私、このGWは韓国の歴史教科書を読んでいて、現在は「国定韓国中学校国史教科書」へと進んでいます。「仮に韓国の学校で歴史を教えられたとしたら」という自分実験。で、小学校で「日本は文化を伝えてやったのに…ひどい国だ」という設定で次の中学生段階へ進みました。
中学校の教科書の方が客観的な記述になっています。政治制度や経済、文化分野についても詳しい。日本の教科書よりも詳細だけど、授業時間が多いのかなあ。
豊臣秀吉が登場。「戦況が朝鮮側に有利に展開していたとき、明の軍隊も合流して反撃を加えた」という記述に気合を感じます。「倭軍は戦意をなくし、逃亡しはじめた」なども威勢がよい。日本では、戦況が混迷していたときに秀吉が死んで、これ幸いと軍勢を引き上げた、と習いますけど。
歴史ドラマ「チャングムの誓い」や「イ・サン」を思い出させる部分もあります。
さて、後半にさしかかって明治日本が登場して「江華島条約と開化運動」へ。このあたりからは日本に厳しくなるのじゃないか、と覚悟しつつ読みましょう。
ところで、この教科書をハングルで読んで、韓国の青少年はすんなり理解できるのだろうか。いわば「小学校と中学校の歴史の教科書が、全文ひらがなで書かれている」という状況だから、単語がわかりにくいだろうに。「高麗初期以来支配勢力として登場した門閥貴族は、武臣政変をきっかけにしてほとんど没落し…」がひらがなだったら難しいですけど、大丈夫なのか。
漢字の使用を復活させる動きもあります。韓国紙・朝鮮日報から引用。
「教育部は2018年から小学校の教科書に漢字を併記する方針であることを明らかにした。小学校の教科書に漢字を併記する社会的要求が増しており、漢字併記は児童生徒の語彙力向上に役立つとの立場だ」しかし、反対意見も強力。
GWの休暇中に大型の一斉テスト「プラザ・カップ」の理科を作成していますけど、うむ、理科の重要語句の書き取りテストを入れよう。
出題予告!「理科でも社会科でも、重要な語句は漢字で覚えていこう。テストに出題しますよ」
写真は初夏の景色。
歴史を熱く語る藤野先生の授業。ダイナミックです。
そして個別指導WithUの新プログラムを準備する中井先生、青葉キャンペーンのPRポスターと八木先生(河合塾マナビス長浜駅前校)、県立中学受験クラス「県中エクスプレス」の筈井先生。青葉の中を走る。