まず冬の読書レポートから。適当な雑食性読書をする私は、まず「38億年 生物進化の旅」池田清彦著 を読了。昔、高校や大学で習った生物史とは随分違っているので面白かった。突然変異から自然淘汰、適応で…という定説に対して、著者は「変異が先におこって、それぞれが自分に都合の良い環境を選んだのだろう」という説を打ち出しています。「人類が誕生したのは250~200万年前」と単純に言うことが多いけれども、専門家によればウンヌン、ガヤガヤで、そんなにキッパリと「この時に人類誕生!」とも言えないらしい。アフリカに住んでいた人類がアジアに進出したのは8万年前だそうですよ。つまり、ヒトは進化の歴史のほとんどをアフリカで過ごしたということだそうです。アフリカから日本列島まで。遠かっただろうに、よく歩いてきたものだなあ。
次は「新平等社会 希望格差を超えて」山田昌弘著。同じ著者の「希望格差社会」が先日の社員研修の課題図書でした。この人の分析は冷酷なまでに鋭いからハラハラしつつ。
今朝、膳所高校のそばの書店で見かけた「新島八重の維新」安藤優一郎著 も並行して読んでいます。NHK「八重の桜」を見るために、歴史の勉強です。新島八重女史は銃の名手で「自立した強い女」だった。うちの塾には八重さんクラスの強い女性社員が大勢おられまして…。
今日は本社でパソコンを利用する指導システムの実演&説明会。便利な機械だけれども、さて長期間にわたって使いこなせるかどうか。こういうタイプの教材は「あっ。便利そう♪」と飛びつくと後で困ることもある。集まった先生たちは、実演を見て、自分でも操作してみて、じっくりと検討していました。
写真は、その操作のようすなど。そして北野天満宮の学業成就の御札をかかげる前川先生。生徒諸君、前川先生と菅原道真公が応援しているぞ。県内私立高校の入試へ、進め進め!


