黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

今年のテキストは、斉藤孝著「教育力」なり。

2007-04-11 16:47:56 | Weblog
4月下旬に、おうみ塾の若手教員の合宿研修があります。先輩の体験談やら、まぁ苦労話、模擬授業のようなものなどなど。テキストを決めて、意見発表や討論会もします。前回は話題の本「希望格差社会」で、分厚くてハードでした。内容も重かった。名著でしたよ。今年度のテキストは斉藤孝著「教育力」です。岩波新書だから、軽く読めるはず…でしたが、なかなか充実した本で、まだ読み切っていません。社長としては、何か気の利いた偉ッそうなコメントを発することが必要で、それが「真っ向、正統派」の真面目な本なので、なかなか進みません。
斉藤さんは、「ゆとり教育問題」の荒波の中で稼ぎまくってますよ。「日本語で遊ぼう」もヒットしているし。斉藤時代ですね。あと藤原正彦。「脱・ゆとり教育」の追い風を受けていますよね。私も「脱・ゆとり派」なんだけど、何もトクしてないぞ。ま、私の場合には「言うよりも、教室で実行」ですけどね。
おうみ塾ではオリジナル教材が多い。で、その「内容の充実。標準化」と、その反対の「特殊化。個性化」の谷間で悩んでおります。教材の完成度が高くなっても、ありきたりの平凡なものになってはいけませんから、そこが難しい。
各教科の先生たちに頑張ってもらいたいところです。偶々膳所の本社にいた理科の教科主任=前川先生と「理科の教材も、もっと工夫しよう」と話したことです。
おうみ塾の理科の教材やカリキュラムはユニークで、力点がはっきりしていると思うのですけれども、それでもまだまだ工夫できるところは残っているはず。
さて今日の授業は中3理科で「天気の変化」。ハイレベルな「フェーン現象」まで突き進むつこりですが、さて行けるかな。
写真は福井駅近くの像で、戦国武将・柴田勝家。鬼柴田と呼ばれたのだとか。おおこわ。


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