリは現実とは真逆の世界観に基づいています。現実をみてガマンするんぢゃなくて、コチラがわではどんな夢でもほぼ叶うw。
スイッチ入れた途端に、現実にほぼ不可能な、現存するサーキットでアレコレ、取っ替え引っ替え乗り換えて、というのが仮想現実とはいえ、体験できるのです。
しかも没入感これでもか。この辺りを特に念入りに熟成させているのがこのシリーズだと思われます。
クリエイターの山内さんはゲーム作りの傍、もっぱらのレーサーで、ニュル24時間にも毎年、GTRの GT3で参戦。クラス優勝も成し遂げているというから、現実味を帯びるのはむべなるかな、です。どうりで、ニュルブルックリンクだけ作り込みがダントツに違うと思った。
他もすごいけどねw。
たしか1994年か95年あたりのリリースで、そこからずっと進化を続けてきているので、深みすら感じる仕上がり。いまだにオンラインでアップデートが送られてきますもん。音や振動の表現は合成なので限界があるし、周辺機器にももっと予算を割かないと追求するのはちょっと無理ですが、
グラフィックだけはダントツにすごくて、これにはのけぞります。
あまりにも鮮やかすぎて、逆に不自然さを感じることもあるほどですけれど、80年代や90年代のテレビゲームのアレしかご存知ない方は要チェックです。とにかく実写というかそれを遥かに超えるレベルで迫ってきます。これ、4Kとかの技術なんでしょうね。
最近のお気に入りは
こんなのでタイムを出しにいったり(出ないけどさw)、
こんなので、路面の研究に出かけたまま、帰らぬ人となったりw。
こんなので、ニュル6分とかね。現実には有り得ない世界へと足を踏み入れてしまいますた。すばらしい現実逃避というものです。
へへ、アンタ、そこまでいったらそろそろご卒業も近いね、と思われたそこのアナタ。まだまだ〜!このグラツリ、本当に深いです。現在の課題は、シート(爆)。イス自体が回転しちゃうので、こりゃあり得ないわ、ということになっておりますけれど、ねえ〜w。
ちなみに三重、とこわか国体の正式種目となっていたこのグラツリスポーツですが、コロ助騒動で見事、大会ごと中止になりました。残念。