明治安田生命が「今年生まれた赤ちゃんの名前ランキング」を発表。うつり行く世の中、変遷する名前…か…ふう。
【男子の部】1,大翔(ひろと)、2,蓮(れん)、3,悠真(ゆうま)、4,陽翔(はると)、5,朝暘(あさひ)。
【女子の部】1,葵(あおい)、2、さくら、3,陽菜(ひな)、4,凛(りん)、5,結菜(ゆいな)、咲良(さくら)、莉子(りこ)。
これ、「難しい名前ランキング」じゃなくて「多い名前ランキング」なのです。
「朝暘」は漢語で、たしかに意味は朝日だけど、読みはチョウヨウしかないのじゃなかろうか。
「さくら」は「フーテンの寅さん」の妹・倍賞千恵子ですね。「咲良」はHKT48の宮脇咲良でしょう。AKB選抜総選挙に続いて名前ランキングでも上位へ。さすがです。良をラと読むのは南日本の特徴だろうか。宮脇咲良も鹿児島県出身です。
学習塾で仕事をしていると、生徒たちの名前を正確に読むという任務がありますが、これが大変。バブル期にはものすごいことになって、四苦八苦でしたね。私、漢字検定の準1級にバッタリ落ちたというレベルですけど(残念ナリ)、「うっ。この字は…何だ…」というケースも。
私が頑固に主張する「名前をつける場合の基準」を書きますよ。今からでも参考にしてください。生徒諸君も、いずれ所帯持ちになるのだから、その日のために覚えておくように。1,普通に読める&書ける漢字で。
相手の漢字のレベルを問うような難問突きつけタイプは厳しい。日常生活では使ったことがないハイレベル漢字を用いられると…勉強が必要ですね。
2,普通の読み方であること。
「国語の漢字テストで書いたら、その答えは×ですよ」というのがあります。
「たぶん親が名前をつけるときに間違えたのだな」と思ってしまうことがありますよ。
3,男子か女子か識別できること。
小学生の授業で、男子と女子を間違えたことが何回もあります。失礼しました。が、服装髪型といい、立ち居振る舞いといい…間違えてしまうことがあるのです。
最近は名簿も「男子が先、女子が後」じゃないから、さらに難しいことがおこります。私も気をつけますけど…失敗してしまう。で、あわてます。
4,電話で伝えられること。
「どんな字ですか?」で、私の場合には「清水寺のキヨ、人間のヒトです」で清人と書いてもらえます。「清らかな人です!」でも大丈夫。名は体を表すのです。電話で「右上から左ななめ下に短い線を書いて、その下に点を2つ書いて、それから縦に長い線を書いて…」などと言われて、そのとおりに書いていくと…???…ということがありますです。
5,政治家や芸能人の名前をコピーしないこと。
ずっと前に田中角栄が大人気だった時、角栄という名前が増えた。その後、田中角栄がロッキード事件で逮捕されてしまい、家庭裁判所に「名前を変えたい」という申請が相次いだことがあります。政治家や芸能人は、今はいいけど、その子が育っていく間に何が起こるかわかりません。祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
6,読み方をアルファベットで書いて、外国語で変な意味がないか確かめておく。
「この名前は英語では困った意味の単語だよ」とか「イスラム圏には入国審査で警戒されるかも」などなど。
ノーベル賞を受賞した江崎玲於奈さんは「外国人には女だと思われるので(メスのライオン)、英語表記はレオン(オスのライオン)にしています」と語っていました。
7,いずれ大人になることを想定しておく。
可愛い子供もいずれ大人になるし、おじいさんやおばあさんになります。幼児専用の名前では、年寄りになったときに照れてしまうかもしれない。ま、昔は「幼児期には牛若丸で、大人になったら義経」と、途中で変えていったけど。
8,適度な画数であること。
極端に画数が多い字を使うと、生活上不便。小学生がサインペンで書くと黒い団子状になってしまう。「まだ名前を書いているの?」と、テストでも不利かもしれない。
以上、ぶつくさと。
さて、おうみ進学プラザは「勉強の秋キャンペーン」のフィナーレ。
「チャレンジ・ザ・俳句」の優秀賞を選んで、表彰へ。
「公立中学校&公立高校進学テスト」は、先生たちが猛然と採点しています。
そして「中3・冬の勉強合宿」も接近。琵琶湖の北で初雪を見られるかも。白い息を吐きながら、走れ、滋賀の子どもたち。
写真は火曜日の会議。深く思案する真壁先生、お茶を飲んで気分転換をする前川先生。
印刷室で冬期講習会のPR資料を作成する荊木先生。「僕は印刷機に嫌われているのかも」と苦戦。かなり焦っています。
新しいスタジャンを着た佐藤先生。
事務センターの星本さんは印刷機との相性がいいそうです。年末が迫って、各種の事務作業も山盛り。
ラストはクリスマスの飾りに登場した滋賀県のマスコット・キャッフィー。みんな、頑張れー♪